時間を取られている所
電話・LINE・ホットペッパー予約・サロン専用アプリと予約の入口が複数あり、ダブルブックの確認や空き時間の調整に手間がかかります。また、顧客の体質やアレルギー、過去の施術内容といった細かな情報が担当スタイリストの手帳や記憶に留まり、他のスタッフが接客する際に聞き直しが発生しがちです。LINE公式アカウントでのやり取りが増え、既読のまま返信が遅れることも負担になります。
業界の専用ソフトが担う所と、その外側に残る事務
サロンアンサーやビューティーメリットなどの専用ソフトは、予約受付・顧客カルテ・レジ会計・ポイント管理までを一体で扱います。一方で、集客サイトの予約データと自店の顧客台帳をどう結びつけるか、スタッフ間の申し送りやシフトの調整、シャンプーやカラー剤などの商材の在庫・発注、新人スタッフへの接客・施術マニュアルの整備は、専用ソフトの範囲外として残ります。
制度・決まりで気をつける所
美容室の開設には美容師法に基づく保健所への届け出と、美容師免許を持つ者の配置が必要です。ネイルサロンやエステサロンは施術内容によって美容師法上の「美容」に当たらないとされる場合があり、美容所としての届け出が不要になることがあります。いずれの業態でも、顧客カルテに含まれる体質やアレルギーなどの情報は個人情報として扱い、保管・共有の範囲を決めておく必要があります。
どの業務から手を付けるとよいか
まず取り組みやすいのは、ホットペッパーなどの集客サイトに依存している顧客情報を、自店の顧客台帳として別に持つことです。これにより掲載費への依存を下げられます。次に、スタイリストごとに属人化している申し送りやカルテの引き継ぎを電子化すると、担当者が不在でも接客の質が落ちにくくなります。予約の一元管理は専用ソフトの導入状況に応じて後回しにしても構いません。
美容室・サロンの業務から選ぶ
よくあるご質問
ホットペッパービューティーの予約と自店の顧客台帳は別に持つ必要がありますか。
集客サイトの予約データだけに頼ると、サイトの掲載費や規約変更に経営が左右されやすくなります。予約の入口としては使い続けつつ、来店した顧客の情報は自店の顧客台帳にも記録しておくと、連絡や再来店の案内を自前で行えるようになります。
ネイルサロンやエステサロンも美容所の届け出が必要ですか。
美容師法上の「美容」に当たる施術を行わない場合は、美容所としての届け出が不要になることがあります。ただし施術内容によって扱いが異なるため、開業時には管轄の保健所に確認しておくことをお勧めします。
顧客カルテの体質やアレルギー情報はどう管理すればよいですか。
施術に必要な範囲の個人情報として、誰が閲覧できるかと保管期間をあらかじめ決めておくことが基本です。専用ソフトのカルテ機能を使う場合でも、退職したスタッフのアクセス権限を外すなど、人の入れ替わりに合わせた見直しが必要です。
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