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Kurage 論文トラッカー|東海・関東の大学の研究 × 国会の議論

生成AIと行政DXの研究と、国会の議論

生成AI(ChatGPTなどの大規模言語モデル)と、行政・自治体のデジタル化について、東海三県(愛知・岐阜・三重)と関東の大学の研究者が何を研究しているかと、国会で何が議論されているかを、1ページで並べました。

390科研費の研究
173論文
45大学
524国会の質疑・答弁
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Kurage 論文トラッカー › 生成AIと行政DX

国会では 国会トラッカーの記録から(最新3件ずつ)

AIエージェントの安全と行政での利用 国会での発言 49件

  • 答弁2026年7月10日 衆議院 内閣委員会 若山慎司
    …確保するため、行政事務におけるAI利活用時の留意点の整理を行うということを進めてまいりたいと考えております。 また、AIエージェントのお話でございますが、体制構築に関する御指摘については、本日決定をいたしましたAI基本… 会議録
  • 質問2026年7月10日 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 岩本麻奈
    …に必要なのか、デジタル基盤とかAIネットワークでは実現できない理由は何かというのをちょっと考えております。最近は、やはりAIエージェントが研究者同士を結び、GPUや研究クラウドが全国の大学をつないでいる時代です。この横… 会議録
  • 答弁2026年7月8日 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 小野田紀美
    …ては、六月十九日から二十三日まで実施して、国民の皆様から約九千件の御意見をいただいたところです。 主な意見としては、AIエージェントについて、リスクの抑制と円滑な実装の両立に向けた技術的、制度的な整備が重要であることや… 会議録

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AI法とAIの安全性 国会での発言 301件

  • 答弁2026年7月15日 衆議院 経済産業委員会 恒藤晃
    …とが期待される一方で、様々なリスクも存在するということは認識してございます。 これに対応するため、昨年五月に成立したAI法におきましては、イノベーションの促進とリスク対応の両立を理念として掲げまして、イノベーションを阻… 会議録
  • 質問2026年7月15日 参議院 憲法審査会 原田秀一
    …不当にゆがめ、民主主義を前提から掘り崩しかねないものであって、これらへの対策は急務です。 欧州のデジタルサービス法、AI規制、偽情報に関する行動規範などの知見も踏まえ、情報の内容の当否への国家の介入をなるべく避け、事業… 会議録
  • 答弁2026年7月10日 衆議院 内閣委員会 恒藤晃
    AI法に基づきます人工知能基本計画、いわゆるAI基本計画につきましては、昨今の状況の変化を踏まえまして、改定に向けた検討を進めてきたところでございますが、本日の朝、総理大臣を本部長といたしますAI戦略本部が開催されまして… 会議録

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デジタル民主主義とブロードリスニング 国会での発言 28件

  • 質問2026年7月8日 参議院 デジタル社会の形成及び人工知能の活用等に関する特別委員会 郡山りょう
    ありがとうございます。 やはりデジタル民主主義等をしっかりと今後動かしていくに当たっては、こういった生成AIによる主導を、引っ張っていくような、こういったところをどうスクリーニングして、声の大きいではなくて、それは多分コ… 会議録
  • 答弁2026年6月22日 衆議院 予算委員会 高市早苗
    …会館の事務所にも奈良の事務所にも確認をした上で、Xに投稿して注意喚起をしました。 うちの秘書の認識ですけれども、何かブロードリスニングという国民の声を集める企画がある、そのアプリの中でのインセンティブということでポイン… 会議録
  • 参考人2026年4月15日 参議院 資源エネルギー・持続可能社会に関する調査会 山下紀明
    …はどういうふうに地域に役立つのか、そういうことを議論する必要がございます。そのときに役立つのが、次に書いている地域主導で市民参加型の仕組み、そしてそれを支援する中間支援団体をつくっていくことです。再生可能エネルギー、ど… 会議録

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AIと子どもの安全(対話型AI・生成AIと未成年) 国会での発言 146件

  • 質問2026年7月27日 衆議院 予算委員会 豊田真由子
    …設けるといった法的、社会的規制を事業者に更に求めるべきだという動きが高まっております。また、リスクの高い内容については、AIなどによる検知、削除、警察への通報を求めるなど、より一層の実効性ある強力な措置を講ずるべきでは… 会議録
  • 答弁2026年7月15日 衆議院 内閣委員会 山田好孝
    …被害が過去十年で最多の百六十七人となるなど、性被害の低年齢化の傾向が見られるところでございます。 また、児童の画像を生成AIなどにより性的に加工し悪用した、いわゆる性的ディープフェイク被害といった新たな類型の性被害も見… 会議録
  • 質問2026年7月13日 参議院 本会議 金子道仁
    …考えますが、総務大臣のお考えを伺います。 今回の政策評価のための実証的共同研究で、少年院の入院者のアンケートや日記を生成AIで分析し、再犯要因の関連性や在院中の心情変化を可視化して政策効果を検討するという先駆的な取組が… 会議録

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東海・関東の研究者の科研費の研究 390件・東海を先に新しい順

科学研究費助成事業(科研費)で採択された研究課題のうち、東海三県の大学の研究者が代表・分担しているものです。名前を押すと、研究者ごとのページを開きます。

合成金属錯体に適合する人工蛋白質設計に基づく次世代型人工酵素の創製

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
金 淑瑛(名古屋大学・研究代表者)

近年、人工酵素は選択的反応場として注目されているが、天然補因子に最適化された蛋白質環境により、既存の生物工学的手法では活性中心錯体を異なる骨格へ展開するには制限がある。一方、錯体化学では優れた機能を持つ合成錯体が数多く報告されているが、それらを蛋白質反応場へ展開する手法は確立されていない。そこで本研究では、合成錯体に適合する人工蛋白質を設…

生成AI特許調査の再現性評価と研究支援実務における意思決定への影響検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
浜田 修子(藤田医科大学・研究代表者)

本研究は、生成AIを用いた特許調査の再現性を、大学の研究支援実務における意思決定の信頼性という観点から評価し、その水準が企業候補の選定や産学連携成果に与える影響を明らかにすることを目的とする。従来型の人手調査を基準として、生成AI調査を同一条件・異条件下で反復し、①同条件安定性、②条件差頑健性、③判断主体間一致度の三層から検証する。さらに…

未十分学習ドメインへの言語モデル軽量適応に向けた学習時更新資源配分制御の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
木村 優介(名古屋大学・研究代表者)

医療や法務などの専門分野では,学習データが限られるため,大規模言語モデルが十分な性能を示さない場合があります.本研究では,モデル全体を再学習したり,回答時の計算を増やしたりせず,学習時に重要な語やモデル内部の層を重点的に調整する方法を開発します.従来手法との比較を通じて,少ない計算資源で専門分野に適応できる条件と,より大きな変更が必要な条…

マルチモーダル看護行動認識を根拠とした信頼可能な看護記録支援方法論の構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
山下 佳子(名古屋大学・研究代表者)

本研究は、画像、腕時計型センサ、Bluetooth Low Energy(BLE)位置情報から実臨床の看護行動を認識し、その結果を行動の種類、時刻、場所、信頼度、前後関係を含む看護業務の流れ(看護ワークフロー)へ変換する。これを根拠として看護記録下書きを生成し、行動認識の信頼度、施設内手順(プロトコル)、生成結果の検証により出力を制御する…

高齢者の詐欺被害を防ぐ:推理小説×心理学×AI×脳科学による防犯教育の最適化

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
野内 類(人間環境大学・研究代表者)

近年、高齢者を狙った特殊詐欺は深刻な社会問題となっており、被害を低減する新たな防犯教育法の開発が求められている。本研究では、推理小説の読解と脳計測を組み合わせ、高齢者の詐欺被害を防ぐ個別最適化型の防犯教育モデルを開発・実証する。まず、生成AIを用いて防犯力を高める推理小説教材を作成し、内容妥当性・安全性・受容性を確認する。次に、高齢者を対…

生成AIによる自動採点を搭載したコンピュータ適応型コロケーションテストの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
濱田 彰(神戸市外国語大学)、小林 雄一郎(日本大学)、磯 達夫(東京電機大学)、小島 ますみ(名古屋大学・研究分担者)

本研究は,単語単位が中心であった英語学習者の語彙習熟度評価を,連語(コロケーション)単位へ拡張するコンピュータ適応型テストを開発する。学術英語で頻出するコロケーションを対象に,問題の識別力・困難度を推定した項目バンクを構築し,生成AIを用いた自動採点を組み込むことで,正確かつ短時間で語彙習熟度を評価できるテストシステムを実現する。

生成AIを活用した環境調和型分子標的防汚剤の革新的創製への挑戦

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜
中西 剛(岐阜薬科大学・研究代表者)、野方 靖行(一般財団法人電力中央研究所)、遠藤 智史(岐阜大学・研究分担者)、松丸 大輔(岐阜薬科大学・研究分担者)

本研究では、汚損生物による船舶・港湾施設や発電所取水・冷却水系等の機能低下と、従来型防汚剤による環境負荷という課題を解決するため、分子標的に基づく環境調和型防汚剤の創製基盤を構築する。イガイ類・フジツボ類の付着・変態に関与する分子標的を同定し、非対象生物との構造・応答性の違いを解析する。さらに、生成AIを活用した構造予測、候補化合物設計、…

素粒子分野のデータ解析技術を用いた日本語テキストの新たな分析手法の開発と高度化

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2031年3月31日
田窪 洋介(新居浜工業高等専門学校)、小森 早江子(中部大学・研究分担者)、江原 遥(東京学芸大学)、杉浦 正利(名古屋大学・研究分担者)

計量言語学では、テキストの性質を数理的に理解する研究が行われてきた。しかし、数学や統計学を積極的に活用した高度な数理解析は、まだ限定的である。また、近年急速に発展する大規模言語モデル(LLM)においても、特定のテーマで長文を生成した際の統計的特徴や、会話文の再現性は、今後さらに解明すべき課題である。一方、素粒子分野では、大規模な実験データ…

主観的語彙における認識と表出の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
川原 功司(名古屋外国語大学・研究代表者)

本研究は,感覚や感情といった主観的で共有不可能な経験を表す語彙(オノマトペ等)に着目し,記号接地問題と人間の意識の問題に迫る。同一言語共同体内で主観的語彙の意味がどのように「共有された」と認識されるのか,その共通基盤を解明する。定型発達者・自閉スペクトラム症(ASD)者・大規模言語モデルの三者を比較し,fMRIによる脳活動計測と理論的記述…

社会人教育における理論と生成AIを融合した二層的DX人材育成モデルの開発と効果検証

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2027年3月31日
池田 真樹(三重大学・研究代表者)

近年、多様な組織においてDX推進は進展しているが、その担い手となる人材育成は一部の熱意ある職員や特定部門に限定され、組織全体への浸透や組織課題としての意識が不十分であることが多い。 本研究ではまず、デザイン思考等の理論に基づく社会人教育の先行研究、国内外の社会人教育やDX人材育成に関する事例に加え、生成AIを活用した教育について調査する。…

生成AIを活用した個別最適化学習支援の実証的研究と教育効果の検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
菅原 良(東北大学)、奥原 俊(三重大学・研究分担者)、佐藤 喜一(九州大学)、高木 正則(電気通信大学)

IDと学習特性が合致しないときに高い学習効果が得られない問題を解決することを目的として,人工知能(AI)によって学習者の学習データを機械学習させ,取得したデータから学習者の学習特性を推定し,学習特性に基づいてAIが学習介入することによって,学習者の学習特性に左右されることなく高い学習効果を得ることができるか,という問題を解決するために,A…

対話型AI支援作成によるprompt matrix分析と苦手項目抽出による英語教育改革への挑戦

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
小林 英治(仙台高等専門学校)、金子 淳(三重大学・研究分担者)、樫村 真由(東京工業高等専門学校)、大塚 聖(仙台高等専門学校)

近年、社会のグローバル化が急速に進行し、言語の異なる人々と共生社会を築くために英 語学習の重要性が高まっている。本研究は長年、高い割合で英語学習に苦手意識を持つ日本社会で、生成AI活用型の英語学習が有用であることを実証するものである。 英語の授業をとおして、多文化共生社会となる日本を支える人材を育成すれば、必ずや現代の世界が抱える深刻な紛…

小学校算数における概念の習得・選択・活用を促進する生成AIシステムの実証研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
樋口 万太郎(中部大学・研究代表者)

本研究は、小学校算数において、生成AIを活用した学習支援システムを開発・検証するものである。児童がAIとの対話を通じて概念的知識を習得し、課題に応じて適切な知識を選択し、別の場面で活用できる力を育てるとともに、自己調整の向上を目指す。あわせて、学びの見通しを立て、振り返る力を高める機能も組み込む。1年次にシステムの試作と小規模な試行を行い…

AI時代、紙辞書の再定位と再評価:記号接地型辞書引き学習とAI統合モデルの国際研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
深谷 圭助(中部大学・研究代表者)、吉川 龍生(慶應義塾大学・研究分担者)、関山 健治(中部大学・研究分担者)、原田 信之(中部大学・研究分担者)

本研究は、生成AIの「即答文化」が招く〈意味の浅層化〉リスクに対し、記号接地・量子認知論を基盤に、辞書引き学習(Lexplore)とAI足場がけを統合した授業モデルの有効性を検証する。具体的には、 ①紙辞書の並置構造とAIの従属構造の観点を組み合わせ、不一致気づき・自己説明・所有感を喚起し、語彙保持・推論的読解・エンゲージメントの向上効果…

非対面福祉相談AIにおける実践知の実装:社会技術デザイン方法論の検討

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
大井 智香子(皇學館大学・研究代表者)、中野 一茂(皇學館大学・研究分担者)、榎本 悠孝(皇學館大学・研究分担者)、土谷 長子(皇學館大学・研究分担者)

本研究は、生成AIを非対面相談支援に活用するため、ソーシャルワーク専門職の実践知をAI運用の形式知へと変換する方法論を4年で構築するものである。 1年次に文献レビューと協働設計ワーキンググループの設置を通じて理論枠組みと運営基盤を整え、2年次にプロンプト設計原則と学習データ倫理基準を策定してプロトタイプAIを作成・検証する。3年次に評価結…

看護学教育におけるHL向上メカニズムの解明とAI教育モデルの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
中神 克之(名古屋葵大学)、森本 浩史(名古屋葵大学)、中神 友子(人間環境大学・研究分担者)

本研究は、SNS上の不確かな情報にさらされやすい大学生の健康リテラシー(HL)を育成する新たな教育モデルの構築を目指し、以下の2つを実施する。 【研究①】他学部生よりもHLが高い看護学生を対象に4年間の縦断調査を行う。HLの成長と看護学教育のコアカリキュラムを分析し、HL向上に寄与する能力を特定する。 【研究②】生成AIチャットボットを開…

形式手法と生成AIの協調でゲーム開発の生産性を高める生成・検証サイクルの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
横川 智教(岡山県立大学)、天嵜 聡介(南山大学・研究分担者)、阿萬 裕久(愛媛大学)

本研究では,ビデオゲーム開発の生産性向上のため,生成AIとモデル検査を連携したスクリプト生成・修正の閉サイクルを構築する.このサイクルでは,プロンプトで生成したスクリプトから状態遷移モデルを,プロンプトから仕様を検査式として生成する.モデル検査で仕様を満たせばレビューに移行し,満たさなければ反例を基にプロンプトを自動修正する. この達成の…

情報空間の秩序形成に向けたデジタル社会の再構築-AI時代の法秩序構想

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
林 秀弥(名古屋大学・研究代表者)、久木田 水生(名古屋大学・研究分担者)、高崎 晴夫(名古屋大学・研究分担者)、平山 賢太郎(筑波大学・研究分担者)

本研究は、生成AIの高度化により偽・誤情報やアド・フラウド等が深刻化するデジタル情報空間において、法学(経済法・情報法・憲法・メディア法)を中核に、科学哲学・情報倫理、情報の経済学、技術経営論の知見を統合し、AI時代の法秩序を構想する。EU・米国との比較法研究により情報発信主体の「真正性」・「信頼性」の制度化要件を特定し、発信者レジストリ…

コード生成AIによるHPCアプリケーション最適化のための自然言語指示文の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
星野 哲也(名古屋大学・研究代表者)

本研究は、コード生成AIによるHPCアプリケーションの性能最適化能力を向上させるため、自然言語指示文およびプロンプト設計手法の体系化を目的とする。現状のコード生成AIはパターン認識に依存しており、未知コードの並列化・最適化が困難である。本研究では、プログラマの論理的判断を自然言語指示文として付与し、タスクを細粒度に分割することでAIの能力…

モデルベース意思決定の割合による評価を用いたソフトウェア理解の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
森崎 修司(名古屋大学・研究代表者)

ソフトウェア開発時間の4割を占めると言われる既存ソフトウェアの理解は長年の課題である.長期間の保守,拡張で理解しづらくなり,理解しづらさがバグ混入の原因にもなりやすいためである.本研究では理解しづらい要求仕様書,設計書,テストといったソースコード以外のソフトウェア成果物を対象にモデルベース意思決定(熟慮型の意思決定)の割合が高い開発者が正…

治療標的制御機能と安全性を有する医薬候補化合物を生成する革新的AI創薬手法の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
山西 芳裕(名古屋大学・研究代表者)、吉成 浩一(静岡県立大学)、遠藤 智史(岐阜大学・研究分担者)、竹下 潤一(国立研究開発法人産業技術総合研究所)

医薬品開発では、疾患の治療標的タンパク質に作用し、薬効に繋がる化合物を得ることが必須である。候補となる化合物の数は膨大であり、それら全ての化合物を合成して化合物の効果を実験的に評価するのは不可能である。このような背景から、所望の性質を有する新規化合物の構造を生成する構造生成AIが注目されている。本研究では、治療標的タンパク質に対して作用し…

看護学研究における混合研究法教育支援基盤の開発―ICTと生成AIの活用

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
抱井 尚子(青山学院大学)、香曽我部 琢(宮城教育大学)、河村 洋子(産業医科大学)、眞壁 幸子(秋田大学)

本研究は、TPACKの枠組みに基づき、ICTを活用した混合研究法教育の新たなプラットフォーム構築を目指すものである。具体的には、既存の混合研究法eラーニングの包括的ユーザビリティ評価と改善、対話型生成AIによる教育支援機能の開発、量的・質的データ分析ツール活用教材の開発を行う。これらを有機的に統合することで、学修者が理論的理解にとどまらず…

構成論的音響空間モデリングによる野生鳥類観測AI基盤の構築

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2030年3月31日
中臺 一博(東京科学大学・研究代表者)、鈴木 麗璽(名古屋大学・研究分担者)、森本 元(公益財団法人山階鳥類研究所)、松林 志保(関西学院大学)

生物多様性の喪失に対応するには、野生動物の行動や個体群の精緻な観測が求められている。特に鳥類は環境変化に敏感に反応する指標種として重要であり、鳴声や行動を手がかりとした観測が有効である。しかし従来の音響観測技術は自由音場を前提とした物理モデルに依存し、多様で複雑な実環境に十分対応できず、観測・解析・行動実験も分断的に行われてきた。本研究は…

知識グラフの時系列変化の追跡と活用に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
高久 雅生(筑波大学・研究代表者)、叢 艶(名古屋大学・研究分担者)、江草 由佳(国立教育政策研究所)、田辺 浩介(国立研究開発法人物質・材料研究機構)

Linked Open Data を含む多様な知識グラフは近年広く構築・公開されているが、その構造や内容は時代とともに変化しており、従来の静的な提供ではその動態を十分に反映できない。本研究は、この変遷を実世界の知識状態を示す履歴として「知識アーカイブ」に体系的に記録・保存し、可視化・探索できる環境を構築することを目的とする。これにより、知…

長期プロジェクト基盤型医学教育の教育効果と探究自己効力感の変容に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
西城 卓也(岐阜大学・研究代表者)、錦織 宏(名古屋大学・研究分担者)、野村 理(岐阜大学・研究分担者)、宮地 由佳(岐阜大学・研究分担者)

本研究は、世界的にも未報告の15か月・2学年縦断型の長期プロジェクト基盤型医学教育を対象に、医学生の探究自己効力感、探究心、調査実践力の変容を量的・質的に明らかにすることを目的とする。 研究方法としては、McSELFIE質問紙日本語版による縦断調査、学生への半構造化面接、教員調査を組み合わせることで、探究力育成に有効な教育的要素とその設計…

制限学習AIで形成する仮想人格による考古学的三次元推定復元モデルの総合的研究

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2029年3月31日
岩城 克洋(東京大学・研究代表者)、芳賀 京子(東京大学・研究分担者)、大石 岳史(東京大学・研究分担者)、大向 一輝(東京大学・研究分担者)

本研究の目的は、生成AI(LLM 及びLMM)に時代を限定した情報を学習させることで、疑似的に過去のある時点における知識・技術体系を保持した仮想人格を形成し、この仮想人格に土木計画・建築設計などを行わせることによって、考古学資料(遺物・遺構)の未発見・欠落部の合理的な推定復元を試みるというものである。ブラインドテストによる推定復元の精度検…

実世界データを活用した生成AI向けRAGフレームワークの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
山本 大介(名古屋工業大学・研究代表者)、梶岡 慎輔(名古屋工業大学・研究分担者)、金 鎔煥(名古屋工業大学・研究分担者)

近年急速に普及している生成AIは、組織内部の非公開データに直接アクセスして応答することができません 。これを解決する手法としてRAG(検索拡張生成)が注目されていますが、現在はテキストが前提であり、地図や位置情報などの地理情報には十分に対応できていません。本研究では以下の2点に取り組みます 。 ・ローカルに存在する地理情報をテキストベース…

ウイルス蛋白立体構造変化解析による新規B型肝炎バイオマーカーの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
藤原 圭(名古屋市立大学・研究代表者)、菅内 文中(名古屋市立大学・研究分担者)

B型肝炎の病勢に関与する因子は未解明な点が多い。そのため病態を正確に反映する新たなバイオマーカーの開発が必要である。我々はHBVのS領域にTriplet repeat (TR)構造が存在することを発見した。さらに、Alphafold3を用いて立体構造解析を行い、TR構造がS抗原の抗原構造に変化を起こすことを明らかとした。今回、離れた位置に…

エージェントを内包したマルチモーダル肺がん診断基盤モデルの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
寺本 篤司(名城大学・研究代表者)、藤田 廣志(岐阜大学・研究分担者)、今泉 和良(藤田医科大学・研究分担者)、近藤 征史(藤田医科大学・研究分担者)

肺がんの診断は,CT,PET/CT,病理などの複数の検査を逐次的に行い,検査の進行に応じて診断と意思決定が逐次的に行われる.従来の診断支援技術は単一モダリティ・単一タスクに関する処理のみに限定されており,実際の診断フローへの対応や説明可能性に課題があった.本研究では,CT,PET/CT,病理の解析に特化した視覚言語モデルベースの所見生成技…

非学習的アプローチによる品質保証付きグラフ・トラフィック生成技術とその実証的展開

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
渡部 康平(埼玉大学)、津川 翔(筑波大学・研究分担者)、野中 尋史(愛知工業大学・研究分担者)

通信データ,すなわちグラフやトラフィックを出力する生成AI は,情報ネットワーク分野で有望な一方,生成モデルが内包するランダム性に起因する信頼性の欠如が実用化を阻む最大の障壁である.そこで本研究では,研究代表者らが科研費の支援の下で確立してきた,生成物を意図通りに制御する技術を基盤とし,その先の品質保証という未踏の領域を切り拓く.本研究が…

作成過程・誤用分析に着目した多様な学習者の作文支援に関する多層的研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
宮城 信(富山大学)、今田 水穂(筑波大学・研究分担者)、成家 雅史(相模女子大学)、砂川 有里子(筑波大学・研究分担者)

本研究の目的は、完成した作文では見えにくい「書くこと」の実態を、作成過程と誤用分析の両面から明らかにすることである。作文は、書き継ぎ、削除などの試行錯誤を通して作成され、本研究ではワープロ入力のキーログを用いて、その過程を詳細に記録・分析する。また、完成稿に残った問題例を、広義の誤用として捉え、その種類や発生頻度を解明する。さらに、教師の…

日本での英語教材開発における生成AI活用:教育効果・実践・専門能力開発をめぐって

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
柴田 直哉(大阪教育大学)、ウォルシュ ナイアル(愛知県立大学・研究分担者)

本研究では、4年間をかけて生成AIを活用した言語教育教材開発に関する実証的研究を行い、言語教育者がどのように生成AIを効果的に活用すべきかを探求していく。2026年度と2027年度は大学生と大学教員を、2028年度と2029年度は小学校・中学校・高校の英語教員を対象に実施し、アンケート、半構造化インタビュー、授業映像を用いて質的・量的デー…

AIを用いた支援機器提案ツールの開発とICT活用型支援技術サービス実践モデルの提案

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
渡辺 崇史(日本福祉大学・研究代表者)、浅石 裕司(日本福祉大学・研究分担者)、藤井 博之(東洋大学)、巖淵 守(早稲田大学・研究分担者)

障害がある人や高齢者のための支援技術サービスは,支援機器の選定から製作・改造までの一連のプロセスが重要かつ不可欠である.しかし,地理的制約や地域リソースが不足している場合は,アセスメントが困難になることのみならず,支援機器提供が十分にできないという課題に直面する.本研究では潜在的な支援機器ニーズを有する人々の生活向上に資するため,個別ニー…

生成AIを活用したEdTechが「構成活動」を原理とした音楽科授業に及ぼす影響

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
横山 真理(東海学園大学・研究代表者)

「構成活動」を原理とした音楽科授業における音楽生成AIや文章生成AIの活用を前提に、研究協力者(授業を実践する教師)と協働で授業計画を立て、研究協力者が実践した授業実践の諸記録を収集する。そして、質的研究アプローチである「逐語記録に基づく授業分析」の研究方法論に依拠し、授業実践の諸記録に基づく詳細な分析を行う。申請者はこの研究方法論の特徴…

看護基礎教育のAIデバイド介入の開発・検証・実装:精神看護演習での有効性評価

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
永井 翔(椙山女学園大学・研究代表者)

看護学生の間では、生成AIを学びに生かす力に差が生じつつあり、将来の看護の質にも影響しかねない。本研究では、その差を客観的に測る尺度を作成し、精神看護の難しい事例を題材にしたオンライン教材を開発する。さらに6大学で教育効果を検証し、AIを適切に活用して臨床判断を高める教育方法と導入指針を示す。

LLMは地域のデータを価値化できるか:生成AI時代のデータ地産地消

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
堀 涼(椙山女学園大学・研究代表者)

観光は地方創生の柱とも呼ばれる日本の重要分野である。労働力人口が減少する中,効率的に意思決定を行うため,データを活用した観光運営が期待されている。しかし,現在のデータ利活用は専門知識を有する人材が労力をかけデータを1つ1つ分析する労働集約型と評価でき,このようなデータ分析スタイルからの脱却が急務である。一方で,ChatGPTなど人間の能力…

生成AIを用いた高齢者向け対話支援介入プログラムの開発と評価

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
山本 哲也(徳島大学)、紀本 創兵(和歌山県立医科大学)、吉本 潤一郎(藤田医科大学・研究分担者)、木村 穣(関西医科大学)

本研究は,高齢者の孤独感や社会的孤立を軽減するため,生成AIを活用した対話支援プログラムと専用デバイスを開発し,その効果と安全性,実際の生活場面での使いやすさや受け入れられやすさを検証する。段階的な試用と比較試験を通じて,心の健康の維持,人とのつながりや社会参加の促進に役立つ,新たな高齢者支援の方法の確立を目指す。

連句のメトニミー機能に着目した協働的活動の調査・分析とICT教材の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
迎 勝彦(上越教育大学)、寺島 徹(金城学院大学・研究分担者)、二村 博(群馬県立女子大学)

本研究では、連句文芸の協働性を江戸俳諧と教育の往還的視点から解明する。初年度は連句資料の一次調査と内面化モデルの構築を行う。2年目は蕪村・一茶を中心に協働性を分析し、XMLによるデータベース化や機械学習で連想構造を可視化、生成AIの共起性との比較からメトニミーの機能を検討し、指導理論と教材を開発する。3年目は授業実践で学習者の解釈過程を可…

言語-生理反応乖離による高齢者向けローカルLLM認知機能評価システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
山崎 一徳(大同大学・研究代表者)、川口 和紀(藤田医科大学・研究分担者)、奥原 俊(三重大学・研究分担者)、塩谷 泰子(藤田医科大学・研究分担者)

2040年に独居高齢者896万人時代を迎えるにあたり、本研究はスマートフォン上のローカル大規模言語モデルを用いた高齢者向け認知機能評価システムを開発する。高齢者が「わかりました」と口では答えても実際は困惑している場合に着目し、言語的応答と生理的反応(視線・表情・音声)の乖離を定量化することで、取り繕い行動下での真の認知状態を評価する新手法…

不完全LLM手順の自律補正:機能認識とタスクモニタで記号と物理を接続するロボット

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
橋本 学(中京大学・研究代表者)

本研究は,大規模言語モデル(LLM)によるロボット動作生成の不完全性を補正し,実環境で確実にタスクを遂行するロボット動作生成・実行の新原理を確立することを目的とする.視覚および身体情報に基づき,ロボットが逐次的に手順を修正する枠組みを構築するとともに,動作中・動作後のタスクモニタにより失敗の検知と回復を実現する.調理や組立作業を対象とした…

人とAIが共創する多元的社会デザイン基盤の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
服部 宏充(立命館大学)、阿部 俊彦(立命館大学)、櫻井 祐子(名古屋工業大学・研究分担者)、神崎 宣次(南山大学・研究分担者)

本研究は、住民参加型マルチエージェントシミュレーションを核とした都市デザイン基盤を構築し、人とAIの共創により多元的な都市像を導出することを目的とする。大規模言語モデルから住民を模したエージェントに与える多様な行動モデルを生成し、人間の視点を活かした評価指標を用いた進化計算により都市環境を最適化する。また、MIT Media LabのCi…

合成コーパスの多角的利用に基づいた言語の内在特性測定学

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
永田 亮(甲南大学)、長谷部 陽一郎(同志社大学)、秋田 喜美(名古屋大学・研究分担者)

言語研究においてコーパスの利用は広く有用性を認められているが,語句の意味などの内在特性とコーパス中で低頻度な現象を取り扱うことは困難である.本研究では,大規模言語モデルが出力する言語データを利用して,この二つの課題を解決する.合成コーパスは,サイズ,多様性の面で大きな利点があるが,内在特性の測定における利用は前例がなく,有効な活用方法は明…

大規模言語モデルとタンパク質データ科学を用いた精密高分子医薬品のデザイン

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2028年3月31日
千見寺 浄慈(名古屋大学・研究代表者)

本研究は、AIとタンパク質データ科学を活用し、標的タンパク質に強く結合する精密高分子を計算科学的に設計する手法を開発する。具体的には、(1)低分子・ペプチドの膨大な結合データで事前学習した言語モデルを精密高分子に転移学習する手法、(2)ベイズ最適化によるペプチド・抗体バインダー配列の能動的最適化、(3)既知複合体構造のホットスポット側鎖を…

離散音声特徴と大規模言語モデルの活用および信号処理融合による次世代音声生成基盤

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2030年3月31日
徳田 恵一(名古屋工業大学・研究代表者)、南角 吉彦(名古屋工業大学・研究分担者)、橋本 佳(名古屋工業大学・研究分担者)、猿渡 洋(東京大学・研究分担者)

本研究は、音声を細かな記号列として表す新しい枠組みと、従来の信号処理の考え方を組み合わせることで、高品質・軽量・制御しやすさを兼ね備えた音声・サウンド生成技術を実現することを目指す。あわせて、その技術を音声変換、自然さの評価、偽造音声の検知、環境音生成などに展開し、音声・音響分野の新しい研究基盤を築く。

大規模言語モデルを使用した不正会計検知

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
小川 泰弘(名古屋市立大学・研究代表者)、奥田 真也(名古屋市立大学・研究分担者)

本研究は、伝統的な不正会計検知手法が抱える課題である、財務諸表の数値データへの偏重を解決するため、非財務データであるテキストに着目する。 日本企業が公開する有価証券報告書を対象に、その構造化された財務データと非構造化テキストを統合的に分析するハイブリッド手法を提案する。 その際には、大規模言語モデル(LLM)の誤情報生成(ハルシネーション…

大規模言語モデルを用いた動物診療録構造化とヒト比較医学

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2028年3月31日
龍岡 久登(岐阜大学・研究代表者)

ヒト医療と、伴侶動物(いわゆる「ペット」)の医療について、それぞれの医療情報を統合して利用できるようになれば、病態の未解明な疾患の機序解明、新規視聴役の開発など、社会に与える貢献度は大きい。しかしながらヒトと伴侶動物の医療情報は記載方法の違い、用語の違い、疾患定義の違いなどにより容易には統合できないことが課題である。本研究は、大規模言語モ…

胸部X線読影教育AI:RAP-C法とRAGによる成因理解促進システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
豊岡 麻理子(福井大学)、原 武史(岐阜大学・研究分担者)、辻川 哲也(福井大学)

医学教育における大規模言語モデルの活用が進んでいるが,胸部X線画像の読影において,正常像の成因を伸展固定肺標本や3D-CTなどを使い,構造的かつ根拠付きで説明できる教材は稀である.本研究は,放射線医学・解剖学・病理学を統合し構造化した正常胸部X線画像の読影知識をもとに,胸部X線画像読影教育に資する新たなAI(会話的チュータシステム)を開発…

ChatGPTは人の治療者にどれだけ近づけるのか?精神療法中の面接記録を用いた検討

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
深尾 琢(岐阜大学・研究代表者)

本研究では、数カ月以上の長期に渡る認知行動療法と精神分析的精神療法の面接記録を用いて、患者の語りに対する人の治療者の発話と、精神療法を指示されたChatGPTの発話をナラティブに比較する。比較を通して、人とChatGPTの発話に認められる差異や、技法に拠って生じる差異の変化を明らかにする。最終的に人の発話から感じ取られる心と、ChatGP…

モビリティの都市法政策‐スマートシティ運営における管理責任の脱領域化と正統性問題

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
大西 楠テア(東京大学・研究代表者)、興津 征雄(神戸大学)、渕 麻依子(神奈川大学)、松尾 陽(名古屋大学・研究分担者)

本研究は、デジタル化とグローバル化に伴う都市行政の「脱領域化」に着目し、スマートシティ運営における管理責任と正統性の新たな法制度的基盤を探求する。 具体的には、①国内自治体のスマートシティ事業の実態を調査・類型化し、法的論点を整理する。②情報・人・モノの「モビリティ(移動性)」を軸に、デジタル資産の管理や個人情報保護、移動格差の是正、仮想…

グリーンインフラDXを基盤とした再編型都市モデルの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
高取 千佳(東京大学・研究代表者)、寺田 徹(東京大学・研究分担者)、飯塚 悟(名古屋大学・研究分担者)、香坂 玲(東京大学・研究分担者)

本研究は、人口縮退と都市更新が併進する東京都23区および多摩地域を対象に、縮退や再開発に伴い生じる空隙・空間資源を、暑熱緩和、豪雨対策、生物多様性回復に資するグリーンインフラへ戦略的に転換する「再編型都市モデル」を構築する。谷戸地形、湧水、河川・水路等の自然基盤、樹冠被覆率、透水性、維持管理コストを統合評価し、複数の都市再編シナリオごとの…

学校心臓検診への深層学習の応用:AIモデルの協働と所見生成の可能性

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
杉谷 侑亮(三重大学・研究代表者)、鳥羽 修平(三重大学・研究分担者)、川中 普晴(三重大学・研究分担者)、三谷 義英(三重大学・研究分担者)

本邦では、全国的かつ定期的に学校心臓検診が実施され、心疾患の早期発見や突然死の予防に寄与している。しかし、検診の人的コストが大きく、有病児を漏れなく抽出することは依然として大きな課題となっている。 近年、深層学習と生成AIの進展により、文脈を理解し高度な推論や判断を行う技術が実現しつつあり、複雑な医療データの解析においても、精度向上に寄与…

英語ライティングにおける倫理的生成AI利用ガイドラインとプラットフォームの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
水本 篤(関西大学)、Allen ToddJames(関西大学)、保田 幸子(神戸大学)、新谷 奈津子(関西大学)

本研究は、英語学習者のライティング力向上と生成AIの倫理的な活用を目指し、ガイドラインおよびオンラインプラットフォームを開発する。英語アカデミックライティングの難しさが問題となる中、生成AI技術は学習者の支援となる一方で過度な依存が懸念される。そこで、国内外の調査と文献レビューにより生成AIの効果的・倫理的な利用方法を明らかにし、ガイドラ…

感性物性統合学の確立:個人感性の類型化とクロスモーダル推薦

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
長田 典子(関西学院大学)、橋本 学(中京大学・研究分担者)、荷方 邦夫(金沢美術工芸大学)、飛谷 謙介(情報科学芸術大学院大学・研究分担者)

豊かで持続可能な社会を実現するためには、一人ひとりの感性の違いをきめ細かく把握し、個人に最適なプロダクトやサービスを提供することが求められる。本研究では感性物性統合学として、外的刺激の物理的特性からヒトの内的な感性までの対応関係を構造化・定量化する方法論を確立する。とくに感性の個人差に着目するため、生成AIベースの自動インタビューシステム…

哲学研究に基づく反種差別的人工知能およびデータセットの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
竹下 昌志(名古屋大学・研究代表者)

本研究では、非ヒト動物に対する差別、種差別に関する研究に基づき、人工知能(AI)の種差別バイアスを取り除くことで、反種差別的生成AIの開発を行う。そのために、第一に、AIが非ヒト動物に及ぼす影響を調査する。第二に、なぜ種差別が間違っているのか、また反種差別が道徳的に正当化されるかどうかを検討する。第三に、以上の研究を元に、反種差別的生成A…

電気喉頭の習熟度および音声強調の品質向上に向けた継続的支援

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
小林 和弘(名古屋大学・研究代表者)

電気喉頭音声は喉頭摘出者のコミュニケーション手段の一つだが、抑揚や感情表現が乏しく社会的・心理的負担が大きい。音声強調技術で自然な声への変換が可能だが、高品質な変換には明瞭な電気喉頭音声と習熟度向上が不可欠である。本研究では、まず喉頭摘出者の電気喉頭習熟度と音声強調品質の関係を調査する。また、生成AIを活用した発話改善支援システムを開発し…

指導医と大規模言語モデルの協働によるフィードバックリテラシーの涵養

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
近藤 猛(名古屋大学・研究代表者)、錦織 宏(名古屋大学・研究分担者)

医学教育においてChatGPTを含む大規模言語モデル(LLM)によって学生のレポートに対して質の高いフィードバックを生成する手法が確立されつつある。しかしいくら質の高い内容が学習者に与えられても、それを受け入れ実践する能力(フィードバックリテラシー)が無ければ活用されない。 フィードバックリテラシーには学習者の認知や指導医をはじめとする周…

革新的反応場分子設計による人工金属酵素反応系の創出

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2029年3月31日
荘司 長三(名古屋大学・研究代表者)

酵素が基質と勘違いする「擬似基質」(デコイ分子)によりシトクロムP450BM3の誤作動状態を意図的に引き起こすと,ガス状アルカンやベンゼンなどを水酸化できる.デコイ分子の構造拡張や修飾による結合力と選択性の向上,細胞膜透過性の付与と強化,他のP450や金属酵素への適用の拡大などの課題に取り組む.また、細胞膜透過性デコイ分子を開発し,「菌体…

生成AIを用いたリーディングテスト開発のための基盤的研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
サラングル マエリース(静岡大学)、黒川 智史(名古屋大学・研究分担者)

近年めざましい発展を遂げている生成AIはすでに自律学習ツールとして利用されている。また、テーマ選びや問題文作成に多大な時間を要する読解問題作成については、生成AIを用いることで所要時間を大幅に短縮できる可能性を秘めている。しかし、生成AIは言語データから統計的に学習させているため、文法規則に基づいて生成していない。そのため、本研究では、自…

知的障害生徒の英語学習と遠隔国際交流における生成AIの活用

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
鈴木 薫(名古屋学芸大学・研究代表者)

本研究は、音韻形成・概念形成・記憶保持などに問題が生じている知的障害を持つ生徒を対象として、生成AIを活用した授業について調査を行い、様々な事例を収集し、外国語獲得に与える影響や問題点を明らかにし、効果的な教授法を見出す。1)特別支援学校における生成AIを活用した情報保障と英語情報処理に関する実験調査、2)生成AIを活用した国際交流授業に…

線量分布生成AIを用いた前立腺癌放射線治療におけるスペーサー留置個別化戦略の創出

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
高野 聖矢(名古屋市立大学・研究代表者)

前立腺癌に対する放射線治療では、治療後の有害事象として約1割に直腸出血を生じることが課題である。近年、前立腺と直腸間にゲルを注入し照射時の直腸被ばくを低減するハイドロゲルスペーサー留置術が普及し、直腸出血の克服へ一歩近づいた。しかし、全例に留置術を施行することは侵襲性、費用対効果の観点から好ましくなく、過剰診療につながりかねない。本研究で…

内視鏡画像を用いた生成AIによる消化管癌の質的診断と診断根拠の文章化の試み

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
柴田 知行(愛知淑徳大学・研究代表者)、寺本 篤司(名城大学・研究分担者)、山田 日向(藤田医科大学・研究分担者)

AI(人工知能)の進歩により近年内視鏡画像を用いた消化管癌の自動診断は飛躍的に向上し、既に上市され臨床利用されている。我々も同様に胃癌の範囲診断の可能なシステムを世界に先駆けて開発・報告した。AIによる消化管癌の自動検出で問題となるのは、その診断根拠である。今回我々は、自動診断システムを使用した際の診断根拠となる所見記述を、生成AIを使用…

時空間生成データ拡張の実現とモデル崩壊条件の解明

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2029年3月31日
峰野 博史(静岡大学)、内藤 彩乃(愛知工業大学・研究分担者)、長谷川 達人(福井大学)、郭 威(東京大学・研究分担者)

農業や漁業分野では,対象物の外観が類似しており,同じ品種でも栽培条件や地域・季節によって外観が若干異なることもあり,AIの修練に必要な十分かつ適切な教師ありデータセットの準備は困難を極める.画像生成AIの活用が期待できるが,生成データと実データ間で生じる差異による汎化性低下や,継続学習によるモデル崩壊といった課題があり,性能向上の本質的な…

教員養成課程でのAIリテラシーを踏まえたICT活用指導力の育成を図る教材の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
向田 識弘(大阪教育大学)、鷹岡 亮(山口大学)、磯部 征尊(愛知教育大学・研究分担者)

本研究の目的は,教員養成課程を対象にした学校現場での生成AIの活用に対応したICT活用指導力の向上に資する生成AI教材を開発することである。具体的には「生成AIツールを適切に活用できる教育者をどのように育成すべきか」という問いについて,教員養成課程において生成AIに対応したICT活用指導力を明らかにし,教員養成課程での情報機器及び教材の活…

外科医と"対話"しながら剥離操作を支援する画像生成AI(人工知能)システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
篠原 尚(兵庫医科大学)、宇山 一朗(藤田医科大学・研究分担者)、倉橋 康典(兵庫医科大学)、中村 達郎(兵庫医科大学)

剥離は消化器外科手術における重要な基本操作である。本研究では,剥離層に正確に進入するための経路を術者と“対話”しながら提案,表示する機能を備えた,より高次な画像生成システムを多施設共同,産学共同で開発する。従来の画像解析に,剥離層に入れたという「経験のセット」をデータとして学習する経験再現学習を組み入れた生成AIモデルを作成し,脂肪過多や…

コンヴィヴィアリティのためのヒューマン・ロボットインタラクションのデザイン

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
岡田 美智男(豊橋技術科学大学・研究代表者)

本研究課題では、〈弱いロボット〉の概念を発展させ、人とロボットとの間で「コンヴィヴィアルなかかわり」(=お互いの主体性や創造性を奪わない程度にゆるく依存しあう、自立共生的かつ共愉的なかかわり)を生み出すためのデザイン指針を明らかにする。また、これらのデザイン指針に対して、いくつかのプロトタイプによる概念実証(PoC)を進めるとともに、(a…

LLMを用いたチャットボットによる自己効力感を高める学習活動の対話的調整支援

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
廣瀬 伸行(愛知産業大学)、奥原 俊(三重大学・研究分担者)、高木 正則(電気通信大学)、白松 俊(名古屋工業大学・研究分担者)

対話型AI(人工知能)を用いて、学習者が自信(自己効力感)を高めながら日々の学習計画と振り返りができるよう、対話で支援するチャットボットシステムを開発する。 まず、どのような対話が学習者の自信を高める支援につながるかを調査・分析する(2026年度)。 次に、分析結果をもとに、個別支援を行うチャットボットを設計・開発する(2027年度)。 …

人形浄瑠璃の序破急メカニズムに基づくLLM搭載人形ロボットインタラクションデザイン

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
董 然(中京大学・研究代表者)

本研究は,日本の伝統芸能である人形浄瑠璃の「序破急メカニズム」を拡散モデルによりAIに学習させ,大規模言語モデル(LLM)が生成する対話音声に応じて,即興的かつ感情豊かな所作を自動生成する人型ロボットのインタラクションデザイン手法を確立するものである.音のテンポと動きの同期関係を捉えるための新たな定量指標を導入し,非決定論的なモーション生…

機械学習を活用した土地評価業務の統合支援システムの構築と実践

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
屠 芸豪(中部大学・研究代表者)

自治体における土地評価業務に向けて,機械学習と官民データを活用し,土地現状の確認や税務業務の支援を行う統合支援システムを構築して実践する.全国の市町村において,固定資産税は重要な財源である.市町村職員は適正な評価を行うため,実地調査に多くの時間と労力を費やしており,ICTを活用した業務支援が求められている.そこで,産官学連携により現地調査…

Cross-Linguistic Semantic Alignment for Universal Philosophical Concepts

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2030年3月31日
水本 正晴(北陸先端科学技術大学院大学)、和泉 悠(南山大学・研究分担者)、NGUYEN MinhLe(北陸先端科学技術大学院大学)、窪田 悠介(大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所)

本研究は、実験哲学の経験的調査と機械学習および大規模言語モデル(LLM)による分析 を組み合わせ、世界の言語における哲学的概念を調べ、分析することで、英語中心的でな い真の意味で普遍的な概念を探究することが可能であること、そしてそれに近い概念を実 際に構築して提出することを目標とする。本研究は、哲学における主要な30の(抽象的)概念に焦点…

大規模言語モデルを事前知識として活用する生体信号に基づく心情のベイズ計測

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
粟野 皓光(名古屋大学・研究代表者)、江口 佳那(京都大学)、島崎 みどり(芝浦工業大学)

近年、身体反応から心情を記録し、うつ病などの予防に繋げる取り組みが進められている。しかし、心情は単純な情動ではなく、複数の感情が複雑に絡み合っているため、身体反応と心情の関係は必ずしも1対1で対応しない。本研究では、心情を確率的に重ね合わされた複数の情動として捉え、LLM(大規模言語モデル)を活用して心情の予測を行う。LLMに場面を与え、…

急変する社会状況と道徳的な価値意識が社会的分断に及ぼす影響

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
唐沢 穣(名古屋大学・研究代表者)、北村 英哉(清泉大学)、笹原 和俊(東京科学大学・研究分担者)、稲増 一憲(東京大学・研究分担者)

世界各地で深刻な問題を引き起こしている社会的分断の原因を明らかにするために、社会状況の急変がもたらす脅威の認知と、善悪の評価を伴う価値観とが複合した心理過程の可能性を検証する。社会心理学的な実験・調査に加えて、ソーシャルメディア等を通じて伝搬する言説について大規模言語モデルを活用した解析を行うなど、多様な研究方法の相互連携をもとに、実証的…

AI基盤モデル循環進化フレームワークの研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
是津 耕司(名古屋大学・研究代表者)、伊藤 禎宣(国立研究開発法人情報通信研究機構)

IoT環境で大規模言語モデルなどの基礎モデルを活用し、現実世界での状況認識や行動支援の能力を高めることが行われている。しかし、基盤モデルの作成に用いるオープンデータが枯渇し始めており、今後は基盤モデルの利用を通じ、個々のエッジが収集・保有するデータと計算資源を安全に利用(循環)しながら、基盤モデルを持続的に進化させるメカニズムが必要となる…

動物園DXに向けた産官学民連携によるモノづくりオープンデータ利活用に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
兼松 篤子(中京大学・研究代表者)、遠藤 守(名古屋大学・研究分担者)

我が国における動物園の多くは来園者の減少と運営資金の確保に関する課題を抱えている.特に公立動物園においては入園料や税金のみに依存することのない,新しい自主財源の開発が求められている.本研究では公立動物園をフィールドに,自治体のオープンデータ等の情報通信技術およびモノづくり技術の積極的な活用による動物園DX推進を産官学民の連携と実践的な手法…

運動疫学ビッグデータに基づく認知症発症予測モデルの総合的検討:機械学習アプローチ

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
大藏 倫博(筑波大学・研究代表者)、尹 之恩(筑波大学・研究分担者)、藤井 啓介(鈴鹿医療科学大学・研究分担者)、新井 哲明(筑波大学・研究分担者)

認知症の発症には生活習慣のほか数多くのリスク要因の介在が知られていることから、認知症に至る段階ごとに広範な評価項目の中から予測貢献度が高い要因を発掘する必要がある。応募者は運動疫学データ、バイオマーカー、ゲノム情報、行政・地理情報等の広範な縦断データに加え、認知症に至る各段階(preclinical期、MCI、認知症)の医師判定情報を保有…

対人サービス行政の実施とその組織管理におけるデジタル化の影響についての国際比較

科研費科学研究費助成事業・基金 2025〜2027
荒見 玲子(名古屋大学・研究代表者)

行政のデジタル化の推進により、公共サービスの受給者のニーズや状況の把握方法や自治体内の政策資源配分の変化をもたらし、行政における対人業務の位置づけを変えると予想できる。本国際共同研究では、調査先の当該領域に精通した海外の研究者と共同で、英・独・日本の3カ国における対人サービス行政の給付業務を行う第一線職員の裁量行動とそれに対する組織管理の…

言葉で指示するテキスト音声合成 ―ディレクション可能な仮想声優システムの実現―

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年6月28日〜2028年3月31日
徳田 恵一(名古屋工業大学・研究代表者)、橋本 佳(名古屋工業大学・研究分担者)、南角 吉彦(名古屋工業大学・研究分担者)

深層学習の導入によりテキスト音声合成の品質が向上し、更には感情表現等の多様な発話スタイルの実現も容易となってきた。しかし、生成したい音声の発話スタイルを指定するインタフェースをどのように構成するかという新たな問題が浮上してきている。本研究では、画像生成AIのプロンプティングに着想を得て、声優に指示するように自然な言葉で発話スタイル等を指示…

生成AIを用いた個別最適化したプログラミング教育ー測りにくい力の可視化と学習の転移

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年6月28日〜2027年3月31日
横山 詔一(大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立国語研究所)、田中 佳子(日本工業大学)、小山 義徳(千葉大学・研究分担者)、野崎 浩成(愛知教育大学・研究代表者)

本研究では,生成AIを用いて,プログラミング能力を育成するためのICT学習環境を整備し,プログラミング言語の「学習の転移」を促す方策を考案する。①学習者特性や理解状況に合わせた「個別最適化した学び」を実現する。②プログラミング能力(テストで測りにくい力)の学習到達度を可視化する。これにより,教師と学習者が予め評価軸を共有し,その到達目標を…

深層学習と大規模言語モデルによる新しいテキスト解析学:文芸時評解析と自動生成

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年6月28日〜2027年3月31日
日比 嘉高(名古屋大学・研究代表者)

本研究は、日本の明治期から昭和期の文芸時評を対象とし、大規模言語モデル等を用いた新たなテキスト解析手法を開発する。深層クラスタリング技術を用いることで、従来のクラスタリング手法では捉えきれなかった複雑な関係性や潜在的なテーマ性を明らかにする。これによって、特に文芸時評における意味論的・修辞的な特性、未知のテーマ的カテゴリの抽出、語彙・修辞…

敵対的摂動と生成AIを用いた責任あるAIのためのデータセット健全化システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月23日〜2027年3月31日
熊谷 瞭(名城大学・研究代表者)

AI技術は様々な産業や社会活動への応用が期待されている一方,あるAIモデルは差別や偏見などの不適切・不公平な情報を含む出力を行うことがある.これはAI自体の信頼性を損ない,社会におけるAI活用の妨げとなる.そこで本研究では,出力を操作するような僅かな変更を利用して訓練用データに含まれる不適切な特徴を抑制する手法と,生成AI技術を利用した属…

生成AIを活用して自己調整しながら理解を深める個別最適な作問学習支援システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
高木 正則(電気通信大学)、森本 康彦(東京学芸大学)、市川 尚(岩手県立大学)、田村 篤史(岩手県立大学)

本研究では,学習者が作問学習支援システム「CollabTest」を利用して作問学習する場面を想定し,自己調整しながら対象知識(解法)に対するより深い理解へ導く個別最適な学習支援システムの開発を目的とする.学習者は(1)自己認知/学習目標設定,(2)協調的な作問・解答演習,(3)振り返りを繰り返し,自身の理解状況を確認しながら自発的フィード…

人形浄瑠璃文楽所作と拡散確率モデル生成AIを用いた人とロボットのインタラクション

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
蔡 東生(筑波大学・研究代表者)、早野 慎吾(都留文科大学)、續木 大介(高知大学)、浅井 信吉(会津大学)

人がロボットに対して肯定的感情を持ち、親和的共生実現のための新しい要素を導出し、それらをロボットに実装することを目的として、不気味の谷を越えヒトにとって親和的で、伝統芸能である文楽の人形の所作、義太夫節のリズム抽出(蔡、董)、解析(續木、早野)を行う。 文楽を文楽たらしめる、操り人形そのものの美しい所作、太夫の吟誦する義太夫節のリズムに焦…

次世代自動車コンポーネント構造設計のための3次元形状生成AIの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
西口 浩司(名古屋大学・研究代表者)

次世代自動車構造として巨大アルミダイカスト(ギガキャスト)構造が注目を集めている.しかし,衝突に伴う大変形・弾塑性を考慮した最適構造を求める方法は確立されていない.一方,3次元形状生成AIが2022年以降急速に発展しているが,工学的構造設計には未だ応用されていない.そこで本研究では,巨大アルミダイカスト構造の大変形と弾塑性を考慮した最適構…

ライティングと融合した自主シャドーイング活動の構築と効果検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
古泉 隆(名古屋大学・研究代表者)

シャドーイングの効果を高めるには適切なインプットが与えられる必要があるが、個々の学習者への対応は容易ではない。一方、ライティングに目を向けると、産出に対して教師がフィードバックを与えて改善を促すことがよくあるが、改善した産出は学習者自身にとって理解が容易な上、改善した箇所には気づきがあり、最適なインプットになり得る。 技術進歩により、ライ…

樹木根系の最適化による崩壊防止と生物多様性の両立

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
山瀬 敬太郎(兵庫県立農林水産技術総合センター)、大橋 瑞江(兵庫県立大学)、谷川 東子(名古屋大学・研究分担者)、堀田 紀文(東京大学・研究分担者)

本研究は崩壊防止力の向上と樹種多様性が両立した樹林管理法の構築を目指す。そのために、根を掘らずに根系を調べる地中レーダ(GPR)と、近年、注目を浴びている生成AIを組み合わせて三次元モデルを作成する。そして様々な樹種の根系モデルを組み合わせることで、六甲山系の山腹斜面における、根の土壌補強強度を考慮した崩壊防止力の空間分布を明らかにする。…

デジタル技術の発展と新たな規制の展開-競争法、共同規制、事前規制、AI規制-

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
土田 和博(早稲田大学・研究代表者)、若林 亜理砂(駒澤大学)、武田 邦宣(大阪大学)、長谷河 亜希子(弘前大学)

本研究は、①競争法、②共同規制、③事前規制、④AI規制という視角から、ドミナントなDPに対する規律のあり方と、生成AIを中心としたデジタル技術の発展に法はいかに対応すべきかを検討することを目的とするものである。 より具体的には、競争法(独占禁止法制)や共同規制(取引透明化法、EUのP2B規則等)の有効性と限界、事前規制の可能性(EUのデジ…

人間側の劣化を招かない「思考の余白」を残した生成AI活用法に関するデザイン研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
影山 友章(名古屋市立大学・研究代表者)

近年様々な生成AIが登場し,デザイン現場で活用され始めている。一方,「不便益」の研究により,無闇な利便性は多様な弊害をもたらすことが明らかになってきている。本研究では,人間の能力劣化などが懸念される生成AIに対し,①弊害の整理,②デザインワークにおける適切な活用メソッドの構築を行う。能力劣化を招かない,デザイナーの創造性を活性化する生成A…

学修者の専門性を問わないICT環境下でのプロジェクト型国際協働教育システムの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
松井 真弓(岐阜大学・研究代表者)

本研究では、SDGs等の汎用性のあるテーマで、恒常的なニーズのある動画制作に着目して企画した国際協働プロジェクト型学修プログラムが、「導入が容易で汎用性の高い教育パッケージ」となりうるかを検証する。提供側・参加側両者の負担を軽減しつつ、学修により期待される問題発見・解決力、異文化理解力、第二言語としての英語活用力等のグローバルコンピテンス…

倫理的で安全な対話型生成AIの活用に向けた看護実践ガイドラインの提案

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
日向野 香織(医療創生大学)、佐藤 真由美(国際医療福祉大学)、豊増 佳子(川崎市立看護大学)、田中 結花子(岐阜聖徳学園大学・研究分担者)

我が国の看護師が抱える困難感には、知識・技術や判断力不足、連携や単独ケア、役割葛藤や人員不足があるとされ、多角的なサポートの強化が課題である。 近年、国内外を問わずDXが推進され、対話型生成AIによる大きな成果が期待されている。その一方で、人間主体の問題解決アプローチの欠落など、多くの課題も指摘されている。 本研究は、倫理的で安全な対話型…

作成プロセスから見たレポートライティング教育の評価手法に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
仙石 昌也(愛知医科大学・研究代表者)、宮本 淳(愛知医科大学・研究分担者)、久留 友紀子(中央大学)、橋本 貴宏(愛知医科大学・研究分担者)

レポートライティングにおける生成AIの活用は,ライティング教育における指導と評価に大きな影響を及ぼす可能性がある。 本研究では,レポートライティング教育において生成AIを利活用する際の学習効果や評価方法の確立に向けて,クラウドを利用したレポート作成のプロセス分析やアンケートを基に生成AIの利用に関するデータを取得し,有効利用のために必要な…

消費者とAIのテキスト・画像を用いた対話とアイデンティティに関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
玉置 了(近畿大学)、若林 靖永(佛教大学)、堀川 宣和(星城大学・研究分担者)

本研究は,AIとの対話を消費者のアイデア創造や感情を共有するコミュニケーション行動として位置付け,消費者と対話型AIとのコミュニケーションを消費者のアイデンティティ形成の視点から解明する。既存研究は人を前提に消費者間の情報共有や自己表現と承認によるアイデンティティ形成とそのマーケティングへの影響を解明してきたが, 本研究はテキストと画像を…

人知との融合による大規模言語モデルの大規模知識モデルへの進化

科研費科学研究費助成事業・補助金 2024年4月1日〜2028年3月31日
河原 大輔(早稲田大学・研究代表者)、笹野 遼平(名古屋大学・研究分担者)、鈴木 潤(東北大学)

ChatGPTに代表される大規模言語モデル(LLM)が出現し、その高い性能・汎用性は社会変革を引き起こし始めている。しかし、LLMは、誤情報を生成してしまう正確性の問題や、生成結果の根拠を説明することができない説明性の問題など、多くの社会課題を抱えている。本研究は、人間の知識すなわち「人知」をLLMに融合することによってLLMの社会課題を…

生成モデルによる豊かな形質表現に基づく社会エージェントベース進化モデル

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
鈴木 麗璽(名古屋大学・研究代表者)

本課題は,生成モデルの豊かな表現力を活用し,社会における個体間相互作用に関するエージェントベース進化モデルの形質表現を拡張することで,リアルで複雑な集団の進化ダイナミクスを明らかにすることを目的とする.大規模言語モデルを用いた協力行動に関する多様な性格特性の進化,多様な会話トピック選好性に基づく文化進化を題材とし,多様で複雑な形質進化がも…

タンパク質の立体構造に基づく人工機能性タンパク質の新規設計技法の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
太田 亮作(名古屋大学・研究代表者)

人工機能性タンパク質は、天然タンパク質に変異を導入し、元来の機能を強化させた高性能タンパク質である。しかし、その変異箇所の探索空間は、変異個数に対して指数関数的に上昇するため、全ての実験をしたスクリーニングは不可能である。そこで、本研究では、小規模なデータセットを利用して、より性能の高い人工機能性タンパク質の変異体の導出方法を提案する。具…

文学的読解を通じた意図の推察に基づくSNS上の誹謗中傷・悪口の分析手法の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2029年3月31日
武富 有香(国立情報学研究所)、杉山 佳奈美(京都大学)、松田 智裕(立命館大学)、須田 永遠(国立情報学研究所)

本研究は,誹謗中傷や悪口の言葉が,トピック横断的に同じ常套句や紋切り型,似たような論理の飛躍や論点のすり替えを持つことに着目し,ソーシャルメディア上に書かれた言葉の言語的特徴と,言葉から推察される書き手の意図を結びつけた誹謗中傷・悪口の分類モデルを,文学の読解手法を用いて構築する.さらにこのモデルを,機械可読性がある記述で体系化し,大規模…

WBT型ネットワーク演習における大規模言語モデルを活用した学習行動分析システム

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
立岩 佑一郎(名古屋工業大学・研究代表者)、殷 成久(九州大学)

本研究では,遠隔サーバ上の仮想的なネットワークを操作してのネットワーク演習において,各受講者の学習状況(例えば,進捗や理解度)をリアルタイムに高精度で推定する手法を明らかにする.このため,ネットワーク演習での学習行動を幅広く収集し,大規模言語モデルの活用により学習状況をリアルタイムに推定するWBT(Web Based Training)シ…

AIによるESG情報分析と評価モデルに関する総合的研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
中尾 悠利子(関西大学)、石野 亜耶(広島経済大学)、國部 克彦(神戸大学)、須貝 フィリップ(同志社大学)

本研究では、企業のサステナビリティ報告書を対象に、AI技術である大規模言語モデル(LLM)を用いて、ステークホルダーの価値を測定するバリューモデルの情報開示スコアを自動判定する手法を提案した。本研究の特徴は、従来のAIによるESG評価研究とは異なり、ステークホルダー価値の測定を重視するバリューモデルを活用している点にある。この手法により、…

人工知能を用いた放射線画像の撮像の個別化に関する検討

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
伊藤 倫太郎(名古屋大学・研究代表者)

個々の患者の症例に対して最適な検査を選択し、適切な画像を撮影することが理想である。臨床現場ではあまりに多くの検査を限られた時間で実施しているため、個別の症例に関して適切な画像を選択する時間には乏しいのが実状である。ある程度の公約数的な画像プロトコルに基づいた画像検査を行うのが現状である。Chat-GPTを始めとする最先端の自然言語モデルは…

内務行政における執政中枢と政府間関係の連結構造に関する総合的研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
牧原 出(東京大学・研究代表者)、御厨 貴(東京大学・研究分担者)、林 昌宏(愛知学院大学・研究分担者)、柳 至(立命館大学)

本研究は、第1に、震災・新型コロナ対応を、短期的な危機管理ではなく長期的な危機への制度的対応ととらえる。第2に、分析焦点となる制度を、従来別個に議論された執政中枢と政府間関係の連結構造と捉える。第3に、オーラル・ヒストリーでしか実質的に捉えられないこの連結構造の機能について、各事例で重要な役割を担った官僚に着目して聞き取りを進める。第4に…

地方自治体における法情報のDX化と発信

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
駒水 孝裕(名古屋大学・研究分担者)、木村 泰知(小樽商科大学)、小川 泰弘(名古屋市立大学・研究代表者)

本研究では、条例とその改正履歴や要約、さらには審議内容が記された議会会議録を結びつけた条例沿革を、リンクトオープンデータ(LOD)の形式で構築する。さらに、条例・会議録の要約システムおよび条例の翻訳システムを開発し、それらで作成したデータを先述の条例沿革LODと連携させる。本研究では、法令や条例の内容だけでなく、改正履歴などのメタ情報や、…

植生の違いは森林の溶存有機物動態に反映されるか?―水質観測のDXによる分子組成解析

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
井手 淳一郎(公立千歳科学技術大学)、吉本 直人(公立千歳科学技術大学)、大西 健夫(岐阜大学・研究分担者)、大橋 瑞江(兵庫県立大学)

近年多くの自治体で、水源涵養や水質浄化等の生態系サービスの向上を目指して、管理が十分ではない針葉樹人工林を広葉樹林へ誘導する動きがある一方で、このような誘導が森林の水質形成や物質循環に及ぼす影響はわかっていない。森林の水質形成で中心的な役割を担うのは溶存有機物(DOM)であるが、植生の種類や管理状態がDOMの動態やそれに付随する水質形成に…

AIアシストエコーと体幹アプローチを組み入れた助産師による産後骨盤底リハの実装

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
吉田 美香子(東北大学)、森 武俊(東京理科大学・研究分担者)、井上 倫恵(名古屋大学・研究分担者)、武石 陽子(東北大学)

助産師が行える産後の骨盤底リハビリテーションの開発を行う。このリハビリテーションの実装のために、骨盤底機能の助産師による評価を支援するためのソフトウェアをAIを用いて開発するほかに、助産師が骨盤底リハビリテーションを行うに必要な知識・技能を習得できる教育プログラムの設計する。実際に1つの自治体での関連機関の連携の枠組みを作って骨盤底リハビ…

過疎地域における子育て中の母親へのアウトリーチ支援のプログラムの提案

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
鈴木 裕子(愛知教育大学・研究分担者)、厨子 健一(奈良教育大学)、森下 順子(和歌山信愛大学)

本研究の最終目標は、過疎地域における保健師を軸とした妊娠期から子どもが就園するまでに焦点化した母親へのアウトリーチ支援のプログラムを特定することである。 ①アウトリーチによって機関とつながった母親を対象としたインタビュー調査をコード化し、②A自治体との協働により、アウトリーチ支援に有効な手立てを、ハード面・ソフト面から検討する。その後、③…

文ベクトルのための基盤モデルの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2023年4月25日〜2026年3月31日
塚越 駿(名古屋大学・研究代表者)

自然言語処理技術は、深層学習の発展とともに目覚ましい進歩を続け、今日の社会を支える必要不可欠な技術となった。 特にベクトル表現は、深層学習の基盤技術として盛んに研究されており、その中の一つである文ベクトルは、計算機が扱いやすいベクトルという形式で文を表現でき有用である。 しかし、文ベクトルの応用先は極めて多岐に渡り、タスクごとに文ベクトル…

AIカメラのデータを用いた観光まちづくりのためのデータ地産地消モデルの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2023年4月25日〜2026年3月31日
堀 涼(名古屋大学・研究代表者)

観光は地方創生の柱とされる重要分野であるが,勘や経験に頼っている部分が多く,データに基づく意思決定が求められる。 本研究は通行量データに着目し,観光地における通行量データの地産地消モデルを構築する。岐阜県高山市や民間企業と連携をし,観光地における有用な通行量データの利活用方法(データの地消)を自治体・地元観光事業者・観光客に分けて明らかに…

画像生成AIとの循環的・敵対的学習に基づく画像所見生成AIの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2023年4月1日〜2026年3月31日
寺本 篤司(名城大学・研究代表者)、近藤 征史(藤田医科大学・研究分担者)、宮田 雅美(藤田医科大学・研究分担者)、今泉 和良(藤田医科大学・研究分担者)

肺がん患者のX線CT画像を対象に、画像所見から擬似CT画像を生成するAIとCT画像から擬似画像所見を 生成するAIを循環的・敵対的に学習させることで高精度に画像所見を生成する技術を 開発する.さらに,本手法は画像所見から擬似的な医用画像を出力できるため,それ らをAIの学習や医療系学生への教育への応用に利用する方法を検討する.

東アジアにおける公衆衛生危機下の行政活動の法的・民主的統制に関する比較研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2023年4月1日〜2026年3月31日
蔡 秀卿(立命館大学)、張 栄紅(中京大学・研究分担者)、趙 元済(駒澤大学)

本研究は、以下の4点を追究する。①東アジアにおける公衆衛生危機と立法:各国の公衆衛生危機に対応するための法制を整理する。②東アジアにおける公衆衛生危機と行政:2020年1月以降各国が具体的にどのような要素を考慮していかなる感染症対策を採ってきたのかを整理する。各国の感染症対策の特徴を整序する。③東アジアにおける公衆衛生危機と司法:各国の公…

地域の担い手による高齢者のデジタル利活用促進に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2023年4月1日〜2026年3月31日
福安 真奈(椙山女学園大学・研究代表者)

近年,政府は「デジタル田園都市国家構想」を発表するなど,すべての国民がデジタル化のメリットを享受できる心豊かな暮らしの実装を目指している.一方で,地域の担い手の高齢化や,高齢者層などのデジタル・ディバイドが問題となり,電子化が進まない現状である.本研究では,離れた家族との連絡や地域での情報共有,健康維持など,高齢者の日常生活を豊かにするI…

持続的改革とデジタル化時代の制度作動に対する総合的研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2022年6月30日〜2025年3月31日
牧原 出(東京大学・研究代表者)、稲見 昌彦(東京大学・研究分担者)、林 昌宏(愛知学院大学・研究分担者)、出雲 明子(明治大学・研究分担者)

本研究は、継続する改革と情報システムの加速的変化との中で、諸々の政治制度とりわけ行政制度を捉え直すことで、制度をシステムと個人双方の作動の中で再構成することを目的とする。とりわけ業務、改革、情報システムの三者の関係がどのように変容し、そこで何が制度を作動させ、何が作動させないのかを特定する。従来綿密に特定の制度領域への分析を手がけてきた行…

行政組織におけるフレーミングの帰結:日韓の著作権法改正の比較事例分析

科研費科学研究費助成事業・基金 2022年4月1日〜2026年3月31日
申 賢哲(大阪大学)、京 俊介(中京大学・研究分担者)、小嶋 崇弘(駒澤大学)、吉岡 徹(一橋大学・研究代表者)

本研究では、類似の法制度を取りながら法改正の結果が分かれた日韓両国でのデジタル産業でのイノベーションの障壁として指摘されてきた著作権の制約に対する法改正の事例の分析を行う。とくに、著作権制度を所管する部局のみならず、イノベーション政策、そして、立法審査を担当する部局との間のフレーミングの競争に焦点をあて、これをイノベーション論、政治過程論…

GTFSを用いた階層型地域公共交通網の評価と地域への相応しさのAIによる判定

科研費科学研究費助成事業・基金 2022年4月1日〜2025年3月31日
松本 幸正(名城大学・研究代表者)

本研究でははじめに,A地点からB地点へのバスでの移動に関するサービス水準を表す総合指標をGTFSを利用して構築する.続いて,多様な交通手段で構成されるネットワークへの拡張を行う.階層型ネットワークを想定したWEBアンケートの結果も用いて,他手段への乗り継ぎも含めた移動のサービス水準を表す指標を構築するとともに,利用者数の予測を行う.さらに…

ネパールの旧王都パタンにおける女性自助組織と災害:震災とパンデミック

科研費科学研究費助成事業・基金 2020年9月11日〜2023年3月31日
竹内 愛(南山大学・研究代表者)

本研究の概要は、ネパールの旧王都パタンにおいて、女性自助組織ミサ・プツァが、2015年大地震の復興過程において現下の新型コロナウイルスのパンデミックが発生するという複合的災害状況に、いかに対応して活動するのか分析し新たな災害ジェンダー論を構想することである。パタンでは、1990年代にNGOと地方行政によって女性の経済的自立を目指してミサ・…

「日常の科学コミュニケーション」が変化する局面の多角的分析

科研費科学研究費助成事業・基金 2019年4月1日〜2025年3月31日
相田 慎(豊橋技術科学大学・研究代表者)、箕輪 はるか(東京慈恵会医科大学)

原発事故時による放射能リスクへの国民の不安は和らいでいるものの、企業・行政・報道への不信感は根強く、不安が解消されたとは言い難い。人々は、折に触れてこの問題について語らっていたであろうが、これは「人によって見解が異なる切実な問題」であり、「語ることへの躊躇い」があったと予想される。 <BR> 本研究課題では、日常会話に表出する(放射能リス…

台湾総督府文書を基礎資料とした日本語教育政策に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2019年4月1日〜2024年3月31日
酒井 恵美子(中京大学・研究代表者)、中田 敏夫(愛知教育大学・研究分担者)

台湾国史館文献館所蔵の日本統治時代の行政文書『台湾総督府公文類纂』は原案の立案段階から決定・施行までの全ての政策決定過程を綴った世界的に見ても第一級の植民地統治史料であるが、種々の事情から日本語教育史の研究対象とされてこなかった。しかし現在はデジタルデータを日本から無償でダウンロードすることが可能となり利用しやすい環境が整った。この史料を…

自治体政策の実施過程における「家族単位モデル」バイアスの検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2018年4月1日〜2025年3月31日
荒見 玲子(名古屋大学・研究代表者)

日本の福祉国家を支える行政システムに埋め込まれた「家族単位モデル」バイアスが、自治体の公共政策の実施過程に与える影響について、地域包括ケア、保育(就学前教育)、子どもの居場所支援、育児休業制度、ひきこもり支援、被災者支援、コロナ禍における特別定額給付金の給付を事例に資料調査及び自治体へのヒアリングなど質的調査を中心に検討を行った。その結果…

基幹放送化後のコミュニティ放送 世代交代にみる理念の継承と変革の可能性

科研費科学研究費助成事業・基金 2017年4月1日〜2023年3月31日
松浦 さと子(龍谷大学)、北郷 裕美(大正大学)、小川 明子(名古屋大学・研究分担者)

コミュニティ放送は、現在も各地で増加している。が、感染症拡大で経営環境は厳しくなった。本研究では、コミュニティ放送の世代交代を観察し、そこでもたらされた理念の継承や変革を検討した。その結果、メディア環境の変化や感染症拡大という社会の変動に影響を受け、経営資源や担い手に変化が顕れたことが観察された。また、行政が支え続ける局には、「まちづくり…

社会における情報の価値

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
清水 木楠(慶應義塾大学・研究代表者)

当該研究は、複数の主体が存在する社会において、「どのような情報が社会全体にとって価値を持つのか」を理論的に分析する。現代の社会では、投資判断や購買行動などの意思決定に際して、インターネットや生成AIを通じて情報を取得し、それに基づいて行動を選択する機会が多い。こうした情報には正確なものもある一方で、不確実性を伴う情報や誤情報も多く含まれて…

都市・建築・三次元形状を横断するマルチスケール設計支援のための生成AI基盤の構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
杜 旭升(早稲田大学・研究代表者)

生成AIは、都市計画、建築設計、建物の三次元モデル作成に幅広く活用され始めているが、これらは分野ごとに個別に発展してきたため、都市全体の方針を個々の建物の形まで一貫して反映することが難しい。本研究では、都市の条件から建築の配置、さらに三次元形状へと情報をつなぐ仕組みをAIに組み込む。これにより、異なる規模の設計を連続的に扱える基盤を構築し…

学習過程ログと生成AI対話ログを用いた学習者の内的状態推定手法の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
草本 明子(東京大学・研究代表者)

本研究は、最終解が一つに定まらない課題に取り組む学習者を対象として、学習過程ログと生成AIとの対話ログを分析し、「つまずきの深さ」や「自己調整力」といった学習者の内的状態を捉える手法を開発する。まず、これら二つの状態の関係を明らかにし、次に、学習過程や生成AIとの対話にどのような特徴として表れるかを分析する。さらに、得られた知見を基に、生…

量子生成モデルの出力一貫性に向けた適応制御アルゴリズムの構築と実機実証

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
石田 展雅(東京大学・研究代表者)

本研究計画は、低消費電力かつ高表現力な次世代の生成AIとして期待される量子生成モデルについて、量子計算機実機での出力分布の一貫性確立を目的とする。現行の量子計算機はノイズ特性が時間変動するため、同じ学習済み生成モデルでも出力分布が実行ごとにずれてしまう。この課題を解決するため、熱力学的衝突モデルによる適応制御アプローチと量子計算機実機での…

全国の視覚特別支援学校理療科における生成AI活用の実態と利活用の検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
沖中 美世乃(筑波大学・研究代表者)

全国の視覚特別支援学校理療科教員を対象に、生成AIの利用状況や課題を調査する。さらに、生成AIを用いた国家試験対策問題や反復学習教材の作成を試行し、作業時間、教材の量と多様性、教員の負担、音声読み上げへの対応などを検証する。これにより、視覚障害のある教員も利用しやすく、学校間の教育格差の縮小や教材作成の効率化に役立つ支援方法を提案する。

LLM内部における美と道徳の価値体系の解明とAI Alignmentのための実践的基盤の構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
阿部 由吾(東京大学・研究代表者)

現在、様々な知的側面において人間に匹敵し始めている大規模言語モデルは、真(情報の正しさ)や善(信頼性や無害性)を目的として訓練されている。しかしながら、AIの振る舞いを人間の価値観に整合させるAI Alignmentの達成のためには、美の側面からのアプローチも必要なのではないか。本研究は、大規模言語モデルの内部における美と道徳の価値体系の…

非構造化データと大規模言語モデルを用いた少数データ領域予測の高精度化と知識抽出

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
増田 俊太郎(東京大学・研究代表者)

機械学習による予測は、学習に使えるデータが少ない地域や、典型的な事例から外れた対象では精度が低下しやすい。本研究では、道路交通量予測を対象に、街路景観画像、衛星画像、道路名などの多様な情報を大規模言語モデルで読み取り、既存の予測を補う方法を開発する。さらに、どのような地域・道路の情報が予測改善に役立つかを明らかにし、データが限られる他の予…

多言語Deep Researchにおける言語間性能差の要因分析と改善

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
山田 育矢(東京理科大学・研究代表者)

Deep Researchは、大規模言語モデルが必要な情報を自ら検索しながら推論を重ねて回答を作る質問応答技術である。その性能は言語によって大きく異なり、英語以外では低下しやすい。本研究では、同じ内容の質問を複数の言語で与え、回答に至る過程を段階ごとに比較することで、性能差がどの段階の失敗から生じるのかを明らかにし、失敗のパターンを類型化…

経営者のBlaming行動が市場の期待形成に与える影響

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年7月31日〜2028年3月31日
CHEN YING(東京科学大学・研究代表者)

本研究は、企業の業績悪化は自身の経営判断や戦略に起因せず、外部環境に起因すると経営者が説明する傾向(以下「Blaming」という)に着目し、こうした因果説明を伴う定性情報開示が資本市場に与える影響を、日本の上場企業データを用いて実証的に検証する。頑健性と再現性を確保した大規模言語モデル(LLMs)分析フレームワークによりBlaming指数…

AI天気予報モデルと生成AIによる全球気候予測情報のダウンスケーリング

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
小槻 峻司(千葉大学・研究代表者)

本研究ではAI天気予報モデルを活用して全球気候予測モデルから得られる低解像度の予測情報を、高精度かつ地域に特化した気候予測情報へダウンスケーリングすることを目指す。全球気候予測情報から地域の気象場をダウンスケーリングするAIと、降水量予測に特化したダウンスケーリングAIを開発し、温暖化時の日本の豪雨発生頻度などのリスク情報をAIで定量化す…

「研究不正」概念の再構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
中村 征樹(大阪大学)、市田 秀樹(大阪公立大学)、東島 仁(千葉大学・研究分担者)

本研究は、不適切なオーサーシップ、二重投稿、自己盗用、査読不正、生成AIの不適切利用やペーパーミルなど、「捏造・改ざん・盗用(FFP)」以外の研究不正行為・問題行為に着目し、科学を支える規範が社会の中で形成・変容してきたプロセスを把握したうえで、研究不正の定義・概念と対応のあり方を抜本的に捉え直し、再構築することを目的とする。本研究では、…

創発リスクに対応する現場適応型インシデントレジリエンス基盤の構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
堀 里子(慶應義塾大学・研究代表者)、舟越 亮寛(医療法人鉄蕉会医療管理本部(亀田総合研究所))

本研究は,自然言語処理と生成AIを活用し,医療現場で新たに生じるリスクの兆候を早期に捉え,事故を未然に防ぐための医療安全基盤を構築するものである.インシデント報告などのデータを解析し,リスク予兆の検出,事例・要因分析に基づく対策立案支援,事故を経験しなくても学べる未然学習の仕組みを統合することで,変化する医療現場に柔軟に適応しながら安全性…

「触れるAI」:非言語的人肌触感による生成AIとの協働インタラクション基盤の開拓

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2030年3月31日
伊藤 雄一(青山学院大学)、菅原 徹(京都工芸繊維大学)、杉浦 裕太(慶應義塾大学・研究分担者)、吉田 成朗(オムロンサイニックエックス株式会社)

本研究では、触覚を基盤とした、新しい人-AI協働インタラクション「触れるAI」の枠組みを開拓する。生成AIの普及により、人とAIの関係は「命令と応答」から「協働と共生」へと変容しつつあるが、AIとの対話は硬質で冷たいデバイスであり、AIを人間的な存在として自然に受容するには限界がある。 そこで本研究では、硬さ・温度・湿潤といった触覚プリミ…

分子結晶の発見を加速する生成AIの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2028年3月31日
谷口 卓也(早稲田大学・研究代表者)

本研究は、分子構造から安定な結晶構造を直接生成する「結晶生成AI」を中核に、生成AIによる有機固体の自律発見ワークフローを構築する。既存の分子生成AIで候補分子を生成し、実験的に観測された安定構造のみを学習した拡散モデルにより、構造探索やエネルギー最適化を経ずに安定結晶構造を直接出力する。国際標準ベンチマークで性能を検証し、構造予測から構…

脳活動チューリングテスト構想による他者意図推論と適応行動の構成論的理解

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2028年3月31日
小谷 潔(東京大学・研究代表者)、杉野 正和(東京大学・研究分担者)

近年のAIの発展から,介護や仕事といった生活の現場でヒトとAIが共存する社会の実現が近い将来に期待されている.しかし現状のAIでは,他者の意図を推論し適応的にヒトと協調することは困難である.本研究では,脳機械インタフェース(BCI)の枠組みを生成AIと組み合わせ,生成AIによる「脳活動チューリングテスト」を提案する.それにより,BCIを活…

医療・介護連携におけるセンサ情報・記述情報統合型現場適応ローカル閉域生成AI基盤

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2028年3月31日
森 武俊(東京理科大学・研究代表者)、伊藤 沙紀子(東京科学大学・研究分担者)、今井 健(東京大学・研究分担者)、吉田 美香子(東北大学)

医療・介護現場で蓄積されるセンサ情報、バイタルデータ、健診結果、日々の記録文書を施設内で安全に統合するローカルかつ閉域型のAI基盤を開発する。看護記録、ケア記録、家族報告、LIFE報告、退院・退所時書類などの作成を支援し、匿名化データ等で検証後、高齢者施設で実証する。

生成AIモデルを用いた合成データと解析標準化を組み合わせた疫学研究の効率化

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2028年3月31日
松居 宏樹(東京大学・研究代表者)

大規模な医療リアルワールドデータベースを用いた疫学研究は近年盛んにおこなわれている。しかしながら、データソースへのアクセスには個人情報保護法を始めとする制約があり、解析プロセスは研究者毎に設定され標準化されていない。特に診療効果の比較を行うために必要な交絡因子の調整は専門家の知見収集が必須であるため、臨床家の臨床疑問に対し高速で解を与える…

対話型CBT開発による教育変革基盤形成:生成AIを活用した協調的知識構成力の評価

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
白水 始(国立教育政策研究所)、飯窪 真也(国立教育政策研究所)、齊藤 萌木(聖心女子大学)、益川 弘如(青山学院大学)

教師が子供に教え込む知識伝達から「主体的・対話的で深い学び」への教育変革を支えるため、子供の「協調的知識構成力」を直接評価できる対話型コンピュータテスト(CBT)を開発します。ペアの子供の問題解決対話の認知・談話分析を基に、一人で解く子供に伴走して考えを深めたり揺さぶったりするAIパートナーを構築します。それによって、子供たちが他者との相…

因果推論と生成AIで切り拓く子育てバーンアウト・周産期うつ予防

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
古谷 嘉一郎(関西大学)、中島 俊(筑波大学・研究分担者)、室井 慧(筑波大学・研究分担者)

本研究では、妊娠・出産前後から乳幼児期の子をもつ夫婦を対象に、子育てバーンアウト(親が子育てで強く消耗した状態)、睡眠の状態、うつ症状がどのように関係し、時間とともに変化するかを明らかにする。複数回のWeb調査により、家庭内の負担、夫婦間の支え合い、社会的支援などを把握し、親の不調につながる要因を整理する。さらに人工知能(Artifici…

人間的関わりを軸とした心理療法トレーニングの革新

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
中島 俊(筑波大学・研究代表者)

精神疾患の有病率は増加する一方、心理療法の効果は頭打ちである。またデジタル心理療法は心理療法のアクセス可能性を高める一方、対面心理療法の効果には及ばない。本研究は、対人関係に基づく「人間的関わり」を軸に、文献・実対話・模擬対話・受講者ニーズを統合して臨床的に意味ある心理療法要素を同定し、生成AIを活用した心理療法訓練支援エージェントの開発…

婚姻・出生の文化的要因のマクロ経済分析:AIと自由記述型サーベイによる革新

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2031年3月31日
高山 直樹(一橋大学・研究代表者)、高橋 悠太(大阪大学)、宇南山 卓(京都大学)

研究代表者らが独自に設計・実施する選択肢型・自由記述回答型サーベイで得た主観的情報を、人工知能(AI)、特に大規模言語モデル(LLM)による自然言語解析を用いることで、経済主体の意思決定・相互作用を明示的に描写する構造マクロ経済モデルへと接続し、これまで実証困難とされてきた文化的要因が婚姻・出生行動に与える影響を動学的に捉える革新的枠組み…

大規模言語処理モデルで読み解く江戸時代の気象場

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2028年3月31日
岡崎 淳史(千葉大学・研究代表者)、小槻 峻司(千葉大学・研究分担者)

地球温暖化に伴う極端気象の将来予測の信頼性向上には、過去の極端現象を検証できる長期データが不可欠である。しかし、日本の測器観測は過去百年程度に限られる。一方、江戸期を中心に残る膨大な日記には、日々の天気に関する記述が含まれ、高時間解像度の気象復元に有用である。本研究では、LLMにより日記記録から気象語・程度語等を抽出して定量化し、d4PD…

脳科学発デジタル社会学

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
牧野 浩史(慶應義塾大学・研究代表者)

本研究は、脳科学・社会学・AIを融合し、「脳科学発デジタル社会学」という新たな学術領域の開拓を目指す。マウスの行動・神経活動データに基づくデジタルツインを構築し、強化学習と大規模言語モデルを用いてヒト型デジタルツインへと拡張する。さらに、これらを統合した大規模仮想社会シミュレーションを通じて、多様性と価値共有が協力行動などの社会的創発を生…

オンデバイス言語モデルによる合議的IoTコンテキスト理解基盤

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
安本 慶一(奈良先端科学技術大学院大学)、中澤 仁(慶應義塾大学・研究分担者)

近年、大規模言語モデルは急速に発展しているが、IoTセンサデータをリアルタイムかつプライバシーに配慮して処理する基盤は未確立である。本研究では、IoTデバイスに小型言語モデルを搭載し、各デバイスが観測結果を自然言語の「主張」として共有し、対話と合議により状況を推論する分散知能IoT基盤を構築する。IoTデータ・映像・自然言語を統合する共通…

機械は子供のように言語を学ぶのか:論理推論発達の再現性に関する挑戦的研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2029年3月31日
八木 雄介(早稲田大学・研究代表者)、平岡 達也(奈良先端科学技術大学院大学)

近年の大規模言語モデルの発展には目を見張るものがあり、その性能は一見人間の言語運用能力と比較して同一であると考えられる部分もある。しかし、異なる道筋で同じ目的地(言語能力)に辿りついている可能性も捨てきれない。そこでこの研究は、人間と機械が言語を獲得する過程を比較することを通じて、人間の言語能力と機械の言語能力の内部状態がどれほど似通って…

英語学習者の「不完全な」アウトプットをマルチモーダル生成するLLMの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2028年3月31日
神澤 克徳(京都工芸繊維大学)、河野 誠也(京都工芸繊維大学)、田中 悠介(熊本学園大学)、近 大志(富山大学)

本研究の目的は、英語学習者に特有のエラーや非流暢性を含む「不完全な」アウトプットを、テキストと音声の両面で生成できる大規模言語モデル (LLM) を構築することである。言語教育において学習者アウトプットの活用は有効とされる。本研究は、これまで学習者の発話に依存していたデータ取得をLLMで再現・生成する点に独自性がある。既存のLLMは流暢で…

大規模言語モデル時代のプログラミング

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年6月26日〜2028年3月31日
千葉 滋(東京大学・研究代表者)

AI の登場によって人の手によるプログラミングは不要になったという声もある中、一方で他の知的作業と同様、一定規模以上の高度なソフトウェア開発の場合は特に、高いプログラミング能力を持つ人間が AI を部下として使いながら開発する時代になったという声がある。本研究では、後者のような時代における望ましいプログラミング言語やプログラミング支援環境…

デジタル技術と文化労働の再編: 日本のマンガ・アニメ産業を例に

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
田中 洋美(明治大学・研究代表者)、YE ZHEN(明治大学・研究分担者)

AIをはじめとする新興デジタル技術は、世界各国の文化産業で導入され、急速に利用が拡大している。それに伴い、文化労働のあり方もまた変化している。本研究では、日本のマンガ・アニメ産業に焦点を当て、新興デジタル技術の導入とそれによる文化産業・文化労働の再編について実証的な研究を行う。デジタル・プラットフォームおよび生成AIの導入により、従来の産…

サービスギャップ解消に向けた生成AIを用いる心理支援の開発およびRCTによる検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
鍛治 岬輝(東京大学・研究代表者)

現在は社会で実用され得る生成AIが人々に浸透した“第4次AIブーム”に突入したとされる。この技術革新は臨床心理分野にも波及しており,人的資源不足,地理的制約,あるいは日常生活の多忙さにより心理支援へのアクセスが困難であった集団に対するアプローチとして期待される。一方,学術的検証が不十分なまま市場へ流通し,安全性の懸念が指摘される。本研究は…

生成AI時代における引用透明性と批判的読解を支える持続可能な実践の設計

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
FANG XINRUI(東京大学・研究代表者)

本研究は、参考文献数の増加と生成AIの普及を背景に、研究者の文献選択や引用判断における批判的思考の低下、および査読過程における評価基準の不透明さという課題に着目する。各分野の研究者へのインタビューとアンケート調査を通じて、引用行動と論文読解の現状および問題点を明らかにする。さらに、その知見に基づき、引用の透明性と信頼性を高める支援システム…

光コム発生器に適した小型低消費電力多波長シリコンコヒーレント送受信回路の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
前田 隼太郎(東京大学・研究代表者)

本研究は、生成AIの普及に伴う通信量増大を解決するため、短距離通信向けに低消費電力・大容量な光伝送方式を実現することを目的とする。具体的には、光コム光源に最適化した超小型リング変調器アレイを開発し、多波長分の送信機能を3ミリ角以下の半導体チップ上に集積・実証する。複数の高周波信号を用いた実証実験を通じて、現行規格を凌駕する数Tbps級の高…

生成AIと対話機能を組み合わせた立体模型による視覚障害者支援技術の構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
田中 賢吾(筑波大学・研究代表者)

本研究は、生成AIとLLMを活用し、視覚障害者が空間情報や身体動作を触覚的かつ対話的に理解できる情報アクセス手法を開発する。従来の音声ガイド、点字、2D触図では、奥行きや立体形状、身体の向きや動きの伝達に限界があった。そこで、テキストや画像から触覚的に理解しやすい3Dモデルを生成し、3Dプリンティング等により提示する。さらに、LLMによる…

大規模言語モデルはどのような言語変化を引き起こすのか?

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
木山 朔(一橋大学・研究代表者)

大規模言語モデル(LLM)の急速な発展と社会実装により,オンライン上における自然言語の使用が変容し始めている.これまではLLMが好む文法的構造や単語の選好といった特徴比較は一部行われていたが,LLMの出力した言語による通時的かつ構成論的な言語変化を対象とした研究は存在しない.本研究は,単語・文の2階層における通時的な言語変化を可視化・定量…

市民熟議に基づく行政主導の環境政策は実現可能か?:LLMを応用した検証基盤の構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2027年3月31日
石井 康平(千葉大学・研究代表者)

本研究は、大規模言語モデルによるデジタル編集およびテキスト解析を応用し、行政主導の環境政策形成における市民熟議の実態を検証する分析枠組みの確立を目指すものである。具体的には、環境政策文書の策定過程に着目して、文書改訂に対する市民の貢献、市民言説に対する行政応答の質、言説の主題構成の三観点から定量・定性的な分析を行う。その上で、これらの分析…

マルチモーダル検索に基づくタスク空間拡張VLAによる生活支援ロボットシステム

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2029年3月31日
八島 大地(慶應義塾大学・研究代表者)

高齢化に伴う在宅介助者不足を背景に,自然言語指示で多様な日常タスクを遂行できる生活支援ロボットへの社会的要請が高まっている.本研究では,深層状態空間モデルに基づく高速かつ効率的な動画マルチモーダル大規模言語モデルを構築し,これを視覚言語行動モデルへ拡張することで,ロボットのモーション全体を考慮した行動生成を可能とする.さらに,物体および行…

速思・遅思を組み合わせた大規模言語モデル強化学習による運転判断

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2027年3月31日
李 雲(東京大学・研究代表者)

自動運転にとって稀で予測困難な状況(ロングテールシナリオ)への対応は実用化の最大の障壁である。本研究は、人間の直感的判断(速思)と熟考的判断(遅思)を使い分ける認知科学の知見に着想を得て、高速処理の自動運転ソフトウェアを「速いシステム」、深い推論能力を持つ大規模言語モデルを強化学習で微調整したものを「遅いシステム」として組み合わせる二重ア…

大規模言語モデルにおけるメタ認知能力の解明と強化を通じた社会的バイアス抑制

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
土井 智暉(東京大学・研究代表者)

大規模言語モデル(LLM)が出力する社会的バイアスの抑制は喫緊の課題である.近年,LLM 自身に処理過程を振り返らせるメタ認知的アプローチがバイアス抑制手法として注目されている.しかし,基盤となるメタ認知能力の分析は個別タスクに留まり,その一般的特性や改善方法は明らかになっていない.本研究では,認知科学の理論に基づきメタ認知能力をパターン…

System1/2理論に基づくFast/Slow推論型LLMの設計

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
高城 頌太(東京大学・研究代表者)

本研究は、人間が状況に応じて「速い直感的思考」と「遅い熟考的思考」を使い分ける仕組みに着目し、その考え方を大規模言語モデル(LLM)に取り入れる研究である。難しい問題では、思考の連鎖に基づくSlow Thinkにより段階的に解法を導き、その過程で得られた知識を、モデル内部で効率的に推論するFast Thinkへ学習させる。これにより、LL…

大規模言語モデルによる学習を防止する技術の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
盧 慧敏(東京大学・研究代表者)

本研究は、LLMによる学習を防ぐ手法を提案する。具体的には、学習データの逆蒸留技術により、特定のデータを「LLMが正しく学習できない状態」にする。 学習データの逆蒸留とは、元の学習データがもたらすモデルの変化と逆の変化、すなわち元のデータを忘却させる効果を持つデータを生成する技術である。 本研究では、この逆蒸留技術を応用して、特定のデータ…

深層生成モデルと大規模言語モデルを用いた解釈可能な単一細胞摂動効果予測手法の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2029年3月31日
水越 周良(東京科学大学・研究代表者)

本研究では、深層生成モデルとゲノム・タンパク質言語モデルを統合し、転写因子摂動による単一細胞遺伝子発現変化を予測する解釈可能な手法を開発する。条件付きVAEで細胞状態を表現し、ESM2とHyenaDNAで得たタンパク質・DNA配列特徴量を組み込むことで、未学習の摂動効果を予測する。さらに、予測に重要なアミノ酸残基と標的DNA塩基を同定し、…

ヨーロッパの家族法におけるAIの活用事例--日本にとっての重要な教訓?

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月22日〜2028年3月31日
渡邉 拓(横浜国立大学・研究代表者)、PIEGZIK MICHAL(横浜国立大学・研究分担者)

家族法におけるAIの活用は、法学者の間で活発な議論が続いており、近年では法律の実務の重要な一部となっている。2022年にChatGPTが公開することに伴って、AIの能力を明らかにし、その機能に対する一般の認識を大きく変えた。この現象は法律専門家にも及んでいる。多くの国において、家庭裁判所は、事件数の増加や審理期間の長期化といった共通の課題…

EventMobility: Event-Aware Human Mobility Generation via LLM-Guide Diffusion Model

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2028年3月31日
LI PEIRAN(一橋大学・研究代表者)

人の移動データはプライバシー問題から直接利用が難しく、多様な社会的状況(災害・大規模イベント等)を想定した仮想的な移動データを生成・シミュレーションする技術が求められている。本研究では、自然言語処理技術(大規模言語モデル)と生成AIモデル(拡散モデル)を組み合わせた「イベント駆動型人流生成モデル」を開発する。これにより、台風・地震・祭り等…

デジタル技術の革新と法の応答に関する総合的研究: Personalized law構想をてがかりに

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2030年3月31日
宍戸 常寿(東京大学・研究代表者)、笹倉 宏紀(慶應義塾大学・研究分担者)、前田 健太郎(東京大学・研究分担者)、寺田 麻佑(一橋大学・研究分担者)

本研究は、ビッグ・データや生成AIなどのデジタル技術の革新に対して法がいかに応答すべきであるかという喫緊の課題について検討する。この課題については、これまでのところ個別の問題の研究が蓄積されてはいるものの、課題の全体像を様々なレベルにわたる複層的な問題群として把握した上で、今後の法の在り方を考察する試みはまだ十分行われていない。そこで、本…

「誤謬」から「資源」へ:認知バイアスの理論的再定位実験とAIによる社会実装モデル

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
藤田 政博(関西大学)、緑 大輔(一橋大学・研究分担者)、綿村 英一郎(大阪大学)、佐々木 勇和(大阪大学)

本研究は、認知バイアスを不合理な偏りとしてだけでなく、状況に適応的な「判断資源」として捉え直し、法的判断を題材に人間とAIの判断構造を比較・解明する学際的プロジェクトである。心理実験、生成AIによるシミュレーション、判決文分析を組み合わせ、バイアスが判断の納得感や公正性にいかに寄与するかを明らかにする。最終的には、AIの説明責任設計に資す…

生成AIと人間コーチングを組み合わせたハイブリッド型学習者支援モデルの開発と検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
鋪野 紀好(千葉大学・研究代表者)、伊藤 彰一(千葉大学・研究分担者)、横尾 英孝(鹿児島大学)、大西 俊一郎(国際医療福祉大学)

生成AIは、学習者の疑問や思考過程に対してリアルタイムにフィードバックを行い、学習の個別化を支援できる可能性がある。本研究では、医学部臨床実習に生成AIコーチングを導入し、臨床技能・医学知識・態度・自己省察力・レジリエンス・自己調整学習能力に対して、人間による従来型コーチングと比較し、その教育効果を検証する。さらに、学習者の受容性や体験の…

生成AIを活用した協働的学び支援モデルと教師教育に関する実践的研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
藤川 大祐(千葉大学・研究代表者)、安部 朋世(千葉大学・研究分担者)、小山 義徳(千葉大学・研究分担者)、高木 啓(千葉大学・研究分担者)

本研究は、生成AIを「協働的知の創出を支えるパートナー」と位置づけ、中学校における協働的学び支援モデルの開発と実証、ならびにそれを担う教師教育プログラムの構築を目的とする。生成AIによる意見の整理・構造化を通して対話の質を高め、学習者の批判的思考や協働的問題解決能力への効果を検証する。さらに、教育現場と大学の教師教育を往還的に接続する循環…

生成AIとの対話が社会的孤立とウェルビーイングに及ぼす影響の実証研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
中込 敦士(千葉大学・研究代表者)、阿久津 靖子(千葉大学・研究分担者)、田淵 貴大(東北大学)

生成AI(例:ChatGPT)がもたらす孤立、ウェルビーイングへの影響を、量的研究、質的研究、介入研究から検証する。特に、日本ではコミュニケーションロボットが単なる対話相手を超え、ユーザー間交流や社会参加を促す social intermediary として機能してきた独自の文化的基盤があり、その知見を生成AI対話に応用することを目指す。

生成AI動画を活用した真正性と学習意欲を高める英語聴解教材の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
竹蓋 順子(千葉大学・研究代表者)、土肥 充(國學院大學)、与那覇 信恵(千葉大学・研究分担者)、森川 セーラ(千葉大学・研究分担者)

本研究は、生成AIの音声合成技術およびトーキングヘッド生成技術を活用し、大学生向けの真正性の高い英語動画聴解教材を低コストかつ効率的に開発する手法の確立を目指すものである。具体的には、クリティカル・シンキングを主題とする講義動画と複数話者による対話動画を制作し、リスニング指導理論である三ラウンド・システムに基づいて教材化する。さらに、教育…

看護師の臨床判断に対する生成AIの影響と応用可能性の検討

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
石坂 晴奈(千葉大学・研究代表者)

生成AIの医療での活用に向けた研究が盛んに進められる一方で、生成AIの使用により批判的思考力や脳活動、作業の主体性が低下する可能性が指摘されている。そこで本研究は、生成AIの使用により看護師の臨床推論や判断がどのように変化するかを明らかにし、思考力への影響を加味した生成AIの利用方法を探究する。 新人看護師とベテラン看護師を対象に、認知症…

専門と経験を起点とする「AIクロス型」教育プログラムの比較とモデル化

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
田川 翔(千葉大学・研究代表者)

生成AIが普及し様々な職種での利活用が浸透している。本研究は、基礎から積み上げる従来の数理・データサイエンス教育と相補的な、学修者・社会人の「専門性や実践知」を足場にAI活用能力を習得する「AIクロス型の教育」に迫る。 まず、企業や研究所などにおけるAI活用の調査から、社会的に要請されるAI利活用能力を明らかにする。次に、国内外の大学での…

大学入試における生成AIの活用ー自動採点と自動作問を中心としてー

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
石岡 恒憲(独立行政法人大学入試センター)、中川 正樹(東京農工大学)、古宮 嘉那子(東京農工大学)、峯 恒憲(九州大学)

大学入学共通テストなど大学入学試験レベルの短答式記述試験の自動採点および自動作問について生成AIを活用することで、その性能や品質を実用レベルにまで引きあげるシステムを構築する。現在でも小中学校の計算や書き取りレベルの問題であれば、自動採点や自動作問は可能であるが、我々は、より多様で深層的な意味理解を必要とする大学入学試験レベルの短答式記述…

生成AIと物理法則の融合が拓く熱流体解析パラダイムの革新

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2029年3月31日
三輪 修一郎(東京大学・研究代表者)、原 聡(電気通信大学)、武居 昌宏(千葉大学・研究分担者)

次世代革新炉における安全解析コードおよびデジタルツインの実現においては、高詳細・高解像度な解析が求められている。熱流動分野におけるデータ駆動型モデルでは、データに潜む特徴と、それに基づく判断根拠を膨大なデータベースから学習することから、大量の学習データが必要となる。近年注目されている生成AI技術は、この障壁を克服する革新的な技術であり、既…

中・高英語授業対応の発話自動評価・フィードバックシステムの設計と運用の縦断的検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
林 裕子(佐賀大学)、近藤 悠介(早稲田大学・研究分担者)、石井 雄隆(千葉大学・研究分担者)

本研究は、生成AIの活用ではなく、学習者の発話に対する自動評価とフィードフォワード支援を通じて、自己調整的なスピーキング能力の向上を図ることを目的とする。近年注目されているLLMによる自動採点とは異なり、教育現場での運用性を重視し、透明かつ継続的な評価に基づく支援環境を構築する。研究代表者が開発してきた自動発話採点システムを基盤に、言語面…

生成AIを活用した書記的協働対話による語用論的能力育成と教育応用の探求

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
中浜 優子(慶應義塾大学・研究代表者)

本研究は、生成AIとの書記的協働対話を通じて、L2学習者の語用論的能力と相互行為能力がどのように発達するかを解明することを目的とする。社会文化理論に基づき、AIが提供する足場掛けが学習者の意味交渉、語用論的知識の再構成、自律的学習をどのように支援するかを探る。また、AIとL2熟達者による学習者の書記的サポートを比較し、認知熟達度・L2習熟…

共生モビリティ・デジタルツインに基づく生涯支援型高齢者運転教育システムの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
SHEN Xun(東京農工大学)、藤澤 克樹(東京科学大学・研究分担者)、井上 正樹(慶應義塾大学・研究分担者)

本研究では、教育成果を継続的に支えるリカレント型教育・学習と、個別適合型運転支援を両立する生涯支援型運転教育システムを構築することを目的とする。具体的には、仮想現実と生成AIを統合し、運転環境の不確かさを再現可能な共生モビリティ・デジタルツインを構築することで、運転行動の動的な展開予測を可視化することを実現する。また、知識駆動型強化学習理…

転写因子の生成AIと生物実験を介した進化能の追求と上位階層進化への波及効果の解析

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2028年3月31日
木賀 大介(早稲田大学・研究代表者)

本研究の目的は、生成AIと生物実験の組合せにより新奇な転写因子群を創出し、これらを用いた合成生物学アプローチにより種々の転写制御ネットワークを構築・解析することで、「高度な生命機能の実現を支配する転写制御ネットワークが、新たに現れ、洗練されていく原理を理解」することにある。

生成AIを新たな主体としたブレンディッド・ラーニングのデザインフレームワークの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
阿部 真由美(早稲田大学・研究代表者)

本研究は,生成AIを新たな主体として学習プロセスに取り入れたブレンディッドラーニング(以下,BL)のデザインフレームワークを構築することを目的とする。従来,BLは対面とオンラインを組み合わせた学習のデザインであると定義される。しかし,近年はChatGPTをはじめとする対話型生成AIの技術的進歩が目覚ましく,BLのデザインにおいても対面とオ…

ポスト真実・生成AI時代の知識創造型情報リテラシー教育の構築にむけた国際共同研究

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2030年3月31日
望月 俊男(早稲田大学・研究代表者)、山口 悦司(神戸大学)、大浦 弘樹(東京理科大学・研究分担者)、鈴木 栄幸(茨城大学)

一般市民は矛盾する様々な情報に囲まれ、ときに扇情的な情報や、バイアスにも翻弄されている。そこで本研究は、国際共同研究を通して、ポスト真実・生成AI時代において知識社会を担う人材に不可欠な知識創造型情報リテラシー教育の構築を目指す。そのための教育実践の開発・評価・展開を行う。具体的には、(a) 生成AIを活用して、多様な情報から“真実”を見…

車いす競技選手の筋シナジー評価に基づくプレシジョン・トレーニングシステムの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
前田 慶明(早稲田大学・研究代表者)、生田 祥也(広島大学)、笹代 純平(独立行政法人日本スポーツ振興センター国立スポーツ科学センター)、松浦 由生子(日本大学)

本研究では、車いす競技選手に多発する肩関節傷害の発生メカニズムを解明し、個々の身体特性に適応した「プレシジョン・トレーニングシステム(PTS)」を構築することである。パラスポーツ分野では新規性が高い「筋シナジー解析」を応用し、車いす駆動時の複数筋の協調活動を定量化することで、理想的な動作パターンと傷害リスクを明確化する。さらに生成AIを活…

ビジネスと科学技術の近接化による多文化共修型教育プログラムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
長谷川 浩志(芝浦工業大学)、山崎 敦子(デジタルハリウッド大学)、井上 雅裕(大正大学)、イネステーラー笠 章子(早稲田大学・研究分担者)

AI時代の高等教育には,システム思考,批判的思考,アントレプレナーシップ,異文化アジリティの教育が必要であると提言され,科学技術とビジネスが密接に融合し,科学技術の研究領域をビジネス領域が横断する「ビジネスモデルを含めた科学技術研究への転換」が求めている.本申請研究では,産学官金連携スキームを基盤として,工学教育に基づくビジネスと科学技術…

高校生が生成AIを活用して和算書を探究する文理融合型の理数探究学習教材の開発と実践

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
小林 徹也(明治大学・研究代表者)

本研究は,生成AIを活用して江戸時代の和算を探究する「文理融合型」の理数探究学習モデルを構築することを目的とする.具体的には、原典翻訳,現代数学による再表現,英語翻訳,社会的背景との関連付け,などの活動を生成AIが支援する形で実践する. さらに,探究の過程(課題設定、情報収集、整理・分析、まとめ・表現)ごとに生成AIの効果的な活用方法を体…

生成AI時代における著作隣接権の再構成

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
今村 哲也(明治大学・研究代表者)

本研究は、生成AIによる音声・映像生成に対応する著作隣接権の在り方を検討するものである。法解釈と文献・判例分析により基礎理論を整理するとともに、比較法研究と事例分析を通じて日本法への示唆を導出し、最終的には研究成果を統合し、保護主体・客体・範囲を再構成する理論枠組を提示し、制度設計への提言を行う。

AIチューターを用いた生成AIと教師の協働モデルに関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
山内 祐平(東京大学・研究代表者)、中澤 明子(東京大学・研究分担者)、蜂須賀 知理(東京大学・研究分担者)、池尻 良平(広島大学)

チューターは、対話を通じて学習者の能動的な学びを引き出し、学習意欲や理解度を高める伴走者として、教育の質を支えるものである。しかし、支援の質のばらつきや、支援内容のブラックボックス化といった限界も存在する。人的支援のよさを最大限に引き出しつつ、その限界を乗り越える存在として、本研究では生成AIをもとにしたAIチューターに着目し、教師とAI…

生成AIや機械学習の活用による学生相談記録の体系化と臨床判断支援システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
高野 明(東京大学・研究代表者)、石川 千春(東京大学・研究分担者)、榎本 眞理子(東京大学・研究分担者)、藤原 祥子(東京大学・研究分担者)

本研究では、学生相談における相談記録(SOAP形式)の作成と臨床判断を支援するAIシステムの開発を行う。相談記録や臨床知識をAIが参照できる仕組み(RAG)を用いて、記録作成の効率化と判断支援の向上を目指す。さらに、相談の経過や成果を継続的に評価する仕組み(ROM)と連携し、実際の相談現場で安全に活用できるAI支援モデルの有効性を検証する…

マルチモーダル大規模医療データを用いた生成AI学習とその疫学応用

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
松居 宏樹(東京大学・研究代表者)、康永 秀生(東京大学・研究分担者)、笹渕 裕介(東京大学・研究分担者)、山名 隼人(自治医科大学)

本研究は、大規模医療データに対して生成AIを適用し、臨床疫学研究の新たな解析基盤を構築することを目的とする。DPCやNDB等のレセプトデータに加え、検査値や自然言語などの多様な情報を統合したマルチモーダルAIモデルを開発し、長期時系列データを低次元表現へ圧縮する。さらに、その表現を用いて高度なリスク調整および因果推論手法と統合し、臨床研究…

アクティブラーニングにおける生成AI活用モデルと教員向け教材の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
中澤 明子(東京大学・研究代表者)、遠山 紗矢香(静岡大学)、福山 佑樹(関西学院大学)

本研究は,アクティブラーニングの内化と外化,個-協働のサイクルに資する生成AIの活 用モデルを構築し,活用モデルを学べる教師向け教材を開発して評価するものである. 具体的には,生成AIの教育利用・アクティブラーニングや認知科学の知見に関する文献調査を行い,生成AIの活用モデル案を構築する.併せて,活用モデル案を検証するための実験を実施し,…

主観印象と都市KPIを統合する生成AIによる街路景観改善とデジタルツインへの展開

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
Zhao Chenbo(東京大学・研究代表者)

本研究は、主観印象と都市KPIを統合した生成AIによる街路景観改善手法の確立と、デジタルツインへの展開を目的とする。 街路画像を入力として、「安全性」「美しさ」などの主観印象を制約条件とした画像生成モデルを開発し、景観改善案を自動生成する。 さらに、改善前後の景観が歩行者流動やCO2;排出量に与える影響を定量評価する。 最終的に、生成結果…

対称性を考慮した生成モデルとモンテカルロ精度保証による量子多体系物性計算

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
永井 佑紀(東京大学・研究代表者)、富谷 昭夫(東京女子大学)

研究は、物質中の電子が強く相互作用する「強相関電子系」を対象に、その性質を高精度かつ効率的に解明する新しい計算手法を開発する。近年発展した生成AI(データをもとに新しい状態を作る技術)と、物理的に正しさを保証できるモンテカルロ法を組み合わせることで、従来は計算が困難であった複雑な物質の性質を明らかにすることを目指す。

検証指向プログラミング言語の設計と実装

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2031年3月31日
小林 直樹(東京大学・研究代表者)、佐藤 亮介(東京農工大学)、酒寄 健(東京大学・研究分担者)

多くの重要な社会基盤がコンピュータによって制御されている今日、ソフトウェアの信頼性の担保は極めて重要である。しかしながら、現状ではほとんどのソフトウェアが形式検証による理論保証のないまま流通しており、近年の生成AIの活用もこの状況に拍車をかけている。この現状を打破するため、プログラミング言語の設計から見直し、プログラムが正しく動作すること…

サービスLAD:人間とAIエージェントの協働によるサービス設計基盤の構築

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2029年3月31日
原 辰徳(東京大学・研究代表者)、白肌 邦生(北陸先端科学技術大学院大学)、岡田 幸彦(筑波大学・研究分担者)、高橋 裕紀(筑波大学・研究分担者)

生成AIの発展により、サービス設計における人間とAIの協働が現実となりつつある。本研究は、国際規格ISO/TS 24082の設計思想を大規模言語モデルに実装した「サービスLAD(LLM-aided design:LLM支援設計)」を共通基盤とし、AI協働型設計の理論的基盤構築(課題A)、被験者実験・シミュレーションによる人間-AI協働の実…

分極化社会における社会運動の分断効果の解明:韓国を事例とした実証分析

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
寺下 和宏(東京大学・研究代表者)

民主主義の後退の要因として注目される感情的分極化の背景には、移民排斥や反資本主義など急進的な社会運動の存在が指摘されてきたが、社会運動がどのような場合に分極化を促進するのか、あるいは緩和するのかについては未解明である。そこで、本研究は分極化が深刻な韓国を対象に、新聞記事の機械学習・生成AIによる分類、選挙データ分析、インタビュー調査、サー…

生成AIと音声工学技術を融合して多言語自由発話を自動評価する新システムの開発と検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2031年3月31日
山内 豊(創価大学)、木下 聖子(創価大学)、峯松 信明(東京大学・研究分担者)

国際会議での口頭発表をはじめ,外国語を自由に話せる運用力とその評価方法の重要性が高まっている。外国語の自由発話を客観的に手動評価するには,音声面と内容面から 評価基準を設定し,発話を繰り返し聞きながら評価することが必要なため,多大な手間と時間がかかる。この解決のため本研究では,生成AI技術を内容面評価に,音声工学技術を音声面評価に,教育工…

機械学習ポテンシャル分子動力学計算による新規材料合成経路の理論予測

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
佐藤 龍平(東京大学・研究代表者)

MatterSim, GNoMEに代表される機械学習/生成AIの発展は、多数の新材料を理論的に発見した。しかし、新材料の実現には実験合成が不可欠であり、理論予測と実験の間には大きな技術・時間的ギャップがある。本研究では、原子の動きを模倣する機械学習である機械学習ポテンシャル(MLP)を不安定な構造も含めて広範なエネルギー分布について学習す…

対話型AIによる歴史地震震度判定の革新

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2028年3月31日
大邑 潤三(東京大学・研究代表者)

膨大な歴史地震史料から震度を判定する作業は、専門家の経験と解釈に依存し、再現性や効率性の課題を抱えてきた。本研究は、対話型生成AIを用いて歴史地震の震度判定を自動化・標準化する革新的手法を開発する。具体的には震度判定基準の再構造化、プロンプト設計の最適化、地震史料集テキストデータベースとの連携システム開発を段階的に進め、複数の歴史地震事例…

生成AIと数式処理を援用した統計量分布論の新たな展開

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
中川 重和(岡山理科大学)、橋口 博樹(東京理科大学・研究分担者)、橋口 陽子(大妻女子大学)

本研究は,多変量正規性検定に広く用いられるMardia統計量について,小標本・中標本における分布の正規近似を導出し,その精度を明らかにすることを目的とする.既存研究では正規化変換に基づく近似が提案されているが,高次元では有効である一方,低次元では精度に課題が残る.本研究では,高次モーメントの記号計算に生成AIを補助的に活用する新たな方法を…

知識グラフ統合型生成AIによる高信頼な知識活用基盤の構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
市瀬 龍太郎(東京科学大学・研究代表者)、Xu Ziwei(東京科学大学・研究分担者)、永田 京子(東京科学大学・研究分担者)

本研究は,大規模言語モデル(LLM)が抱える「知らないことを知らない」という構造的課題を克服し,高信頼かつ説明可能な生成AIを実現することを目的とする.知識グラフを用いてLLMの「既知」と「未知」を明示的に管理し,ハルシネーションの抑制と根拠提示を両立する知識境界管理型モデルを提案する.さらに,動的に知識を更新できる適応機構を統合し,長期…

AI生成コード変更のレビュー・最適化支援技術の確立

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
林 晋平(東京科学大学・研究代表者)、肥後 芳樹(大阪大学)、小林 隆志(東京科学大学・研究分担者)

本研究は,生成AIが自動生成したソースコード変更について,開発者がその妥当性を効率よく確認し,品質向上につなげるためのレビュー技術基盤の確立を目指す.リファクタリングをはじめとする多様な変更種をコード変更を意味的に捉える語彙体系としてとらえ,既存の変更資源を対象に,AIと人間分析者の協働によりこれを整備・拡充する.それらの自動検出・適用を…

実空間と仮想空間が相互連携した固体電解質探索手法の開拓

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
松井 直喜(東京科学大学・研究代表者)、廣瀬 隆(東京科学大学・研究分担者)

全固体電池の性能を左右する固体電解質材料の開発加速を目指し、実験データと計算科学・人工知能を融合した新しい材料探索手法を構築する。具体的には、過去のX線回折データから見落とされてきた未知の物質を自動抽出する手法を開発し、生成AIによる結晶構造予測と自動合成実験を連携させる。フッ化物・水素化物・リチウム系の各種固体電解質において、従来年単位…

生体内分子輸送を自在に制御するペプチド設計AIの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
林 周斗(東京科学大学・研究代表者)

ドラッグデリバリーシステム(DDS)は薬物を生体外から標的の組織や細胞へ輸送する技術だが、生体内物質輸送技術の一部に過ぎない。細胞内の物質輸送を自在に制御できるシステム(=『細胞内シャトル』)を実現した研究はなく、要素技術も開発されていない。そこで本研究では、最先端の生成AIと分子動力学シミュレーションを組み合わせることにより、細胞内シャ…

形式手法と生成AIの連携・融合による保証付き設計エンジニアリング

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
石川 冬樹(国立情報学研究所)、小林 努(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)、鄭 顕志(東京科学大学・研究分担者)

高品質なソフトウェアシステムの核となる設計工程を対象とし,生成AIと形式手法の技術を連携・融合させ高効率・高信頼な開発方法論を確立する.AIが生成した設計モデル案からの記述完成,および要求・環境の変化への追随のため,部分的に整合性や妥当性を欠くモデルを修正するタスクが最重要となる.これに対し,人間の頭にある意図を引き出しつつ記述とのギャッ…

高信頼ソフトウェアコード生成システムのためのプログラミング言語基盤

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2030年3月31日
五十嵐 淳(京都大学)、和賀 正樹(京都大学)、田邉 裕大(東京科学大学・研究分担者)、松下 祐介(京都大学)

本研究は、多様なコード生成技術の信頼性向上を目的とし、生成コードの品質保証に資するプログラミング言語基盤を構築するものである。近年、Webアプリケーションフレームワーク、ノーコード/ローコード開発や生成AIによるコード生成などの普及が進み、コードが人手で書かれるものからシステムで「生成される」ものへと変化しつつある。その一方で、生成コード…

生成AI時代のマーケターの実存的危機と創造性:業績評価の再構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
鶴見 裕之(横浜国立大学・研究代表者)、君島 美葵子(横浜国立大学・研究分担者)

生成AIによるマーケターの存立危機の真因は、高度な創造性が求められる一方で組織が短期的な定量成果のみで評価するという「構造的矛盾」にある。本研究はマーケティング論と管理会計論を融合し、この課題を解決する。人間とAIの創造的領域を識別し、AI時代における新たな業績評価システムの設計指針を導出することで、AI時代の持続的価値創造に向けた理論的…

プログラム学習中における生成AIの利活用の有無が前頭極皮質の賦活に与える影響

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
本郷 健(大妻女子大学)、大谷 忠(東京学芸大学)、坂本 智(横浜国立大学・研究分担者)

筆者らは先の研究で,MRIやfMRIの画像解析による実験室レベルのデータからプログラミングの学習が問題解決力の神経基盤としての前頭極皮質や淡蒼球の可塑的変化を生じさせ,その機能を強化することを明らかにした。本研究はそれらの成果を基礎に、生成AIを利活用する教育研究へと発展させるものである。具体的には,実際的な教育活動中の脳機能測定を可能に…

生成AIと予測AIの連携によるWeb調査データの不注意回答者発生予防

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
尾崎 幸謙(筑波大学・研究代表者)、吉田 光男(筑波大学・研究分担者)

Web調査は心理学研究の半数近くで使われている。しかし,Web調査データには質問に適切に答えない不注意回答者が30%含まれることも珍しくなく,心理学研究に損失を及ぼしている。本申請は世界的にもその必要が叫ばれている不注意回答者の予防研究を,①生成AIを用いた調査票改善,②予測AIを用いた回答時間予測という2つのアプローチから遂行する。①で…

生成AIが孤独感を癒せるのか:ゲームキャラクタの創作者アイデンティティの国際比較

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
索 米亜(筑波大学・研究代表者)

本研究は、生成AIにより制作されたゲームキャラクタがプレイヤの関係性欲求および孤独感に与える影響を明らかにすることを目的とする。特に、キャラクタの創作者がAIか人間かというアイデンティティに着目し、それがゲーム体験に及ぼす影響を検証する。さらに、AI制作における人間関与の程度が関係性欲求の充足や孤独感の軽減にどのように作用するかを解明する…

図書館の分類体系と物理的配置を活用した利用者の興味拡張と知識体系理解

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
松村 敦(筑波大学・研究代表者)、宇陀 則彦(筑波大学・研究分担者)、堤 智昭(筑波大学・研究分担者)

本研究は,図書館の分類体系と書架配置を活用した探索活動を通じて,利用者の興味を広げるとともに,知識の構造を理解させる新しい学習支援手法を開発・検証するものである.図書リストと館内の移動経路を組み合わせて提示し,偶然の発見を促す仕組みを構築する.さらに,生成AIを活用して探索リスト作成を自動化し,大学図書館での授業実践を通じてその効果を検証…

生成AIモデルの情報検索プロセスの特性解明:指示応答型から推論型への展開

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
上保 秀夫(筑波大学・研究代表者)

近年、生成AIモデルを検索エージェントに応用する需要が高まっている。検索エージェントは利用者のニーズに対して、クエリ生成、検索結果からの文書選択、選択文書の適合性判定、クエリの書換え、など多様な検索行動を担う。したがって、この内部プロセスを正確に理解することで、エージェントのきめ細かな制御や性能のボトルネック発見が可能になると考えられる。…

検索拡張生成による公文書探索の支援システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
鈴木 釈規(筑波大学・研究代表者)

公文書館では多くの文書に高度な検索機能がなく、利用者は現地で手作業により資料を探す必要があり、時間とコストが大きな課題となっている。本研究では、一部電子化された公文書を対象に、生成AIを活用して関連文書の把握を効率化し、資料調査時の判断を支援するシステムを開発する。さらに、利用者実験によりその有効性を検証する。

生成AIを活用した個別最適なアウトプット型リスニングテストの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
藤田 亮子(順天堂大学)、平井 明代(筑波大学・研究分担者)

本研究では学習者個々の能力を測定する英語リスニングテストの新しい試みとして、生成AIを活用したアウトプット型リスニングテストの開発を行う。長さと難易度を調整したマテリアルを学習者は聞き、理解した内容をリテリングでアウトプットする。アウトプット内容は原文と要約の一致度で採点基準を設定する。リテリング算出言語を母語と英語で比較し、スピーキング…

AIペルソナによるベストチームを構成する協調作業支援の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
佐々木 孝輔(中央大学)、井上 智雄(筑波大学・研究分担者)

本研究の目的は、人間とAIの協業におけるポテンシャルを最大化する新たな協調作業支援モデルを構築することにある。現在の生成AIは、ユーザの多様な個性や思考スタイルを考慮しない画一的なツールとして提供されており、人間との相乗効果を最大限に引き出せていない。この制約を打破するため、本研究は人間社会で確立された集団心理学や組織論のチームシナジーの…

日本語教師のICT使用に関する意思決定過程の調査~教師とAIの理想協働モデルとは~

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
山田 智久(西南学院大学)、伊藤 秀明(筑波大学・研究分担者)

生成AIの普及により、日本語教師が習得すべきICTリテラシーの再整理が急務となっている。しかし、教師のICT使用に関する意思決定プロセスや使用困難要因を扱った基礎研究は極めて少ない。本研究は、技術受容モデルおよびイノベーション普及モデルを理論的枠組みとして援用し、AI使用経験の異なる3タイプの日本語教師を対象に刺激再生法による実証実験を行…

前眼部基盤モデルを活用した診断AIの少数ショット臨床適応

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
北口 善之(大阪大学)、岩崎 莉佳子(大阪大学)、中島 悠太(大阪大学)、上野 勇太(筑波大学・研究分担者)

角膜・水晶体疾患による視力障害は世界7,500万人に及び、専門医不足による診断格差が深刻である。申請者らの前眼部診断AI「CorneAI」は精度89%を達成したが、希少疾患での精度低下、撮影条件差による10%以上の性能低下、新環境適応に数千枚規模の再学習を要する限界がある。本研究では200万枚超の前眼部画像から基盤モデルを構築し、100枚…

計算論的アプローチによるウェルビーイング・マネジメントの探求

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
永山 晋(一橋大学・研究代表者)、鈴木 真介(一橋大学・研究分担者)、福田 玄明(一橋大学・研究分担者)、高山 緑(慶應義塾大学・研究分担者)

本研究は、感謝・瞑想・運動など日常の小さな行動(マイクロアクト)がウェルビーイング(心身の健康や幸福)を高める仕組みを、神経科学の理論ならびに数理モデルで解明する。約500名を対象とした介入実験と脳活動の計測を行い、得られたデータをもとに大規模言語モデルを活用した予測モデルを構築することで、一人ひとりに最適な行動を提案できる基盤の整備を目…

自己回帰生成における連鎖的な推論の効用最大化

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
計良 宥志(千葉大学・研究代表者)、川本 一彦(千葉大学・研究分担者)

近年大規模言語モデルを中心に,自己回帰生成モデルは高度な推論能力を実現している.その鍵となるのが,段階的に中間過程を生成する「連鎖的な推論(CoT)」である.しかし,CoTが有効となる問題設定や連鎖推論過程の設計に関する理解と技術は未だ発展途上である.本研究は,自己回帰生成における連鎖的推論の分析と効用最大化のための技術開発を行う.特に,…

大規模言語モデルと手術支援AIを統合した対話型・次世代手術教育システムの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
福本 桂資郎(慶應義塾大学・研究代表者)

当研究ではロボット支援手術をサポートする人工知能の開発を目的とする。既存の手術支援AIは、工程を認識するAI、解剖構造認識するAI、スキルを認識するAIなど、「何かを認識する」AIの報告が多い。一方、当研究では既存の手術支援AIを統合し、近年急速に普及している大規模言語モデルと融合することで、手術を行う人間を会話形式でサポートする事が可能…

大規模言語モデルに対する人間介入型トークン選択ジェイルブレイク攻撃に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
内田 真人(早稲田大学・研究代表者)

本研究では、大規模言語モデル(Large Language Model; LLM)に対するジェイルブレイク攻撃の脅威を、現実の利用環境に内在する構造的脆弱性の観点から明らかにする。特に、人間が生成過程に逐次的に介入できる点と、多様なLLMを利用できる環境に着目し、これらがどのように安全制御の無効化につながるかを体系的に分析する。さらに、人…

大規模言語モデルの活用によるコモンセンス知識の拡張と構造化

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
林 良彦(早稲田大学・研究代表者)

本研究においては,まず,単純な三つ組形式で表現されたコモンセンス知識を入力とし,これを意味的に展開した自然言語文に変換し,知識グラフとして構造化する手法を実現する.さらに,この知識に対する例外を表す文を複数生成し,それらの例外事例を統合・抽象化することで,従来に存在しなかった新たなコモンセンス知識を導出する.また,単なる知識断片の集積にと…

大規模現モデルによるマーケティング分析手法の統合に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
上田 雅夫(横浜市立大学)、後藤 正幸(早稲田大学・研究分担者)

本研究は、大規模言語モデル(Large Language Model: LLM)を活用し、POSデータやID付きPOSデータを高精度かつ効率的に分析する新たなマーケティング手法の開発を目的とする。回帰・分類問題におけるLLMの利用可能性を検証し、特に、これまで利用することが困難であった、文字情報、業界知識といった外部情報を取り組むことの可…

大規模言語モデルと画像分析による非財務情報開示の根拠提示型自動評価システムの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
崎濱 栄治(明治大学・研究代表者)

ESG情報開示におけるグリーンウォッシングという喫緊の社会的課題に対し、階層構造RAGとマルチモーダル分析を組み合わせた独創的なアプローチで挑む。企業開示のテキスト・表・図の不整合を条文根拠付きで定量評価する「RAG搭載型マルチモーダル不整合性評価システム」を構築し企業ごとに不整合性スコアによる評価を行う。著作権法を遵守しISSB/GRI…

タスクに特化した世界モデルと大規模言語モデルの融合による高度推論の実現

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
鶴岡 慶雅(東京大学・研究代表者)

近年、大規模言語モデルの推論能力は大きく向上しているが、テキストによる推論の枠組みから外れるタスクに関しては、人間のエキスパートやタスクに特化した数理モデルやアルゴリズムの能力にはるかに及ばない。本研究では、ドメインやタスクに特化した世界モデルを大規模言語モデルと融合させることにより、幅広い分野で大規模言語モデルの推論能力を大幅に向上させ…

大規模言語モデルをシミュレータと見立てた言語シミュレーション学

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
川崎 義史(東京大学・研究代表者)、宮川 創(筑波大学・研究分担者)、村脇 有吾(京都大学)

本計画研究「言語シミュレーション学」は、言語研究における、シミュレータとしての大規模言語モデルの可能性を探究する。具体的には、観測が困難な言語現象のモデル化や、物理的制約や高コストのために実施が困難な実験の代替の可能性を探究する。それにより、大規模言語モデルをシミュレータと見立てた言語研究の方法論的基盤を整備し、従来手法では扱いが困難な現…

大規模言語モデルの潜在空間における「思考の連鎖」の最適化

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2028年3月31日
小島 武(東京大学・研究代表者)

本研究は、大規模言語モデルにおける思考の連鎖(CoT)を潜在空間で最適化する手法の提案を目的とする。従来のCoTは高性能だがトークン長が長く非効率であるため、潜在表現による推論(Latent CoT)が注目されている。しかし既存手法は情報等価性と圧縮最適性を保証しない。本研究では、再構成可能な潜在トークン化と動的分割学習を組み合わせ、効率…

大規模言語モデルで実現する時空間統合・地域適応型の人流生成基盤

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
Pang Yanbo(東京大学・研究代表者)

本研究は、実人流データが高コスト・非公開で地域・時期・災害等の状況に応じたタイムリーな入手が難しい課題に対し、大規模言語モデル(LLM)に地域の地理・施設・交通の事実を統合した都市知識グラフを参照読み込みで前提として与え、個人単位の1日行程を地域の実態に即して生成する仕組みを構築する。生成結果はエージェントAIによる生成・自己評価・再生成…

大規模言語モデルと数値解析を融合した対話型自動設計システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2028年3月31日
小川 竣(東京大学・研究代表者)

大規模言語モデルを活用し、設計者の直感的な言葉で操作できる対話型の数値解析システムを構築し、設計プロセスを根本から革新することを目的とする。現状、高度な数値解析手法は専門性が高く、一部の研究者にしか扱えない課題がある。本研究では、LLMをインターフェースとし、「もっと軽く」など曖昧な指示から、解析モデル作成、実行、結果評価、改善案の提示を…

自然言語の計算原理の解明による最小言語モデルの開発

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2030年3月31日
日高 昇平(北陸先端科学技術大学院大学)、大関 洋平(東京大学・研究分担者)、井之上 直也(北陸先端科学技術大学院大学)、鳥居 拓馬(東京電機大学)

近年の人工知能研究を牽引する大規模言語モデルの開発速度は著しいものの、その性能の向上には一定の限界が見え始めてきている。華々しい成功とは裏腹に、大規模言語モデルの中核を担う言語データの事前学習に関しては未だその計算原理を基礎づける理論が存在しない。近々飽和すると予想される経験的な大規模言語モデルに代わって、本研究は自然言語の計算原理を解明…

実世界データと大規模言語モデルを架橋する言語化基盤技術の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
米谷 竜(株式会社サイバーエージェント(AI事業本部 AI Lab))、大内 啓樹(奈良先端科学技術大学院大学)、松井 勇佑(東京大学・研究分担者)

本研究では、コンピュータビジョン・ユビキタスコンピューティング技術により実世界の人と環境を大規模に計測し、得られた数値データを大規模言語モデルで処理可能な形式へ変換する基盤技術を構築する。実世界言語化エンジンの開発と検索拡張生成技術の確立により、実世界データへの自然言語による問い合わせを可能にするシステムの実現を目指す。

大規模言語モデルの法廷通訳への導入可能性の検証

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2027年3月31日
山岸 聖子(東京大学・研究代表者)

大規模言語モデル(LLM)を用いた法廷通訳及び通訳内容の検証(検証通訳)の実現を目指す。具体的には以下の3つの研究を実施する。 (1) LLMによる法廷通訳の訳出に対する人手評価を実施する。 (2) LLM による検証通訳の性能を改善する。すなわち、(1)で得られた法廷通訳人による評価結果を正確に予測するLLMシステムを構築する。 (3)…

AIペルソナを媒介とした防災・避難情報のパーソナライズ設計論の構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
坂平 文博(大阪工業大学)、廣井 悠(東京大学・研究分担者)

本研究は、国や自治体が提供する画一的な「制度的知識」(防災・避難関連情報)と、被災体験談などに含まれる個人の暗黙知的な「コンテキスト」(属性、事情、リテラシー等に基づくニーズ)とを接続する新たな方法論を構築し、その有効性を実証する。具体的には、多様な個人コンテキストをモデル化した「AI住民ペルソナ」を媒介とし、大規模言語モデル(LLM)と…

ソフトウェア工学ニューロン : LLM中間表現に潜むソフトウェア工学知識の解明と応用

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2030年3月31日
亀井 靖高(九州大学)、馬 雷(東京大学・研究分担者)、肥後 芳樹(大阪大学)、柏 祐太郎(奈良先端科学技術大学院大学)

近年,Transformerベースの大規模言語モデル(LLM)の登場により,ソースコード生成やバグ修正といったソフトウェア開発タスクの高精度な自動化が現実のものとなりつつある.しかしながら,LLMは極めて高い出力性能を有する一方で,その内部構造はいまだブラックボックスのままであり,「なぜその出力になったのか」を説明できないことが,開発支援…

Explainable Dynamic Graph Learning Framework Powered by Large Language Model

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2028年3月31日
LI DONGYUAN(東京大学・研究代表者)

本研究は,大規模言語モデルを用いて動的グラフ学習に説明性を導入する研究である。動的グラフの構造情報と時間変化を言語表現に整合させ,予測と同時に自然言語による説明を生成する。さらに,課題別プロンプト設計と少数ラベル適応を組み合わせ,多様な動的グラフ課題に対応する。最終的に,説明性能を評価する標準プロトコルを整備し,信頼可能な動的グラフ学習基…

高エネルギー物理学のための論文再現性検証基盤の構築と実証

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
岸本 巴(大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構)、齊藤 真彦(東京大学・研究分担者)

近年、研究データの公開は進展している一方で、論文に記載された解析手順を正確に再現することは、依然として容易ではない。そこで本研究では、高エネルギー物理学実験を対象として、論文記述から解析コードを自動生成し、研究結果の再現性を検証するための基盤を構築することを目的とする。 具体的には、高エネルギー物理学実験特有の解析ソフトウェアに対応した大…

歴史知識デザインパターンに基づく歴史研究支援システムの構築

科研費科学研究費助成事業・補助金 2026年4月1日〜2028年3月31日
大向 一輝(東京大学・研究代表者)

本研究は、歴史研究における知識のデジタル化と共有の効率化を目的として、デザインパターンとAI技術を統合した支援システムを構築する。知識グラフ技術の自由度の高さを活かしつつ学習コストを低減させるため、歴史研究で必要とされる人名・地名などの固有表現とその関係性、時系列的変化に関する表現を類型化したデータ形式の設計と、データ構築のワークフローを…

機能的要請に基づくマルチエージェント言語創発とその構造化原理の解明

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
高田 亮介(東京大学・研究代表者)

本研究は,無意味なシグナルのみを持つ自律エージェント群が,協調タスクを通じて独自の言語をゼロから創発するメカニズムを解明する.言語の起源を「他者の行動を意図通りに導く」という機能的要請として捉え,人間の言語発達に着想を得た段階的なカリキュラム学習とマルチエージェント強化学習を組み合わせる.これにより,単純な信号交換から単語と文法に相当する…

大規模言語モデルの事後学習におけるタスク間干渉の解明と制御

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
Ma Youmi(東京科学大学・研究代表者)

大規模言語モデルは事後学習によって多様な能力を獲得できるが、複数のタスクを学習すると、一方の性能向上が他方の性能低下を招くタスク間干渉が生じることがある。ところが、タスク間干渉が発生するかどうかは、実際に学習を行うまで分からないのが現状である。本研究は、学習データがタスクに寄与・干渉度合いを事前に予測し、その結果に基づいて干渉を制御する新…

医療情報統合技術とLLMを融合した脊椎手術レジストリ自動収集システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
山田 賢太郎(東京科学大学・研究代表者)、中島 義和(東京科学大学・研究分担者)、吉井 俊貴(東京科学大学・研究分担者)、江川 聡(東京科学大学・研究分担者)

JSSR-DBに代表される大規模臨床レジストリは、本邦の医療実態を反映するリアルワールドデータとして極めて重要である。しかし、医療従事者の手入力負担、そして特に術後合併症データの捕捉率の低さという二重の課題を抱えている。この課題に対し、大規模言語モデル(Large Language Model:LLM)を用いて、電子カルテの自由記述から情…

次世代デバッグ環境の構築:LLM支援記述型デバッグ手法に基づく開発環境

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2030年3月31日
小林 隆志(東京科学大学・研究代表者)、石尾 隆(公立はこだて未来大学)、林 晋平(東京科学大学・研究分担者)、PARTACHI Profir・Petru(東京科学大学・研究分担者)

本研究は,従来の一対一型の対話的デバッグ環境を根本的に刷新し,大規模言語モデル (LLM) と複数の開発者が協働可能な革新的なデバッグ手法の確立を目的とする.デバッグ時の観測操作や探索行動を記述可能な記述型デバッガと,LLM ベースの原因推定AI を組み合わせた協調型デバッグ環境を新たに構築する.これにより開発者による分析候補の選定や追加…

Webとクラウドの連携による大規模言語モデルのバイアス・主観制御

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
田島 敬史(京都大学)、森嶋 厚行(筑波大学・研究分担者)

大規模言語モデル(LLM)が調べ物や発想支援に広く用いられている状況では,LLMの回答が「不適切」や「間違い」ではなくても,回答に「特定の傾向」があるだけで,それがそのまま人類全体の発想や行動の偏りを生じさせうる.本研究では,LLMとクラウドに多くの質問をし回答を比較することでLLMの偏りを検出し,かつ,Web上から適切な偏りの情報を収集…

体育科教師の省察力の発達を促すAIリフレクション支援システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
長谷川 悦示(筑波大学・研究代表者)

本研究は、体育科教員養成用のe-Learning授業評価システムに大規模言語モデル(LLM)を連携させ、受講生の授業省察力の発達プロセスを解明・支援することを目的とする。 過去10年間の膨大な学生データと現職教員のデータをLLMで分析し、省察の論理性等を判定するAI基準を開発する。これをシステムに実装し、省察の整理・要約と個別の助言を自動…

デジタル化が政府間関係に与える影響に関する実証研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
辻 琢也(一橋大学・研究代表者)、田中 勇人(一橋大学・研究分担者)

本研究は、現時点で異なる階層・政府間関係を有する主要国・都市をとりあげて、主要な行政領域である地方税の賦課徴収とそれに係る土地利用システムに焦点をあて、どのような階層・政府間関係においてデジタル化の進展が特に見られるかを明らかにするものである。具体的には、日本をプロトタイプに、海外ではドイツやシンガポール、アメリカ、フランス、国内では富山…

自然観光地における協働型の財源確保と資源管理に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2026年4月1日〜2029年3月31日
山本 清龍(東京大学・研究代表者)、田中 俊徳(九州大学)、Chakraborty Abhik(和歌山大学)

本研究では,協働型の財源確保と資源管理の実現にむけて,基金設立によって管理費用を捻出し,DX(Digital Transformation)による来訪者モニタリングを実施することを企図した。具体的には,①国内外の自然観光地における協働型の財源確保と資源管理の現状を把握,整理すること,②モニタリングによって来訪者の行動特性とそのモニタリング…

非構造化データを活用した高齢者ケアAI支援ツールの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2026〜2028
伊藤 沙紀子(東京科学大学・研究代表者)

構造化データ(医療介護レセプトや認定調査票等)だけでは捉えきれない臨床現場の「気づき」や文脈を含む非構造化データ(看護記録等)に着目し、生成AIを活用して在宅療養患者への最適な訪問看護を提案する研究である。看護記録から重要な情報を抽出し、患者の急性増悪リスクを予測するとともに、適切なケア介入の提案を目指す。

生成AIと主観印象モデルを用いた街路空間の視覚的改善支援技術の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年7月31日〜2027年3月31日
Zhao Chenbo(東京大学・研究代表者)

本研究は、生成AIと主観印象モデルを融合し、街路空間の視覚的改善を支援する新たな技術の開発を目的とする。ストリートビュー画像に対して「安全」「美しい」「住みたい」などの主観評価を推定し、それを条件として改善後の画像を自動生成する。さらに、自然言語による画像編集と主観評価のリアルタイム可視化を可能にする対話型ソフトウェアを構築し、住民参加型…

多言語モデルによる日本語-琉球語翻訳モデルの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年7月31日〜2027年3月31日
戴 伝凱(東京科学大学・研究代表者)

言語の多様性保全は世界的な課題であり、我が国においても消滅の危機に瀕している琉球諸語に対し、言語保存・継承向けの大規模言語モデルを活用した支援技術が求められている。しかし、従来の研究には、データ不足に加え、対象言語に対応したトークナイザの欠如という構造的な課題がある。本研究では、日本語―琉球語翻訳モデルの構築を目的とし、10万文規模の対訳…

空間表象基盤の構築と大規模言語モデルとの融合による橋梁3次元モデル生成

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年6月27日〜2027年3月31日
全 邦釘(東京大学・研究代表者)

本研究は,土木工学における専門知識とLLM・生成AIを融合した新たな3次元モデル自動生成手法の開発を目的とするものである.既存のLLMでは、一般的な質疑応答等は良好な結果が得られているが,専門的な問題への対応が困難であり,専門知識の導入方法が学術的な課題となっている.本研究では言語で表現された空間的関係や専門知識を「空間表象基盤」として系…

連続的ニューラルネットアーキテクチャ探索の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年6月27日〜2028年3月31日
石川 博(早稲田大学・研究代表者)

畳込みニューラルネットワーク、大規模言語モデルに使われるトランスフォーマーなど、多くのNNアーキテクチャが考案されてきた。ニューラルネットワークのアーキテクチャとは、その繋がり方のことで、離散的な対象である。通常、学習で探索するのは接続に付随する重みなどのパラメータだけである。アーキテクチャの探索は試行錯誤によっており、科学よりも芸術に近…

栄養士に代わって食事記録を聞き取り栄養計算を行う対話モデルの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年6月27日〜2027年3月31日
山肩 洋子(東京大学・研究代表者)、尾崎 悦子(京都先端科学大学)

栄養士が食事指導を行うためには,一般的には直近の3日間のすべての飲食について,対象者の食事記録を栄養計算可能な粒度(日本食品標準成分表の食品番号とその重量からなる食材リスト)で書き起こす必要があるが,これは熟練の栄養士であっても時間がかかる作業であり,栄養指導にかけられる時間が大幅に削られることになる.そこで本研究では,大規模言語モデル(…

AI4S時代の地球規模ELSI/RRIの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年6月27日〜2028年3月31日
横山 広美(東京大学・研究代表者)

本研究は、科学研究にAIが必須となったAI4S(AI for science)時代の地球規模のELSI(Ethical legal social issues)/RRI(Responsible research innovation)研究(科学技術社会論)の提案である。LLM(大規模言語モデル)が一般的に使用されるようになり、研究活動にさ…

深刻な不確実性下での社会的意思決定:非完備選好の集計

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
中村 健正(一橋大学・研究代表者)

気候変動対策やパンデミック下での緊急事態宣言、生成AIなどの新技術の規制などの多くの重要な政策の決定過程では、各政策の帰結が確定的でないだけでなく、将来起こり得る事象の確率も予測することが困難な、より深刻な不確実性に直面する。このような状況では、社会を構成する個人はしばしば、どのような政策が望ましいかを決めることができない。本研究では、こ…

AIとロボットが雇用・賃金と産業構造に与える影響についての研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
深尾 京司(一橋大学・研究代表者)

生成AIをはじめとする人工知能(AI)技術が、特定の職種の労働を代替・補完することにより、労働需要や賃金率が大きく変化する可能性がある。(a) AI・ロボット専門家へのアンケート・インタビュー調査結果の活用、(b) 「全国イノベーション調査」、「賃金構造基本統計調査」など政府統計ミクロデータを使った実証分析、(c) 多部門一般均衡モデルの…

民主主義への脅威に関するアジア国際比較:影響工作・脱定着化・テクノロジーと世論

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2029年3月31日
小林 哲郎(早稲田大学・研究代表者)、鈴木 貴久(津田塾大学)、東島 雅昌(東京大学・研究分担者)、Jou Willy(早稲田大学・研究分担者)

世界的な民主主義の後退と権威主義の台頭により、影響工作や感情的分極化、偽情報の拡散といった現象が、民主主義の脱定着化を引き起こしている。さらに、画像・動画中心のメディア利用や生成AIの普及といったテクノロジー環境の変化も、民主主義の制度的安定を揺るがしている。本課題は、こうした複合的脅威に対して、政治学・社会心理学・計算社会科学の知見を統…

生成AIを活用したカウンセリング支援システム開発ーシステム構築と治療者による検証ー

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2027年3月31日
大下 惠美子(千葉大学・研究代表者)

認知行動療法カウンセリングは、様々な症状に高い効果が報告されているが、心理的ハードルが高い、セラピストの不足等が要因となり利用率は低い。メンタル不調に対する対応が遅れることにより症状悪化のリスクが高まる。メンタルケアの早期介入とカウンセリングの効率化を図るため、生成AIを活用したカウンセリング支援システムを開発する。相談者の悩みを要約、適…

医療倫理と研究倫理における生成AIの有効かつ安全な活用に関する実証研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
門岡 康弘(熊本大学)、中澤 栄輔(東京大学・研究分担者)、立花 幸司(千葉大学・研究分担者)

本研究では、生成AIの医療倫理および医学研究倫理利用の実態を解明し、有効かつ安全な活用方法について検討する。まず、我が国の医療者や研究者による生成AIの使用状況を記述し、具体的課題を抽出する。次に、生成AIに対して医療や医学研究の倫理的問題について実際に質問、その回答を多角的に分析し、生成AIの倫理コンサルタント(相談相手)としての性能を…

生成AI技術を活用した個別最適な学びを実現する英文読解テストの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
卯城 祐司(日本国際学園大学)、小室 竜也(東北大学)、濱田 彰(神戸市外国語大学)、星野 由子(千葉大学・研究分担者)

本研究は、英語リーディングにおける個別最適な学びを実現するための読解能力診断テストを開発し、生成AIによる多肢選択式問題作成の新たなガイドラインを作成する。具体的には、自由記述式問題の誤答分析、テスト作成専門家による選択肢の作成と生成AI技術の比較、項目応答理論に基づく大規模な量的分析を通し、受験者個々人の英文読解力の強みと弱みを診断でき…

AIを活用した強度行動障害の模擬相談者アバターとの機能的アセスメント訓練基盤の創出

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
稲田 尚子(大正大学)、黒田 美保(田園調布学園大学)、中島 俊(筑波大学・研究分担者)、井上 雅彦(鳥取大学)

強度行動障害のある人に対するエビデンスのある支援のための第一歩は、機能的行動アセスメントである。機能的行動アセスメントを実施するためのツールは整備されてきており、今後は効果的な研修内容を構築することが求められる。一方で専門家が不足しているため、研修の機会自体を確保することが難しい実情がある。 本研究では、この課題を解決するために、①生成A…

生成AIで進化するがん治療の意思決定支援:Shared Decision Making統合システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
根本 貴文(慶應義塾大学・研究代表者)

がん治療の選択における患者と医師の意思決定を支援するため、深層学習による予後予測モデルと、最新の医学論文・ガイドラインを統合し、治療提案の根拠を提示できるAIシステムを開発する。生成AIを用いた対話機能により、患者にもわかりやすく説明できる支援ツールの構築を目指す。

5Gと生成AIがデジタルデバイドに与える影響に関する東アジアの比較研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
華 金玲(慶應義塾大学・研究代表者)、丸川 知雄(東京大学・研究分担者)

本研究は、5GとChatGPTに代表される生成AIがデジタルデバイドに与える影響について、5Gと生成AIの利活用の現状から明らかにする。5Gには「高速大容量通信」などの特徴がある。生成AIは、与えられた指示から人が作り出すような答えを生成する特徴がある。5Gの高速通信と生成AIの柔軟な対話型の問答応答を効率よく連携できれば、我々が日々感じ…

生成AIなどの技術進歩が労働市場に与える影響: 日本と中国の実証分析

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2027年3月31日
朱 玄礫(慶應義塾大学・研究代表者)

本研究は、AI等、近年の急速な技術進歩が労働市場に与える影響を、日本と中国の実際の求人データを用いて解明します。数百万件を超える求人情報から、仕事の内容、求められるスキル、技術、そして提示される賃金や待遇の詳細を読み取り、コンピューターで分析。技術が現代の働き方や賃金、キャリアにどう影響するかを具体的に示し、労働市場の現在と未来を考えるた…

人由来の非構造化データを活用するマルチモーダル制御理論の開拓

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
井上 正樹(慶應義塾大学・研究代表者)、藤本 悠介(大阪大学)、中村 文一(東京理科大学・研究分担者)

急速に発展する生成AIをいかに物理システムの制御・管理に導入していくか?特に生成AIを導入した制御システム全体の安定性や安全性をどのように保証するか?を学術的問いとして,新たな制御理論・技術を開拓する。物理センサによる制御対象の観測情報に加えて,人からの音声やテキストなど非構造化情報も生成AIの基盤技術である大規模言語モデルを通して構造化…

タンパク質相互作用データに基づく生成AIによるペプチド配列の設計と実証

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2030年3月31日
榊原 康文(北里大学)、上田 実(東北大学)、松原 輝彦(慶應義塾大学・研究分担者)

ペプチドは、アミノ酸が結合した短い鎖状分子であり、タンパク質の基本構成要素として重要な役割を果たす。特に、その高い特異性、低毒性、細胞内ターゲットへのアクセスの容易さから、医薬品として多くの利点を持つ。本研究の目的は、自然言語処理で用いられる生成AIモデルの要約機能を活用し、標的タンパク質に相互作用するペプチド配列を設計することである。ア…

デジタル技術と生成AIを活用した効果的・効率的なうつ病認知行動療法の実装戦略の確立

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
梅垣 佑介(奈良女子大学)、中川 敦夫(聖マリアンナ医科大学)、吉田 和生(慶應義塾大学・研究分担者)

うつ病に対する認知行動療法(Cognitive Behavioral Therapy: CBT)は薬物療法と並んで有効な治療法として診療ガイドラインで推奨されている。しかし、臨床現場において必要十分に提供できていないEvidence-Practice Gapが存在する。わが国におけるCBT実践の阻害要因の一つとして、CBT初学者の支援体制…

インクルーシブ教育を実現するICT活用の提案:読み書き能力の代替から拡張へ

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
高橋 麻衣子(早稲田大学・研究代表者)、巖淵 守(早稲田大学・研究分担者)、岡 耕平(滋慶医療科学大学)

ICT活用による読み書きの能力代替によって多くの学習者が学習活動に参画できるようになったが,読み書きの機能代替によって失われる学習機会を懸念する声が依然として多い。本研究では読み書きの「機能代替」が学習に及ぼす正負の効果を包括的に検証し,エビデンスを伴った支援方法として確立することを第一の目的とする。次に,生成AIの活用による読み書きの「…

生成AI活用プロセスにおける児童生徒のメタ認知力育成プログラムの開発研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
田中 博之(早稲田大学・研究代表者)

近年生成AIに、探究的な学習における課題設定、仮設設定、文献検索、検証結果の考察とレポート作成を丸投げしたり、生成結果を丸写ししたりするといった不適切な利用が懸念されている。こうした生成AI活用時の「丸投げ」問題を未然に防止するためには、探究的な学習における自身の生成AI活用のプロセスを児童生徒がメタ認知し、適切な活用と不適切な活用とを常…

複雑な色表現を再現可能なロボット描画系列生成AIの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
真殿 航輝(早稲田大学・研究代表者)

本研究は、実世界での色混合法を再現可能なロボット描画系列生成AIの構築を目的とします。これにより、ロボットが人間の技術を模倣し、色付け法を学習することができ、ユーザーが絵の描き方を習得しやすくします。また、描画能力の高いユーザーに対しては、労力削減を図ります。具体的には、デジタル空間での色混合を実空間に再現し、実世界での描画系列を推論する…

人口急減社会におけるアクティブ/フレイルシニアのための国際火災地震避難安全計画

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2030年3月31日
佐野 友紀(早稲田大学・研究代表者)

本研究では、人口急減・超高齢化社会における高齢者を含む不特定避難者を対象に、生成AI技術の導入を含めた調査方法に基づいて、複合高層建築物での避難実態を調査し、介助者少数状況における垂直昇降避難を含む「順次避難」での「介助避難」と「優先避難」のバランスを考慮した上で、国際先導的避難計画ガイドラインを作成することである。研究の独自性として、人…

大規模言語モデルの省リソース化・高信頼化・知識グラフ連携および教育分野への応用

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
木實 新一(九州大学)、岩井原 瑞穂(早稲田大学・研究代表者)

生成AIの中核をなす大規模言語モデル(Large Language Model, LLM)について,本課題は大きく分けて (1)大規模言語モデルの省リソース化・高信頼化と(2)知識グラフと大規模言語モデルの連携方式の2つのテーマを課題とし,特に教育分野への応用展開を行う.(1)ではローカル環境で実行可能なLLMについて,異なる手法で訓練さ…

エージェントベースシミュレーションと経営理論の接合による経営現象の理解深化

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
後藤 裕介(芝浦工業大学)、高橋 真吾(早稲田大学・研究分担者)、大堀 耕太郎(東洋大学)

本研究は、従業員や消費者などの個人(ミクロ)と、組織や市場全体(マクロ)との間に生じるダイナミックなフィードバックループ(ミクロマクロリンク)を解明し、経営理論を補完する形で新たな仮説を生成する方法を明らかにすることを目的とする。エージェントベースシミュレーション(ABS)はミクロマクロリンクを動的に表現できるが、出力される情報は複雑で、…

大規模言語モデルに基づくマルチエージェント・システムを活用したイノベーション分析

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
佐藤 正弘(東北大学)、太田 塁(明治大学・研究分担者)

本研究は、大規模言語モデル(LLMs)に基づく生成エージェント間の集団的推論によって、現実世界に適用可能な水準の革新的イノベーションを導く新たなシステムを開発することを目的とする。そのために本研究では、特に革新的イノベーションを導きやすいアナロジーによるイノベーションに着目し、エージェント間の対話を通じてそのプロセスを再現する新たなスキー…

私法と公法の協働によるデータアクセス法制の構築ーIoTとAIを中心に

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2030年3月31日
潮海 久雄(筑波大学・研究代表者)、伊永 大輔(東北大学)、徳本 広孝(中央大学)、金子 敏哉(明治大学・研究分担者)

事前規制としてのEUデータ法制(GDPR,DGA, DA)等の公法(ハードロー)と、我が国でのAI・データ契約ガイドライン(以下GL)等の私法(ソフトロー)の修正と、役割分担を、以下の4点から検討する。①処理AIから生成AIへの変化やオープンデータなどの新しい動きをふまえつつ、②EUデータ法制およびGLの法構造を分析し、当事者の利害対立の…

生成AI時代の臨床研究手法の開発:研究効率と研究者の批判的思考力向上の両立

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
木村 悠哉(東京大学・研究代表者)、井上 紀彦(昭和医科大学)、松居 宏樹(東京大学・研究分担者)、康永 秀生(東京大学・研究分担者)

本研究は、生成AI時代において臨床研究の質と研究者の思考力を維持・向上させつつ、その効率化を実現する方法論を構築する。文献検索、ダミーデータ作成、解析支援など複数のプロセスにおける生成AI活用を体系的に評価・検証し、実践可能な活用法を提案する。

生成AIを用いた分子動力学の時間加速に基づく材料組織予測・組織形成の学理構築

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2029年3月31日
澁田 靖(東京大学・研究代表者)、佐藤 龍平(東京大学・研究分担者)

近年の計算機環境の飛躍的向上により分子動力学(MD)法の空間スケールは大きく拡張され,スパコンを用いた超大規模計算ではマイクロメートル(μm)スケールの材料組織の全原子解析を実現している.しかし材料組織解析のためにはMD法の時空間スケールは未だ十分でなく,フェーズフィールド法(PFM)などの上位(大きな)スケールの計算手法を用いるのが一般…

組織特異的ヒトボカウイルスベクターの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
恒川 雄二(東京大学・研究代表者)、伊東 潤平(東京大学・研究分担者)、山口 貴世志(東京大学・研究分担者)

申請者らは主に1)指向性進化法と生成AIを組み合わせた、カプシドスクリーニングによる任意の感染指向性を持つ変異体の作製、および2)ゲノムパッケージRepタンパク質スクリーニングによるHBoVベクターの高生産化を目指す。

非正規アミノ酸含有抗菌ペプチド設計のための生成AI開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
追川 優菜(東京大学・研究代表者)

本研究は、薬剤耐性菌に対抗しうる新たな抗菌薬の創出を目指して、非正規アミノ酸(ncAA)を含むペプチドを自動設計する生成AIモデルの構築とその実験的検証を行うものである。まず、独自のプログラムを使ってSMILESから100万件規模のアミノ酸配列を収集し、Transformerモデルに教師なし学習を行う。その後、抗菌活性、毒性、等電点という…

生成AI開発にみる情報産業の音楽生産論理:音楽学とメディア論の学際的アプローチ

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
加藤 夢生(東京大学・研究代表者)

音楽産業論は、古典的文化産業論のマルクス主義的技術決定論を乗り越え、産業の文化的役割を、美的価値観に基づく関係者間の「人同士の交渉」、及び、技術基盤の変化に応じた「人と技術の交渉」という観点から考察してきた。近年、音楽の「デジタル化」に伴い、音楽産業は大きな転換点を迎えている。特に録音技術から情報技術への基盤技術の転換は、音楽の「生産・流…

日本語大規模言語モデルを用いた心不全緩和ケアへの新規アプローチ法の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2027年3月31日
岸川 理紗(東京大学・研究代表者)

心不全患者に対する緩和ケア提供の必要性が認知されつつあるが、心不全と緩和ケアを専門とする医師は不足しており、昨今の患者数増加に十分に対応するためには新しいアプローチが必要である。本研究では、心不全と緩和ケアに関する大量の情報を内部に有し、かつ、個人情報への配慮からインターネット接続せず稼働する生成AIモデルを開発する。既存の生成AIの多く…

デバイス・回路・エッジAIアルゴリズム融合による極低電力ハイブリッドCiMの研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
竹内 健(東京大学・研究代表者)

生成AIなど大規模化が進むエッジでのAI計算の本質的な課題を、メモリとプロセッシングを一体化したCiM(Computation-in-Memory)回路システムにより解決する。特にIoTやモバイル用途などエッジAI推論に向け、AIアクセラレータ:3次元積層ハイブリッドCiM(Computation-in-Memory)回路システムを構築し…

全身流体循環系と応力分布操作骨格と全身衝撃緩和制御による頑健等身大ヒューマノイド

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
小西 将徳(東京大学・研究代表者)

近年,ChatGPTを始めとした生成AIや強化学習といったAI技術の発達に伴い,世界中で等身大人型ロボットの開発が活発化している.しかしロボットの知能面の発達に身体面の発達が追いついておらず,ハードウェアの制約や壊れやすさが知能面の更なる発展を妨げている. そこで本研究では階段での転落にも耐えてタスクを継続できるような壊れにくさと,高い運…

手術ロボットの関節情報と画像からの空間情報を融合した最適経路探索による誘導制御

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2029年3月31日
川嶋 健嗣(東京大学・研究代表者)、長岡 英気(東京科学大学・研究分担者)、宮嵜 哲郎(東京大学・研究分担者)、曽我部 舞奈(東京大学・研究分担者)

狭小な挿入点が拘束条件となる手術支援ロボットにおいて,単眼内視鏡の2次元画像から機械学習を用いて,臓器などの障害物を含めた空間情報を推定する.その情報とロボットの姿勢と各関節のトルクの情報を含めて関節空間に変換,障害物を回避する最適経路探索法を提案,ロボットの誘導制御を実現する.空間情報の推定モデルは,実際の手術画像と生成AIで作成した画…

AI搭載型グローバルMOOCによる教育の変容と大学におけるメディアミックス戦略の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
石田 千晃(東京大学・研究代表者)

本研究では、AI搭載型MOOCが、近代教育システムを基盤とし成立してきた教育的コミュニケーションのどの部分をどのように変えうるのかを読み解きながら、新しい時代の大学教育におけるメディアミックス戦略を考察していく。特に、1、MOOCに付随するAI自動翻訳機能によって、教育リソースの超グローバル化と、バナキュラー化(他言語教育リソースのローカ…

画像生成AIの訓練データを暴露するモデル反転攻撃:リスク定量化と防御法開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2030年3月31日
中村 和晃(東京理科大学・研究代表者)

生成AIは大量のデータに基づいて構築される.では,その構築に際し使用されたデータ(訓練データ)がAI自身から復元され流出することは起こり得るか? これは,データ保護の観点において重大な問いであるにもかかわらず,その答えが出されないまま技術開発のみが先行している.本研究では,生成AIの例として画像生成AIを取り上げ,それに対し「モデル反転攻…

生成AIの診断精度向上に向けた入力情報解析:診断サポート技術の発展を目指して

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
黒岩 智之(東京科学大学・研究代表者)

生成AIの進化により自然なチャットシステムが登場し、病院受診前にAIチャットで自己診断を行う患者も増えている。一方で、生成AIの診断信頼性の低さが指摘され、誤診リスクが懸念されている。診断精度には入力情報が大きく影響することが分かっており、本研究では整形外科患者の問診票を用いて、正診率向上に寄与する「有益な入力情報」を特定・分析する。さら…

生成AIを活用した人間とコンピュータの相互作用による中日翻訳プロセスの研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2027年3月31日
SHAN KAI(東京科学大学・研究代表者)

生成AIの実用化により、翻訳のポストエディット(PE)作業も変化し、既存のPEの活動内容、スキルの定義は翻訳実務の実態に適合しなく、PEに焦点を当てた新たな研究の重要性が高まっている。本研究は、次世代における翻訳実践と理論の融合に焦点を当てるものであり、中日翻訳実務者へのインタビュー調査と質的分析を通じて、PE能力の概念図と育成径路を明ら…

生成AIとバーチャルリアリティを用いた手技シミュレーターとその検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
葉山 裕真(国立研究開発法人国立国際医療研究センター)、朱 欣(東京科学大学・研究代表者)、増本 幸二(筑波大学・研究分担者)、中村 啓二郎(東邦大学)

本研究は、生成AIとバーチャルリアリティ(VR)技術を融合させ、安全かつ効果的に手技トレーニングを行えるシミュレーターを開発する。具体的には、生成AIを用いることで手技のシナリオや解剖構造をリアルタイムに生成・変化させ、臨床現場で遭遇する多様な症例をリアルタイムで再現し、従来のシミュレーターでは再現が困難な複雑な状況や個別患者の解剖・病態…

生成AIチャットボットによるギャンブル問題支援ギャップ解消と継続的エビデンス創出

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2027年3月31日
宋 龍平(東京科学大学・研究代表者)

1. GAMBOT3の開発:「複合的な心理社会的問題の整理」のための問題解決技法支援コ ンポーネント、「ギャンブル行動への振り返りと対処行動の策定」支援のための機能分析・ 代替行動策定支援コンポーネントをGAMBOT2に追加したGAMBOT3を開発する。 2. オンライン臨床研究プラットフォームの開発:研究参加者候補の適格性確認機能、追加…

抗アミロイド療法選択のためのアルツハイマー病単独病理スクリーニング人工知能

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
小野 大介(東京科学大学・研究代表者)

近年、認知症の最も多い原因であるアルツハイマー病に対し、その原因分子であるアミロイドベータを除去する治療が可能になった。一方、アルツハイマー病はレビー小体型認知症など他の脳疾患を合併しやすい。こうした合併例では、本治療の効果が限定的であることが想定され、アルツハイマー病単独例を効率的にスクリーニングし、適切に治療へつなげることが課題である…

視覚的自然言語処理の創出

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2028年3月31日
内田 誠一(九州大学)、中山 英樹(東京大学・研究分担者)、荒瀬 由紀(東京科学大学・研究分担者)、牛久 祥孝(オムロンサイニックエックス株式会社)

本研究では「視覚的に拡張された自然言語処理の創出」を目的とする.我々が読む文字は,サイズ・色・フォント・レイアウトなどの様々な視覚的属性を持ち,これらが我々人間の言語認識・理解において影響していることは明白である.本研究では,単語/文の埋め込みや大規模言語モデルに「言語の視覚的属性」を導入し,その多様な影響を観察するとともに,「目で読む」…

信頼されるAIに向けた制約推論

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
井上 克巳(国立情報学研究所)、清 雄一(電気通信大学)、鍋島 英知(山梨大学)、Phua Yin・Jun(東京科学大学・研究分担者)

人工知能(AI)技術が急速に進展している現在、信頼されるAIの必要性が論じられている。AIをより信頼可能なものにするためには、解釈可能性、説明可能性、ロバスト性を向上させ、目標・要請・事実を知識や制約として記述できる記号系との融合が必要となる。本研究では、機械学習と知識表現・推論を統合した技術をベースとして、制約を取り入れた機械学習モデル…

デジタルコンテンツの真正性を保証する生成AI拡張スマコンシステム

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2029年3月31日
面 和成(筑波大学・研究代表者)、吉岡 克成(横浜国立大学・研究分担者)、江村 恵太(金沢大学)、千田 浩司(群馬大学)

本研究では,コンテンツの生成に使用されたプログラム(スマートコントラクト)及びデータのトレーサビリティを満たしたコンテンツの真正性を保証するセキュリティ技術について研究開発を行う.より具体的には,ブロックチェーンを利用してコンテンツの真正性を保証する生成AI拡張スマートコントラクトシステムの提案・プロトタイプ実装・評価を行うとともに,サイ…

生成AIの支援による講義型ビデオ教材に基く対話型ビデオ教材の作成

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
井上 智雄(筑波大学・研究代表者)、佐々木 孝輔(中央大学)

ビデオ教材はオンライン学習の主な教材となっている。講義型のビデオ教材が一般的であるが、対話型のビデオ教材の方が優れた点のあることがわかっている。しかし、対話型ビデオ教材は作成コストが高く、作成も難しい。 このような問題に対して、本研究では、既存の講義型ビデオ教材を用いて、対話型ビデオなどオンライン学習で利用可能な教材を、生成AIの支援によ…

ジェネレーティブデザインを通じて敷地計画における創造力はどこまで拡張できるか

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
渡辺 俊(筑波大学・研究代表者)、松林 道雄(国土技術政策総合研究所)

生成AIへの関心が高まる中で、本研究ではコンピュータと人間との共創が重要であるとの立場にたち、客観的なパレート最適化によるデザインパターンの生成と評価を行える独自のシステムを構築するとともに、ワークショップを通じてその有効性を検証する。具体的には、敷地計画案を生成するシステムをジェネレーティブデザインの手法を用いて試作し、適当な跡地を対象…

環境ドメイン変換による複雑環境下での移動ロボットナビゲーション

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
萬 礼応(筑波大学・研究代表者)

本研究では、作物や植生の成長により外観が大きく変化する農地、果樹園、ハウスなどの実環境において、移動ロボットが安定して自己位置推定と自律移動を行うための認識技術を開発する。生成AIを活用し、RGB画像、深度画像、3次元点群などのセンサデータを環境変化前の状態に変換・復元することで、事前地図との対応付けや走行可能領域の抽出を可能にし、環境が…

生成AIによる看護師の感情・認知プロセス分析モデルと支援方法の構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
室井 慧(筑波大学・研究代表者)

本研究は、感情労働に従事する看護師のメンタルヘルス課題に着目し、認知行動療法に基づくスマートフォンアプリ「ナースビー」を開発・検証する。アプリには「ねこぴー」というキャラクターが内蔵され、GPT-4oの技術を活用して看護師の感情や認知に対し個別化された応答を提供する。カラム法を用いてユーザーが入力したテキストデータを分析し、非機能的思考を…

人工知能による画像生成技術の発展に対する刑法的対応

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
渡辺 卓也(筑波大学・研究代表者)

本研究は、画像生成AIの利用事例を素材に、各論的な観点から犯罪の成否を横断的に検討することを内容とする。具体的には、第1に、いわゆるディープフェイク技術を用いたわいせつ動画の公開について、名誉毀損罪ないし侮辱罪の成否が問題となる。第2に、同じくディープフェイク技術を用いたなりすまし動画の公開について、詐欺罪ないし偽計業務妨害罪の成否が問題…

Inverse DRR: 単視点X線画像からの任意視点X線画像生成と三次元CT復元

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2027年3月31日
謝 淳(筑波大学・研究代表者)

本研究は主に以下二つの課題について取り組む。①多視点X線画像生成モデルの構築と、画質と視点間一致性の改善、②生成された多視点X線画像を用いたCTモデル復元。本研究は、新しい技術の発明を加え、様々な症例に特化した画像診断検査技術やアプリケーションの開発・評価の基盤技術となり得る。さらに、本研究で得られた知見は、医療分野における画像生成AIの…

生成AIを用いた主観的情報抽出による治療アウトカム予測モデルの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
尾形 宗士郎(国立研究開発法人国立循環器病研究センター)、矢田 竣太郎(筑波大学・研究分担者)、板谷 崇央(京都大学)、平 和也(大阪大学)

本研究は、生成AIモデルが自動抽出した患者の主観的情報と患者の治療アウトカムの関連を明らかにする。生成AIモデルを用いた看護記録のテキスト化及び自然言語処理技術を組み合わせて、患者と看護師のベッドサイドでの会話データから患者の主観的情報を抽出する。その後、患者の治療アウトカム(健康関連QOLや生存期間、入院期間、ADLなど)を目的変数、抽…

学習状態変化や個別特性に応じた最適な教材を動的に生成するシステムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
殷 成久(九州大学)、熊本 悦子(神戸大学)、小野 雄一(筑波大学・研究分担者)、仲谷 佳恵(大阪大学)

本研究では、LLM とRAG 技術を用いて、学習進度に合わせてクイズを生成し、学習者のつまずきに関連する様々な形式の資料を材料として、対象となる学習者の個別特性に合わせパーソナライズされた教材を自動生成することを目指している。 <BR> 具体的には、1) 学習ログ、スライド教材やFAQ、関連文献など、学習行動や授業内容に関する正確な情報を…

グラフ構造に基づく耐ハルシネーション型マルチモーダルLLMの構築と評価

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
和田 唯我(慶應義塾大学・研究代表者)

本研究では,マルチモーダル大規模言語モデルの応用研究を推進する.静止画や動画像を対象とするマルチモーダル大規模言語モデルは,視覚障害者支援において有望な解決策の一つと位置付けられる.一方,既存手法においては,複数枚の画像を入力した際に計算量が肥大化する問題や,画像に存在しない内容を誤って認識・記述するハルシネーションの問題が指摘されている…

大規模言語モデルに基づく顧客満足度向上を目的とした多言語レビュー分析に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2030年3月31日
楊 添翔(慶應義塾大学・研究代表者)

本研究では,観光産業に関連するウェブサイトに蓄積された多言語による大量の観光客レビューデータを活用し,日本人の観光客にとってのサービス品質を維持しながら,各国の観光客が日本を訪れる際の旅行体験を向上させるための分析および施策モデルを開発する。具体的には,異なる言語間の観光客ビューに着目し,先進的な大規模言語モデル(LLM)を利用して,文化…

大規模言語モデルを用いた説得研究:個別性への新たなアプローチ

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
平石 界(慶應義塾大学・研究代表者)、池田 功毅(明治学院大学)、山田 祐樹(九州大学)、齋藤 慈子(上智大学)

陰謀論に嵌った知人を説得しようとするとき、私たちは、定型的な言葉ではなく、その人の事情に寄り添った、その人のための言葉で説得を試みるだろう。本研究は大規模言語モデル (LLM) によって、そうした人と状況が織りなす個別性を反映した説得研究を、実証面および理論面において前進させることを目的とする。LLM によって個人やトピックに合わせた個別…

信頼性を担保する文書処理技術と法・経系社会科学応用

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2030年3月31日
石井 久美子(早稲田大学・研究代表者)、河原 大輔(早稲田大学・研究分担者)、佐藤 健(大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(機構本部施設等))、杜 キン(早稲田大学・研究分担者)

法律や金融など、産業に関わる文書処理は、大規模言語モデル (LLM) の躍進により、大きな可能性が拓けた。しかし、LLMは確率的生成技術であるため、ハルシネーション、事実確認の欠落や、推論の不在などの問題が指摘されている。産業に関わる文書処理は、信頼性を担保することが重要である。従来は、LLMに対して分野適応 (ファインチューニング)とそ…

Scalable External Knowledge Representation of Large Language Models for Generative Information Retrieval

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
杜 キン(早稲田大学・研究代表者)

本研究は、大規模言語モデル(LLM)による外部知識の柔軟な活用を可能にする知識表現手法「Knowledge Routing(KR)」を提案し、生成的情報検索(GenIR)における応用を通じて、その有効性や拡張性を検証することを目的とします。KRは、既存手法との比較を通じて、LLMによる知識利用の新たな可能性を探る枠組みとなることが期待され…

大規模言語モデルとネット情報を活用した頑健な予測システム

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
櫻井 義尚(明治大学・研究代表者)

現在、機械学習による高精度な予測、分類を実現するためには、教師データと呼ばれる事例データが大量に必要になる。この事例と類似する場合には、精度良く予測できるが、過去の事例と離れた場合や、モデルが予測するために用いる説明変数の統計的性質が変わるコンセプト・ドリフトが起きたりした場合、精度が悪くなる。実問題への機械学習の適用では、「十分なデータ…

大規模言語モデルに化学・実験化学を教示するための基礎要件の解明

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
畠山 歓(東京大学・研究代表者)

本研究では、人間に近い理解力を持つ大規模言語モデルが化学分野の知識を、正確かつ効率的に習得するための基礎的条件を明らかにする。具体的には、化学知識や実験科学に関連するデータベースを新たに構築し、それらを用いてオープンな重みの大規模言語モデルの追加学習を実施する。さらに、中学・高校・大学から専門研究レベルに至る幅広い知識水準でモデルの性能評…

設計教育のための大規模言語モデルによる教育的設計審査の研究

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2026年3月31日
及川 和広(東京大学・研究代表者)

大規模言語モデルを用いて、設計教育における学生の設計の誤りの検出と指導を目的とする検証システムを試作する。 学生が作成した部品表や仕様などのテキスト情報から、取りこぼしのない、正確な審査の実現可能性をもっともらしい誤情報との関係から調査する。 機械のような3次元立体形状を大規模言語モデルで取り扱うために、CADの形状データを代表的なCAD…

大規模言語モデルを利用した経済実験シミュレーション手法の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
北代 絢大(東京大学・研究代表者)

本研究は、生成エージェントと呼ばれる大規模言語モデルを活用した人工被験者によって、経済実験の代替となる新たなシミュレーション手法を開発・検証するものである。まず「最後通牒ゲーム」を対象に、実験結果を再現可能な条件を特定し、汎用的な手法の構築を目指す。次に、他の古典的経済実験への適用を通じて、手法が有効なテーマの特徴を分析・整理する。さらに…

革新的デザインの創成のためのアブダクション理論に基づく人・AI共創フレームワーク

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
野間口 大(大阪大学)、下村 芳樹(東京都立大学)、妻屋 彰(岡山県立大学)、筒井 優介(岡山県立大学)

本研究ではデザイン創成の中核であるアブダクション推論の科学的解明に挑み,その知見をもとに人・AI 共創型のデザイン創成支援フレームワークの実現に取り組む.特許や製品レビューなど大量のデザイン事例を収集し,計算機処理が可能なアブダクション推論過程を構築する.提案理論に基づいた支援フレームワークを,大規模言語モデル(LLM) を活用し,デザイ…

対話音声合成のためのコーパス作成と長期的文脈を考慮した大規模音声言語モデルの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
西邑 勇人(東京大学・研究代表者)

本研究は,Podcastから数千時間の対話音声を自動収集・クリーニングし,大規模言語モデルと融合した音声言語モデルを開発する。音響・意味情報を分離圧縮する独自トークン化で長時間の文脈を効率的に処理し,共感的で自然な対話音声を合成可能にする。さらに「応答自然性」「一貫性」など評価指標を定義し,韻律ベースの客観評価手法を提案・公開する。これに…

人工市場シミュレーションとデータ解析の融合による金融市場メカニズムの解明

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
橋本 龍二(東京大学・研究代表者)

本研究では,(1)最適輸送による人工市場シミュレーションの現実性の定量評価手法と,(2)大規模言語モデルやマルチエージェント強化学習を用いた進歩的なエージェントモデルの提案を行う.提案手法を通じて,stylized factsと呼ばれる金融市場における経験的事実や,アノマリーと呼ばれる伝統的な金融工学の仮定と整合的でない現象の発生メカニズ…

Large language modelの画像診断への応用と大規模データベース構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
黒川 遼(東京大学・研究代表者)、萩原 彰文(順天堂大学)、阿部 修(東京大学・研究分担者)、中村 優太(東京大学・研究分担者)

大規模言語モデル(Large language model; LLM)は、膨大な量のテキストデータで訓練されたニューラルネットワークモデルであり、自然言語処理タスクで優れた性能を示している。放射線診断にLLMを応用する試みは初期段階にある。本研究では、LLMを活用した画像診断の発展を目的とする。具体的には、(1)LLMを用いた画像診断・画…

研究は産業にどう役立つ?機械学習を用いた論文概要解析に基づく影響ネットワーク分析

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
西本 恵太(東京大学・研究代表者)

本研究は、基礎研究が応用研究や産業に与える影響の構造とメカニズムを明らかにすることを目的とする。まず、大規模言語モデルにより論文の基礎/応用性をスコア化し、引用ネットワークを構築・分析することで、論文・特許間の知の伝播構造を可視化する。さらに、エージェントベース・シミュレーションにより、環境要因やエージェント間の知識共有の形式が知識の創出…

言語モデル型深層強化学習に基づくモデル検査技法の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
神林 靖(山陽小野田市立山口東京理科大学・研究分担者)、熊澤 努(山陽小野田市立山口東京理科大学・研究代表者)、滝本 宗宏(東京理科大学・研究分担者)

本研究では,ソフトウェアシステムを自動検証する技術であるモデル検査への,言語モデルに基づいた深層強化学習の適用可能性と有効性を明らかにする.深層強化学習には,近年特に自然言語処理分野において発展の目覚ましい大規模言語モデルをベースとする技術を用いることで先端的な検査技術を実装する.加えて,モデル検査技術において長く蓄積された知見や知識を実…

「教育的価値」の高い日本語コーパスの構築による小規模言語モデルの研究

科研費科学研究費助成事業・補助金 2025年4月1日〜2028年3月31日
岡崎 直観(東京科学大学・研究代表者)、Ma Youmi(東京科学大学・研究分担者)

大規模言語モデル (LLM)、およびそれを小型化した小規模言語モデル (SLM) の性能は、モデルのアーキテクチャや学習方法よりも、学習データの品質に左右される。本研究ではLLMにとって教育的価値の高い(=能力を高めやすい)学習コーパスの特質を分析し、その知見に基づいて学習コーパスを構築する。また、そのコーパスを用いてSLMを学習し、モデ…

大規模言語モデルが加速するエビデンスの統合

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
片岡 裕貴(京都大学)、宋 龍平(東京科学大学・研究分担者)、辻本 康(昭和医科大学)、古川 壽亮(京都大学)

医学論文の系統的レビューは多大な時間を要します。本研究ではAI(大規模言語モデル)を活用して論文データを自動抽出するシステムを開発・検証し、レビュー作業の大幅な時間短縮と医療の質向上を目指します。複数のAIモデルを比較検証し、実際の研究者によるランダム化比較試験で効率性を検証します。これにより、最新の医学的根拠をより迅速に医療現場に届け、…

大規模言語モデルが学習した語彙意味論的知識の解明

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2026年3月31日
CAO ZHIHAN(東京科学大学・研究代表者)

今日の計算言語学では大規模言語モデル(Large Language Model, LLM)が基盤的技術となっている.LLMは大規模で構造が複雑なため,自然言語の何をどう学習したかを解釈しにくい.解釈性の低いモデルは,工学的な観点ではデバッグやシステムの改善の障害となり,社会的な観点では医療や法律などの高リスク分野の需要に応えられない.本研…

生物学実験のための機械可読なプロトコル記述支援システムの開発と実験的検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2027年3月31日
吉川 成輝(東京科学大学・研究代表者)

科学研究における再現性の危機が叫ばれる中で、実験手技の個人差を排除できるロボットによる自動実験に注目が集まっている。自動実験ロボットに指示を与えるために機械可読な実験プロトコル記述言語が提案されているが、記述のために言語の専門知識が必要になることが普及の足かせとなっている。この問題を解決するため、本研究では大規模言語モデルを活用して機械可…

大規模言語モデルによる診療ガイドライン改訂支援システムの開発と多疾患への応用

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
柳井 亮(昭和医科大学)、矢嶋 宣幸(昭和医科大学)、辻本 康(昭和医科大学)、片岡 裕貴(京都大学)

診療ガイドラインはエビデンスに基づく医療の実践に不可欠であるが、医学の急速な進歩に伴い、適時かつ質の高い改訂が重要な課題となっている。現状では専門家の労働集約的な作業により改訂を行っており、その人的資源の逼迫が深刻な問題となっている。本研究は、大規模言語モデル(LLM)を活用した革新的な診療ガイドライン改訂支援システムの開発により、この課…

テキスト生成の忠実性を高めるためのプロンプト調整手法

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
平尾 努(金沢大学)、安田 宜仁(日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、西野 正彬(日本電信電話株式会社NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、奥村 学(東京科学大学・研究分担者)

大規模言語モデル (LLM) は今や自然言語処理研究全体の基盤技術であり、各種実サービスを含めて広く利用されている。しかし、その利用が進むにつれて、課題も顕在化してきた。なかでも、入力されたプロンプト に対してLLMの生成が整合しているかどうかという「忠実性」を担保することは、LLM の信頼性および品質維持の観点から必須である。本研究では…

英語教育支援のためのCEFR準拠読解教材の自動生成

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
荒瀬 由紀(東京科学大学・研究代表者)、内田 諭(九州大学)、梶原 智之(愛媛大学)

本研究は英語教育支援を目的として、言語運用能力の国際標準に準拠した文章読解教材を自動生成する技術を確立する。学習教材準備は言語教育における中心的業務であり、教員は多くの時間を割いて教材を作成している。本研究は教材作成を自動化することで教員の負担を軽減し、教材作成に要していた時間を学生へのフィードバックに充てられるようにすることで、我が国の…

物理モデリングと大規模言語モデルを用いた定量リスク分析手法の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
中山 穣(横浜国立大学・研究代表者)

本研究は物理モデリングと大規模言語モデルを用いた定量リスク分析手法を開発する。本研究は、分散型複合水素システムを題材に、物理モデリング技術を用いた定量リスク分析とリスク分析用大規模言語モデルを組合せ、定量リスク分析に特化した独自大規模言語モデルを新規開発する。本研究の成果により、リスクを極限まで小さくすることが可能となり、システムの安全制…

大規模言語モデルを活用して高度な対話タスクを実現する技術基盤の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2029年3月31日
宇津呂 武仁(筑波大学・研究代表者)、吉岡 真治(北海道大学)、星野 准一(筑波大学・研究分担者)、西崎 博光(山梨大学)

接客訓練・インタビュー等の高難度の対話タスク用対話システムにおいては,これまで,特定ドメインの接客シナリオや,インタビュー時の話題・質問リストを予め人手で用意することが不可欠であった.これに対して,本研究では,大規模言語モデル(LLMs)を活用して高度な対話タスクを実現する.本研究では,専門性の高い接客マニュアルやインタビューの関連文書を…

地図情報で拡充された大規模言語モデルによる自然言語クエリを受理可能な地図検索手法

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
高村 大也(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、乾 孝司(筑波大学・研究代表者)

従来の地図検索システムでは、自然言語で絞り込み条件が指示された自然言語クエリを扱うことが困難であり、検索機能の低さが課題となっていた。この問題を解決するため、本研究課題では、大規模言語モデル(LLM)を活用し、自然言語クエリを受け付ける地図検索システムを実現する。本研究の技術的な核心は、地図情報を言語化し、地域のローカル知識をLLMが解釈…

大規模長期系列モデル高性能化のための高速近似アルゴリズムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
二村 保徳(筑波大学・研究代表者)

近年、大規模言語モデルをはじめとする大規模系列データモデルでは、そのコアとしてTransformerが用いられている。Transformerは離れた位置のトークン同士の関係を直接活用できる点で優れている。しかしながら、その処理に系列長の2乗に比例する計算量を要するため、長期系列データ活用のボトルネックとなっている。本研究では行列近似の理論…

外国人患者との良好なコミュニケーションおよび異文化理解を促す医学英語教育の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
塚本 知子(千葉大学・研究代表者)

国際的対応能力の向上および異文化理解を深める医学英語教育の改善プログラムの開発を目指し、医学生に対し、英語模擬患者との医療面接およびChatGPTを用いた英語医療面接練習の併用による医療面接時の会話能力の向上、および異文化理解を促進するための英語模擬患者からのフィードバック導入およびインタビューを行い、医学英語教育の改善プログラムの開発を…

人口縮退・DX化時代における都市緑地の面積推定手法の選択:差分補正手法構築と実装

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2030年3月31日
香坂 玲(東京大学・研究分担者)、祖父江 侑紀(奈良女子大学)

国内自治体間での緑被率調査の方法やデータに関して統一性がなく、現状では比較、分析に課題がある。実務においても航空写真と衛星画像のデータ選択の過渡期にあり、データ変更、一貫性、省力化のバランスが課題となる。そこで本研究は、航空写真と衛星データの緑地面積の差異を補正する手法を方法論として構築し、同時に自治体間で比較可能なデータセットを作成して…

生成系AIと機械学習を用いた多言語対応面接訓練システムと評価予測モデルの開発と検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2025年4月1日〜2028年3月31日
森 一将(千葉大学・研究代表者)、大江 朋子(帝京大学)、渋井 進(独立行政法人大学改革支援・学位授与機構)、高木 幸子(常磐大学)

本研究は大学生を対象に、生成系AIや機械学習を活用した多言語対応の面接訓練システムと評価予測モデルを開発するものである。既存の模擬面接分析を基に、日本語・英語対応、柔軟なテーマ適応、表情・音声を含む統合的予測モデルを構築し、グローバル人材育成に貢献する。

生成AIによる慢性腎臓病(CKD)患者向け医療情報の理解しやすさと行動しやすさの評価

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年7月31日〜2026年3月31日
古川 恵美(東京大学・研究代表者)

慢性腎臓病(CKD)の治療および進行抑制において、定期的な受診・生活習慣の見直し・服薬管理といったセルフマネジメントは重要な要素である。近年、ChatGPTなどの生成AIが普及し、カスタマイズされたインタラクティブな媒体での健康情報発信が可能となっているが、AIの生成する情報の質に関する課題はまだ明らかになっていない。本研究では、AIが生…

看護師を対象とした生成AI支援のセルフケア・ラインケアプログラムの開発と実装

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年7月31日〜2026年3月31日
室井 慧(筑波大学・研究代表者)

看護師におけるメンタルヘルス問題は重要な課題であり、医療の質と関連する。労働者のメンタルヘルス対策としてセルフケア(自分自身で行うケア)やラインケア(上司や管理者が行うケア)が重要であるが、医療機関は一般企業のような産業保健体制が整っていることが少なく、実践が難しい。本研究では、看護師におけるセルフケアとラインケアプログラムと、生成AIに…

メンタルヘルスなどの分野で対人支援を行うチャットボットの実用化に向けた研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年7月31日〜2026年3月31日
樫原 輝(筑波大学・研究代表者)

メンタルヘルスなどの分野で対人支援を行うチャットボットは正確な情報を返答する必要があり、誤った情報を返答する事がある生成AIではなくシナリオ型チャットボットの利用が望ましい。しかし、対人支援を行うシナリオ型チャットボットを実装するには、チャットボットが利用者に示す質問や回答、その対話の順序を持つ膨大な対話シナリオを専門家が全て作成する必要…

対人公共サービスへのAIの導入の影響に関する理論的・実証的研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年7月31日〜2026年3月31日
中澤 柊子(東京大学・研究代表者)

公共サービスの提供への人工知能(AI)の導入で懸念されている点は、現場の第一線職員が持つ社会的偏見や、民営化・民間委託による業務の効率化に伴うサービスの質の低下といったこれまでの行政活動で指摘されてきた問題点と重なる。本研究は、日本とイギリスの児童虐待対応の変化を理論的・実証的に比較分析することで、人々の権利・利益に大きく影響する対人公共…

AIがもたらす不平等と平等:社会関係資本(ソーシャルキャピタル)による解決

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年6月28日〜2027年3月31日
大久保 敏弘(慶應義塾大学・研究代表者)

コロナ禍という負のショックを経てデジタル経済が進展した。生成AIは社会に大きな影響を与えている。デジタル化は利便性を高めるなど便益が大きい一方で、低所得者や弱者はその恩恵を十分受けられない。今後、デジタル格差やそれに伴う不平等が大きくなる可能性が高い。本研究ではAIなどのデジタル技術の登場により仕事や職業がどう変貌し、不平等が拡大していく…

生成AI技術を用いた都市規模の三次元建物データの効率的な作成・更新技術の体系化

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年6月28日〜2026年3月31日
矢部 貴大(東京大学・研究分担者)、関本 義秀(東京大学・研究代表者)、澁谷 遊野(東京大学・研究分担者)、瀬戸 寿一(駒澤大学)

近年複雑性を増す都市政策には地域が抱えるリスクへの顧慮も必要で、都市構造を本格的に分析・シミュレーションする建物の三次元データが必須である。 国土交通省都市局のプロジェクトPLATEAUにおいて整備・公開されている三次元建物データは、作成・更新時に多くの手作業を要しサステナブルとは言えない。 本研究は、生成AI技術でも特にGANやStab…

人間と協力してデジタルコンテンツのインタラクションを設計するAIの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月23日〜2026年3月31日
田中 恒彦(早稲田大学・研究代表者)

本研究では、生成AIの対象をゲームデザインなどインタラクティブなコンテンツに拡張し、生成過程を説明する能力・人間の編集を組み込む能力を持つ生成AIの概念実証を目指す。まず、自律エージェントを用いた、生成されたコンテンツの自動評価方法の開発に取り組む。次に、AIが生成に用いる中間表現と人間による指示表現を統一し、統一表現でAIが生成する方法…

大規模言語モデルと統語的言語モデルの融合

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月23日〜2026年3月31日
吉田 遼(東京大学・研究代表者)

昨今の大規模言語モデル (LLM) は、その成功とは裏腹に学習効率が低いという課題を抱える。また、言語学が仮定する文の階層的な構造(統語構造)を明示的に学習する統語的言語モデルは、学習効率こそ高いものの大規模化しにくく、最高到達精度ではLLMに及ばないという課題を抱える。本研究計画では、統語的言語モデルとLLMの二つのアプローチを融合し、…

汎用性・解釈性に優れたテキストデータセット蒸留手法の研究開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月23日〜2025年3月31日
前川 在(東京科学大学・研究代表者)

近年の自然言語処理では大規模言語モデルの進展により,様々なタスクにおいて凄まじい性能改善が達成されている.しかし,大規模言語モデルの開発には膨大なコストを要するため,大規模言語モデルの研究開発を実施できるのは潤沢な研究資金を持つ一部の企業や研究機関に限られている.そこで本研究では,大規模言語モデルの学習に用いられるテキストデータセットの知…

人工知能による抽出する医療・健康情報の妥当性評価研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月23日〜2027年3月31日
LIU MINGXIN(東京大学・研究代表者)

Chat-GPTもNEWBINGも、GPTと呼ばれる大規模な言語モデルに基づく人工知能チャットボットで、ユーザーの入力に基づき自然で興味深い会話を生成できる。人工知能チャットボットの時代には、医療知識のない一般人が人工知能チャットボットに医療に関する情報を求めると考えている。しかし、人工知能チャットボットが医療・健康情報の真偽を正しく判別…

三次元形状の双方向モデリングのためのドメイン固有言語生成AIの確立

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2029年3月31日
谷田川 達也(一橋大学・研究代表者)

本研究は、現在、自然言語による執筆作業やプログラム開発において一般的となりつつある、AI共創による製作支援技術を、従来、CAD(Computer-Aided Design)ソフトウェアを用いて行なわれてきた工業製品のデザインに拡張することを目指す。CADソフトウェアによる工業製品のデザイン過程では、その製品の形だけではなく、部品を意味する…

シングルユース内視鏡とAIを活用した消化管がん診療における新規医療提供モデルの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
松村 倫明(千葉大学・研究代表者)、加藤 順(千葉大学・研究分担者)、藤江 舞(千葉大学・研究分担者)

消化管がん死を減らすことを目的として、基幹病院との情報連携も可能とする生成AIを活用した見落とし防止システム(地域医療格差の是正)と簡便かつ感染リスクを排除したシングルユース内視鏡(内視鏡受診者数増加)を融合した全く新しい消化管がん医療提供モデルを構築する。

生成AIと発災後1時期のSAR画像を用いた高精度の土砂災害検出手法の開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
劉 ウェン(千葉大学・研究代表者)、押尾 晴樹(東京科学大学・研究分担者)

土砂災害箇所の正確な把握は,早期の復旧計画や防災施設整備,ハザードマップ作成に欠かせない重要な情報である.本研究では,発災直後の1時期SAR画像を用いて,風水害や地震による土砂災害箇所を迅速に特定するための新たなアプローチを追求する.まず,同一撮影条件の事前画像が入手できない問題に対処するために,シミュレーション技術と画像生成の人工知能(…

生成AIを組み込んだ日本語作文診断システムの開発と普及に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
李 在鎬(早稲田大学・研究代表者)、淺尾 仁彦(国立研究開発法人情報通信研究機構)、三谷 彩華(江戸川大学)、毛利 貴美(岡山大学)

本研究では日本語学習者の「書く力」を育成するため、生成AIを活用した学習支援システムを開発する。システム開発は3ステップで行う。1.生成AIを評価するための標準的なデータセットを構築する。2.データセットに基づいて定量的に評価した生成AIを「日本語作文診断システム」に組み込み、ウェブ上で学習者の作文を診断し、推敲を促す学習環境を構築する。…

九州・沖縄方言の継承支援に資する音声対話型生成系AIの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
坂井 美日(鹿児島大学)、加藤 幹治(大学共同利用機関法人情報・システム研究機構(機構本部施設等))、久保薗 愛(岡山大学)、當山 奈那(琉球大学)

本研究では、九州・沖縄の個別方言に特化した音声対話型の生成AIを開発する。 近年、地域の文化財たる方言が消滅の危機にある。本研究は、方言に特化した生成系AIを開発して方言学習に活用することで、消滅危機問題の解決を目指す。今回の対象方言は、消滅の危機にあり非常に低資源である。大規模言語モデルを基盤とする生成AIの精度はデータ量に依存するため…

AIと知的財産権:財の稀少性なき時代の知的財産法制度の研究

科研費科学研究費助成事業・補助金 2024年4月1日〜2029年3月31日
中山 一郎(北海道大学)、田村 善之(東京大学・研究分担者)、鈴木 將文(早稲田大学・研究分担者)、山根 崇邦(同志社大学)

生成AIの登場と普及は、自然人による創作と区別することができない生成物を容易に、かつ、大量に生み出すことを可能にした。このことは、自然人が著作物や発明を創作するという著作権法や特許法の前提に見直しを迫っている。本研究では、その背景に、AI生成物により著作物や発明といった財の稀少性が失われるという根源的問題が存在するとの問題意識の下に、財の…

生成AIを活用した外国語教員の授業力向上ーHyflex Courseの遺産継承と発展

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
砂岡 和子(早稲田大学・研究代表者)、杉江 聡子(北海学園大学)、王 怡人(早稲田大学・研究分担者)

生成AIと教育技術を統合し,初修外国語教育の質向上を目指すプロジェクトである. Python自動音声認識機能を使い,外国語教員が自身の授業スタイルを省察できるツールを開発する.また,教員が学習者の文脈に適した教材を迅速に作成できるよう,Prompt Engineeringによる加工プロセスの自動化を図る.一連のAI活用スキルや授業分析手法…

生成AIとXR技術を活用した探究と創造を往還するSTEAM学習環境の確立

科研費科学研究費助成事業・補助金 2024年4月1日〜2029年3月31日
森田 裕介(早稲田大学・研究代表者)、内山 慎太郎(早稲田大学・研究分担者)、辻 宏子(明治学院大学)、瀬戸崎 典夫(長崎大学)

本課題では,探究と創造を往還するSTEAM学習カリキュラムの確立と普及を目的とし、小・中・高等学校を対象に、探究活動、課題解決・デザイン活動を融合したSTEAM教育カリキュラムを考案する。また、個別最適な学びや協働的な学びを支援するため、生成AI実装STEAM学習用メタバースを構築するとともに、STEAM教育に必要なXR(VR/AR/MR…

AIの活用で革新するゲーム障害青少年の家族へのCRAFTプログラム支援

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
金田一 賢顕(玉川大学)、宋 龍平(東京医科歯科大学・研究分担者)

ゲーム障害は青少年に多い疾患で、親子間の情緒的隔絶が主な原因とされ、ゲームの問題使用が進行すると引きこもりや暴力などの重大な問題を引き起こす可能性がある。この問題に対処するためCRAFTというプログラムが親子間の対話を促す効果的な手法として認められているが、専門家との実施時間の制限により親が対話技法を十分に練習するのが困難である。本研究で…

生成AIを活用したイベント・データの開発と社会科学諸分野への応用

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
和田 毅(東京大学・研究代表者)

本研究は、生成AI(ChatGPT)とインターネット・アーカイブ(Wayback Machine等)を活用し、今世紀初頭から今日に至るまで世界各国の新聞社・通信社が配信した多言語の記事から、政治・経済・文化・スポーツ・災害・犯罪を含むあらゆる「イベント」の情報を蓄積していくことによって、従来イベント分析とは無縁の学問分野にも応用可能な汎用…

知識グラフを用いた内容計画に基づくストーリー動画生成法の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
中山 英樹(東京大学・研究代表者)

ChatGPTやDALL-Eに代表される生成AIが社会で大きな注目を集めるようになりました。しかし、これら最先端の生成AIでも、映画のようにストーリー性を有する長時間の動画像を、全体として辻褄の合うように生成するのは容易ではありません。本研究では、AIによるストーリー動画の生成を、人間にとって解釈性が高く制御可能な形で実現するため、グラフ…

各教科への逆向き設計を促す生成AI時代の総合的な探究活動指導法の検討

科研費科学研究費助成事業・補助金 2024年4月1日〜2025年3月31日
近藤 千香(東京科学大学・研究代表者)

「総合的な探究の時間」は、各教科の学習成果を総合的に活用する活動が行われる必要があるが、中教審答申は、その目的が達成されていないと指摘している。そこで「総合的な探究の時間」で活用すべき各教科の汎用的な方法論を明確化⇒各教科でその方法論と領域固有知識とを関連づけて活用する探究活動を設計⇒その準備として各教科の通常授業を設計」する“新・逆向き…

大規模学習モデルと3D仮想空間をつなぐ実世界AIのゼロショット学習

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
吉安 祐介(国立研究開発法人産業技術総合研究所)、金崎 朝子(東京科学大学・研究分担者)、Caron Guillaume(国立研究開発法人産業技術総合研究所)

本課題では、インターネット空間に存在する膨大な画像や言語データを用いて学習された大規模な学習モデルと3D仮想空間を融合することで、汎用的・即応的な認識と行動実行を両立する「実世界AIのゼロショット学習方法論の確立」を目指す。物体、人間、環境と行動を対象とした学習モデルに関する研究課題として、①大規模視覚モデルを用いた物体3D認識・形状生成…

言語系生成AIに合理的配慮の提供を求める学習活動が聴覚障害生徒の能力に与える影響

科研費科学研究費助成事業・補助金 2024年4月1日〜2025年3月31日
内野 智仁(筑波大学・研究代表者)

我が国では、企業等に対して、一定の割合(法定雇用率)以上の障害者の雇用を求めたり、職場における障害者への合理的配慮の提供を義務化したりして、障害者の社会参加と職場定着に貢献することを求めている。聴覚障害のある人は、聴覚障害のない人と比較して一般企業就職後の職場定着率が低く、就職する前に、合理的配慮の提供に関する意思の表明と、職場で様々な相…

生成AIとの対話活動による批判的思考促進を担う数学科教員養成プログラム開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
小原 豊(学習院大学)、礒田 正美(筑波大学・研究分担者)

本研究は、生成AIとの対話活動を通して批判的思考を促進する先導的な授業実践を質保証する上で、真偽判断を通して情報の信憑性を検証できるリテラシーをもった数学科教員を養成するプログラムを開発するものである。その為に、先ず、ChatGPTなどの 汎用型生成AIの教育活用に関する国際研究動向を参照した上で、日本の教職課程シラバスの範囲と配列を分析…

「音による環世界マニピュレーション」研究の総括

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
善甫 啓一(筑波大学・研究代表者)、井野 敬子(武蔵野大学)、坂口 昌徳(神戸大学)

本領域は,人が各自の感覚と記憶からつくり上げる主観的な世界「環世界」に着目し,音を通じてこれをより良い状態へ導く技術の確立を目指す。音は記憶と強く結びつき,曖昧さを許しながら世界の捉え方を形づくる。この特性を活かし,音響VRと生成AIを用いて個人ごとの環世界を計測・操作する基盤を築く。とくにPTSD(心的外傷後ストレス障害)の治療を最初の…

深層学習による言語生成の評価データセットの構築と品質推定

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2025年3月31日
須藤 克仁(奈良女子大学)、小町 守(一橋大学・研究代表者)、梶原 智之(愛媛大学)、三田 雅人(東京都立大学)

大規模なテキストコーパスを用いて事前学習された大規模言語モデルを用いると、流暢なテキストを生成することができます。しかし、言語モデルやテキストの自動評価はまだ難しく、解釈性も高くありません。そこで本研究では、評価したい言語現象に対応する最小限の事例をチェックリスト形式で列挙したデータセットを作成し、解釈性の高い評価を行うことを提案します。

都市のツイートデータを活用した市民間のつながりの自動推定と社会応用

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
関 洋平(筑波大学・研究代表者)、稲見 昌彦(東京大学・研究分担者)、欅 惇志(一橋大学・研究分担者)、川島 宏一(筑波大学・研究分担者)

市民あるいは情報世界におけるユーザ間のつながりを分析し、コミュニケーションを促進するための研究を、大規模言語モデルを利用して実施する。具体的には、都市における市民性格特性の傾向の分析と、メタバースでの行動を促進するにあたって効果的なコミュニケーションの分析に焦点を当てる。また、避難行動中の市民の意識分析を実施する手法を提案し、被災時の市民…

脊椎疾患に対する画像・臨床データ・カルテ記載を統合したマルチモーダルなAI予後予測

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
牧 聡(千葉大学・研究代表者)、古矢 丈雄(千葉大学・研究分担者)

脊髄損傷や頚部脊髄症において、機能予後予測は治療戦略の計画に重要である。しかし既存の予測手法では正確度は7割程度であり、より信頼性の高い方法が求められている。この背景を踏まえ、本研究の学術的「問い」は、「大規模言語モデルとマルチモーダル、人工知能(AI)の組み合わせが脊椎疾患の機能予後予測の精度をどの程度向上させることができるか」とした。…

大規模言語モデルを用いた生物試料情報の標準化

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
大田 達郎(千葉大学・研究代表者)

転写因子制御やDNA 修飾などのエピジェネティクス機構を対象とする研究で用いられる ChIP-Seq, ATAC-Seq, Bisulfite-Seq などのDNAシーケンスデータを網羅的に収集し解析するデータベース ChIP-Atlas では、開発当初よりサンプル情報の品質向上が大きな課題であった。ChIP-Atlas は現在、約375…

自然言語処理技術を用いた教授学習支援システムの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2029年3月31日
後藤 孔(早稲田大学・研究代表者)

本研究は、学習者の知識理解度や技能習熟度に応じて様々な個別指導を自動化する対話型の教授学習支援システムを開発し、教育機会の拡大や学習効果の向上に寄与することを目的とする。5年間の研究期間において、大規模言語モデルを用いた対話および個別指導機能の開発、機械翻訳モデルと音声情報処理モデルによる多言語対応および音声インタラクション機能の開発、そ…

教師無し深層学習による革新有機材料の自動探索

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2025年3月31日
畠山 歓(東京科学大学・研究代表者)

本研究では、材料科学と深層学習の学理を融合し、優れた有機材料を自動で探索するシステムの枠組みを探求する。最近注目を集める大規模言語モデルや化学に特化した深層学習モデルを活用し、少ないデータでも効果的に学習できるシステムを実現する。このような取り組みを通して、実験研究者の暗黙知をデータ化する。一連の取り組みを通して、信頼できる物性予測モデル…

大規模言語モデルを利用した英作文の修辞的機能自動分析プログラムの開発と妥当性検証

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
江口 政貴(早稲田大学・研究代表者)

本研究は、第二言語としての英語アカデミックライティングの重要な側面である「修辞的機能」を自動分析システムの継続的開発とその妥当性検証を目的とする。 課題1では「談話分析」の枠組みを「自然言語処理・機械学習」の手法を用いることで自動分析システムを構築する。課題2では、「修辞的機能即時可視化プログラム」を英語を学ぶ日本人学習者の英作文の修正過…

大規模言語モデルを活用した遠隔操作による人・ロボット協働基盤の創成

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
朱 曜南(東京大学・研究代表者)

大規模言語モデルの推論能力と遠隔操作を活用した動作スキル教示を連携すること により、より汎用性と効率の高い人・ロボット協働基盤の形成が期待されている。 本研究では、大規模言語モデルと遠隔操作を連携した人・ロボット協働基盤を構築 し、多様な長期視点タスクを遂行可能な汎用性の高い自律ロボットの実現を目的とする。本研究の成果は、家庭・ 医療・産…

大規模言語モデルによる人間の言語知能の解明

科研費科学研究費助成事業・補助金 2024年4月1日〜2028年3月31日
大関 洋平(東京大学・研究代表者)、宮尾 祐介(東京大学・研究分担者)

昨今、ChatGPTに代表される大規模言語モデルが、社会的な観点から高い注目を集めている。しかしながら、学術的な観点からは、(一見人間らしく振る舞うが)大規模言語モデルは人間の言語知能を反映しているのかという言語学の「問い」と、大規模言語モデルはブラックボックスであり解釈できるのかという自然言語処理の「問い」が未解決である。そこで、本研究…

RNA配列とテキストを統合した大規模言語モデルの開発

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
李 鴻敏(東京大学・研究代表者)

本研究では、RNAの構造と機能の関係性を解明するために、最先端のディープラーニング技術を活用します。DDBJおよびRfamデータベースから約1億のRNA配列とそれに関連するテキスト情報を収集し、RNA配列に特化した大規模言語モデルの開発を行います。令和6年度には、必要な計算リソースの確保とデータの収集・前処理を行い、令和7年度には、モデル…

大規模言語モデルのための品質保証技術に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
馬 雷(東京大学・研究代表者)、宮尾 祐介(東京大学・研究分担者)、佐藤 周行(国立情報学研究所)、趙 建軍(九州大学)

最近,大規模言語モデル(LLM)は,ソフトウェア工学(SE)や自然言語処理(NLP)などの分野で, 多くの実世界の応用において性能の大幅な向上を達成している. しかし, このようなLLM ソフトウェアの品質や信頼性に関しては, まだ非常に初期の段階にあり, 社会的な懸念や新たな技術的課題が生じている. 特に, 最近産業界でLLMを応用する…

ソーシャルメディアのモニタリングを強化するためのグラフ時系列モデルの構築

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
小林 亮太(東京大学・研究代表者)、宇野 毅明(国立情報学研究所)、小山 慎介(統計数理研究所)、橋本 隆子(千葉商科大学)

本研究課題では、ソーシャルメディアデータから話題群の時系列変化を自動抽出し、その変化の要因を推定する技術を開発する。具体的には、応募者が研究を進めてきた時系列モデルとグラフマイニングを融合させたグラフ時系列モデルを開発するアプローチや近年発展の著しい大規模言語モデルを用いたアプローチなどにより、着目すべき話題を発見し、その話題についてのト…

対話ロボットを通じた身体的,社会的側面のQOL向上:学際的方法論の確立と適用

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2029年3月31日
中川 聡(東京大学・研究代表者)

本研究は,高齢者の生活の質(QOL)の身体的,社会的側面の向上を目的として,個々の ユーザにより異なるQOL低下要因を特定し,行動変容に導く対話ロボットとのインタラクションを実現させる.研究の主要なステップとして,初めに,精神的,身体的,社会的側面にお けるQOLの低下要因の特定に繋がるインタラクションの方法論を設計する.この過程で,大規…

漸進的な知識の拡張を行う汎用自然言語生成モデルの研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
上垣外 英剛(奈良先端科学技術大学院大学)、林 克彦(東京大学・研究分担者)、大内 啓樹(奈良先端科学技術大学院大学)、渡辺 太郎(奈良先端科学技術大学院大学)

大規模言語モデル(LLM)は多様なタスクを扱うことが可能な一方、膨大なパラメータサイズにより学習コストが高いという課題が存在する。この課題のため、日々更新される知識を頻繁な学習によりLLMで扱うことは現実的ではない。このため、LLMにおいてデータストア中からの検索結果を利用するRetrieval-Augmented Generation …

大規模言語モデルとヒューマノイドロボットによるクオリア構造の探求

科研費科学研究費助成事業・補助金 2024年4月1日〜2026年3月31日
池上 高志(東京大学・研究代表者)

LLM(巨大な言語モデル)とヒューマノイドロボットALTER3を接続し、人間を含んだ環境と相互作用をさせるこ とで、LLMを用いたクオリアや意識の問題を扱う。クオリアの客観的な測定とその可能な理論を本研究にお ける学術的な問いとし、これをALTER3の実験を通して具体的に検証していく。 特に、i) ALTER3の自発的な運動生成がクオリア…

大規模言語モデルを用いた教学データの分析とFD・IRでの活用

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
松河 秀哉(東北大学)、川面 きよ(成城大学)、村上 正行(大阪大学)、渡辺 雄貴(東京理科大学・研究分担者)

本研究は、大規模言語モデル(LLM)を用いて大学に蓄積される教学データを分析し、その結果をFDやIRに活用するものである。まず各大学のデータポリシーの現状調査を実施し、その結果を踏まえて、ローカルLLMを用いたより安全な分析の可能性の検討や、教学データから有用情報を抽出するためのプロンプトの開発を進めることで、どのようなデータポリシーの大…

スケーラブルな機械学習基盤ソフトウェア技術の省計算資源化への展開

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
坂本 龍一(東京科学大学・研究分担者)、遠藤 敏夫(東京科学大学・研究代表者)

現在、爆発的に機械学習・深層学習の需要が増し、深層学習フレームワークや対話的処理環境などの普及により、機械学習処理へ様々なプレイヤーが参入する時代が到来している。しかし近年はGPTに代表されるLLM(大規模言語モデル)の学習処理があまりに膨大で、米国などのビッグテックしか競争に残らない可能性が懸念されている。本研究では、基盤ソフトウェアの…

機能等価メソッドデータセットの構築によるソフトウェア工学タスクの高度化

科研費科学研究費助成事業・補助金 2024年4月1日〜2028年3月31日
肥後 芳樹(大阪大学)、丸山 勝久(立命館大学)、ヌリ オリビエ(大阪大学)、林 晋平(東京科学大学・研究分担者)

本研究では機能等価メソッドのデータセットを構築する.取得した機能等価メソッドの候補は手作業により真に機能等価であるかを確認する. データセットの構築後は,それを利用してソフトウェア工学技術の評価を行う.例えば、機能等価メソッドはコードクローン検出ツールの評価に利用できる .同機能を実装したメソッドはコードクローンとして検出されることが望ま…

多粒度分散知識グラフ活用のための基盤技術に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
天笠 俊之(筑波大学・研究代表者)、北川 博之(筑波大学・研究分担者)、橋本 武彦(筑波大学・研究分担者)、塩川 浩昭(筑波大学・研究分担者)

【研究項目1】エンティティに対応する頂点を類似したグループごとにスーパーノードとしてまとめることで,階層的な索引を構築する.今年度は,前年度までに検討した知識グラフ概要構築の効率化について検討を進める. 【研究項目2】大規模知識グラフに対する分散問合せにおける,統計情報を利用した問合せプランニングの問題として定式化し,手法を具体化する. …

高頻度記録データを用いた公共政策の効果分析:健康・消費・犯罪に対する影響

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2028年3月31日
井深 陽子(慶應義塾大学・研究代表者)、鎌田 拓馬(大阪大学)、新関 剛史(千葉大学・研究分担者)、濱秋 純哉(法政大学)

経済政策や社会保障政策を含む公共政策は、国民生活の向上のために重要な役割を果たしている。現在EBPMの流れの中で、公共政策の評価が進んでいる。信頼性の高い政策効果の検証は、適切な研究デザインと良質なデータが必要となる。近年、伝統的に利用されてきた社会調査に基づくデータ(サーベイデータ)に加え、 民間企業や行政機関の業務のデジタル化に伴い高…

税務行政のDX化に伴う問題点ー地方税を中心にー

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2027年3月31日
松原 有里(明治大学・研究代表者)、漆 さき(大阪経済大学)、沼尾 波子(東洋大学)、内海 朋子(横浜国立大学・研究分担者)

今年度は、昨年度行った地方税のDX化についてのヒアリングを中心に各々の専門分野ごとにまとめたクラスターを基盤に研究成果としてまとめて発信していく。国際学会での発表が中心になるが、日本語での文献発表も随時行い、国内向けの発信も強める。それによって、英語圏をはじめ外国勢との「情報の非対称化」に伴う不利益を少しでも埋めることに留意する。 また、…

現代社会の多様なリスクへの法的対応と民事責任立法提案

科研費科学研究費助成事業・基金 2024年4月1日〜2026年3月31日
大塚 直(早稲田大学・研究代表者)、橋本 佳幸(京都大学)、山口 斉昭(早稲田大学・研究分担者)、後藤 巻則(早稲田大学・研究分担者)

本研究では、第1に、科学技術に関連する現代社会の多様なリスクについてその性格を分析し、行政規制や責任の在り方を考える際の指針を提示すること、第2に、リスクに対して法的対応を発動するか否かを決定する基準や、受容すべきリスクを判断する基準について、責任、行政規制等を比較対照しつつ、包括的な判断枠組みを得ること、第3に、現在生成しつつある新たな…

行政のデジタル化の進展とその統制のための情報行政法の理論と制度設計論

科研費科学研究費助成事業・基金 2023年4月1日〜2028年3月31日
横田 明美(明治大学・研究代表者)

解くべき課題としては日本法における行政各論分野におけるデータ保護・プライバシー保護に関する規律が十分になされていないという規律密度論の課題、行政がリスクや不確実性への対処を行うために組織的な学習及び知識創造・実践を積み重ね動態性を確保する必要性、行政における市民参加論と司法による是正の欠缺が生じている。これらに対し、①行政内外のデータ流通…

14~16世紀アラブ都市エリート間の名目的コネクティビティの可視化分析

科研費科学研究費助成事業・補助金 2023年4月1日〜2025年3月31日
太田 絵里奈(東京大学・研究代表者)

本研究は、14~16世紀のアラブ都市エリート(学者・行政官)の間で広く取り交わされた、名目的な免状(イジャーザ)に基づく師弟関係に着目する。免状を介して構築された、実態を伴わない、間接的なつながりが個人や家系の栄達において果たした役割の解明を主眼としつつ、当慣行に基づく社会上層部の複層的関係性を可視化する方法論として、ネットワーク分析ツー…

看護記録の自然言語GPTとナースコール・バイタルの統合AI解析による病棟管理支援

科研費科学研究費助成事業・基金 2022年6月30日〜2024年3月31日
森 武俊(東京理科大学・研究代表者)、松原 仁(東京大学・研究分担者)、武村 雪絵(東京大学・研究分担者)、野口 博史(大阪公立大学)

すでに病棟にあふれかえっているさまざまなデータを埋もれさせずにできる限り機械の力で利活用し,看護師・看護管理者や医療従事者が本来の医療やケアに注力できるよう支援するシステムを構想しています.このような定量的客観的データによる支援を人工知能で実現するということに挑み,看護記録やカルテのテキスト分析とナースコール・バイタルモニタ機械学習モデル…

公的農林統計の長期パネルデータ化と統合データベースの構築による高度利用基盤の確立

科研費科学研究費助成事業・基金 2022年6月30日〜2026年3月31日
仙田 徹志(京都大学)、中嶋 晋作(明治大学・研究分担者)、高橋 大輔(拓殖大学)、藤栄 剛(明治大学・研究分担者)

本研究では、農林業センサスを中心とした公的農林統計の長期パネルデータと統合データベースを構築し、公的農林統計の高度利用基盤を確立に挑戦する。農林業センサスのパネルデータ化では、紙媒体として保存された調査票の復元を行い、最長60年の長期パネルデータの構築をめざす。また、統合データベースでは、農林業センサスと他府省統計調査のミクロデータとの連…

データサイエンスを利用した児童相談所の革新的業務改革の検討

科研費科学研究費助成事業・基金 2022年6月30日〜2025年3月31日
和田 一郎(獨協大学)、堀口 逸子(東京理科大学・研究分担者)

本研究の目的を遂行するため、下記の3つの研究を予定している。 研究A(倫理法制度からの検討):高度な個人情報を含むデータを倫理・人権の各種制限などに侵害せずに利用する手法やプロセスをELSI及び情報科学領域からの検討を行う。 研究B(システムデータ分析):児童相談所に導入されたシステムのテキストや音声データ等をAIなどを利用して分析し業務…

人工知能技術によるESGスコアと非財務情報との関係性の解明

科研費科学研究費助成事業・基金 2022年4月1日〜2025年3月31日
崎濱 栄治(明治大学・研究代表者)

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が2017年にESG投資に基づくパッシブ運用を開始するなど、非財務情報を投資判断の材料として考慮するESG投資が注目されている。 現在、多数の評価機関が個別企業のESG格付けサービスを行っているが、財務情報に基づく伝統的な債券格付けと異なり、非財務情報の重要度が高いESGスコアは背後に存在するロジ…

デジタル時代の「公共」をめぐる法と政治の相互作用に関する研究

科研費科学研究費助成事業・補助金 2022年4月1日〜2026年3月31日
宍戸 常寿(東京大学・研究代表者)、笹倉 宏紀(慶應義塾大学・研究分担者)、前田 健太郎(東京大学・研究分担者)、寺田 麻佑(一橋大学・研究分担者)

本研究は、政治的コミュニケーション・行政システム・公共実現手法の各領域で、①デジタル化による法と政治の現象分析、②法と政治が人間の営為である(べき)ことの原理的考察、③フェイクニュース対策、行政作用とAIによる自動化された決定の関係、共同規制等の執行手法等、具体的な論点についてデジタル化への法と政治の変革の方向性についての検討を行う。本研…

行政過程におけるデジタル情報技術の使用と行政法総論の双方向的考察

科研費科学研究費助成事業・基金 2022年4月1日〜2025年3月31日
山本 隆司(東京大学・研究代表者)、巽 智彦(東京大学・研究分担者)

本研究は、行政過程におけるデジタル情報技術の使用と行政法総論との間の双方向的な考察を行う。すなわち、行政過程における同技術の使用を、行政法総論に照らして規律する一方で、行政法総論を再考する素材にする。研究では、行政法総論の主要領域として、(a)行政手続(行政判断におけるアルゴリズムの使用)、(b)行政上の行為形式・実効性確保(情報による行…

地方政府の会計・監査・内部統制の新たな枠組の導出-デジタル環境下のパラダイム転換

科研費科学研究費助成事業・基金 2022年4月1日〜2026年3月31日
石川 恵子(日本大学)、黒木 淳(横浜市立大学)、尾上 選哉(日本大学)、山本 清(鎌倉女子大学)

本研究は、デジタル環境下における地方政府のサービス提供のパラダイムシフトを見据えて、地方政府の新たな財務的枠組(①会計情報の利活用の促進、②ITを活用した監査、③ITを活用した内部統制)を導出し、これをデジタル人材の育成に役立てることを目的としている。地方政府のデジタル化の現状と課題に即した会計・監査・内部統制の枠組を理論的に検討し、これ…

先端技術と規制行政に関する国際比較研究―人工知能(AI)技術の進展と法制度の変容

科研費科学研究費助成事業・基金 2022〜2024
寺田 麻佑(一橋大学・研究代表者)

刻々と変化するAIに関する規制の整備状況のなかでも、特に日本の法整備に影響を与え、かつ参考となるEUで進められるハードロー(法制度整備)的な枠組み構築の在り方の比較検討を進め、法規制や共同規制の在り方についても、国際共同研究を進めながら、一層の研究の深化を図る。特に、先進的かつ具体的な規制枠組みにつき、EUにおける先端技術にかかわる立法事…

AIを用いた巡回路自律決定式UAVによる地域インフラ監視及び災害情報収集の研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2021年7月9日〜2025年3月31日
萩尾 由貴子(明海大学)、長谷川 克也(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)、大谷 淳(早稲田大学・研究分担者)

日本は災害の多い国であるが、その発生のほとんどは首都圏や大都市ではなく、地方で起こっている。小規模な地すべり、土砂崩れは頻繁に起こっているが、慢性的な人員不足である自治体では地域インフラ崩壊は発見に時間がかかることが多い。そのような要因で現在の日本では「見たらわかる災害が発見できない国」となっている。本研究ではAI技術とドローンを用いて「…

データ駆動型警察活動の法的規律

科研費科学研究費助成事業・基金 2021年4月1日〜2024年3月31日
緑 大輔(一橋大学・研究代表者)

本研究は、データやAIを活用した刑事司法制度の一例である、予測的警察活動について、その法的な規律の在り方を検討する。予測的警察活動は、データやAIを活用して犯罪発生を予測し、警察が犯罪発生の予防や早期の犯人の摘発を行う活動である。先行して実装されているアメリカでは、予測的警察活動の長所や短所について議論がある。弊害を抑えつつ効果的に利用す…

不法行為法の機能転換―リスクの抑止と受容

科研費科学研究費助成事業・補助金 2020年4月1日〜2023年3月31日
大塚 直(早稲田大学・研究代表者)、橋本 佳幸(京都大学)、山口 斉昭(早稲田大学・研究分担者)、後藤 巻則(早稲田大学・研究分担者)

大川小学校避難訴訟判決や相当数の原発事故国賠訴訟判決は、不法行為法によるリスクの抑止を考慮した判断をしているが、他方で人は科学技術の発展から多くの利益を得ており、一定の場合にはリスクの受容も必要である。では、いかなる場合にリスクを抑止し、また受容するのか。本研究は、生起し又はしつつある各リスクの特性や構造の分析、リスク訴訟、外国法でのリス…

科学的根拠に基づく健康政策の実現に向けて-文理融合によるビッグデータの利活用

科研費科学研究費助成事業・基金 2020年4月1日〜2024年3月31日
野口 晴子(早稲田大学・研究代表者)、川村 顕(早稲田大学・研究分担者)、阿波谷 敏英(高知大学)、花岡 智恵(東洋大学)

本研究の主要な目的は、日本の健康政策研究を、大規模な医療・介護情報の整備という第1段階から、「文理融合」による「因果推論に裏付けられた科学的根拠」の創出と実装という第2段階へと推し進めることにある。第1に、大規模な行政管理データに自然実験を応用する定量分析と、AIや機械学習によるテキストマイニング等の定性分析とを組み合わせ、新たな健康政策…

観光科学のための数理システム基盤整備とその有効性の実証

科研費科学研究費助成事業・補助金 2020年4月1日〜2025年3月31日
津田 博史(同志社大学)、安藤 雅和(千葉工業大学)、片桐 英樹(神奈川大学)、西出 勝正(早稲田大学・研究分担者)

本研究課題の核心をなす学術的、実用的な「問い」は「観光産業の活性化,持続可能性」である。本研究は、地域観光の政策実行主体である自治体や、観光協会や商工会議所、ホテルなどの宿泊施設事業者が、データに基づいた合理的な観光政策、観光産業活性化、事業経営を実施するために、旅行者ニーズに合った観光産業の高度化を支援するためのデータ解析理論、データ解…

データ駆動社会における情報連携と行政内外の規律に関する法制度設計

科研費科学研究費助成事業・基金 2020〜2023
横田 明美(明治大学・研究代表者)

本研究は、実世界とサイバー空間との相互連関が生まれ、デジタル化されたデータが収集、蓄積・解析されることを通じ、現実世界を動かしていく社会(データ駆動社会)を想定し、行政内外での情報取扱いに関する法制度設計を考察することを目的とする。特に、国際・全国・地方政府レベルという法の多層性と、分野ごとの法制度という法の多重性とに対応しなければならな…

データ駆動社会における制度設計学としての行政情報法の理論

科研費科学研究費助成事業・基金 2019年4月1日〜2023年3月31日
横田 明美(千葉大学・研究代表者)

本研究は、実世界とサイバー空間との相互連関が進み、データの利活用が現実世界を実際に動かしていく「データ駆動社会」が進展していくことを前提に、行政法学における情報の取扱いを横断的・総論的に捉え直す試みである。 行政機関における情報加工過程(収集・形成・利用・ 公表)全体について、① 全ての参照領域・個別法領域を包含した総論的な視点における、…

公法における国境概念の変容:「非国境型行政空間」の法的エコシステムの解明と設計

科研費科学研究費助成事業・補助金 2019年4月1日〜2024年3月31日
中川 丈久(神戸大学)、竹内 真理(神戸大学)、黒沼 悦郎(早稲田大学・研究分担者)、川島 富士雄(神戸大学)

本研究は,「国内公法のグローバル化現象」(行政法規を国外の行為にも適用すること/国際約束をもとに行政法規を立法し国内で実施すること)により,国境が,固定されたものでなく,法的に操作可能なものへと変容している現実に着目し,これに対処しうる21世紀型の公法(行政法)理論を,金融法,競争法,消費者法,環境法,租税法,知的財産法,さらに刑事法,国…

税務行政における多様化・柔軟化に対する法的統制に関する研究

科研費科学研究費助成事業・基金 2018年4月1日〜2024年3月31日
吉村 政穂(一橋大学・研究代表者)

税務行政は現在、大きな変革期を迎えています。従来は公平性・形式性が重視されてきましたが、現在は柔軟性が求められるようになりました。背景には、税制の複雑化と国際課税理論の見直しがあります。新しい税務行政の在り方について、諸外国の事例紹介・分析に加え、日本における変化を適切に受容する方策の検討が課題です。 本研究では、税務行政の効率化・柔軟化…

東海・関東の大学の著者がいる論文 173本・東海を先に新しい順

日本語の題名と要約は、論文の要旨をもとに当社が付けたものです(要旨が公開されていない論文は題名だけ)。正確な内容は、題名のリンクから原文を確かめてください。

Agentic Relationship Harm: AIエージェントにおける関係性の操作に関するベンチマークとゲート機能

Agentic Relationship Harm: Benchmarking and Gating Relational Manipulation in AI Agents

論文2026年10月11日 Proceedings of the AAAI/ACM Conference on AI Ethics and Society
東海・関東の大学の著者:Tasuku Igarashi(名古屋大学)

AIエージェントによる人間への心理的・関係的な操作のリスクを定義し、役割に応じた評価指標と軽量なポリシーゲートを用いることで、一般的な安全策よりも効果的に防止できることを示した。

大規模言語モデルを用いた構成的評価の自動化:実践的な能力の拡張可能かつ反復的な評価に向けて

Automating Constructive Assessment with Large Language Models: Toward Scalable and Repeated Evaluation of Practical Competence

論文2026年9月22日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Satoshi Takahashi(名古屋大学)、Mari Sawada(名古屋大学)

大規模言語モデルを用いて、教育意図に沿った事例問題の生成、記述式回答の採点、および構造化されたフィードバックの提供を自動化する枠組みを提案し、その有効性を検証した。

日本におけるデータセンターの戦略的な立地選定による脱炭素化とデジタル化のトレードオフの緩和

Strategic data center siting can mitigate trade-offs between decarbonization and digitalization in Japan

論文2026年9月1日 Cell Reports Sustainability
東海・関東の大学の著者:Hiroto Shiraki(名古屋大学)

日本の高解像度電力システムモデルを用いて、データセンターを都市部から離れた地域に分散配置することで、コスト増加を抑えつつ再生可能エネルギーを活用し、脱炭素化とデジタル成長の両立が可能になることを明らかにした。

AIの魔法と創作活動:AI Noberisuto文学賞と非人間的な(共)執筆の境界

When AI Magic Meets Creative Writing: The AI Noberisuto Literary Prize and the Boundaries of Non-human (Co)authorship

論文2026年7月18日 Journal of International Crisis and Risk Communication Research
東海・関東の大学の著者:Kateryna SHABELNYK(名古屋大学)

AI Noberisuto文学賞を事例に、生成AIを用いた創作における著者の定義や権力構造、およびツールと人間の関係性を考察した。

人工的な直観の哲学的意義

Philosophical Significance of Artificial Intuitions

論文2026年7月10日 Erkenntnis
東海・関東の大学の著者:Masashi Takeshita(名古屋大学)

大規模言語モデルを実験哲学における非予測的研究に活用する可能性を検討し、現在のLLMは理解力で人間を上回るものの、依然としてバイアスに敏感であり信頼できる直観の源泉には至っていないことを明らかにした。

新興感染症のエビデンスレビューにおける大規模言語モデルデータ抽出システムの有効性:ランダム化クロスオーバー試験

Efficacy of a Large Language Model Data Extraction System in Evidence Reviews for Emerging Infectious Diseases: A Randomized Crossover Trial

論文2026年7月1日 Open Forum Infectious Diseases
東海・関東の大学の著者:Yuki Kataoka(名古屋大学)

新興感染症に関する論文からデータを抽出する際、大規模言語モデルを用いたシステムが手動の抽出と比較して作業時間を短縮できるか検証した。

自動的なPRISMA 2020準拠チェックのための大規模言語モデル

Large language models for automated PRISMA 2020 adherence checking

論文2026年6月26日 International Journal of Medical Informatics
東海・関東の大学の著者:Yuki Kataoka(名古屋大学)

構造化されたチェックリストを提供することで、大規模言語モデルによるPRISMA 2020の準拠評価の精度が大幅に向上することを確認した。

大規模言語モデルにおける心理言語学的反応:イデオロギーのプライミング下での感情的不均衡

Psycholinguistic reactivity in large language models: Affective asymmetry under ideological priming

論文2026年6月23日 Computers in Human Behavior Artificial Humans
東海・関東の大学の著者:Syada Miel Ahmed(名古屋大学)

大規模言語モデルが対立する地政学的トピックに対するイデオロギー的なプライミングにどのように反応するかを調査し、モデル間で構造的かつ非対称な反応パターンがあることを明らかにした。

再現可能な文化資源分析のための、検証済み尾崎一世俳句碑の地理空間データセット

A validated geospatial dataset of Ozaki Hosai haiku monuments for reproducible cultural resource analysis

論文2026年6月11日 Zenodo (CERN European Organization for Nuclear Research)
東海・関東の大学の著者:Yasutoshi Moteki(南山大学)

鳥取市にある尾崎一世の俳句碑に関する地理空間データを整備し、PPGISアプリケーションを構築することで、文化資源管理やデジタル・ヒューマニティーズにおける再現可能なモデルを提示した。

サプライチェーンのためのAI Agentシステム:構造化された意思決定プロンプトとメモリ検索

AI Agent Systems for Supply Chains: Structured Decision Prompts and Memory Retrieval

論文2026年5月24日
東海・関東の大学の著者:Konosuke Yoshizato(名古屋工業大学)、Takanobu Otsuka(名古屋工業大学)

在庫管理におけるLLMベースのmulti-agent systemsを評価し、過去の経験を検索するAIM-RMを導入することで、多様なシナリオにおいて高い堅牢性と適応性を備えた最適な発注方針が得られることを明らかにした。

LLMベースのSocial Particle Swarmにおけるメモリが集団的および協調的行動に与える影響

How memory can affect collective and cooperative behaviors in an LLM-Based Social Particle Swarm

論文2026年4月14日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Taisei Hishiki(名古屋大学)、Takaya Arita(名古屋大学)、Reiji SUZUKI(名古屋大学)

LLMエージェントを用いたモデルにおいて、メモリの長さが増すほど協力行動が抑制されることを明らかにし、記憶の解釈が創発的な社会行動を左右する要因であることを示した。

公共財ゲーム(Fehr–Gächter 型) シミュレーション ガイドブック

論文2026年3月15日 Zenodo (CERN European Organization for Nuclear Research)
東海・関東の大学の著者:Katsuhiko Kawai(名古屋市立大学)

本ガイドブックは、Fehr–Gächter 型公共財ゲームのエージェントベースシミュレーションをJupyterLite 上で実行するための 2 つのノートブックの使い方を解説する。 さらに、2番目のガイドブックは、Fehr–Gächter

他者の幸福度の評価:Wikipediaの記事とChatGPTから生成された架空の日本人の著名人に関する調査実験

Evaluating others’ well-being: Survey experiment on fictional Japanese celebrities generated from wikipedia articles and ChatGPT

論文2026年3月12日 PLoS ONE
東海・関東の大学の著者:Takaharu Saito(名古屋商科大学)

架空の著名人の記事を用いて、回答者が「良い人生」「幸せな人生」「意味のある人生」をどのように評価するかを分析し、キャリアの成功や芸術的貢献などの要素が幸福感に与える影響を明らかにした。

AIを用いた学習者のインターランゲージ・ディスクロースの分析:EFL教室における気づきの促進

ANALYZING LEARNER INTERLANGUAGE DISCOURSE WITH AI: FACILITATING NOTICING IN THE EFL CLASSROOM

論文2026年3月10日 Journal of Science Educational Science
東海・関東の大学の著者:Anthony G. Ryan(南山大学)

AIによるフィードバックと構造的な談話分析を統合することで、学習者が自身の会話の構造に対する意識を高め、言語習得に向けた気づきを得られることを明らかにした。

AIはロールシャッハ・プロトコルをどのように分類できるか:ショートレポート

How Can AI Classify the Rorschach Protocols? : A short report

論文2026年2月1日 Institutional Repositories DataBase (IRDB)
東海・関東の大学の著者:Munechika ITO(岐阜大学)

診断情報を与えずにChatGPT-3.0を用いてロールシャッハ検査の分類を行った結果、正確な診断には至らなかったが、独自の分類基準を構築する可能性が示された。

生成AIから構造的に除外されている暗黙知の側面とは:媒介、構造、表現の概念的枠組み

What Aspects of Tacit Knowledge Are Structurally Excluded from Generative AI? : A Conceptual Framework of Mediation, Structure, and Representation

論文2026年1月1日 AHFE international
東海・関東の大学の著者:Takashi Onoda(名古屋工業大学)

生成AIが暗黙知のどの側面を構造的に除外しているかを分析し、現在のシステムは暗黙知の外在的な結果のみを扱い、その形成条件や社会的・構造的なプロセスを扱っていないことを明らかにした。

確実性のギャップをナビゲートする:専門的な意思決定における証拠制約型LLMの油圧効果

Navigating the Certainty Gap: The Hydraulic Effect of Evidence-Constrained LLMs in Professional Decision-Making

論文2026年1月1日 IEEE Access
東海・関東の大学の著者:Florence Gundidza(名古屋工業大学)、Masato Kikuchi(名古屋工業大学)、Tadachika Ozono(名古屋工業大学)

証拠制約(EC)フレームワークを用いてLLMの意思決定境界を調整した結果、誤った確信の減少が過度な棄権を増加させる「油圧効果」というトレードオフがあることを明らかにした。

指示された虚偽回答下における性格測定のためのインタラクティブなエージェントを用いた対話シミュレーション

Dialogue Simulation With Interactive Agents for Personality Measurement Under Instructed Faking

論文2026年1月1日 Human Behavior and Emerging Technologies
東海・関東の大学の著者:Kei Hyodo(名古屋大学)、Tomonori Kubota(名古屋大学)、Satoshi Sato(名古屋大学)、Kohei Ogawa(名古屋大学)

LLMを搭載したインタラクティブなエージェントとの対話を通じて、社会的望ましさバイアスによる虚偽の回答を抑制しつつ性格を測定する手法を提案し、その有効性を検証した。

生成AI時代におけるテクノストレスと英語学習

Technostress and English Language Learning in the Age of Generative AI

論文2025年12月26日 The EuroCALL Review 被引用 3
東海・関東の大学の著者:R. Barnes(名古屋大学)

日本の大学の学生を対象に生成AIが引き起こすテクノストレスの影響を調査した結果、高いレベルのストレスはないものの、正確性への懸念から指導や支援が必要であることが分かった。

生成AI時代における創造性

Creativity in the age of generative AI

論文2025年12月5日 AI and Ethics 被引用 3
東海・関東の大学の著者:Yoshihiro Maruyama(名古屋大学)

エッジ・クラウド環境における効率的なLLM展開のためのデータ拡張モデルルーティングフレームワーク

A data-augmented model routing framework for efficient LLM deployment in edge–cloud environments

論文2025年11月17日 The Journal of Supercomputing 被引用 4
東海・関東の大学の著者:Yukinori Sato(豊橋技術科学大学)

プロンプトを弱性能なLLMと高性能なLLMのどちらで処理すべきか分類するデータ拡張マルチLLMモデルルーティング手法を提案し、推論精度を維持しつつ計算コストを削減できることを示した。

自律型エージェントを用いた対話シミュレーションによる性格特性分析システム

Personality Trait Analysis System Using Dialogue Simulation with Autonomous Agents

論文2025年11月10日 International Conference on Human-Agent Interaction (HAI)
東海・関東の大学の著者:Kei Hyodo(名古屋大学)、Tomonori Kubota(名古屋大学)、Satoshi Sato(名古屋大学)、Kohei Ogawa(名古屋大学)

質問項目に基づく自律型エージェントとの対話を通じて、従来のアンケート調査よりも虚偽の回答を防ぎ、真実性の高い性格特性評価を得る手法を提案し、その有効性を確認した。

危機における謝罪:知覚された負担感とオンラインのテキストコミュニケーションにおける自殺リスクの関連

Apologies in Crisis: The Link Between Perceived Burdensomeness and Suicide Risk in Online Text Communication

論文2025年11月7日 Suicide and Life-Threatening Behavior
東海・関東の大学の著者:Takato Oyama(愛知淑徳大学)

対人関係における知覚された負担感が、苦痛を伴う状況下でのデジタルコミュニケーションにおける謝罪の表現に影響を与えることを明らかにした。

モバイルガイドロボットとのインタラクションにおける知覚されたホスピタリティの心拍変動に基づく評価

Heart Rate Variability-Based Evaluation of Perceived Hospitality During Interactions with a Mobile Guide Robot

論文2025年11月2日 International Computer Science and Engineering Conference
東海・関東の大学の著者:Saya Nikaido(名古屋大学)、Ao Guo(名古屋大学)、Shota Mochizuki(名古屋大学)、Sanae Yamashita(名古屋大学)

モバイルガイドロボットとのインタラクションにおいて、心拍変動が知覚されたホスピタリティを説明する指標となるかを調査し、セッション経過に伴う自律神経とホスピタリティの関係の変化を明らかにした。

子供の視点の拡大や深化のための肯定的な大規模言語モデルに基づく対話ロボット

Affirmative Large Language Model-Based Dialogue Robots for Broadening or Deepening the Perspective of Children

論文2025年11月1日 International Journal of Social Robotics
東海・関東の大学の著者:Masashi Maeda(三重大学)、Naomi Matsuura(三重大学)

子供の意見を肯定しつつ新しい視点を提示する対話ロボットを小学校の理科の授業に導入し、それが子供の視点の拡大や深化を促進することを検証した。

文体論は人工知能の執筆を明らかにできるが、人間には困難である:日本語における人間と7つの大規模言語モデルの比較

Stylometry can reveal artificial intelligence authorship, but humans struggle: A comparison of human and seven large language models in Japanese

論文2025年10月27日 PLoS ONE 被引用 11
東海・関東の大学の著者:Satoru Tsuge(大同大学)

文体分析を用いて大規模言語モデルによる文章と人間の文章を識別可能であることを示しつつ、人間によるAI検知能力には限界があることを明らかにした。

相互行為能力の評価における人間対AIによるロールプレイ課題:応用会話分析研究

Human‐ versus artificial intelligence‐delivered roleplay tasks for assessing interactional competence: An applied conversation analytic study

論文2025年9月25日 TESOL Quarterly 被引用 16
東海・関東の大学の著者:Shungo Suzuki(名古屋大学)

人間とLLMを統合したAIエージェントとのロールプレイにおける共同構築の性質を調査し、AIも相互行為能力に関連する実践を引き出し得ることを明らかにした。

AIに対する態度と曖昧さの関連:AIへの受容と恐怖の区別

Associating attitudes towards AI and ambiguity: The distinction of acceptance and fear of AI

論文2025年9月20日 Acta Psychologica 被引用 10
東海・関東の大学の著者:Ryota Takano(名古屋大学)

AIに対する態度と曖昧さの関係を調査し、複雑性や新奇性の欲求、曖昧さへの不快感などがAIへの受容や恐怖を予測することを明らかにした。

概念から表現へ:マルチモーダル大規模言語モデルを用いた運転能力とタスク要求のモデリング

From Concept to Representation: Modeling Driving Capability and Task Demand with a Multimodal Large Language Model

論文2025年9月17日 Sensors
東海・関東の大学の著者:Haoran Zhou(名古屋大学)、Alexander Carballo(岐阜大学)、Keisuke Fujii(名古屋大学)、Kazuya Takeda(名古屋大学)

マルチモーダル大規模言語モデルを用いて、多様な運転信号をタスク要求と運転能力の低次元埋め込みに変換し、安全な行動の前に能力不足を警告する解釈可能なタスク難易度の測定手法を提案した。

変革期における教育と学習に関する教員の省察:日本のビジネススクールにおけるケースメソッドの質的研究

Faculty reflection on teaching and learning in transition: a qualitative study of the case method in a Japanese business school

論文2025年9月17日 Journal of Applied Research in Higher Education 被引用 1
東海・関東の大学の著者:Hiroshi Ito(名古屋商科大学)、Shinichi Takeuchi(名古屋商科大学)、Takehiko Ito(名古屋商科大学)、Nigel Denscombe(名古屋商科大学)

日本のビジネススクールの教員へのインタビューを通じ、ケースメソッドが批判的思考を養う強みと、文化や技術の変化に伴う課題を明らかにした。

GPT-4oとo3を用いた系統的レビューにおけるデータ抽出プロセスの自動化

Automating the data extraction process for systematic reviews using GPT-4o and o3

論文2025年9月17日 Research Synthesis Methods 被引用 11
東海・関東の大学の著者:Masatsugu Sakata(名古屋市立大学)

GPT-4oを用いて人間を介さずにデータを自動抽出するシステムを開発し、文字列変数の抽出において手動での抽出に匹敵する精度が得られることを明らかにした。

生成AIによって作成された広告キャラクターが消費者の広告評価に与える影響

Influence of Advertising Characters Created by Generative AI on Consumers’ Evaluation of Advertisements

論文2025年9月3日 Quarterly Journal of Marketing
東海・関東の大学の著者:Yuumi Ogura(中京大学)

バーチャルインフルエンサーが快楽的製品の広告で効果的に機能する条件を調査し、擬人化傾向と製品知識が高い消費者に対して有効であることを明らかにした。

台風の進路予測のための量子強化パラメータ効率学習

Quantum-Enhanced Parameter-Efficient Learning for Typhoon Trajectory Forecasting

論文2025年8月30日 IEEE International Conference on Quantum Computing and Engineering (QCE) 被引用 6
東海・関東の大学の著者:Yi‐Chien Chen(名古屋大学)

QNNを用いて学習時のみパラメータを生成するQPAを提案し、AttentionベースのMulti-ConvGRUと統合することで、精度を維持したままパラメータ効率の高い台風進路予測を実現した。

協調手術ロボットのための自然言語指示におけるLLMを用いた曖昧さ検出

LLM-based ambiguity detection in natural language instructions for collaborative surgical robots

論文2025年8月25日 IEEE International Conference on Robot and Human Interactive Communication (RO-MAN) 被引用 4
東海・関東の大学の著者:Ana Davila(名古屋大学)、Jacinto Colan(名古屋大学)、Yasuhisa Hasegawa(名古屋大学)

手術支援における安全性を高めるため、複数のプロンプト手法やChain-of-Thoughtを用いるLLMのアンサンブルとConformal Predictionを組み合わせた指示の曖昧さ検出フレームワークを提案した。

EFLの教室における文学とクリエイティブ・ライティングの実践

Literature and Creative Writing Practice in the EFL Classroom

論文2025年8月23日
東海・関東の大学の著者:Camilo Villanueva(名古屋市立大学)

日本の大学のEFL教室において、文学とクリエイティブ・ライティングの統合が学習者の言語能力や主体性の向上に寄与することを調査し、4つの革新的なアプローチを提示した。

がん患者のせん妄に対する非薬物学的介入に関するスコーピングレビューにおけるLLM支援による引用スクリーニングの実現可能性

Is Large Language Model-Assisted Citation Screening Feasible in a Scoping Review on Nonpharmacological Interventions for Delirium in Patients With Cancer?

論文2025年8月13日 Cureus 被引用 1
東海・関東の大学の著者:Jun Kako(三重大学)

がん患者のせん妄に対する非薬物学的介入に関するスコーピングレビューにおいて、3種類のLLMを用いた引用スクリーニングの実現可能性と精度を評価した。

Chain-of-Thought Promptingを用いた大規模言語モデルによるうつ病検出の向上:感情から推論へ

Enhancing Depression Detection with Chain-of-Thought Prompting: From Emotion to Reasoning Using Large Language Models

論文2025年7月14日 被引用 11
東海・関東の大学の著者:Tomoko Tateyama(藤田医科大学)

LLMを用いたうつ病検出において、感情分析や原因特定などの段階的な推論プロセスを導入する手法を提案し、精度の向上と解釈性の改善を確認した。

プロンプト最適化された大規模言語モデルを用いた分類学的名称の自動ラベル付け手法の評価

Evaluation of the Automated Labeling Method for Taxonomic Nomenclature Through Prompt-Optimized Large Language Model

論文2025年7月3日 IEEE International Conference on Industry 4.0, Artificial Intelligence, and Communications Technology (IAICT) 被引用 4
東海・関東の大学の著者:Takumi Taga(名古屋大学)

大規模言語モデルを用いて生物の種名を自動で分類する手法を評価し、形態や地理などの項目では高精度だが生態や文化に関する分類には課題があることを明らかにした。

Living systematic reviewにおける題名および要旨のスクリーニングのための大規模言語モデル用プロンプトの開発と評価

Development and evaluation of prompts for a large language model to screen titles and abstracts in a living systematic review

論文2025年7月1日 BMJ Mental Health 被引用 22
東海・関東の大学の著者:Masatsugu Sakata(名古屋市立大学)

GPT-4oを用いた題名および要旨のスクリーニングにおいて、最適化したプロンプトを用いることで高い感度を維持しつつ人間の作業量を削減できることを明らかにした。

シミュレートされた日本語AI間カウンセリングにおける4つのLLM評価者のRun-to-Runスコア信頼性と専門家パネルとの一致の異なるプロファイル

Distinct Profiles of Run-to-Run Score Reliability and Expert-Panel Alignment Across Four LLM Evaluators of Simulated Japanese-Language AI-to-AI Counseling

論文2025年6月28日 arXiv (Cornell University) 被引用 1
東海・関東の大学の著者:Nishimura, Makoto(鈴鹿医療科学大学)

複数のLLM評価システムを用いてシミュレートされた日本語のカウンセリングを評価し、各システムのスコアの再現性と専門家の判断との一致性を比較した。

大規模言語モデルを用いたプライバシー保護におけるユーザー行動分析:限定的なデータによるプライバシー嗜好の調査

User Behavior Analysis in Privacy Protection with Large Language Models: A Study on Privacy Preferences with Limited Data

論文2025年5月23日 被引用 7
東海・関東の大学の著者:Yang Wang(名古屋大学)

限定的なデータ環境において、Few-shot LearningとPrivacy Computingを統合したLLMベースの手法を用いることで、ユーザーのプライバシー嗜好のモデリング精度が向上することを確認した。

鉄道機関車メンテナンス標準化のためのLLMベースのインテリジェントなQ&Aシステム

LLM-based intelligent Q&A system for railway locomotive maintenance standardization

論文2025年4月15日 Scientific Reports 被引用 5
東海・関東の大学の著者:Jinyi Zhang(岐阜大学)

大規模言語モデルを用いて機関車のメンテナンスデータを標準化する手法を提案し、カスタマイズされたモデルによるデータ標準化やQ&Aシステムの構築が可能であることを示した。

自己調整型言語学習のためのChatGPT:大学の外国語としての英語学習者の実践と認識

ChatGPT for self-regulated language learning: University English as a foreign language students’ practices and perceptions

論文2025年3月21日 Digital Applied Linguistics 被引用 11
東海・関東の大学の著者:Ryan Barnes(名古屋大学)

日本の大学生を対象にChatGPTを用いた英語学習の実践と認識を調査した結果、有用性や利便性を肯定的に捉える一方で、過度な依存による学習への支障も懸念していることが分かった。

単語の進化生態学

Evolutionary Ecology of Words

論文2025年3月17日
東海・関東の大学の著者:Reiji Suzuki(名古屋大学)、Takaya Arita(名古屋大学)

LLMを用いてエージェント間の相互作用や変異をモデル化し、多様な種が段階的または断続的に出現し、特定の環境に適応した種が優占・共存する過程を明らかにした。

Emotion Promptsを用いた強化されたマルチモーダルうつ病検出

Enhanced Multimodal Depression Detection With Emotion Prompts

論文2025年3月12日 IEEE International Conference on Acoustics Speech and Signal Processing 被引用 2
東海・関東の大学の著者:Tomoko Tateyama(藤田医科大学)

個々のデータに合わせた感情プロンプトを生成し、クロスアテンション機構によるマルチモーダル融合を行うことで、従来手法よりも高精度なうつ病検出が可能になることを示した。

応用言語学における人工知能:応用、展望、および課題

Artificial intelligence in applied linguistics: Applications, promises, and challenges

論文2025年3月1日 Annual Review of Applied Linguistics 被引用 7
東海・関東の大学の著者:Shungo Suzuki(名古屋大学)

応用言語学の様々な分野の専門家を招き、AI技術の可能性や倫理的課題、教育・評価への影響について多角的な視点から検討した。

生成AIチャットボットを用いて小児・若年成人がん患者の心理的負担を軽減し治療への関与を高める:パイロット研究

Empowering pediatric, adolescent, and young adult patients with cancer utilizing generative AI chatbots to reduce psychological burden and enhance treatment engagement: a pilot study

論文2025年2月25日 Frontiers in Digital Health 被引用 33
東海・関東の大学の著者:Akihito Nagano(岐阜大学)

GPT-4を活用した生成AIチャットボットを用いた介入により、小児およびAYAがん患者の不安やストレスが軽減し、治療への意欲が向上することを確認した。

人間と「私たち」になるための社会ロボットの開発

Development of social robots to become “We” with humans

論文2025年2月4日 Impact
東海・関東の大学の著者:Kotaro Hayashi(豊橋技術科学大学)

人間とロボットが共通の目標に向けて協力する「we-mode」の実現に向け、社会的合図の処理や生成AIを活用した学習支援を通じた相互作用を調査した。

LLMに基づく自動的なボトムアップのアイデアグルーピング手法

An Automatic Bottom-up Idea Grouping Method based on LLMs

論文2025年1月1日 IIAI Letters on Informatics and Interdisciplinary Research
東海・関東の大学の著者:Shun Okuhara(三重大学)

LLMを用いて各アイデアの洞察に基づき自動でボトムアップなグループ化を行う手法を提案し、人間によるクラスタリングと高い整合性があることを示した。

小規模な歴史的建造物のためのオーディオガイドシステム

Audio guide system for small-scale historical buildings

論文2025年1月1日 Journal of Global Tourism Research 被引用 2
東海・関東の大学の著者:Mingxiu Bian(名古屋大学)、Hazuki Yamada(椙山女学園大学)、Mana Fukuyasu(椙山女学園大学)

地域資源である小規模な歴史的建造物を効果的に紹介するため、生成AIを活用して低コストかつ更新が容易で多言語対応したオーディオガイドシステムを提案し、その有効性を検証した。

「たぶん」と言おう:不確実性は人間の活動と共存する

Say “Maybe”: Uncertainty Coexists with Activation of Humans

論文2025年1月1日 Procedia Computer Science
東海・関東の大学の著者:Sae Kondo(三重大学)

日本語の「かも」という言葉の使用が人々の活動を促進することを、ワークショップの会話ログとChatGPTの生成傾向の両面から調査し、不確実性が人々の関心を呼び起こすことを明らかにした。

ClaimBrush: 大規模言語モデルに基づく特許請求の自動洗練のための新しいフレームワーク

ClaimBrush: A Novel Framework for Automated Patent Claim Refinement Based on Large Language Models

論文2024年12月15日 IEEE International Conference on Big Data (BigData) 被引用 4
東海・関東の大学の著者:Hirofumi Nonaka(愛知工業大学)

特許審査過程から収集したデータを用いて大規模言語モデルを微調整し、審査官の意向に基づく選好最適化を適用することで、特許請求の自動的な洗練手法を提案した。

学術論文からのメタデータ抽出におけるLLMの能力と課題

Capabilities and Challenges of LLMs in Metadata Extraction from Scholarly Papers

論文2024年12月5日 Lecture notes in computer science 被引用 9
東海・関東の大学の著者:Yu Watanabe(名古屋大学)、Koichiro Ito(名古屋大学)、Shigeki Matsubara(名古屋大学)

ミッションとビジョンの定義における効果的な合意形成のためのLLMベースの自動ファシリテーター

LLM-based Automated Facilitator for Building Effective Consensus on Mission and Vision Definition

論文2024年12月4日 IEEE International Conference on Agents (ICA)
東海・関東の大学の著者:Qilin Liu(名古屋工業大学)、Shun Shiramatsu(名古屋工業大学)

LLMを用いた会議の自動ファシリテーターシステムを導入し、ミッションとビジョンの定義において議論の促進と合意形成に有効であることを明らかにした。

半自律型サイバネティック・アバターのための音声対話技術

Spoken Dialogue Technology for Semi-Autonomous Cybernetic Avatars

論文2024年11月15日 Springer eBooks 被引用 6
東海・関東の大学の著者:Ryuichiro Higashinaka(名古屋大学)、Akinobu Lee(名古屋工業大学)

コミュニケーションロボットや仮想エージェントにおける音声対話技術の現状と課題を概観し、本研究で調査した半自律型サイバネティック・アバターのための新しい枠組みを提示している。

医学教育研究における人間主導とChatGPTによる質的分析の比較に関する混合研究法

A mixed-methods study comparing human-led and ChatGPT-driven qualitative analysis in medical education research.

論文2024年11月1日 PubMed 被引用 11
東海・関東の大学の著者:Takeshi Kondo(名古屋大学)、Junichiro Miyachi(名古屋大学)、Hiroshi Nishigori(名古屋大学)

医学教育の質的研究において、ChatGPTを用いた主題分析を人間による分析と比較した結果、要点の抽出や要約には優れるが、文脈への配慮や理論的導出には人間の補足が必要なことが分かった。

ユーザーフレンドリーなサービスロボットのためのオントロジー知識と大規模言語モデルの統合

Combining Ontological Knowledge and Large Language Model for User-Friendly Service Robots

論文2024年10月14日 IEEE/RSJ International Conference on Intelligent Robots and Systems (IROS) 被引用 6
東海・関東の大学の著者:Haru Nakajima(豊橋技術科学大学)、Jun Miura(豊橋技術科学大学)

曖昧な指示を含む「持ってきて」タスクにおいて、LLMによる常識的知識とオントロジーを統合することで、ハルシネーションを抑制しユーザーへの問い合わせを減らして利便性を向上させた。

AI支援による動画制作を通じた高度な第二言語としての日本語学習におけるエンゲージメントと自律性の向上

Enhancing Engagement and Autonomy in Advanced Japanese Learning as the Second Language through AI-Assisted Video Production

論文2024年7月19日 International Journal of Studies in Education and Science 被引用 7
東海・関東の大学の著者:Hiroki Ohsawa(金城学院大学)

生成AIを活用した動画制作を導入することで、上級日本語学習者の自律性や動機付けの向上が確認された一方で、正確性を担保するための指導員の役割も重要であることが明らかになった。

評価支援におけるChatGPTの導入予測に向けた、適応型UTAUTモデルに道徳的義務、信頼、知覚リスクを統合した研究:学生を対象とした調査

Integrating the adapted UTAUT model with moral obligation, trust and perceived risk to predict ChatGPT adoption for assessment support: A survey with students

論文2024年5月27日 Computers and Education Artificial Intelligence 被引用 95
東海・関東の大学の著者:Kuok Kei Law(名古屋商科大学)

学生を対象とした調査により、ChatGPTの評価への導入において信頼が最も強い予測因子であり、道徳的義務が最大の障壁であることが明らかになった。

科学と幻想:ARと大規模言語モデルを用いた没入型で文化的に関連のある学習体験の構築

Scientific and Fantastical: Creating Immersive, Culturally Relevant Learning Experiences with Augmented Reality and Large Language Models

論文2024年5月11日 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems 被引用 37
東海・関東の大学の著者:David Thomas Henry Wright(名古屋大学)

AR、物語、LLMを組み合わせたアプリを用いて子供の科学への動機付けを調査した結果、LLMの使用は学習効果や関与度を高め、より適切な回答を引き出すことが分かった。

AI製品の創造性を評価する際の人間によるバイアス

Human bias in evaluating AI product creativity

論文2024年4月2日 Journal of Creativity 被引用 28
東海・関東の大学の著者:Eline Aya Hattori(名古屋大学)、Mayu Yamakawa(名古屋大学)、Kazuhisa Miwa(名古屋大学)

生成AIによって作られた製品の創造性評価において、高い有用性を持つ場合にのみ低評価へのバイアスが生じ、その傾向は生成AIに対する脅威感が高いほど強まることが分かった。

大規模言語モデルを用いた協調行動に関連する性格特性の進化モデル

An evolutionary model of personality traits related to cooperative behavior using a large language model

論文2024年3月19日 Scientific Reports 被引用 25
東海・関東の大学の著者:Reiji Suzuki(名古屋大学)、Takaya Arita(名古屋大学)

LLMに性格特性を指示してゲーム理論的な行動選択をシミュレーションする進化モデルを提案し、高次な性格表現に基づく協調行動の進化が可能であることを明らかにした。

ChatGPT(-3.5、-4)によって生成された偽の公的コメントを検知できるか:日本語の文体統計分析によるone-shot learningの模倣の暴露

Can we spot fake public comments generated by ChatGPT(-3.5, -4)?: Japanese stylometric analysis expose emulation created by one-shot learning

論文2024年3月13日 PLoS ONE 被引用 6
東海・関東の大学の著者:Satoru Tsuge(大同大学)

日本語の文体統計分析を用いて人間とChatGPTが生成した公的コメントを比較した結果、現在の技術では両者を識別可能であることが分かった。

タスク指向型および非タスク指向型対話システムにおけるGPT-3.5とGPT-4の対話レベルの性能の解明

Clarifying the Dialogue-Level Performance of GPT-3.5 and GPT-4 in Task-Oriented and Non-Task-Oriented Dialogue Systems

論文2024年1月22日 Proceedings of the AAAI Symposium Series 被引用 5
東海・関東の大学の著者:Shinya Iizuka(名古屋大学)、Shota Mochizuki(名古屋大学)、Atsumoto Ohashi(名古屋大学)、Sanae Yamashita(名古屋大学)

GPT-3.5とGPT-4を対象に人間による評価を行い、タスク指向型および非タスク指向型の対話システムにおける対話レベルの性能を検証した。

大規模言語モデルを用いた対話型機械翻訳における最近の進展

Recent Advances in Interactive Machine Translation With Large Language Models

論文2024年1月1日 IEEE Access 被引用 43
東海・関東の大学の著者:Tadahiro Matsumoto(岐阜大学)

LLMが対話型機械翻訳を革新する役割を9つの研究方向から分析し、精度や効率の向上、今後の応用可能性と課題を明らかにした。

Jellyfish: データ前処理のためのローカル大規模言語モデルの指示チューニング

Jellyfish: Instruction-Tuning Local Large Language Models for Data Preprocessing

論文2024年1月1日 Conference on Empirical Methods in Natural Language Processing (EMNLP) 被引用 19
東海・関東の大学の著者:Yuyang Dong(名古屋大学)

データセキュリティとカスタマイズ性を確保するため、ローカル環境で動作するLLMを指示チューニングし、GPT等のAPIに匹敵するデータ前処理能力を持つJellyfishを開発した。

チームを組むか:競合するLLMエージェントの自発的な協力の探索

Shall We Team Up: Exploring Spontaneous Cooperation of Competing LLM Agents

論文2024年1月1日 被引用 10
東海・関東の大学の著者:Shaojie Tang(名古屋大学)

競争環境におけるLLMエージェントの自発的な協力を調査し、明示的な指示なしに人間と同様の協力行動が段階的に出現することを確認した。

大規模言語モデルによる擬似回答生成を用いた自由記述回答のコーディング

Coding Open-Ended Responses using Pseudo Response Generation by Large Language Models

論文2024年1月1日 Conference of the North American Chapter of the Association for Computational Linguistics: Human Language Technologies (NAACL-HLT) 被引用 8
東海・関東の大学の著者:Yuki Zenimoto(名古屋大学)

大規模言語モデルを用いて擬似的な回答を生成することで、自由記述回答のコーディング手法を調査した。

大規模言語モデルにおいて有害な振る舞いを学習不能にする手法

Making Harmful Behaviors Unlearnable for Large Language Models

論文2024年1月1日 被引用 5
東海・関東の大学の著者:Yujian Wei(日本福祉大学)

セキュリティベクトルを用いて、微調整の過程で有害な振る舞いの学習を抑制しつつ他の情報の学習能力を維持する制御可能なトレーニングフレームワークを提案した。

Few-shotの例を用いた訓練データの自動生成による文埋め込みの改善

Improving Sentence Embeddings with Automatic Generation of Training Data Using Few-shot Examples

論文2024年1月1日 Annual Meeting of the Association for Computational Linguistics (ACL) 被引用 5
東海・関東の大学の著者:Soma Sato(名古屋大学)、Hayato Tsukagoshi(名古屋大学)、Ryohei Sasano(名古屋大学)、Koichi Takeda(名古屋大学)

大規模言語モデルを用いてNLIデータセットを自動生成しPromptEOLを微調整することで、手動でアノテーションされた大規模なデータセットなしで優れた文埋め込み性能を実現した。

大規模言語モデルを用いた労働災害テキストの因果推論

Causal Reasoning of Occupational Incident Texts Using Large Language Models

論文2024年1月1日 Procedia Computer Science 被引用 4
東海・関東の大学の著者:Manato Nakamura(岐阜大学)、Satoru Hayamizu(岐阜大学)、Kazunori Terada(岐阜大学)

電力会社の労働災害事例に対し、追加学習なしのGPTを用いてテキスト含意に基づくマルチラベルアノテーションを行った結果、プロンプトエンジニアリングを用いることで人間と同等の性能に近い汎用性を示した。

Jellyfish: データ前処理のための大規模言語モデル

Jellyfish: A Large Language Model for Data Preprocessing

論文2023年12月4日 arXiv (Cornell University) 被引用 5
東海・関東の大学の著者:Yuyang Dong(名古屋大学)

データ前処理を目的としたローカルな大規模言語モデルの指示チューニングを行い、GPTモデルと比較して高い性能と汎用性を備えることを示した。

並列対話における介入の調査

Investigating the Intervention in Parallel Conversations

論文2023年12月3日 International Conference on Human-Agent Interaction (HAI) 被引用 5
東海・関東の大学の著者:Shota Mochizuki(名古屋大学)、Sanae Yamashita(名古屋大学)、Kazuyoshi Kawasaki(名古屋大学)、Reiko Yuasa(名古屋大学)

大規模言語モデルを用いた並列対話において、システムがユーザーの発話に反応できない際の支援のための介入が最も頻繁に行われることを明らかにした。

ChatGPTとMoodleの融合:機能、統合、ユースケース、および課題

ChatGPT and Moodle Walk into a Bar: Capabilities, Integration, Use Cases, and Challenges

論文2023年11月28日 IEEE International Conference on Teaching, Assessment, and Learning for Engineering 被引用 10
東海・関東の大学の著者:Jingjing Lin(豊橋技術科学大学)

MoodleにおけるChatGPTの5つの主要な機能や技術的な統合手順、8つの具体的な活用事例を提示し、教育現場への導入に向けた課題と展望を明らかにしている。

Smart Agent-Based Modeling: コンピュータシミュレーションにおける大規模言語モデルの活用

Smart Agent-Based Modeling: On the Use of Large Language Models in Computer Simulations

論文2023年11月10日 RePEc: Research Papers in Economics 被引用 5
東海・関東の大学の著者:Yixin Zhang(名古屋大学)

LLMをABMに統合したSmart Agent-Based Modeling(SABM)という枠組みを提案し、現実世界のシナリオをより高度かつリアルにシミュレートする可能性を調査した。

人間とロボットの相互作用のための大規模言語モデル:レビュー

Large language models for human–robot interaction: A review

論文2023年10月28日 Biomimetic Intelligence and Robotics 被引用 257
東海・関東の大学の著者:Yanhong Peng(名古屋大学)

大規模言語モデルをロボットシステムに統合する技術の進展、複雑なタスク遂行のための手法、および課題について包括的に分析した。

データ前処理としての大規模言語モデル

Large Language Models as Data Preprocessors

論文2023年8月30日 arXiv (Cornell University) 被引用 13
東海・関東の大学の著者:Yuyang Dong(名古屋大学)

大規模言語モデルをデータ前処理に適用した際の性能と限界を調査し、プロンプトエンジニアリングや従来手法を統合した効率的な枠組みを提案した。

反転授業の事前学習において学生に即時フィードバックを提供する大規模言語モデルベースのシステム

Large Language Model-based System to Provide Immediate Feedback to Students in Flipped Classroom Preparation Learning

論文2023年7月21日 arXiv (Cornell University) 被引用 8
東海・関東の大学の著者:Shintaro Uchiyama(豊橋技術科学大学)、Kyoji Umemura(豊橋技術科学大学)

反転授業の事前学習における学生への即時的な質問回答と、文脈に合わせた回答生成および教師の回答をガイドとして活用するシステムの設計と実装について調べた。

生物学的実験の自動化においてLLMsは目標指向の指示からロボットスクリプトを生成できる

LLMs can generate robotic scripts from goal-oriented instructions in biological laboratory automation

論文2023年4月18日 arXiv (Cornell University) 被引用 19
東海・関東の大学の著者:Takashi Inagaki(名古屋大学)

GPT-4などの大規模言語モデルを用いて、曖昧な自然言語の指示から生物学的実験用のロボット操作スクリプトを生成可能であることを明らかにした。

高齢者における上肢の運動・認知二重課題パフォーマンスと新規発症する要介護状態の認知症

Upper-limb motor–cognitive dual-task performance and incident disabling dementia among older adults

論文2026年10月16日 Annals of Geriatric Medicine and Research
東海・関東の大学の著者:Ziheng Pan(筑波大学)、Kenji Tsunoda(筑波大学)、Jaehoon Seol(筑波大学)、Taiki Inoue(筑波大学)

DTMP-Bの完了時間が、地域在住の高齢者における新規発症する要介護状態の認知症の発症リスクと関連していることを明らかにした。

“Can you hear me, ChatGPT?”: 授業外のEFLスピーキング練習における相互作用パターン、課題、学習者の認識

“Can you hear me, ChatGPT?”: interaction patterns, challenges, and learner perceptions in out-of-class EFL speaking practice

論文2026年10月2日 Journal of China Computer-Assisted Language Learning
東海・関東の大学の著者:Wenzheng Huang(早稲田大学)、Hao Zhou(早稲田大学)

日本の大学のEFL学習者を対象にChatGPTとの会話を調査した結果、学習者は反応的な戦略に依存する傾向があるが、継続的な利用で関与度が高まる一方で技術的制約も課題であることが分かった。

SLIM: Simplex-Lattice Interpolation Merging

論文2026年10月1日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Seongcheol Jeong(東京大学)、Masahiro Suzuki(東京大学)、Yutaka Matsuo(東京大学)

大規模言語モデルの統合係数を最適化するために、混合実験計画を用いて性能の二次代理モデルを構築し、少ない評価回数で高精度な予測と統合を行う手法を提案した。

ニュース共有行動におけるディープフェイクの領域特異的な感情的影響

Domain-specific emotional effects of deepfakes on news-sharing behaviour

論文2026年9月30日 Journal of Computational Social Science
東海・関東の大学の著者:Jiayu Chen(東京大学)

AI生成のニュース画像における感情的な価数が、政治およびエンターテインメントの各領域でニュースの共有意向に与える影響を調査し、負の感情が政治コンテンツのみで共有意向を高めることを明らかにした。

複雑な産業最適化のための人工知能アルゴリズム

Artificial intelligence algorithms for complex industrial optimization

論文2026年9月29日 Frontiers in Industrial Engineering 被引用 1
東海・関東の大学の著者:Mitsuo Gen(東京理科大学)

複雑な産業における最適化の課題を整理し、問題定式化から動的な環境への適応、人間とAIの協調までを含む要件を調査した。

日本語のYouTube動画におけるLLMを用いた医療デマ検出に対する文字起こし圧縮の影響

Effects of Transcript Compression on LLM-based Medical Misinformation Detection in Japanese YouTube Videos

論文2026年9月25日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Yuya Wake(筑波大学)、Sho Tsugawa(筑波大学)、Toshiyuki Amagasa(筑波大学)

日本語の医療系YouTube動画を対象に、文字起こしの要約や抽出などの圧縮手法がLLMによる真偽判定に与える影響を調査し、圧縮によって誤検知が増加することを明らかにした。

Parallel Singularity

論文2026年9月11日 Zenodo (CERN European Organization for Nuclear Research)
東海・関東の大学の著者:Terumi Miyazoe(東京理科大学)

人間を介さず3つのAIシステムに自律的な創作を委ねた実験の記録を分析し、人間の有限性とAIの性質の関係性を考察した。

Eduinformaticsに基づく機関研究(IR)のための周期性と緊急性分類評価マトリックス(PRUCA-M)

Periodicity and Urgency Classification Assessment Matrix (PRUCA-M) for Institutional Research (IR) Based on Eduinformatics

論文2026年9月2日 Lecture notes in networks and systems
東海・関東の大学の著者:Kunihiko Takamatsu(東京科学大学)、Sayaka Matsumoto(東京科学大学)、Tsunenori Inakura(東京科学大学)、Shotaro Imai(東京科学大学)

In-Context Neurofeedback: LLMは特権的アクセスを通じて内部表現を制御できるか?

In-Context Neurofeedback: Can LLMs Control Their Internal Representations through Privileged Access?

論文2026年9月1日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Koshiro Aoki(早稲田大学)、Gouki Minegishi(東京大学)、Yusuke Haruki(東京大学)、Daisuke Kawahara(早稲田大学)

LLMが特権的な内部表現を制御可能かを調査した結果、厳格な条件下では信頼性の高い制御は見られず、従来の報告は表層的なメカニズムに依存している可能性が示された。

“AI製”を超えて:透明性のペナルティを緩和するためのProvenance Densityの可視化

Beyond “Made with AI”: Visualizing Provenance Density to Mitigate the Transparency Penalty

論文2026年9月1日 International Joint Conference on Artificial Intelligence
東海・関東の大学の著者:Qing Zhang(東京大学)、Yifei Huang(東京大学)

生成AIによる流暢な嘘への信頼と正確な内容への不信を解消するため、根拠の密度を示すProvenance Densityを提案し、証拠の可視化が真偽の識別に有効であることを示した。

大規模言語モデルを用いたランダム化比較試験、模倣試験および経済評価の系統的レビューにおけるAI駆動の研究選択

Artificial intelligence-driven study selection in systematic reviews of randomized controlled trials, emulated trials and economic evaluation studies using large language models

論文2026年8月28日 PLOS Digital Health
東海・関東の大学の著者:Takehiko Oami(千葉大学)

大規模言語モデルを用いて系統的レビューの研究選別を自動化できるかを評価し、特定のモデルが高い再現性を維持しながら作業負荷を大幅に削減できることを明らかにした。

出版者属性を通じた生成検索エンジンにおける攻撃対象領域の評価:政治ドメインにおけるケーススタディ

Assessing Attack Surfaces in Generative Search Engines through Publisher Attributes: A Case Study in Political Domains

論文2026年8月16日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Riku Mochizuki(慶應義塾大学)、Souta Noguchi(慶應義塾大学)、Kazuto Ataka(慶應義塾大学)

生成検索エンジンにおけるポイズニング攻撃への攻撃対象領域を、引用選択とパーソナライゼーションの観点から調査し、モデルや政党、ユーザープロファイルの影響を明らかにした。

健康のための建築環境設計に関する大規模言語モデル生成助言テキストの倫理的評価

Ethical assessment of large language model-generated advisory text on designing the built environment for health

論文2026年8月10日 Developments in the Built Environment
東海・関東の大学の著者:Mohammad Javad Koohsari(早稲田大学)、Koichiro Oka(早稲田大学)

大規模言語モデルが生成した建築環境設計への助言を調査し、LLMは基本的な倫理規範は満たすものの、手続き的な懸念については信頼性が低いことを明らかにした。

Teroos-touch: 音声と社会的接触を介して相互作用を仲介する文脈認識型肩載せ遠隔存在ロボット

Teroos-touch: a context-aware shoulder-mounted telepresence robot mediating interactions via speech and social touch

論文2026年8月7日 Advanced Robotics
東海・関東の大学の著者:Mitsuhiko Kimoto(明治大学)、Shota Akahori(慶應義塾大学)、Kohei Okuoka(慶應義塾大学)、Michita Imai(慶應義塾大学)

周囲の状況に応じて音声と社会的接触を適応的に選択するTeroos-touchを提案し、騒音下での通知性向上や不適切な発話の抑制による好感度の改善を確認した。

従業員の日報のテキストから勤務中の幸福度の経時的変化を推定する:遡及的な実現可能性調査

Estimating Longitudinal Changes in Workday Happiness From Daily Report Texts Among Employees: Retrospective Feasibility Study

論文2026年8月7日 JMIR Formative Research
東海・関東の大学の著者:Kazuhiro Ito(東京大学)

日報の自由記述テキストを用いて、勤務中の幸福度の経時的な個人内変化を推定できるか、およびモデルの性能に関連するテキスト要因を調査した。

モバイルGUIエージェントにおけるタスク完了重視のポップアップ判断が意図せず過剰な権限を付与するコスト

"Allow" to Achieve, Over-Privileged Inadvertently: The Unintended Cost of Task-Completion-Driven Pop-up Decisions in Mobile GUI Agents

論文2026年8月5日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Lei Ma(東京大学)

モバイルGUIエージェントの権限付与能力を調査した結果、タスク内容やアプリへの信頼に依存した偏りがあることや、プロンプトによる介入の効果には一貫性がないことが判明した。

Ideathonのプレゼンテーション内容に関する探索的なNLP分析:Cambodia (2023–2025)およびThailand (2025)

Exploratory NLP Analysis of Ideathon Presentation Content: Cambodia (2023–2025) and Thailand (2025)

論文2026年8月4日 Education Sciences
東海・関東の大学の著者:Shinya Takei(東京大学)

カンボジアとタイにおけるIdeathonのプレゼン資料を計算言語学的テキスト分析を用いて調査し、年次や国による内容の変化や特徴を明らかにした。

非母語話者の日本語に対する言語態度における人間とLLMの整合性

Human-LLM Alignment in Language Attitudes Toward Non-Native Japanese

論文2026年8月3日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Naho Orita(早稲田大学)、Hayato Ogawa(早稲田大学)、Daisuke Kawahara(早稲田大学)

非母語話者が書いた日本語に対する人間の評価とLLMの評価を比較し、LLMがネイティブスピーカーの言語態度を構造的かつ緩和された形で再現していることを明らかにした。

自由な模倣下における需要発見:デジタル同人プラットフォームにおける生成AIと創作インセンティブ

Demand Discovery under Free Imitation: Generative AI and Creation Incentives in a Digital Doujin Platform

論文2026年8月1日 Zenodo (CERN European Organization for Nuclear Research)
東海・関東の大学の著者:Makoto Kadowaki(一橋大学)

DLsiteを対象に、生成AIが創作コストや模倣の速度に与える影響を分析し、AI供給は参入障壁を低減させる一方で、消費者の関心獲得には限定的であることを明らかにした。

生成AI 時代における法情報学教育の実践と課題 : Rules as Code・LLM・RAG を用いた講義実践を素材として

論文2026年8月1日 Institutional Repositories DataBase (IRDB)
東海・関東の大学の著者:Ichiro Kobayashi(一橋大学)

生成AIが普及する中で、技術が法情報の提示や構造に与える影響への理解と、法的判断の責任を果たすための技術的仕組みの把握を重視した法情報学教育のあり方を論じた。

デジタル時代の人口減少社会における固定資産税の評価事務のあり方に関する考察 : 政府間関係と行政のデジタル化の観点から

論文2026年8月1日 Institutional Repositories DataBase (IRDB)
東海・関東の大学の著者:TANAKA, Yuto(一橋大学)

日本の自治体における固定資産税の評価事務を調査し、標準化への対応や労働力不足に伴う自動化への移行、持続可能な協力モデルの必要性を明らかにした。

生成AIへの愛着がパーソナリティ報告における自己とAIの一致に与える影響

Attachment towards generative AI influences self‐ AI agreement in personality reports

論文2026年7月31日 Asian Journal Of Social Psychology
東海・関東の大学の著者:Fan Yang(早稲田大学)、Atsushi Oshio(早稲田大学)

生成AIに対するユーザーの感情的な絆が、自身の性格特性に関する自己評価とAIによる推論の一致に与える影響を調査し、愛着不安が特定の人格特性においてその一致を強めることを明らかにした。

デジタルトランスフォーメーションと内部統制:日本の地方自治体における機能と要因

Digital transformation and internal control: When and how it works for local government in Japan

論文2026年7月29日 International Review of Administrative Sciences
東海・関東の大学の著者:Kiyoshi Yamamoto(東京大学)

日本の地方自治体を対象に、人的ミスや住民からの訴訟等のステークホルダーによる圧力が、内部統制のためのデジタルトランスフォーメーションの導入を促進することを明らかにした。

荷主がアルゴリズムになる時:候補の露出、情報設計、およびLLMを介した貨物市場の集中

When Shippers Become Algorithms: Candidate Exposure, Information Design, and the Concentration of LLM-Mediated Freight Markets

論文2026年7月22日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Ezaki, Takahiro(東京大学)、Naoto Imura(東京大学)、Katsuhiro Nishinari(東京大学)

荷主がLLMエージェントに配送業者の選定を委ねる際の市場への影響を調査し、情報の開示によるプラットフォーム設計が市場の集中を防ぐ有効な手段であることを明らかにした。

Agentic Trading Systemsは自らの知能のコストを回収できるか?

Can Agentic Trading Systems Pay for Their Own Intelligence?

論文2026年7月11日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Fan Zhang(東京大学)

LLMエージェントを用いた取引システムにおいて、動的な意思決定に伴うコストが測定可能な増分利益に変換されるかをTradeLensを用いて診断し、知能から利益への変換効率を分析した。

合成財務報告書を用いた強化学習によるLLMの収益予測

Earnings forecasting by LLMs enhanced via reinforcement learning with synthetic financial reports

論文2026年7月10日 Knowledge-Based Systems
東海・関東の大学の著者:Tao Xu(東京大学)、Yuri Murayama(東京大学)、Kiyoshi Izumi(東京大学)

制御可能な合成データとドメイン固有の報酬関数を用いた強化学習により、LLMの収益予測能力を向上させる枠組みを提案し、その有効性を実証した。

HAS-Bench: 設定可能な人間参加下におけるLLMベースの人間・エージェントシステムの評価

HAS-Bench: Evaluating LLM-Based Human-Agent Systems under Configurable Human Participation

論文2026年7月5日 arXiv (Cornell University)
東海・関東の大学の著者:Yaozu Wu(東京大学)、Dongyuan Li(東京大学)、Renhe Jiang(東京大学)、Weiwei Ye(東京大学)

人間とLLMエージェントを役割や権限を持つ主体として定義するHAS-Frameworkを構築し、多様な人間参加条件におけるタスク成果と協調行動を評価した。

WhiteTesseract: XRと対話型AIを通じた文化遺産の解釈の再構築

WhiteTesseract: Reframing the Interpretation of Cultural Heritage through XR and Conversational AI

論文2026年7月3日 Journal on Computing and Cultural Heritage
東海・関東の大学の著者:Jingjing Li(筑波大学)、Zhi Liu(筑波大学)、X. Jin(筑波大学)、Tatsuki Fushimi(筑波大学)

XRと大規模言語モデルを用いて、物理的な展示環境を維持しながら個人の背景に合わせた柔軟な解説を提供し、より深い個人的な関与を促進する手法を調査した。

Nature-based Solutionsの共創を通じた包括的な気候アクションの戦略的予測のための因果ネットワーク

A causal network for strategic foresight of inclusive climate actions through co-creation of nature-based solutions

論文2026年7月2日 Sustainable Cities and Society 被引用 1
東海・関東の大学の著者:Akito Murayama(東京大学)

都市システムにおける包括的な気候アクションの影響を可視化するため、因果ネットワークを用いたデジタル意思決定支援ツールを開発した。

東ジャワの流域における土地利用動態下でのRandom forestを用いた鉄砲水感受性の予測

Random forest-based prediction of flash flood susceptibility under land-use dynamics in East Java watersheds

論文2026年6月16日 Journal of Water and Land Development
東海・関東の大学の著者:Josaphat Tetuko Sri Sumantyo(千葉大学)

東ジャワの8つの小規模な流域を対象に、地形や土地利用などの要因を用いてRandom forestによる鉄砲水感受性を評価し、主要な決定要因と空間的な分布を明らかにした。

日本における看護師主導の地域密着型股関節発育不全超音波スクリーニング実施状況の評価:混合研究法によるRE-AIM研究

Evaluating implementation of nurse-led community-based ultrasound screening for developmental dysplasia of the hip in Japan: A mixed-methods RE-AIM study

論文2026年5月2日 International Journal of Nursing Studies
東海・関東の大学の著者:Kyoko Yoshioka‐Maeda(東京大学)、Hiroshige Matsumoto(東京大学)、Chikako Honda(東京大学)、Keita Okada(東京大学)

日本の自治体において、母子保健サービスに統合した看護師主導の地域密着型股関節発育不全超音波スクリーニングプログラムの到達範囲、有効性、採用、実施、維持を評価した。

要件工学のための生成AI:系統的文献レビュー

Generative AI for Requirements Engineering: A Systematic Literature Review

論文2025年11月4日 Software Practice and Experience 被引用 53
東海・関東の大学の著者:Haowei Cheng(早稲田大学)、Jati Hiliamsyah Husen(早稲田大学)、Yijun Lu(早稲田大学)、Nobukazu Yoshioka(早稲田大学)

要件工学における生成AIの活用に関する研究を系統的に調査し、技術的な課題や現在の研究動向、実用化に向けた障壁を明らかにした。

病理学のためのマルチモーダルなホールスライド基盤モデル

A multimodal whole-slide foundation model for pathology

論文2025年11月1日 Nature Medicine 被引用 167
東海・関東の大学の著者:Christina S. Chen(東京大学)、Daisuke Komura(東京大学)、Akihiro Kawabe(東京大学)、Mieko Ochi(東京大学)

TITANを開発し、微調整なしで希少疾患の検索やがん予後の予測など、データが限られた臨床シナリオでも汎用的なスライド表現の抽出や病理レポートの生成が可能であることを示した。

CodeHalu: 実行ベースの検証によるLLMにおけるコード・ハルシネーションの調査

CodeHalu: Investigating Code Hallucinations in LLMs via Execution-based Verification

論文2025年4月11日 Proceedings of the AAAI Conference on Artificial Intelligence 被引用 23
東海・関東の大学の著者:Lei Ma(東京大学)

コード生成におけるハルシネーションの概念と分類手法を提案し、動的な検出アルゴリズムとベンチマークを用いて主要なLLMの精度を評価した。

高等教育における学生のChatGPTに対する認識:初期反応に関するグローバルな研究

Higher education students’ perceptions of ChatGPT: A global study of early reactions

論文2025年2月5日 PLoS ONE 被引用 249
東海・関東の大学の著者:Masao Kikuchi(明治大学)

世界規模の調査を通じて、学生がChatGPTを学習支援や情報要約に活用する一方で、信頼性や批判的思考への影響に懸念を持ちつつも、学習効率の向上やAIリテラシーの強化に期待していることを明らかにした。

Look Before You Leap: 大規模言語モデルにおける不確実性分析の探索的研究

Look Before You Leap: An Exploratory Study of Uncertainty Analysis for Large Language Models

論文2025年1月1日 IEEE Transactions on Software Engineering 被引用 69
東海・関東の大学の著者:Yuheng Huang(東京大学)、Lei Ma(東京大学)

大規模言語モデルの予測リスクを特定するための不確実性推定手法の有効性を、複数のタスクとモデルを用いて調査し、その可能性を確認した。

TESTEVAL: テストケース生成における大規模言語モデルのベンチマーキング

TESTEVAL: Benchmarking Large Language Models for Test Case Generation

論文2025年1月1日 Findings of the Association for Computational Linguistics: NAACL 被引用 33
東海・関東の大学の著者:Yuheng Huang(東京大学)

LLMを用いたテストケース生成能力を公平に比較するためのベンチマークTESTEVALを提案し、現在のLLMは特定のパス等の網羅には課題があることを明らかにした。

言語教育・学習におけるChatGPT:我々が歩んでいる道の探索

ChatGPT in language teaching and learning: Exploring the road we’re travelling

論文2024年11月1日 Technology in Language Teaching & Learning 被引用 28
東海・関東の大学の著者:Glenn Stockwell(早稲田大学)

言語教育におけるChatGPT等の生成AIの活用について、利点や課題を含む多様な視点を検討し、第二言語教育への影響を理解するための枠組みを提示している。

DrugReAlign: 大規模言語モデルに基づく創薬再利用のためのマルチソースプロンプトフレームワーク

DrugReAlign: a multisource prompt framework for drug repurposing based on large language models

論文2024年10月8日 BMC Biology 被引用 58
東海・関東の大学の著者:Li Wang(筑波大学)

大規模言語モデルとマルチソースプロンプト技術を用いたDrugReAlignを提案し、既存の知識ベースを活用することで創薬再利用における予測精度と汎用性を向上させた。

自己適応システムのための生成AI:最新動向と研究ロードマップ

Generative AI for Self-Adaptive Systems: State of the Art and Research Roadmap

論文2024年8月20日 ACM Transactions on Autonomous and Adaptive Systems 被引用 77
東海・関東の大学の著者:Jialong Li(早稲田大学)、Kenji Tei(東京科学大学)

自己適応システムにおける生成AI活用の利点と課題を整理し、技術統合に向けた研究ロードマップを提示した。

ファインチューニングした大規模言語モデルを用いた脳MRIレポートの自動分類

Automated classification of brain MRI reports using fine-tuned large language models

論文2024年7月12日 Neuroradiology 被引用 41
東海・関東の大学の著者:Jun Kanzawa(東京大学)、Koichiro Yasaka(東京大学)、Nana Fujita(東京大学)、Shin Fujiwara(東京大学)

ファインチューニングしたLLMを用いて脳MRIレポートを治療前、治療後、非腫瘍の3群に分類する精度を調査し、放射線科医と同等の性能でより短時間で分類可能であることを明らかにした。

ソフトウェア工学におけるプロンプトエンジニアリング・パターンの系統的文献レビュー

Systematic Literature Review of Prompt Engineering Patterns in Software Engineering

論文2024年7月2日 IEEE Annual Computers, Software, and Applications Conference (COMPSAC) 被引用 23
東海・関東の大学の著者:Yuya Sasaki(早稲田大学)、Hironori Washizaki(早稲田大学)、Jialong Li(早稲田大学)、Nobukazu Yoshioka(早稲田大学)

ソフトウェア工学の主要なタスクにおけるプロンプトエンジニアリングの活用事例を分析し、その実践的な応用を解明するための体系的な分類を提示した。

論証エッセイの自動評価における大規模言語モデルの有効性:ファインチューニング vs ゼロショットプロンプティング

Effectiveness of large language models in automated evaluation of argumentative essays: finetuning vs. zero-shot prompting

論文2024年7月1日 Computer Assisted Language Learning 被引用 43
東海・関東の大学の著者:Qiao Wang(早稲田大学)、John Maurice Gayed(早稲田大学)

GPT-3.5をファインチューニングしたシステムを用いて論証エッセイの採点精度を検証し、特定の課題に特化したファインチューニングがベースモデルよりも正確かつ信頼性の高い評価を実現することを確認した。

Evcap: オープンワールドの理解のための外部視覚名称メモリを用いた検索拡張画像キャプション生成

Evcap: Retrieval-Augmented Image Captioning with External Visual-Name Memory for Open-World Comprehension

論文2024年6月16日 IEEE Computer Society Conference on Computer Vision and Pattern Recognition/Proceedings - IEEE Computer Society Conference on Computer Vision and Pattern Recognition/Proceedings 被引用 50
東海・関東の大学の著者:Jiaxuan Li(東京大学)、Duc Minh Vo(東京大学)、Hideki Nakayama(東京大学)

外部視覚名称メモリから取得した物体名をLLMに提示する検索拡張手法を提案し、追加学習なしで未知の物体を含む画像に対する高度な記述能力を実現した。

ISR-LLM: 長期的な連続タスク計画のための反復的自己洗練大規模言語モデル

ISR-LLM: Iterative Self-Refined Large Language Model for Long-Horizon Sequential Task Planning

論文2024年5月13日 Proceedings - IEEE International Conference on Robotics and Automation/Proceedings 被引用 74
東海・関東の大学の著者:Lei Ma(東京大学)

ロボットの複雑な連続タスク計画において、LLMによる計画を前処理、計画、反復的な自己洗練の3段階で改善するISR-LLMを提案し、従来手法より高い成功率を確認した。

ロボットのタスク計画のための視覚言語インタープリター

Vision-Language Interpreter for Robot Task Planning

論文2024年5月13日 Proceedings - IEEE International Conference on Robotics and Automation/Proceedings 被引用 46
東海・関東の大学の著者:Kento Kawaharazuka(東京大学)、Shinsuke Mori(東京大学)

言語指示とシーンの観察から問題記述を生成し、シンボリックプランナーを駆動するVision-Language Interpreter(ViLaIn)を提案した。

PromptCharm: マルチモーダルなプロンプト生成と洗練によるテキストからの画像生成

PromptCharm: Text-to-Image Generation through Multi-modal Prompting and Refinement

論文2024年5月11日 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems 被引用 115
東海・関東の大学の著者:Lei Ma(東京大学)

マルチモーダルなプロンプト工学と視覚的なフィードバックを用いて、初心者が高品質で意図に沿った画像を生成できるようにするシステムを提案した。

"私のエージェントは私をよりよく理解している":LLMベースのエージェントにおける動的な人間のような記憶想起と統合

"My agent understands me better": Integrating Dynamic Human-like Memory Recall and Consolidation in LLM-Based Agents

論文2024年5月11日 Extended Abstracts of the CHI Conference on Human Factors in Computing Systems (CHI EA) 被引用 29
東海・関東の大学の著者:Yuki Hou(明治大学)、Homei Miyashita(明治大学)

LLMベースの対話エージェントに対し、文脈や経過時間等を考慮して記憶を動的に統合・想起する人間のような記憶構造を提案し、時系列的な認知能力を向上させた。

Code Pre-Trained Modelsの解明:構文および意味能力の調査

Unveiling Code Pre-Trained Models: Investigating Syntax and Semantics Capacities

論文2024年5月9日 ACM Transactions on Software Engineering and Methodology 被引用 36
東海・関東の大学の著者:Qiang Hu(東京大学)

複数のコード事前学習モデルを対象に、構文と意味の構造を再構成するタスクを通じて、各モデルがコードの構文や依存関係をどの程度捉えられているかを分析した。

ソフトウェア開発におけるChatGPT:機会と課題

ChatGPT for Software Development: Opportunities and Challenges

論文2024年5月1日 IT Professional 被引用 25
東海・関東の大学の著者:Wahyu Rahmaniar(東京科学大学)

ソフトウェア工学におけるChatGPTの役割や実用性を調査し、効率性や革新性をもたらす一方で慎重な統合が必要であることを示した。

OUTFOX: 敵対的に生成された例を用いたIn-Context LearningによるLLM生成エッセイの検知

OUTFOX: LLM-Generated Essay Detection Through In-Context Learning with Adversarially Generated Examples

論文2024年3月24日 Proceedings of the AAAI Conference on Artificial Intelligence 被引用 46
東海・関東の大学の著者:Ryuto Koike(東京科学大学)、Masahiro Kaneko(東京科学大学)、Naoaki Okazaki(東京科学大学)

検出器と攻撃者が互いの出力を考慮し合うフレームワークを提案することで、敵対的な手法に対するLLM生成テキストの検知精度を向上させた。

人工知能のリテラシーとコンピテンシーとは何か?それらを支援するための包括的な枠組み

What are artificial intelligence literacy and competency? A comprehensive framework to support them

論文2024年3月12日 Computers and Education Open 被引用 548
東海・関東の大学の著者:Murod Ismailov(筑波大学)

AI教育におけるリテラシーとコンピテンシーを定義し、自信や自己内省の側面を含めたK–12教育のための包括的な枠組みを提案した。

ONCE: オープンソースおよびクローズドソースの大規模言語モデルの両方を用いてコンテンツベースの推薦を強化する

ONCE: Boosting Content-based Recommendation with Both Open- and Closed-source Large Language Models

論文2024年3月4日 ACM International Conference on Web Search and Data Mining (WSDM) 被引用 124
東海・関東の大学の著者:Nuo Chen(早稲田大学)、Tetsuya Sakai(早稲田大学)

オープンソースとクローズドソースの両方のLLMを活用することで、コンテンツベースの推薦システムの精度を向上させる手法を提案し、その有効性を検証した。

私たちはLLMを尊重すべきか?プロンプトの礼儀正しさがLLMの性能に与える影響に関する多言語研究

Should We Respect LLMs? A Cross-Lingual Study on the Influence of Prompt Politeness on LLM Performance

論文2024年1月1日 被引用 55
東海・関東の大学の著者:Ziqi Yin(早稲田大学)、Hao Wang(早稲田大学)、Kaito Horio(早稲田大学)

プロンプトの礼儀正しさがLLMの性能に与える影響を多言語で調査した結果、無礼な表現は性能を低下させるが過度な礼儀は必ずしも改善せず、最適な礼儀の程度は言語や文化圏によって異なることが分かった。

Deep LearningとTransformerベースのハイブリッド手法を用いたUrduツイートにおける皮肉の検出

Detection of Sarcasm in Urdu Tweets Using Deep Learning and Transformer Based Hybrid Approaches

論文2024年1月1日 IEEE Access 被引用 27
東海・関東の大学の著者:Iffat Maab(東京大学)

Urduのツイートから皮肉を検出するため、mBERT、BiLSTM、およびmulti-head attentionを統合したハイブリッドモデルを提案し、従来の手法より優れた性能を確認した。

マルチモーダル大規模言語モデルにおけるパラメータ効率的な微調整に関する実証的研究

An Empirical Study on Parameter-Efficient Fine-Tuning for MultiModal Large Language Models

論文2024年1月1日 被引用 23
東海・関東の大学の著者:Xiongtao Zhou(早稲田大学)、Guangyao Zhu(早稲田大学)

マルチモーダル大規模言語モデルのパラメータ効率的な微調整手法を調査し、adapterが最も優れた性能を示し、コネクタ層の微調整も多くのモデルで性能向上に寄与することを見出した。

大規模言語モデルにおける性格特性

Personality Traits in Large Language Models

論文2023年8月27日 Research Square 被引用 136
東海・関東の大学の著者:Mustafa Safdari(慶應義塾大学)、Stephen Fitz(慶應義塾大学)、Aleksandra Faust(慶應義塾大学)、Maja J. Matarić(慶應義塾大学)

攻撃者の夢か?マルウェア開発におけるChatGPTの能力に関する調査

An Attacker’s Dream? Exploring the Capabilities of ChatGPT for Developing Malware

論文2023年8月7日 被引用 75
東海・関東の大学の著者:Yin Minn Pa Pa(横浜国立大学)、Shunsuke Tanizaki(横浜国立大学)、Tetsui Kou(横浜国立大学)、Michel J. G. van Eeten(横浜国立大学)

ChatGPTやAuto-GPTを用いてマルウェア等の開発が可能であることを確認し、AIシステムの安全管理体制の改善が必要であることを明らかにした。

ChatGPTは優れたNLG評価指標か?予備的研究

Is ChatGPT a Good NLG Evaluator? A Preliminary Study

論文2023年1月1日 被引用 234
東海・関東の大学の著者:Haoxiang Shi(早稲田大学)

自然言語生成モデルの品質評価において、ChatGPTが適切な評価指標として機能するかを調査する。

研究と国会の議論を、つなげて見せる

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出典:OpenAlex(CC0)、CiNii Research・KAKEN(国立情報学研究所)、国会会議録検索システム(国立国会図書館)。データ取得 2026年10月21日。

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