建設・工務店の請求書発行・集金で押さえること
契約金・中間金・完工金の分割請求
住宅工事やリフォームでは、契約時・上棟や中間時・完工時に分けて請求するやり方をよく伺います。それぞれの時期に合わせて金額や内容を変えて請求書を作る必要があり、どの工事までで中間金を区切るかの判断が現場監督に委ねられることも多く、事務所側は現場からの連絡待ちになりやすい部分です。
施主向けと元請け向けで請求の流れが違う
住宅やリフォームでは施主に直接請求しますが、専門工事では元請けの工務店やゼネコンに請求する形になり、元請けの締め日や支払いサイトに合わせて請求書を出すことになります。宛先ごとに書式や必要事項が異なり、同じ月でも請求のタイミングがずれる点が事務の手間になりやすいです。
完工確認と請求のタイミング
完工金は、施主や元請けの確認が済んでから請求するのが通例です。現場写真や完了の連絡が事務所に届くまで請求書を出せず、現場監督からの報告が遅れるとそのまま請求も遅れてしまいます。現場での完了確認と事務所での請求作業のタイミングを合わせることが課題になります。
入金確認と未収金の把握
工事代金は一件あたりの金額が大きく、取り逃しが利益に直結しやすいため、どの現場のどの請求が未収かを把握しておく必要があります。銀行振込での入金が中心で、現場ごとに請求と入金を照らし合わせる作業が月末に集中しやすい業務です。
請求書発行・集金のシステムに要る機能
- 契約金・中間金・完工金など分割請求の作成
- 現場(工事)ごとの請求先・金額の管理
- 施主向け・元請け向けで請求書の宛先を分けて発行
- 完工写真や図面を請求書に添付して送付
- 請求書のPDF発行とメール送付
- 銀行振込での入金確認・消込の記録
- 現場ごとの未収金一覧の表示
- 見積書から請求書への引き継ぎ
どこを何で持つか
業界の専用ソフト・既存サービスに任せたほうがよい部分
実行予算や工事原価の管理と連動した請求、建設業で求められる請求書・見積書の標準的な書式づくりは、建設業向けの業界専用ソフトに任せたほうが安心です。元請けから指定された書式での提出が必要な場合も、専用ソフトのほうが対応しやすいです。
オープンソースや買い切りのシステムで持てる部分
契約金・中間金・完工金といった分割請求のPDF発行、施主や元請けへのメール送付、銀行振込やオンライン決済の案内、入金確認の記録といった部分は、オープンソースや買い切りのシステムで自前で持つことができます。現場写真の添付も組み合わせやすい範囲です。
紙・Excelのままでよい部分
現場での立替払いのメモや、小口の材料費のやりとりといった、その場で現場監督が記録する程度のものは、紙やExcelのままで十分です。工事全体の請求書発行まで仕組みにする必要はありません。
すぐ導入できるオンプレミス製品(Kurage App Store)
当社が販売している請求書発行・集金向けのオンプレミスの商品です。月額はかかりません。デモを触ってから判断できます。
請求書発行・集金に使えるオープンソース
カタログ2,922件から、請求書発行・集金に当てはまるものを実測値(規模・日本語対応・デモの有無)で並べています。ライセンスの範囲で無料で使えます。
| 名前 | できること | ライセンス | 日本語 | デモ・購入 |
|---|---|---|---|---|
| Kurage Billing | 請求書をPDFで発行し、専用URLをメールで送って銀行振込やPayPalで支払ってもらうシステムです。 | MIT | 日本語で開発・提供。 | 触れる / オンプレミス版 |
| Kurage PayLink | 注文を受けると請求書PDFが発行され、そのまま銀行振込やPayPalで決済まで進むページです。 | MIT | 日本語で開発・提供。 | 触れる / オンプレミス版 |
| Kurage Send Invoice | 領収書のPDFを発行し、ダウンロード用のURLをメールで送るシステムです。 | MIT | 日本語で開発・提供。 | 触れる / オンプレミス版 |
| odoo | ビジネスの成長を支援するためのオープンソースERPアプリケーションです。 | LGPL-3.0 | 日本語ファイルあり | — |
| Firefly III | 個人の財務管理および予算策定を行うためのマネジメントツールです。 | AGPL-3.0 | 日本語ファイルあり | — |
| Akaunting | オンラインで利用可能な会計管理ソフトウェアです。 | Business Source License | 日本語ファイルあり | — |
導入の進め方
- 工事の件数が落ち着く時期(年度末や決算期の前後を避けた時期)を選んで導入する
- 現場監督と事務所で、中間金や完工金を請求するタイミングの連絡ルールを決める
- 施主向けと元請け向けで請求書の宛先・書式をどう分けるか整理する
- 実際の現場1〜2件で試しに請求書を発行し、入金確認までの流れを確かめる
- 問題がなければ現場全体に広げ、未収金の一覧を定期的に確認する運用にする
建設・工務店の請求書発行・集金、何から手を付けるか一緒に決めます
初日のヒアリングと提案は無料です。いまのやり方(紙・Excel・使用中のサービス)を見せていただければ、残すもの・置き換えるものを仕分けしてお返しします。
無料で相談する OSSカスタマイズ(110,000円〜) 動くデモを先に見るよくあるご質問
契約金・中間金・完工金のような分割払いの請求書は作れますか。
作れます。工事ごとに契約金・中間金・完工金といった段階を分けて、それぞれ別の請求書として発行できます。中間金をいつ出すかは現場の進み具合によるため、現場からの連絡を事務所で受けてから発行する運用になります。
施主への請求と元請けへの請求を同じ仕組みで管理できますか。
請求先の種類を分けて登録すれば、同じ仕組みの中で住宅・リフォームの施主向け請求と、専門工事の元請け向け請求を一緒に管理できます。宛先ごとに締め日や支払い方法が違う場合も、それぞれ分けて記録しておけます。
完工金の支払いが遅れている現場をすぐに把握したいのですが。
現場ごとの請求と入金を記録しておけば、未収のままになっている完工金を一覧で確認できます。月末に慌てて洗い出すのではなく、現場単位で入金済みかどうかを日常的に見られる状態にしておくことが目的です。
建設・工務店の他の業務
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