株式会社エクスブリッジ

物流・倉庫|運送・3PL・倉庫

物流・倉庫の商圏分析・出店判断を、
内製化とオープンソースで。

配送拠点や倉庫の新設は、既存拠点の配送圏が手一杯になったときや、荷主から新しい地域への打診があったときに検討が始まります。候補地は不動産会社から回ってくる物件情報をもとに絞りますが、その土地から車で何分圏に荷主候補の事業所がどれだけあるか、パートやドライバーを確保できる人口があるかは、担当者の経験や現地の印象で判断されることが多いです。候補地が複数並ぶと、比較の軸がそろわず、経営会議で決め手に欠けることもあります。

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物流・倉庫の商圏分析・出店判断で押さえること

到達圏は直線距離では測れない

候補地から半径何kmという円で考えると、高速道路の出入口や踏切、河川の橋の位置が無視されてしまいます。実際の配送やパート出勤にかかる時間は道路網に沿って変わるため、車で何分、徒歩で何分という到達圏を道路ベースで描いて初めて、候補地同士を公平に比べられます。

荷主候補の数を事業所数で見る

新設した拠点が稼働するには、その地域に荷主となり得る事業所がどれだけあるかが土台になります。到達圏の中にある事業所数を候補地ごとに出しておくと、感覚ではなく数字で『どちらの地域の方が見込みがあるか』を比較する材料になります。

人口構成でパート・ドライバーの確保を見る

倉庫内作業のパートや近距離ドライバーは、拠点周辺から通える人がどれだけいるかに左右されます。到達圏内の年齢構成や世帯数を見ておくと、求人を出す前に『そもそも働ける人がいる地域か』をある程度見積もれます。

既存拠点との重複を避ける

候補地の到達圏が既存拠点の配送圏と大きく重なっていると、新設しても荷主を奪い合うだけになります。既存拠点と候補地の到達圏を重ねて見て、手薄なエリアを補えているか、重複しすぎていないかを確認してから進めます。

商圏分析・出店判断のシステムに要る機能

  • 住所を入れると車・徒歩N分の到達圏を地図上に描ける
  • 到達圏内の人口・世帯数・年齢構成を自動で集計できる
  • 到達圏内の事業所数(荷主候補)を集計できる
  • 複数の候補地を同じ条件で並べて比較できる
  • 既存拠点の到達圏と候補地の到達圏を重ねて表示できる
  • 直線距離でなく道路網に沿った到達圏を計算できる
  • 候補地ごとの比較結果を資料として出力できる
  • 既存拠点や競合拠点の位置を地図上にプロットできる

どこを何で持つか

不動産会社・物件検索サービスに任せたほうがよい部分

候補地の物件情報や土地の権利関係、賃料交渉は不動産会社や物件検索サービスの領域です。日々の配送ルート最適化や求貨求車のマッチングも、商圏分析とは別の専用サービスが担っている分野なので、そちらに任せたままで構いません。

オープンソースや買い切りのシステムで持てる部分

候補地の到達圏に対して人口・世帯数・事業所数を集計し、複数の候補地を並べて比較する部分は、自社で持つ商圏分析システムに向いています。候補地が増えても同じ条件で計算し直せるので、担当者が変わっても同じ基準で比べられます。

紙・Excelのままでよい部分

候補地ごとの賃料や契約条件、現地視察で気づいた点の一覧は、Excelの比較表のままで十分です。数字に出せない土地の印象や近隣への聞き込みの記録も、無理にシステム化せずメモとして残しておけば足ります。

すぐ導入できるオンプレミス製品(Kurage App Store)

当社が販売している商圏分析・出店判断向けのオンプレミスの商品です。月額はかかりません。デモを触ってから判断できます。

商圏分析・出店判断に使えるオープンソース

カタログ2,922件から、商圏分析・出店判断に当てはまるものを実測値(規模・日本語対応・デモの有無)で並べています。ライセンスの範囲で無料で使えます。

名前できることライセンス日本語デモ・購入
Kurage 商圏分析住所を入れると、徒歩・車N分の到達圏に対して国勢調査500mメッシュの人口・年齢構成・世帯数と経済センサスの事業所数を1画面で出す商圏分析システムです。MIT日本語で開発・提供。触れる
QGIS地図上で人口メッシュや到達圏を重ねて商圏分析ができる、デスクトップ型のオープンソースGISです。無料で、日本語UIが公式に含まれます。GPL-2.0日本語ファイルが一部のみ—
kepler.glkepler.glの使いどころの案内。大量の緯度経度をブラウザ上の地図に重ねて、商圏やエリアの分布を見られます。日本語は一部のみ、ライセンスはMIT。導入手順と、自社データを載せる相談まで。MIT日本語ファイルが一部のみ—
PostGISPostgreSQLで地理空間データを扱う拡張。商圏ポリゴンと人口メッシュの交差面積で按分する、商圏分析の計算基盤に使えます。GPL-2.0日本語ファイルあり—
H3地球を六角形のグリッドに分けて位置を索引する仕組み。人口や売上を六角形単位で集計・比較でき、商圏分析やエリアマーケティングの単位に使えます。Apache-2.0日本語ファイルなし—
ValhallaOpenStreetMap用の経路探索エンジン。到達圏(isochrone)APIで「徒歩10分圏」を道路網ベースで描けるため、商圏分析の到達圏計算に使えます。MIT日本語ファイルなし—

導入の進め方

  1. 既存拠点の配送圏が手一杯になっている地域や、荷主から打診のあった地域を経営会議で候補エリアとして挙げる
  2. 候補地の住所を商圏分析システムに入力し、車・徒歩それぞれの到達圏に含まれる人口・事業所数・年齢構成を出す
  3. 既存拠点の到達圏と重ねて、配送エリアが重複しすぎていないか、手薄なエリアを補えるかを確認する
  4. 候補地を複数並べ、荷主候補の多さとパート・ドライバーの確保しやすさの両面で比較する
  5. 比較結果に不動産情報(賃料・契約条件)を添えて資料化し、経営会議にかける

物流・倉庫の商圏分析・出店判断、何から手を付けるか一緒に決めます

初日のヒアリングと提案は無料です。いまのやり方(紙・Excel・使用中のサービス)を見せていただければ、残すもの・置き換えるものを仕分けしてお返しします。

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よくあるご質問

商圏分析システムを入れても、結局は現地を見ないと分からないのでは

到達圏の人口や事業所数は候補地を絞り込む足がかりで、最終判断は現地視察や賃料交渉と合わせて行うものです。数字で明らかに見込みの薄い候補地を早く落とせるだけでも、視察に回る候補地を絞れます。

既にある配送管理システムやWMSと連携させる必要がありますか

商圏分析は出店前の検討段階で使うもので、普段の配送管理やWMSとは別に動かして構いません。候補地が決まり拠点として稼働した後の在庫や配送の管理は、それぞれ別のシステムの役割です。

到達圏は半径の円で代用してもよいのでは

半径の円だと高速道路の出入口や踏切、河川の橋の位置を無視してしまい、実際にかかる時間とずれが出ます。道路網に沿って計算した到達圏の方が、配送やパート出勤にかかる時間に近い結果になります。

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