ITスポット依頼|単発対応で頼める範囲と注意点
スポット対応・都度依頼は、契約を結ばずに困りごとが起きたときだけ外部に作業を頼む形です。毎月の費用はかかりませんが、頼むたびに状況の説明や見積のやり取りが必要になります。どんな作業が頼みやすく、どんな作業が頼みにくいのか、始める前に押さえておきたい点を整理します。
日常の不具合から年に一度の作業まで頼める範囲
パソコンが起動しない、印刷ができない、メールが送れないといった日々の不具合は、原因と現象を伝えれば単発でも対応してもらいやすい作業です。新しい人が入ったときのパソコン設定や、使っているソフトの入れ替えといった月に一度あるかないかの作業も頼みやすい部類に入ります。
一方、年に一度程度しか発生しないサーバーの入れ替えや、証明書の更新、古いパソコンの一斉入れ替えなども、頻度が低いためスポット対応で依頼されることが多い作業です。いずれも「今回これだけ直してほしい」という範囲がはっきりしている作業ほど、見積も進めやすくなります。
普段の監視や急な駆けつけは頼みにくい
スポット対応は依頼を受けてから動く形のため、何か起きる前に状態を見ておく、異変があればすぐ知らせるといった継続的な監視には向きません。依頼先も毎回別の会社から環境の説明を受けるところから始めるため、全体の構成を把握した上での提案はしにくい立場にあります。
また、契約で優先対応を約束しているわけではないため、依頼した時点でその会社が別の仕事で埋まっていれば、すぐには来てもらえないこともあります。止まると困る基幹システムの障害対応のように、対応の早さそのものが重要な場面では、スポット対応だけに頼るのは難しいところです。
見積のやり取りで確かめておきたいこと
スポット対応では作業ごとに見積が出ますが、その内訳に現地での作業時間だけが入っているのか、事前の調査や移動の時間も含まれているのかで金額の見え方が変わります。特に初めて依頼する相手の場合は、今の環境を把握するための調査時間が上乗せされることが多く、2回目以降より割高になる傾向があります。
出張費や交通費が別途かかるか、支払いが作業後か前払いか、作業の内容や結果を書面やメールで残してもらえるかも、依頼する前に確認しておくと後から困りにくくなります。
情シス代行や顧問契約など継続的な任せ方との違い
情シス代行、IT顧問契約、ヘルプデスク代行、社内SEの派遣・常駐といった任せ方は、月々の契約を結び、相手が自社の環境をあらかじめ把握している状態で対応してもらえる点が大きな違いです。スポット対応では、依頼するたびに相手が初めて状況を聞くところから始まるため、説明の手間が毎回かかります。
月額の費用が発生しない分、困りごとの頻度が低い会社には向いていますが、依頼が重なると説明や調整の手間が積み重なり、結果として割高に感じられることもあります。頻度が増えてきたら、継続的な任せ方への切り替えを検討する目安になります。
最初の依頼から数回のやり取りで見えてくること
初めて依頼するときは、起きている現象と使っている機器・ソフトの構成を、分かる範囲で伝えておくと見積や対応がスムーズになります。初回は調査の時間が加わる分、割高になりやすいことも想定しておくとよいでしょう。
1回目から3回目くらいまでは、対応の速さや説明の分かりやすさ、見積の出し方といった点を見ておく期間になります。同じ会社に続けて頼めそうか、何社かに声をかけて比べるかは、この間のやり取りで判断材料がそろってきます。
費用の幅
作業ごとの見積です。時間単価で計算されることが多く、初回は調査の時間が上乗せされます。
金額は各社・各プランで大きく異なります。ここに書いているのは公開情報から見た一般的な幅で、特定の会社の価格ではありません。実際の金額は各社へご確認ください。
確かめること
- 見積に現地作業だけでなく調査・移動の時間が含まれているか
- 初回依頼は調査費用が上乗せされることを踏まえた金額になっているか
- 出張費・交通費が別途かかるかどうか
- 支払いが前払いか作業後かのタイミング
- 緊急時にどの程度の時間で対応してもらえるか、約束はできないか
- 作業内容や結果を書面・メールなど記録に残してもらえるか
- 次回も同じ担当者が来てもらえるか、毎回別の担当者になるか
- 対応できる作業の範囲(ハード・ソフト・ネットワークなど)がどこまでか
よくあるご質問
契約を結ばずに依頼しても大丈夫でしょうか。
作業内容や金額を見積として明示してもらえば、契約書を結ばなくても依頼自体は可能です。ただし口約束だけで進めると、作業範囲や支払い条件のズレが後から問題になりやすいため、見積や依頼内容はメールなど形に残る方法でやり取りしておくと安心です。
費用はどのように決まるのでしょうか。
作業ごとの見積となり、多くは時間単価をもとに計算されます。初めて依頼する相手の場合は、今の環境を把握するための調査時間が加わるため、同じ作業でも2回目以降より高くなりやすい点は踏まえておくとよいでしょう。
困ったときにすぐ来てもらえますか。
契約で優先対応を約束しているわけではないため、依頼した時点で相手の予定が埋まっていれば、すぐには対応できないこともあります。対応の早さが重要な場面では、スポット対応だけに頼らない備えも考えておくとよいでしょう。
複数の会社に頼んでもよいのでしょうか。
スポット対応は作業ごとの依頼なので、内容によって得意な会社に分けて頼むことも可能です。ただしその分、依頼先ごとに環境の説明をし直す手間が増えるため、依頼が増えてきたら窓口を一本化できる任せ方への切り替えも検討材料になります。
当社の場合:AI-IT顧問契約
株式会社エクスブリッジは、月15時間・税別150,000円で、ITでできることをひととおり引き受けています(名古屋市内限定)。 ネットワークの調査、システムの設計と開発、Webサイトの制作、Webマーケティングまでを月額に含みます。
そのかわり、毎日のヘルプデスク当番と24時間365日の障害対応は引き受けません。 問い合わせ対応が中心の会社さまには、上に書いた「情シス代行」や「ヘルプデスク代行」の形のほうが合います。
- 納品物は、予定・実績報告書/システム設計書/プログラム(ソース)/Webサイト
- 月次契約。年間契約や最低契約期間はありません
- 初回のご相談は無料。合わないと思えば、その場でそう申し上げます