中小企業 セキュリティ対策|まず確かめること
ウイルス対策ソフトは入れている、パスワードもそれなりに設定している。それでも「これで十分なのか」という不安が消えない、という相談は少なくありません。何か具体的な被害が起きたわけではないのに、どこから手をつければいいか分からないまま時間が経っているという状態です。
漠然とした不安の正体
「セキュリティが不安」という相談の多くは、具体的な被害や指摘を受けたわけではなく、ニュースで見た情報漏洩事件や取引先からの問い合わせがきっかけで、漠然とした不安を抱えている状態です。ウイルス対策ソフトの導入やパスワード設定など、できる範囲の対策は一応しているものの、それで十分なのか、ほかに何をすべきなのかが分からず、不安だけが残っています。社内にIT専任者がいない、またはひとりで他の業務と兼任しているため、体系的に見直す時間も取れていないケースが多く見られます。
そのままにしておくと起きること
対策の内容を整理しないまま時間が経つと、二つの場面で困ることになります。一つは、取引先や金融機関からセキュリティ対策の状況を確認されたときに、具体的に答えられないことです。契約や取引の条件として対策状況の説明を求められる場面は増えており、準備がないと対応に追われます。もう一つは、実際にウイルス感染や不正アクセスといった事態が起きた場合です。被害の範囲を把握できず、業務の停止や取引先への説明が後手に回り、不安だった状態がそのまま現実の対応負担に変わります。
まず社内で確認できること
対策を考える前に、まず自社の現状を把握しておくと、次に取るべき手が見えやすくなります。具体的には、使っているパソコンやサーバー、クラウドサービス(SaaS)の一覧があるか、退職した人のアカウントが削除されずに残っていないか、パスワードが複数人で共有されたり使い回されたりしていないか、データのバックアップを取っていて実際に復元できるかを確認します。これらは専門知識がなくても、社内の担当者や経営者自身で確認できる項目です。ここが分かっていないと、外部に相談する際にも的確な説明ができません。
進め方には向き不向きがある
現状を把握したあと、どう進めるかはいくつかの道があります。社内にITに詳しい人がいる場合は、自分たちで優先順位をつけて対策を進める方法が取れます。社内に判断できる人がいない場合は、何を優先すべきかだけを外部に相談して整理してもらう方法や、日常的な監視や通知を任せる方法もあります。どの方法が合うかは、社内に残せる知識の量や、日々の運用にどれだけ手をかけられるかによって変わります。無理に一つの方法に決めず、まず現状把握の結果を見てから選ぶ方が、後の手直しが少なくなります。
最初の一歩をどこに置くか
不安を解消するために最初からすべてに手をつけようとすると、どこから始めればいいか分からないまま時間が過ぎてしまいます。まずは前述の現状確認を行い、その中で影響が大きそうな項目(退職者のアカウントが残っている、バックアップが取れていない、パスワードが共有されているなど)から優先的に対応するのが現実的です。全体の方針を決める段階で判断に迷う場合は、自社だけで抱え込まず、整理を手伝ってもらう相手を探すという選択肢もあります。
確かめること
- 自社のパソコン・サーバー・SaaSの一覧を自分で出せるか
- 退職した人のアカウントを削除する運用が決まっているか
- パスワードが複数人で共有・使い回しされていないか
- データのバックアップを取っていて、実際に復元できるか確認したことがあるか
- 誰が社内のどの情報にアクセスできるか把握できているか
- ソフトウェアやOSの更新が自動で適用されているか
- 取引先からセキュリティ対策の状況を確認された経験があるか
- 不正アクセスやウイルス感染が起きたときの連絡先・手順が決まっているか
よくあるご質問
何から手をつければいいですか。
いきなり対策を増やすより、まず自社のパソコンやアカウント、バックアップの状況を確認することから始めます。現状が分かると、どこから優先すべきかが見えてきます。
ウイルス対策ソフトを入れていれば十分ですか。
ウイルス対策ソフトは一つの手段にすぎません。退職者のアカウントが残っていたり、バックアップが復元できなかったりすると、別の経路で問題が起きることがあります。
小さい会社でも対策は必要ですか。
規模に関わらず、取引先から対策状況を確認される場面や、不正アクセスなどの被害に遭う可能性はあります。規模が小さいほど被害時の対応負担が大きくなることもあります。
社内だけで判断できない場合はどうすればいいですか。
まず自社で確認できる項目だけでも整理し、その上で判断に迷う部分だけを外部の相談相手に聞くという進め方があります。すべてを一度に任せる必要はありません。
当社の場合:AI-IT顧問契約
株式会社エクスブリッジは、月15時間・税別150,000円で、ITでできることをひととおり引き受けています(名古屋市内限定)。 ネットワークの調査、システムの設計と開発、Webサイトの制作、Webマーケティングまでを月額に含みます。
そのかわり、毎日のヘルプデスク当番と24時間365日の障害対応は引き受けません。 問い合わせ対応が中心の会社さまには、上に書いた「情シス代行」や「ヘルプデスク代行」の形のほうが合います。
- 納品物は、予定・実績報告書/システム設計書/プログラム(ソース)/Webサイト
- 月次契約。年間契約や最低契約期間はありません
- 初回のご相談は無料。合わないと思えば、その場でそう申し上げます