情シス代行|任せられる範囲と費用の目安
情シス代行とは、社内に情報システム部門を置く代わりに、その業務一式を外部の会社にまとめて任せる形です。PCの手配やアカウント管理といった日々の運用から、ベンダーとの窓口まで幅広く引き受けてもらえます。担当者が足りない、あるいは退職してしまった会社で検討されることが多い任せ方です。
任せられる作業は日々の対応から年次の見直しまで
日々の業務としては、社員からの問い合わせ対応やPCの手配・キッティング、アカウントの作成と削除などが中心になります。入社・退職のタイミングで発生する作業をまとめて任せられるのが特徴です。
月次では、PCやソフトウェアの資産管理台帳の更新、利用状況の確認、ベンダーとの連絡窓口としての対応が加わります。年次では、契約更新の時期に合わせた見直しや、機器の入れ替え計画についての相談なども対応範囲に含まれることがあります。どこまでを月額の中でカバーするかは、依頼先ごとに差があります。
システム開発やサイト制作は対象外になることが多い
情シス代行は、すでにある仕組みを日々動かし続けるための運用代行が中心です。そのため、基幹システムの新規開発や業務システムの改修、Webサイトの制作といった、新しい仕組みを一から作る作業は、基本料金には含まれず別料金になっているケースがほとんどです。
依頼する前には、どこまでが運用で、どこからが開発にあたるのかを、依頼先の基準で確認しておくと、後から想定外の見積が出てくる事態を避けられます。システム開発そのものを任せたい場合は、開発会社への外注とあわせて考える必要があります。
見積では対応範囲と対応時間を具体的に確認します
費用の幅は対応範囲によって大きく変わり、月額十数万円台から百万円超まで差があります。中小企業向けの基本プランは、月十数万円から数十万円の範囲に収まることが多いようです。
金額の比較だけでなく、問い合わせ対応の時間帯(平日日中のみか、夜間や休日も含むか)、対応方法(電話・チャット・訪問の組み合わせ)、資産管理台帳をどの形式で引き継ぐか、月額の範囲を超えた作業が発生したときの追加費用の考え方まで、見積の中身を具体的に確認しておくことが大切です。
IT顧問契約やヘルプデスク代行とは任せる範囲が違います
似た任せ方にはいくつか種類があります。IT顧問契約は相談役として助言を受ける形に近く、日々の作業そのものを引き受けるわけではありません。ヘルプデスク代行は問い合わせ対応に特化していて、PCの手配やキッティングまでは含まないことがあります。
社内SEの派遣・常駐は、担当者が実際に社内に入って働く形で、共有型(シェアード)の情シスは、複数の会社で担当者を分け合う形です。情シス代行は、これらと比べて、問い合わせ対応から資産管理、ベンダー対応までを一式まとめて外部に任せる点が特徴になります。
最初の1〜3か月は現状の棚卸しから始まります
契約の直後は、現在使っているPCやソフトウェア、契約しているサービスの一覧をまとめる棚卸しの作業から始まることが多いです。これまで担当者が個人で管理していた情報や、Excelで管理していた台帳を、依頼先に引き継ぐ作業もこの期間に行われます。
1〜3か月の間に、問い合わせの受け付け方法や対応の優先順位、ベンダーとの窓口の切り替えなど、日々の運用を回すための体制を整えていきます。この立ち上げ期間をどのくらいの長さで見積もっているかも、依頼先ごとに差が出るところです。
費用の幅
対応範囲によって幅が大きく、月額十数万円台から百万円超まで。中小企業向けの基本プランは月十数万円〜数十万円が中心です。
金額は各社・各プランで大きく異なります。ここに書いているのは公開情報から見た一般的な幅で、特定の会社の価格ではありません。実際の金額は各社へご確認ください。
確かめること
- 日々・月次・年次のどこまでが対応範囲に含まれるか
- システム開発やサイト制作が別料金かどうか、その基準
- 問い合わせ対応の時間帯(平日日中のみか、夜間休日も含むか)
- 対応方法(電話・チャット・訪問)の組み合わせ
- 資産管理台帳をどの形式・ツールで引き継ぐか
- 月額の範囲を超えた作業が出た場合の追加費用の考え方
- 契約の最低期間と解約の条件
- 立ち上げ期間(棚卸しや引き継ぎ)にどのくらいかかるか
よくあるご質問
情シス代行とIT顧問契約はどう違いますか
IT顧問契約は相談役として助言を受ける形で、日々の作業そのものは社内で行います。情シス代行は、問い合わせ対応やアカウント管理などの作業そのものを外部に任せる点が異なります。
社内に担当者を1人も残さなくても大丈夫ですか
対応は可能ですが、依頼先との連絡役や社内の状況を把握している窓口は残しておくと、引き継ぎや日々のやり取りがスムーズになります。完全に無人にする場合は、その点を事前に相談先に伝えておくとよいです。
費用はどのくらいかかりますか
対応範囲によって幅が大きく、月額十数万円台から百万円超まで差があります。中小企業向けの基本プランは、月十数万円から数十万円の範囲が中心です。見積を比べる際は対応範囲も合わせて確認します。
切り替えるときに今までの資産情報はどう引き継ぎますか
現在使っているPCやソフトウェア、契約中のサービスの一覧をまとめる棚卸しを最初に行い、Excelなどで管理していた台帳の情報を依頼先に引き継ぐ形が一般的です。
当社の場合:AI-IT顧問契約
株式会社エクスブリッジは、月15時間・税別150,000円で、ITでできることをひととおり引き受けています(名古屋市内限定)。 ネットワークの調査、システムの設計と開発、Webサイトの制作、Webマーケティングまでを月額に含みます。
そのかわり、毎日のヘルプデスク当番と24時間365日の障害対応は引き受けません。 問い合わせ対応が中心の会社さまには、上に書いた「情シス代行」や「ヘルプデスク代行」の形のほうが合います。
- 納品物は、予定・実績報告書/システム設計書/プログラム(ソース)/Webサイト
- 月次契約。年間契約や最低契約期間はありません
- 初回のご相談は無料。合わないと思えば、その場でそう申し上げます