放課後等デイ・学童の引き継ぎ・属人化対策で押さえること
支援記録が頭の中にしかない
個別支援計画に書かれる内容は定型ですが、実際にうまくいった対応方法や、子どもが落ち着くタイミング・声かけの仕方といった細かい経験知は、記録に残らず担当者の頭の中にとどまりがちです。担当が変わると同じ試行錯誤を一からやり直すことになります。
保護者連絡の経緯が途切れる
連絡帳や電話でのやり取りの背景、保護者の意向、過去の相談やトラブル対応の結果は、記録として残っていないと引き継がれません。新しい担当者が事情を知らずに保護者へ同じ説明を求めてしまうことがあります。
送迎の属人化
送迎ルート、乗車の順番、どの子をどこで降ろすか、きょうだいでの利用調整などは、送迎担当者の経験に頼っていることが多いです。担当者が休む・辞めるときに、代わりの職員がすぐに同じ精度で対応できないことがあります。
請求の本体は別に残す
給付費の請求や加算の算定は制度に沿った専用ソフトで行うのが確実です。引き継ぎのために整理すべきは、請求とは別にある日々の支援記録・保護者連絡・送迎情報の部分です。
引き継ぎ・属人化対策のシステムに要る機能
- 子ども単位で支援記録を時系列に残せる
- 送迎ルート・乗車時間・降車順を記録して共有できる
- 保護者連絡の履歴をあとから検索できる
- 対応がうまくいった方法を職員がコメントとして残せる
- 個別支援計画の更新履歴を確認できる
- 子ども単位・職員単位でアクセス権限を分けられる
- 退職予定の職員が持つ情報を棚卸しするチェックリストを使える
- 新しく入った職員が過去の記録を閲覧できる
どこを何で持つか
業界の専用ソフト・既存サービスに任せたほうがよい部分
放課後等デイサービスや児童発達支援の給付費請求、加算の算定、実績記録は、制度の改定に対応した専用の請求ソフトに任せた方が確実です。新しいシステムに請求機能を持たせる必要はありません。
オープンソースや買い切りのシステムで持てる部分
子どもごとの支援記録、保護者連絡の経緯、送迎ルートや注意事項といった、職員の経験に依存しがちな情報は、検索できる形で残しておくと引き継ぎの負担が減ります。退職者の知識を棚卸しする仕組みもここに含められます。
紙・Excelのままでよい部分
当日の送迎便の割り振りそのものや、保護者と直接やり取りする連絡帳は、既存の紙や連絡帳アプリのままで差し支えありません。システム化すべきは、その経緯や注意点を後から振り返れるようにする部分です。
すぐ導入できるオンプレミス製品(Kurage App Store)
当社が販売している引き継ぎ・属人化対策向けのオンプレミスの商品です。月額はかかりません。デモを触ってから判断できます。
引き継ぎ・属人化対策に使えるオープンソース
カタログ2,922件から、引き継ぎ・属人化対策に当てはまるものを実測値(規模・日本語対応・デモの有無)で並べています。ライセンスの範囲で無料で使えます。
| 名前 | できること | ライセンス | 日本語 | デモ・購入 |
|---|---|---|---|---|
| Kurage HR Post | 人ではなく職に記録を紐づけて、業務の属人化を止める職務・目標・引継ぎ管理システムです。 | MIT | 日本語で開発・提供。 | 触れる / オンプレミス版 |
| AFFiNE | 計画、整理、創造を統合した次世代のナレッジベースです。 | MIT(一部は別ライセンス) | 日本語ファイルが一部のみ | — |
| Outline | 成長するチーム向けの高速で美しいナレッジベースです。 | Business Source License | 日本語ファイルが一部のみ | — |
| Raneto | Markdown形式でドキュメントを管理できるセルフホスト型のナレッジベースです。 | MIT | 日本語ファイルが一部のみ | — |
| NoteDiscovery | セルフホスト型のナレッジベース構築ツールです。 | MIT | 日本語ファイルが一部のみ | — |
| laudspeaker | 顧客エンゲージメントと製品オンボーディングのためのオープンソースプラットフォームです。 | AGPL-3.0(一部は別ライセンス) | 日本語ファイルなし | — |
導入の進め方
- 退職や異動が決まっている職員、または経験の長い職員から、送迎ルートや子どもの対応ノウハウなど「その人しか知らない情報」を棚卸しする
- 支援記録・保護者連絡・送迎情報の記録先を一つに決め、重複している紙とExcelを整理する
- 数人の子どもの記録から試験的に移行し、新人の職員に見てもらって内容が分かるか確認する
- 送迎ルートや注意事項を文書化し、担当者が変わっても同じ精度で対応できるようにする
- 制度請求システムとの役割分担を決め、同じ情報を二重に入力しない形を整える
放課後等デイ・学童の引き継ぎ・属人化対策、何から手を付けるか一緒に決めます
初日のヒアリングと提案は無料です。いまのやり方(紙・Excel・使用中のサービス)を見せていただければ、残すもの・置き換えるものを仕分けしてお返しします。
無料で相談する OSSカスタマイズ(110,000円〜) 動くデモを先に見るよくあるご質問
支援記録のシステムを入れたら、今使っている請求ソフトはやめられますか。
いいえ、請求ソフトは制度対応のために残した方がよいです。給付費請求や加算の算定は専用ソフトに任せ、支援記録・連絡・送迎の情報は別に整理する分担がよく見られます。
職員の入れ替わりが多い職場でも、引き継ぎの記録は維持できますか。
更新を特定の職員に頼らない仕組みにしておくと維持しやすくなります。退職前に情報を棚卸しする手順をあらかじめ決めておくと、引き継ぎが毎回ゼロから始まらずに済みます。
保護者とのやり取りの経緯は、どこまで記録しておくべきですか。
対応方針が変わった経緯や、過去の相談・トラブル対応の結果を残しておくと、担当が変わっても保護者に同じ説明を繰り返さずに済みます。日々の連絡帳の内容すべてを記録する必要はありません。
放課後等デイ・学童の他の業務
他の業種で引き継ぎ・属人化対策を見る: 介護事業所 保育園・幼稚園 美容室・サロン 飲食店 宿泊・ホテル・旅館 建設・工務店 クリニック・医療 不動産会社
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