現場写真・図面・報告書の整理に追われる
電気工事店の事務は、現場ごとに発生する写真・図面・工事完了報告書の整理に多くの時間がかかります。元請けから指定された書式や提出タイミングが現場・工事種別(電気・空調・通信)ごとに異なるため、手元の資料を突き合わせて作り直す作業が発生しやすく、担当者一人の経験に頼った進め方になっている事務所も伺います。
専用ソフトが担う所と、その外側に残る事務
施工管理アプリや原価管理ソフトは、工程管理や写真整理、見積・請求の一部をカバーします。ただし元請けとのやり取りに使う書式は現場ごとに異なることが多く、専用ソフトの外で作成した資料をメールやFAXでやり取りする工程が残りがちです。この外側の事務が、担当者の手作業として積み重なっていきます。
制度・決まりで気をつける所
電気工事業を営むには、電気工事業の業務の適正化に関する法律に基づく登録電気工事業者としての登録と、電気工事士法に基づく資格者の現場配置が必要です。建設業は2024年4月から時間外労働の上限規制の対象となっており、現場の稼働記録や勤怠の管理も合わせて見直す事業者が増えています。
どの業務から手を付けるとよいか
まず現場記録・作業報告の集約から見直す事業者が多く伺われます。写真・図面・報告書が整理された状態になると、請求書発行や元請けへの提出資料の作成もスムーズになり、顧客管理や案件・工程管理など他の事務の見直しにもつながりやすくなります。
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よくあるご質問
電気・空調・通信を一度に扱う会社でも、事務の仕組みは一つにまとめられますか。
工事種別ごとに書式や資格者が異なっても、現場記録や顧客・案件の情報を一つの仕組みで管理することは可能です。写真・図面・報告書の保存場所を工事種別に関わらず揃えておくと、後から探しやすくなります。
元請けごとに異なる提出書式への対応は、どう省力化できますか。
提出書式そのものを統一することは難しいため、社内で作成するもと資料(写真・報告書・図面)を整理しておき、元請けの書式に合わせて最終的に当てはめる形が現実的です。もと資料が整っていると当てはめ作業の負担が減ります。
登録電気工事業者の登録や資格者の配置は、事務システムとどう関係しますか。
登録や資格そのものは制度上の手続きですが、どの現場にどの資格者を配置したかという記録は、案件・工程管理や現場記録の仕組みと合わせて管理しておくと、後から確認が必要になった際に探しやすくなります。
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