株式会社エクスブリッジ

農業法人|生産・直販・六次化

農業法人の在庫・発注を、
内製化とオープンソースで。

収穫量は天候や作型で毎日変わり、同じ日に採れたものを直売所、ECサイト、卸、加工用と分けて出していくため、どこにどれだけ在庫があるのか台帳が追いつかなくなります。種苗や肥料、梱包材の発注も繁忙期になると現物を見て慌てて注文することが多く、気づくと一方で売り切れ、もう一方で傷み始めた在庫が残っている、という状態が重なって起きます。

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農業法人の在庫・発注で押さえること

収穫のたびに在庫が更新されない

収穫は毎日、しかも天候で数量がぶれるため、台帳への記入が後回しになりがちです。収穫したその日に直売所へ回した分、EC発送に取った分、加工原料に回した分を分けて記録しないと、残数が合わなくなり、翌日の出荷判断を感覚で行うことになります。

販路ごとに在庫が分かれて見えなくなる

直売所の棚、ECの出荷待ち箱、卸向けのコンテナ、加工所の仕込み置き場と、同じ品目の在庫が物理的に分かれて置かれます。台帳が販路ごとに別のExcelだと、全体の残数を合計しないと見えず、ある販路だけ売り切れが続く一方で別の販路に余っている、ということが起こります。

加工品は賞味期限と原材料の紐づけが要る

六次化で作るジャムや乾物などは、仕込んだ日とロットごとの賞味期限、使った原材料の収穫日をたどれる形にしておく必要があります。Excelでは仕込み記録と出荷記録が別シートになりやすく、期限が近い在庫を優先して出す判断が後手に回ります。

資材発注が現物確認頼みになる

種苗、肥料、農薬、包装資材は作型ごとに使うタイミングが決まっていますが、台帳に発注点がないと倉庫を見て気づいた時に発注することになります。繁忙期の収穫作業と発注作業が重なると、どちらかが後回しになり欠品が起きます。

在庫・発注のシステムに要る機能

  • 品目・ロット単位での在庫数量と収穫日・仕込み日の管理
  • 直売所・EC・卸・加工向けなど販路別の出荷予定と残数の一覧表示
  • 加工品の賞味期限と使用原材料ロットの紐づけ
  • 種苗・肥料・農薬・包装資材の発注点設定と発注書の作成
  • kg・箱・個など単位をまたいだ在庫数量の換算表示
  • 作型・季節ごとの過去の発注履歴の参照
  • 入出荷時のバーコード・QR読み取りによる在庫更新
  • 直販サイトの売り切れ表示と在庫数量の連動

どこを何で持つか

業界の専用ソフト・既存サービスに任せたほうがよい部分

ECモールや直販サイトの在庫連動、決済、会計処理は、それぞれのプラットフォームや会計ソフトの仕組みに任せたほうが安定します。複数のECを使う場合は、各サイトの在庫表示そのものはサイト側の機能に頼り、全体の実在庫だけを自社側で集計する形が無理がありません。

オープンソースや買い切りのシステムで持てる部分

収穫物・加工品のロット在庫、販路別の残数一覧、資材の発注点管理といった、自社の品目構成に合わせた仕組みは持ちやすい部分です。加工品の原材料紐づけはBOM(部品構成)に近い考え方で管理できるため、InvenTireのような在庫・BOM管理のオープンソースが合います。

紙・Excelのままでよい部分

圃場ごとの作業メモや、天候を見ながらの収穫量の試算、仕入先との価格交渉のやりとりなどは、都度の判断が多く形式が固まらないため、紙やExcelのメモで残すほうが向いています。確定した数量だけをシステムの在庫に反映すれば十分です。

在庫・発注に使えるオープンソース

カタログ2,922件から、在庫・発注に当てはまるものを実測値(規模・日本語対応・デモの有無)で並べています。ライセンスの範囲で無料で使えます。

名前できることライセンス日本語デモ・購入
InvenTree部品、在庫、BOM、発注、製造を管理できるオープンソース在庫管理システムです。MIT多言語対応。導入バージョンの日本語翻訳範囲を要確認。—
GreaterWMSFord Asia Pacificの物流プロセスを基盤とした在庫・倉庫管理システムです。Apache-2.0日本語ファイルが一部のみ—
cmms施設の設備保守や資産管理を網羅するセルフホスト型のCMMSアプリケーションです。AGPL-3.0日本語ファイルが一部のみ—
stock-logistics-warehouseOdoo向けの倉庫管理システム用アドオンです。AGPL-3.0日本語ファイルあり—
stock-logistics-workflowOdooをベースとした在庫、ワークフロー、組織管理の統合システムです。AGPL-3.0日本語ファイルあり—
flectraCRMやERP、在庫管理などの機能を備えたオープンソースの業務システムです。LGPL-3.0日本語ファイルあり—

導入の進め方

  1. まず直売所・EC・卸・加工など、出荷先ごとに在庫をどう分けて数えているかを現状の台帳で洗い出します。
  2. 収穫のピークとなる時期に合わせて、収穫記録から在庫更新までの流れを一度小さく試し、記入が現場の動きに合うか確認します。
  3. 加工品を作っている場合は、仕込みロットと賞味期限、使用した原材料の紐づけ方を先に決めてから入力項目に反映します。
  4. 種苗・肥料・包装資材など資材側は、作型ごとの使用タイミングに合わせて発注点を設定し、繁忙期前に発注書作成まで動かしてみます。
  5. 販路が落ち着いている時期に、直売所・EC・卸の在庫を1つの一覧で見られるようにし、担当者が毎日どこを確認すればよいかを決めます。

農業法人の在庫・発注、何から手を付けるか一緒に決めます

初日のヒアリングと提案は無料です。いまのやり方(紙・Excel・使用中のサービス)を見せていただければ、残すもの・置き換えるものを仕分けしてお返しします。

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よくあるご質問

収穫量は天候でその都度変わりますが、そんな在庫をシステムで管理できますか。

予測した数量を事前に入れておく必要はありません。収穫した日にその場で実際の数量を入力し、販路ごとに割り振った分を記録していく使い方であれば、天候による変動はそのまま反映できます。

直売所とECサイトと卸、販路がいくつもあって台帳が追いつきません。

品目ごとの総在庫をまず1か所で持ち、そこから各販路への出荷分を記録する形にすると、どこにいくら残っているかを合計せずに確認できます。ECサイト側の在庫表示は別途サイトの機能で連動させる形が現実的です。

加工品の賞味期限管理は何で行えばよいですか。

仕込みロットごとに賞味期限と使用した原材料の収穫日を紐づけて記録しておくと、期限が近いものから出荷する判断がしやすくなります。InvenTireのようなBOM管理機能を持つオープンソースであれば、原材料と加工品のつながりを記録できます。

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