株式会社エクスブリッジ

物流・倉庫|運送・3PL・倉庫

物流・倉庫の在庫・発注を、
内製化とオープンソースで。

倉庫では入荷検品から棚入れ、ピッキング、出荷までの動きが一日のうちに何度も発生し、台帳はExcelに手入力、現品の数は目視と紙の控えで突き合わせているところが少なくありません。荷主ごとにロケーションや品番が分かれるため、入力のタイミングが少しずれるだけで、片方の棚では欠品、別の棚では過剰在庫という状態が同時に起きます。棚卸のたびに台帳と現品の差分探しに時間を取られ、発注のタイミングも担当者の感覚に頼りがちです。

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物流・倉庫の在庫・発注で押さえること

台帳と現品のズレが生まれる理由

入荷検品、棚入れ、ピッキング、出荷という一連の動きのたびに数量が変わりますが、Excel台帳への入力は後回しになりやすく、現場で動いた数と事務所の記録にずれが生まれます。荷主や商品が多いほど入力の手間も増え、確認が追いつかないまま次の入出庫が重なっていきます。

荷主ごとの在庫区分が欠品と過剰在庫を同時に生む

同じ倉庫内でも荷主ごとに在庫を分けて管理する必要があり、ロケーションや品番の割り当てを間違えると、片方の荷主の商品が欠品扱いのまま、別の棚に紛れ込んだ在庫が過剰在庫として積み上がることがあります。台帳が1冊にまとまっていないと、こうした行き違いに気づくのが棚卸のときまで遅れます。

棚卸のたびに差分探しに時間がかかる

定期的な棚卸や繁忙期前後の確認のたびに、台帳の数字と現品を一つずつ数え直して差分を探す作業が発生します。差分の原因が入力漏れなのか、ピッキングミスなのか、入荷時の検品漏れなのかを後から特定するのは難しく、同じ調整作業が毎回繰り返されがちです。

発注のタイミングが担当者の感覚頼みになる

発注点や安全在庫の目安が台帳に組み込まれていないと、担当者の経験や勢いで発注量を決めることになります。リードタイムの長い商品は欠品に気づいてからでは遅く、逆に様子を見て多めに発注した商品は出荷が止まって過剰在庫として残ってしまいます。

在庫・発注のシステムに要る機能

  • ロケーション別・荷主別の在庫数をリアルタイムで管理する
  • 入荷・出荷・ピッキングをバーコードやハンディ端末で記録する
  • 発注点・安全在庫を品番ごとに設定してアラートを出す
  • 定期棚卸・循環棚卸の実施記録と差分を自動で計算する
  • ロット番号・賞味期限・シリアル番号を品番にひも付けて管理する
  • 複数倉庫・複数ロケーション間の移動在庫を追跡する
  • 荷主ごとの在庫照会・在庫レポートを出力する
  • 入出庫履歴を品番・ロット単位でトレースできる

どこを何で持つか

業界の専用ソフト・既存サービスに任せたほうがよい部分

WMS本体にあたる入出庫管理、ロケーション管理、ハンディ端末連携、荷主別の在庫照会などは、専用のクラウドWMSに任せたほうが安定します。倉庫業向けに作られたソフトは、ピッキングや棚卸の現場作業の動線を踏まえて設計されているため、自前で同等の仕組みを作るより信頼性が高くなります。

オープンソースや買い切りのシステムで持てる部分

倉庫全体のWMSではなく、部品や備品、設備の保守記録のような限られた範囲の在庫であれば、部品・在庫管理のオープンソースで足りることがあります。発注点の管理や在庫の可視化といった機能を、必要な範囲だけ自社で持つという使い方が現実的です。

紙・Excelのままでよい部分

作業者が持ち歩くピッキングリストの控えや、イレギュラーな入出荷が発生したときの一時的なメモは、紙やExcelのままで十分です。正式な在庫数を管理する台帳の部分と、現場でその場だけ確認するための紙を分けて考えると、無理にすべてをシステム化しなくても整理がつきます。

在庫・発注に使えるオープンソース

カタログ2,922件から、在庫・発注に当てはまるものを実測値(規模・日本語対応・デモの有無)で並べています。ライセンスの範囲で無料で使えます。

名前できることライセンス日本語デモ・購入
InvenTree部品、在庫、BOM、発注、製造を管理できるオープンソース在庫管理システムです。MIT多言語対応。導入バージョンの日本語翻訳範囲を要確認。—
GreaterWMSFord Asia Pacificの物流プロセスを基盤とした在庫・倉庫管理システムです。Apache-2.0日本語ファイルが一部のみ—
cmms施設の設備保守や資産管理を網羅するセルフホスト型のCMMSアプリケーションです。AGPL-3.0日本語ファイルが一部のみ—
stock-logistics-warehouseOdoo向けの倉庫管理システム用アドオンです。AGPL-3.0日本語ファイルあり—
stock-logistics-workflowOdooをベースとした在庫、ワークフロー、組織管理の統合システムです。AGPL-3.0日本語ファイルあり—
flectraCRMやERP、在庫管理などの機能を備えたオープンソースの業務システムです。LGPL-3.0日本語ファイルあり—

導入の進め方

  1. 今の台帳の運用を洗い出す:Excel台帳や現品票、ハンディ端末の有無など、現在どこで在庫の数を記録しているかを荷主別・ロケーション別に書き出します。
  2. 欠品と過剰在庫が起きている場所を特定する:直近の棚卸結果や出荷遅延の記録から、ズレが起きやすい荷主や商品カテゴリーを絞り込みます。
  3. 繁忙期を避けて切替の時期を決める:年末や季節商品の入出荷が集中する時期を外し、比較的落ち着いている時期に新しい在庫管理の運用を試します。
  4. 現場と事務所の入力タイミングを揃える:入荷検品からピッキング、出荷までの各工程で、誰がいつ数量を確定させるかを決めてから本番運用に入ります。
  5. 棚卸の結果で運用を見直す:最初の棚卸で出た差分を基に、発注点や安全在庫の設定を調整していきます。

物流・倉庫の在庫・発注、何から手を付けるか一緒に決めます

初日のヒアリングと提案は無料です。いまのやり方(紙・Excel・使用中のサービス)を見せていただければ、残すもの・置き換えるものを仕分けしてお返しします。

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よくあるご質問

ハンディ端末を導入しないと在庫管理システムは機能しませんか?

入出庫の件数が少ない倉庫であれば、手入力の在庫管理システムでも台帳としての役割は果たせます。ただし入出荷の数が多くなるほど、入力の遅れがそのまま欠品や過剰在庫につながりやすくなるため、ハンディ端末での記録は早い段階で検討したほうが安心です。

荷主ごとに在庫をどう分けて管理すればいいですか?

ロケーションと品番の両方に荷主の情報をひも付けて管理するのが基本です。同じ品番でも荷主が異なれば別の在庫として扱い、出荷指示や棚卸の集計も荷主単位で出せるようにしておくと、紛れ込みによるズレを防げます。

棚卸の頻度はどのくらいが目安ですか?

倉庫の規模や取扱商品によって異なるため一概には言えませんが、全品を数える定期棚卸と、動きの多い商品だけを絞って数える循環棚卸を組み合わせている現場をよく伺います。差分が出やすい品番から優先的に見直すと負担を抑えられます。

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