シェアード 情シス|複数社で技術者を分け合う任せ方
シェアード型の情シスは、1人の技術者が複数の会社を受け持ち、必要なときに相談できる仕組みです。専任を雇うほどの業務量ではないものの、相談相手が欲しい会社に向いています。一方で、同じ技術者が複数社を見るため、繁忙が重なると順番待ちになる点には注意が必要です。
日々の対応から年次の見直しまで、頼める範囲
日々の対応では、パソコンやネットワークの不具合対応、社員からの問い合わせ、アカウントの発行・停止などを任せられます。月次では、バックアップの確認やソフトウェアの更新状況のチェック、利用しているSaaSの契約内容の見直しなどが中心になります。年次では、パソコンやサーバーの入れ替え計画、セキュリティ対策の見直し、翌年度の予算の相談といった、少し先を見た相談ができます。シェアード型は1人の技術者が複数社を担当するため、日々の細かい対応から年に一度の計画まで、幅広く相談できる窓口として使われています。
専任がいないと難しい作業もあります
同じ技術者が複数社を受け持つ形のため、常に社内にいることを前提にした作業は任せにくくなります。例えば、トラブルが起きた瞬間に駆けつけて対応する、長時間の設定作業にその場で張り付く、といった対応は、他社の対応と重なると順番待ちになることがあります。また、担当者が訪問できる時間や連絡が取れる時間が決められている場合が多く、急な依頼にはすぐに対応できないこともあります。専任を置くほどの業務量ではないものの、即時対応が欠かせない場面が多い会社には向かないことがあります。
契約前に確かめておきたいポイント
契約時には、1人の技術者が何社を担当しているか、自社に割ける時間や回数がどの程度かを確認しておくと安心です。繁忙期が重なったときの順番の決め方や、対応までの目安の時間も聞いておくとよいでしょう。費用は専任の採用より安く設定されており、月額十数万円台からが目安ですが、対応範囲や回数によって変わるため、見積の中にどこまでの作業が含まれているかを具体的に確認してください。担当者が変わる可能性があるか、引き継ぎの仕組みがあるかも聞いておきたい点です。
情シス代行やIT顧問契約とはどう違うか
情シス代行は、業務の運用そのものを任せる契約で、担当する人数や体制は会社側が決めやすい形です。IT顧問契約は、相談や助言が中心で、実際の作業は別途依頼することが多くなります。ヘルプデスク代行は、社員からの問い合わせ対応に特化した形です。社内SEの派遣・常駐は、1人がその会社だけに時間を使う形で、シェアード型とは逆に、他社と分け合うことはありません。シェアード型は、これらの中間に位置し、専任を置くほどではないが、決まった相手に相談し続けたい会社に向いています。
始め方と最初の数か月の進め方
始めるときは、まず現状の課題と、どのくらいの頻度で相談したいかを整理してから相談先に伝えると、担当できる人数や時間の見積がしやすくなります。最初の1か月は、使っているパソコンやソフトウェア、ネットワークの構成を担当者に共有し、現状を把握してもらう期間になります。2〜3か月目で、日常の問い合わせ対応や定例の確認作業が実際に回り始め、対応の速さや相性を確認できるようになります。この期間に、連絡の取りやすさや対応の順番の実際の様子を見て、契約を続けるかどうかを判断する会社も多いです。
費用の幅
専任の採用より安く設定されており、月額十数万円台からが目安です。
金額は各社・各プランで大きく異なります。ここに書いているのは公開情報から見た一般的な幅で、特定の会社の価格ではありません。実際の金額は各社へご確認ください。
確かめること
- 1人の技術者が何社を担当しているか
- 自社に割ける対応時間や回数の目安
- 繁忙期が重なったときの対応の順番の決め方
- 対応までにかかる目安の時間
- 担当者が変わる場合の引き継ぎの仕組み
- 見積に含まれる作業の範囲
- 訪問や連絡が可能な時間帯
- 契約の見直しや解約の条件
よくあるご質問
担当者は毎回同じ人になりますか
多くの場合、決まった担当者が継続して対応しますが、契約先によっては体制が異なります。同じ人が続けて担当するか、交代の可能性があるかは契約前に確認しておくと安心です。
急なトラブルにはどのくらいで対応してもらえますか
他社の対応と重なっていると順番待ちになることがあります。契約前に、対応までの目安の時間や、優先して対応してもらえる条件があるかを確認しておくとよいでしょう。
専任を雇うのとどちらが安いですか
シェアード型は専任の採用より安く設定されており、月額十数万円台からが目安です。1人を丸ごと雇うより費用を抑えながら、相談できる相手を確保できます。
どのくらいの会社規模に向いていますか
専任を置くほどの業務量ではないものの、相談相手がいないと困る会社に向いています。即時対応が頻繁に必要な会社には、別の任せ方のほうが合うこともあります。
当社の場合:AI-IT顧問契約
株式会社エクスブリッジは、月15時間・税別150,000円で、ITでできることをひととおり引き受けています(名古屋市内限定)。 ネットワークの調査、システムの設計と開発、Webサイトの制作、Webマーケティングまでを月額に含みます。
そのかわり、毎日のヘルプデスク当番と24時間365日の障害対応は引き受けません。 問い合わせ対応が中心の会社さまには、上に書いた「情シス代行」や「ヘルプデスク代行」の形のほうが合います。
- 納品物は、予定・実績報告書/システム設計書/プログラム(ソース)/Webサイト
- 月次契約。年間契約や最低契約期間はありません
- 初回のご相談は無料。合わないと思えば、その場でそう申し上げます