サーバー保守/運用監視|任せられる範囲と費用
保守契約・監視サービスは、サーバーやネットワーク機器を見張り、異常が起きたときに対応するための契約です。何を見張るか、どの時間帯まで対応するかによって、任せられる範囲も費用も変わります。導入を検討する前に、その輪郭をつかんでおくことが大切です。
毎日の監視から年次の点検まで、頼める作業
日々の作業としては、サーバーやネットワーク機器が正常に動いているかの監視、異常を知らせるアラートの受信とその一次対応、バックアップ処理が無事に終わっているかの確認などが中心です。
月次では、記録されたログの確認やパッチの適用状況の報告、稼働状況をまとめたレポートの提出が含まれることが多くあります。年次では、機器全体の点検や、更新・入れ替えに向けた提案を受けられる契約もあります。これらはすべて、契約時に定めた対象機器の範囲内で行われます。
契約の対象外になりやすい作業
保守契約・監視サービスは、あらかじめ決めた機器や範囲を見張る契約です。そのため、契約に含まれていない機器やソフトウェアのトラブルは、原則として対応の対象になりません。
また、業務システムの使い方についての相談や、新しいツールを導入するかどうかの検討、監視対象以外のパソコンの不調などは、別の契約や都度の依頼として扱われることが一般的です。「困ったら何でも聞ける」契約ではなく、「決めた対象を見張る」契約だという点を、依頼する前に理解しておく必要があります。
契約前に見積書で確かめたい点
見積を比べるときは、まず監視の対象になる機器やネットワークの範囲が、自社の実情と一致しているかを確認します。次に、対応時間帯が平日日中のみか、24時間365日かによって、費用も安心感も大きく変わります。
異常を検知したあと、連絡を受けるだけなのか、一次対応や復旧作業まで含まれるのかも重要な確認点です。復旧作業が別料金になる場合は、その条件もあらかじめ確認しておくと、後からの行き違いを防げます。
情シス代行やIT顧問契約との違い
情シス代行は、監視だけでなくIT業務全般を広く任せる契約で、保守契約・監視サービスはその一部として含まれることもあります。IT顧問契約は、機器を直接見張るのではなく、相談役として判断に関わる契約です。
ヘルプデスク代行は社員からの問い合わせに答える役割、社内SEの派遣・常駐は人を自社に置く形の契約です。保守契約・監視サービスは、これらとは違い「決めた機器を見張り、止まったら対応する」ことに絞られた契約だという点が、他の任せ方との大きな違いです。
契約開始から最初の数か月で行うこと
最初に行うのは、監視の対象にする機器やネットワークを一つずつ洗い出し、契約の範囲として確定する作業です。ここで対象が漏れると、後から「見てもらえると思っていた」という行き違いが起きやすくなります。
監視を開始したあとの1〜3か月は、アラートが出る基準の調整や、連絡を受ける担当者・連絡方法の確認を行う期間になります。実際に異常が起きた際の対応の流れを一度確認しておくと、本番で慌てずに済みます。
費用の幅
監視する対象の数と、対応する時間帯(平日日中か24時間か)で大きく変わります。
金額は各社・各プランで大きく異なります。ここに書いているのは公開情報から見た一般的な幅で、特定の会社の価格ではありません。実際の金額は各社へご確認ください。
確かめること
- 監視対象の機器・ネットワークの範囲が、自社の実情と一致しているか
- 対応時間帯が平日日中のみか、24時間365日かを確認したか
- 異常検知後、連絡のみか一次対応まで含まれるかを確認したか
- 復旧作業が契約内か、別料金になるかを確認したか
- 契約範囲外の相談や作業は、どの契約・依頼で対応してもらえるか
- レポートの頻度と内容が、自社の確認したい内容と合っているか
- 監視の基準やアラートの閾値を、開始後に調整できるか
- 連絡を受ける担当者や連絡方法が、自社の体制と合っているか
よくあるご質問
監視の対象を途中で増やすことはできますか。
多くの契約では、対象の追加や変更が可能です。ただし追加した分だけ費用が変わるため、追加を検討する時点で見積を取り直すのが安心です。契約更新のタイミングでまとめて見直す会社も多くあります。
24時間365日の監視は、本当に必要ですか。
止まると業務全体が止まる仕組みを持っているかどうかで判断が変わります。平日日中だけの業務であれば、日中対応の契約で足りる場合もありますので、自社の業務時間と重ねて考えることをおすすめします。
異常が起きたとき、必ず駆けつけてもらえますか。
契約内容によります。連絡を受けるだけの契約もあれば、遠隔での一次対応まで含む契約もあります。現地対応が必要かどうかは、契約時にはっきり決めておく必要があります。
今の保守契約が自社に合っているか、どう見直せばいいですか。
まず現在の対象機器の範囲と対応時間帯を書き出し、実際に止まったら困る範囲と比べてみます。範囲が狭すぎる、または広すぎる場合は、契約更新のタイミングで見直すとよいでしょう。
当社の場合:AI-IT顧問契約
株式会社エクスブリッジは、月15時間・税別150,000円で、ITでできることをひととおり引き受けています(名古屋市内限定)。 ネットワークの調査、システムの設計と開発、Webサイトの制作、Webマーケティングまでを月額に含みます。
そのかわり、毎日のヘルプデスク当番と24時間365日の障害対応は引き受けません。 問い合わせ対応が中心の会社さまには、上に書いた「情シス代行」や「ヘルプデスク代行」の形のほうが合います。
- 納品物は、予定・実績報告書/システム設計書/プログラム(ソース)/Webサイト
- 月次契約。年間契約や最低契約期間はありません
- 初回のご相談は無料。合わないと思えば、その場でそう申し上げます