印刷会社の会議の議事録で押さえること
進行会議で決まることの多さ
印刷会社の進行会議では、入稿日や校正の回数、用紙の変更、納期の調整など、案件ごとの決定事項が次々に出ます。これらは口頭でやり取りされることが多く、会議が終わった翌日には誰が何を決めたのか曖昧になりがちです。特に複数案件を同時に進める時期は、決定事項が入り混じってしまいます。
クライアントとの打ち合わせでの指示変更
クライアントとの色校正の打ち合わせでは、その場で仕様変更の指示が出ることがあります。文字の訂正だけでなく、色味や用紙、部数の変更まで含まれることもあり、議事録がないと営業担当の記憶だけが頼りになります。現場に伝える際に聞き違いが起きると、刷り直しや再校正につながりかねません。
営業と現場の間の記録
見積や入稿のやり取りをする営業担当と、実際に刷版や印刷、製本を行う現場の担当者は、別の場所で動いていることがほとんどです。会議で決まった変更点を正確に伝えるには、記憶に頼らず記録として残しておく必要があります。議事録があれば、現場側も後から決定事項を確認できます。
議事録が後回しになる理由
会議が終わると、すぐに入稿データの確認や校正出し、次の打ち合わせの準備に追われます。議事録を書く時間を確保しようと思っても、手が回らないまま次の案件の対応に移ってしまうことが多いです。結局メモ程度の記録しか残らず、後から見返しても決定事項がはっきりしないという状態になりがちです。
会議の議事録のシステムに要る機能
- 進行会議・工程会議・クライアント打合せの録音をそのままアップロードできる
- 案件名や取引先名ごとに議事録を分けて整理できる
- 入稿日・校正回数・納期などの決定事項を項目別に書き出せる
- 文字起こしの下書きを担当者が確認してから確定議事録にできる
- 承認前の下書きと承認後の確定版を区別して保存できる
- 営業担当と現場(製造)担当の双方が後から見返せる
- 過去の仕様変更や指示の履歴を案件ごとにたどれる
どこを何で持つか
業界の専用ソフト・既存サービスに任せたほうがよい部分
見積の作成や入稿管理、工程(印刷・製本・発送)のスケジュール管理そのものは、印刷業界向けの専用システムに任せたほうが機能が整っています。議事録はこれらの管理と連動させる必要はなく、別の仕組みとして持つ方がシンプルです。
オープンソースや買い切りのシステムで持てる部分
会議の録音を文字に起こし、議事録の下書きを作り、人が確認して確定させる、という議事録作成の流れは、Kurage AI MOMのような買い切りの仕組みで持つことができます。案件ごとに記録を整理し、営業と現場の両方が見返せるようにしておくと、後からの確認がしやすくなります。
紙・Excelのままでよい部分
朝の進行確認のような、ごく短く社内だけで共有するやり取りは、紙のメモや口頭の確認で十分です。決定事項が社外や他部署に関わる会議だけを議事録として残す、という線引きをしておくと負担が増えすぎません。
すぐ導入できるオンプレミス製品(Kurage App Store)
当社が販売している会議の議事録向けのオンプレミスの商品です。月額はかかりません。デモを触ってから判断できます。
会議の議事録に使えるオープンソース
カタログ2,922件から、会議の議事録に当てはまるものを実測値(規模・日本語対応・デモの有無)で並べています。ライセンスの範囲で無料で使えます。
| 名前 | できること | ライセンス | 日本語 | デモ・購入 |
|---|---|---|---|---|
| Kurage AI MOM | 会議の録音をアップすると、同じサーバーのwhisper.cppが文字起こしし、AIが議事録の下書きを作り、人が承認したものだけが確定議事録になるシステムです。 | MIT | 日本語で開発・提供。 | 触れる / オンプレミス版 |
導入の進め方
- まず、進行会議・工程会議・クライアントとの打合せのうち、どれを録音して議事録に残すかを決めます。繁忙期にすべての打合せを記録する余裕はないため、仕様変更や納期に関わる会議を優先します。
- 会議をスマートフォンやICレコーダーで録音する運用を決め、参加者に録音していることを伝えておきます。
- Kurage AI MOMを社内のサーバーに置き、録音した音声をアップロードすると、文字起こしと議事録の下書きが作られます。
- 下書きを営業担当や進行管理の担当者が確認し、入稿日や校正回数、納期などの決定事項に誤りがないか直してから承認します。
- 承認した議事録を案件ごとに整理し、現場の担当者も必要なときに見返せるようにしておきます。
印刷会社の会議の議事録、何から手を付けるか一緒に決めます
初日のヒアリングと提案は無料です。いまのやり方(紙・Excel・使用中のサービス)を見せていただければ、残すもの・置き換えるものを仕分けしてお返しします。
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校正紙を見ながらの打ち合わせも議事録に残せますか。
録音ができれば、文字起こしと下書き作成は通常の会議と同じ仕組みで行えます。ただし、校正紙の紙面上のどの部分を直すかという指示は録音だけでは伝わりにくいため、校正紙そのものも一緒に保管しておくことをおすすめします。
現場の人間は議事録を読む時間がありません。どうすればよいですか。
議事録の全文を現場で読む必要はありません。決定事項の部分だけを進行管理の担当者が抜き出して伝える運用でも、記録として残っていれば、後から内容を確認したり、伝達に誤りがなかったかを検証したりすることができます。
承認前の議事録を取引先に見せてもよいですか。
承認前の下書きは、文字起こしの誤りや聞き違いが残っている可能性があるため、社内確認用にとどめるのが安全です。承認後の確定版のうち、取引先に関わる決定事項の部分だけを抜き出して共有する、という運用が一般的です。
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