株式会社エクスブリッジ

自動車整備工場|車検・整備・板金

自動車整備工場の在庫・発注を、
内製化とオープンソースで。

車検の入庫予約が入ると、オイルやエレメント、ワイパーゴムといった消耗品が車種ごとに必要になりますが、その数量はフロントの頭の中か予約表の余白にしかなく、整備士が棚を見て初めて足りないと分かることがあります。板金は損傷部位によって必要な部品がそのつど変わるため、台帳に載せる前に部品商へ発注してしまい、在庫記録が追いつかなくなります。

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自動車整備工場の在庫・発注で押さえること

入庫予約と部品の先読みがつながっていない

車検の予約が入った時点で、その車種・年式に必要なオイル量やフィルター、ワイパーゴムの型番はある程度決まります。しかし予約表と部品台帳が別物なので、前日や当日に棚を見て初めて不足に気づき、部品商への緊急発注や近隣工場への借用で車検当日の作業が遅れることがあります。

純正・社外・リビルト品で管理の粒度が違う

同じ部品でも純正品、社外品、中古のリビルト品では発注先も納期もまったく異なります。台帳上は一つの品名でまとめてしまいがちですが、実際は在庫として持つべきものと注文のたびに取るものが混在しており、過剰在庫と欠品が同時に発生する原因になります。

板金の補修部品と塗料は在庫になりにくい

板金は損傷の状況によって必要な部品が一台ごとに違うため、見積が決まってから個別に発注するのが基本です。塗料も車体色ごとの調色が必要で、常備できる種類は限られます。このため台帳での在庫管理と、都度発注の記録が混在し、どちらで管理すべきかが曖昧なまま運用されがちです。

現物と台帳の数が合わなくなる

整備士が作業中に棚から部品を取り、戻すタイミングでExcelへの反映を忘れると、台帳上は在庫があるのに現物がない、あるいは逆の状態が起きます。フロントと整備現場で台帳を更新する人が分かれていると、どちらも「相手が更新しているはず」と思い込み、気づかないまま時間が経ってしまいます。

在庫・発注のシステムに要る機能

  • 入庫予約に紐づけた、車種・年式ごとの必要部品リスト表示
  • 部品の棚番・数量管理
  • 純正品・社外品・リビルト品の区別が分かる品目登録
  • 最低在庫数を下回った部品の通知
  • オイルやフィルターなど消耗品の使用量の月次集計
  • 板金ごとの個別発注の履歴管理
  • 発注先(部品商・ディーラー部品部)ごとの発注履歴の確認
  • 棚卸し時に現物数を入力しやすい一覧表示

どこを何で持つか

業界の専用ソフト・既存サービスに任せたほうがよい部分

純正部品の適合検索や価格照会、ディーラー部品部・部品商への発注そのものは、すでに業界で使われている専用の発注システムに乗るのが確実です。車種コードから適合部品を調べる仕組みを自前で作る必要はなく、既存の取引関係と発注端末はそのまま残すのが現実的です。

オープンソースや買い切りのシステムで持てる部分

自社の棚にある在庫の数量・棚番管理、最低在庫を下回ったときの気づき、消耗品の使用量の集計といった「自社の中で把握しておきたい情報」は、在庫管理のオープンソースシステムで持つことができます。発注そのものは既存の仕組みに任せ、在庫の見える化だけを別に持つ、という分け方がやりやすいです。

紙・Excelのままでよい部分

特殊工具や使用頻度の低い備品の管理、板金の色見本の保管状況などは、数が少なく動きも緩やかなので、紙やExcelのままで十分です。すべてをシステムに移す必要はなく、動きの速い消耗品・部品だけを先に見える化するのが負担を減らす進め方です。

在庫・発注に使えるオープンソース

カタログ2,922件から、在庫・発注に当てはまるものを実測値(規模・日本語対応・デモの有無)で並べています。ライセンスの範囲で無料で使えます。

名前できることライセンス日本語デモ・購入
InvenTree部品、在庫、BOM、発注、製造を管理できるオープンソース在庫管理システムです。MIT多言語対応。導入バージョンの日本語翻訳範囲を要確認。—
GreaterWMSFord Asia Pacificの物流プロセスを基盤とした在庫・倉庫管理システムです。Apache-2.0日本語ファイルが一部のみ—
cmms施設の設備保守や資産管理を網羅するセルフホスト型のCMMSアプリケーションです。AGPL-3.0日本語ファイルが一部のみ—
stock-logistics-warehouseOdoo向けの倉庫管理システム用アドオンです。AGPL-3.0日本語ファイルあり—
stock-logistics-workflowOdooをベースとした在庫、ワークフロー、組織管理の統合システムです。AGPL-3.0日本語ファイルあり—
flectraCRMやERP、在庫管理などの機能を備えたオープンソースの業務システムです。LGPL-3.0日本語ファイルあり—

導入の進め方

  1. まず、欠品や過剰在庫が実際に起きている部品を数品目に絞り、現状の台帳とのズレを確認します。
  2. 入庫予約時に必要な消耗品が分かる車種を優先し、その範囲だけ在庫管理システムに品目を登録します。
  3. 整備士とフロント、どちらが在庫数を更新するかを決め、作業の合間に入力できる手順にします。
  4. 車検が集中する時期を避け、閑散期に運用を試し、繁忙期前に定着させます。
  5. 部品商やディーラーへの発注方法は変えず、在庫の見える化だけを先に動かしてから、必要に応じて発注履歴の記録を広げます。

自動車整備工場の在庫・発注、何から手を付けるか一緒に決めます

初日のヒアリングと提案は無料です。いまのやり方(紙・Excel・使用中のサービス)を見せていただければ、残すもの・置き換えるものを仕分けしてお返しします。

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よくあるご質問

部品商やディーラー部品部への発注の仕方自体を変える必要がありますか。

いいえ、発注のやり取りは今までの電話やオンライン発注システムのままで構いません。在庫管理の仕組みは、自社の棚にある数量を把握するためのもので、発注先との関係には手を加えません。

板金で使う部品や塗料も在庫管理に含めるべきですか。

板金は一台ごとに必要な部品が違うため、在庫として常備するものはあまり多くありません。むしろ、どの修理でどの部品をいつ発注したかという履歴を残すほうが、次回の見積や発注の参考になります。

整備士の入力の手間が増えて現場が嫌がりませんか。

最初から全部品を対象にすると負担が増えます。欠品や過剰在庫が目立つ消耗品だけに絞り、作業の合間に数を入れる程度から始めると、現場の抵抗は小さくなります。

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