物流・倉庫の勤怠管理で押さえること
ドライバーは直行直帰で出退勤の把握が難しい
配送ドライバーは車庫や配送先に直接向かい、事務所に出社しない日が珍しくありません。タイムカードを押す機会がないため、乗務記録や点呼記録と勤怠を別々に集計する手間が生じます。改善基準告示への対応も絡むため、運行管理の記録と勤怠記録をどう結びつけるかが課題になりやすいです。
倉庫内は交代制シフトと繁忙期の増員が重なる
入出荷のピークに合わせて早番・遅番・深夜番の交代制を組む倉庫が多く、季節波動のある時期にはパートや短期アルバイトが一時的に増えます。シフト表は紙やExcelで作られがちですが、人の入れ替わりが多いほど実際の出退勤とのズレが起きやすくなります。
複数拠点の集計を本社で一本化する必要がある
3PLや複数の配送センターを持つ会社では、拠点ごとにタイムカードやシフト表の形式がばらつき、締め日に本社の事務担当が各拠点から紙やデータを集めて手入力し直すことになります。拠点数が増えるほど、この取りまとめ作業が月末の負担になります。
荷待ちや休憩のタイミングが不規則になる
入荷のトラックが遅れたり荷待ちが発生したりすると、休憩の時間がずれ込み、実際の作業時間と打刻の時間が合わなくなります。倉庫作業は荷物の動きに合わせて動くため、決まった時間に休憩を取れない前提で記録の仕組みを考える必要があります。
勤怠管理のシステムに要る機能
- 拠点ごとに置けるタイムレコーダー(顔認証・ICカードなど)
- ドライバー向けの直行直帰にも対応した打刻方法
- 早番・遅番・深夜番の交代制シフトの作成と管理
- 深夜・休日の割増時間の自動計算
- 繁忙期に増えるパート・短期アルバイトの登録のしやすさ
- 複数拠点の勤怠データを本社で一本化して集計
- フォークリフト運転者など資格者の配置記録との連携
- 締め日の自動集計と給与ソフトへのデータ連携
どこを何で持つか
業界の専用ソフト・既存サービスに任せたほうがよい部分
ドライバーの運行記録や点呼記録を扱うデジタルタコグラフや点呼システムは、改善基準告示への対応を前提に作られた専用サービスに任せるのが安全です。運行管理と勤怠管理は別の仕組みとして扱い、必要な部分だけを突き合わせる形が現実的です。
オープンソースや買い切りのシステムで持てる部分
倉庫内で働く作業員の出退勤記録、交代制シフトの作成、締め日の集計は、拠点数や人数が多くてもオープンソースや買い切りの勤怠システムに置き換えやすい部分です。顔認証などの打刻で本人確認を済ませておけば、締め日の手入力そのものを減らせます。
紙・Excelのままでよい部分
繁忙期にどの作業に何人を回すかといった当日の応援体制の調整メモや、現場リーダー同士の引き継ぎの一言程度は、紙やExcel、口頭のままでも支障がありません。無理にシステム化すると現場の動きを追い越してしまいます。
すぐ導入できるオンプレミス製品(Kurage App Store)
当社が販売している勤怠管理向けのオンプレミスの商品です。月額はかかりません。デモを触ってから判断できます。
勤怠管理に使えるオープンソース
カタログ2,922件から、勤怠管理に当てはまるものを実測値(規模・日本語対応・デモの有無)で並べています。ライセンスの範囲で無料で使えます。
| 名前 | できること | ライセンス | 日本語 | デモ・購入 |
|---|---|---|---|---|
| Kurage HR Post | 人ではなく職に記録を紐づけて、業務の属人化を止める職務・目標・引継ぎ管理システムです。 | MIT | 日本語で開発・提供。 | 触れる / オンプレミス版 |
| Kurage Kintai | タブレット1台を顔認証タイムレコーダーにする、丸めない台帳の勤怠システムです。 | MIT | 日本語で開発・提供。 | 触れる / オンプレミス版 |
| super-productivity | タイムボックス機能と時間追跡を備えた高度なToDoリストアプリです。 | MIT | 日本語ファイルあり | — |
| Frappe HR | 採用から勤怠・休暇・評価・給与まで13モジュールを備えた、オープンソースの統合人事(HR)システムです。 | GPL-3.0 | 多言語対応。日本語翻訳は部分的(給与は国別設定が必要)。 | — |
| OrangeHRM | 企業に必要な機能を網羅した包括的な人事管理システムです。 | GPL-3.0 | 日本語ファイルが一部のみ | — |
| time-to-leave | 勤務時間を記録し、退社時間を通知する勤怠管理アプリです。 | GPL-3.0 | 日本語ファイルが一部のみ | — |
導入の進め方
- まず倉庫内で働く作業員の勤怠から着手し、ドライバーの勤怠は運行管理の仕組みと合わせて別途検討します
- 拠点ごとにタイムレコーダーの置き場所と打刻方法を決め、既存のシフト表の形式と揃えます
- 繁忙期に増えるパートや短期アルバイトをどう素早く登録するか、担当者を決めて運用を試します
- 数拠点分の勤怠データを本社の事務担当が一本化できるか、実際の締め日で一度通して確認します
- 給与計算のソフトや社労士への引き渡し方法を確認し、割増時間の計算結果が合っているか突き合わせます
物流・倉庫の勤怠管理、何から手を付けるか一緒に決めます
初日のヒアリングと提案は無料です。いまのやり方(紙・Excel・使用中のサービス)を見せていただければ、残すもの・置き換えるものを仕分けしてお返しします。
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ドライバーの勤怠はどう記録すればよいですか。
車庫や配送先から直行直帰するドライバーは、スマートフォンなどで出退勤を記録する方法が現実的です。ただし改善基準告示への対応が必要な拘束時間や休息時間の管理は、運行記録を扱う専用のシステムと役割を分けて考えることをお勧めします。
繁忙期だけ増えるパートの登録は手間になりませんか。
短期間だけ働くパートが多い時期は、本人確認の方法を簡単にしておくことが負担を減らす鍵になります。顔認証など事前の登録作業が少ない打刻方法を選んでおくと、繁忙期の立ち上がりがスムーズになるとよく伺います。
複数の倉庫・拠点をまとめて集計できますか。
拠点ごとに打刻方法を揃えておけば、本社の事務担当が締め日に各拠点のデータを一度に取りまとめやすくなります。拠点数が多い会社ほど、紙やExcelでの個別集計から抜け出すメリットが大きいとよく伺います。
物流・倉庫の他の業務
他の業種で勤怠管理を見る: 介護事業所 保育園・幼稚園 美容室・サロン 飲食店 宿泊・ホテル・旅館 建設・工務店 クリニック・医療 不動産会社
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