大学生脂肪性肝疾患と栄養・精神健康度・体組成・サイトカインの実態解明と介入モデル
近年、若年成人における肥満増加に伴い脂肪肝の増加が懸念されているが、その実態は十分に解明されていない。本研究では、大学新入生健診で蓄積された食事栄養素調査、精神的健康度、体組成、腹部超音波検査および保存血清を用い、脂肪肝と食事・精神的健康度・体組成・代謝関連サイトカインとの関連を横断的に解析する。さらに、ALT>30の診断能検証と有病率の…
Kurage 論文トラッカー|東海・関東の大学の研究 × 国会の議論
夜勤や交代勤務、子育ての夜泣きで眠りが足りないと、食欲や代謝にかかわるホルモンが乱れ、太りやすく、脂肪肝になりやすいと言われます。いびきや睡眠時無呼吸症候群も、肥満や脂肪肝と関係します。夜勤のある看護・介護・工場で働く人の健康、睡眠時無呼吸、肥満・脂肪肝について、東海三県(愛知・岐阜・三重)と関東の大学の研究者が何を研究しているかと、介護職の夜勤が国会でどう議論されているかを、1ページで並べました。
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Kurage 論文トラッカー › 夜勤・睡眠不足・睡眠時無呼吸と肥満・脂肪肝
科学研究費助成事業(科研費)で採択された研究課題のうち、東海三県の大学の研究者が代表・分担しているものです。名前を押すと、研究者ごとのページを開きます。
近年、若年成人における肥満増加に伴い脂肪肝の増加が懸念されているが、その実態は十分に解明されていない。本研究では、大学新入生健診で蓄積された食事栄養素調査、精神的健康度、体組成、腹部超音波検査および保存血清を用い、脂肪肝と食事・精神的健康度・体組成・代謝関連サイトカインとの関連を横断的に解析する。さらに、ALT>30の診断能検証と有病率の…
日本の肝臓がん者数は年間4万人以上で、その中で近年非アルコール性肝疾患が注目されている。非飲酒者においてメタボリックシンドロームなどに関連した「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」や炎症、線維化を来す進行性の「代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)」の増加が社会的問題となっている。また、MASLDやMASH患者をフォローし増悪予防し…
概日時計は, 植物全身における代謝や発生を時間的に統合するシステムである. 植物は環境からの光や温度情報を読み取り, その入力に応じて概日時計の状態を調節することが古くから知られてきたが, その分子機構の詳細には不明な点が多い. 本研究では, 申請者が新たに見出した「器官間の長距離シグナルによる概日時計の振幅制御」に注目し, その分子機構…
冬季の厳しい環境を乗り越える動物の生体機能として、冬眠や休眠が知られている。これまで、冬眠や日内休眠が「概日時計」により調節されている事が、現象として理解されてきたが、技術的困難さからその分子・神経メカニズムは手つかずのままであった。本研究では、概日時計が調節する冬眠や休眠の神経メカニズムを解明する。これにより、時間生物学的視点から、冬眠…
前述した大規模コホート研究において、初めてOSAが発癌リスクを上昇させることが報告された。しかし、この報告はあくまで疫学的な報告でありOSAが発癌リスクを上昇させるメカニズムの解明はこれからの研究テーマである。その点にも注目した本研究はそのメカニズムを解明するための端緒となる実験である。本研究によりあり、OSAが発癌リスクを上昇するメカニ…
脳卒中再発の危険因子である睡眠呼吸障害の改善に向け、実践可能な看護介入プログラムを検討する。睡眠呼吸障害は自覚症状に乏しいため、まず、回復期リハビリテーション病棟に入院中の脳卒中患者・家族・看護師間の症状把握の一致度を検証する。次に、日常生活における身体活動が睡眠呼吸障害に及ぼす影響を明らかにする。これらの結果を統合し、介入プログラムの有…
小胞体(Endoplasmic Reticulum:ER)は細胞内で最大の細胞小器官であり、タンパク質抱合、脂質合成など様々な役割を持っています。このERが正常な機能を果たすために障害を受けた古いERを処理することが必要ですが、このERの品質管理の為にautophagyによってERを処理する機構があることが発見され、ER-Phagyと名付…
脂肪蓄積分布には性差が見られ、動脈硬化性疾患の発症に関わることが知られている。さらに閉経後には女性も脂肪肝の頻度がふえることから、女性ホルモンが脂肪蓄積分布に関与している。本研究では脂肪酸合成系を調節する転写因子であるcrabohydrate response element binding protein(ChREBP)と性ホルモンの機…
歯周病は感染症であり、免疫力とのバランスが崩れることで細菌が増殖し、破骨細胞が誘導され病的骨吸収を引き起こす。一方、生体には時計遺伝子により制御される24時間周期の概日リズムがある。生体の免疫力は時間帯により異なることが近年明らかになったが、生体概日リズムと歯周病との関連は未だ不明である。申請者はこれまでに時計遺伝子による破骨細胞機能の概…
近年、肝硬変や肝細胞癌の原因として、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)や炎症・繊維化を伴い、肝細胞癌へ移行する非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の増加が問題となっている。NAFLDからNASH、さらには肝細胞癌に至るまでの機序は未だ不明であるが、その進行には酸化ストレスの関与が報告されている。本研究では、肝臓への酸化ストレスの誘起と…
糖尿病患者の肝癌において、metabolic dysfunction associated steatohepatitis(MASH)を原疾患とする割合が特に増加している。プロテイン S (PS)は、肝臓で合成される血液凝固制御因子であるが、本研究ではPSの肝における炎症線維化促進作用に着目した。in vivo実験でPS過剰発現マウスに高…
非アルコール性脂肪肝炎は、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)に名称変更し、メタボリックシンドロームの肝臓における表現型であることが明確化された。近年、メタボリックシンドロームは、慢性炎症疾患の一面を有することが明らかとなった。視床下部は自律神経系の調節中枢であり、生体の栄養状態を受容して、各臓器と連動しながら全身の代謝恒常性を制御する。…
胆管癌は予後不良の悪性疾患であるが、有用な動物モデルが確立されていないため、発癌や進 展の機序についての分子生物学的な研究や治療薬の開発が進んでいない。申請者は、脂肪肝を背景として肝内胆管癌が発生するモデルや、遺伝子改変により胆管癌を発生するマウスモデルを作製したほか、胆管上皮特異的なレチノイド受容体の遺伝子改変による、新規胆管癌モデルの…
代謝機能障害関連脂肪性肝炎(MASH)は、世界的に蔓延しており、重篤な肝疾患への進行リスクが高い深刻な健康問題である。新規治療薬の開発が進められているが、従来の侵襲的な評価法では治療効果の早期判定や適切な頻度での経過観察が困難であり、患者負担の軽減と治療最適化のために、早期かつ非侵襲的な評価方法の確立が急務となっている。本研究の目標は、超…
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)など生活習慣に起因する発症が増加している。現状、生活習慣における肝細胞癌の進展増悪を抑制する要素を発見することはこの疾患においての重要な課題である。この課題では自然経過で脂肪肝炎、肝細胞癌を発症するSTAMTMマウスに実験的に口腔内の代表的な疾患である歯周病を形成し、特に肝細胞癌の発生、進展にどのような影…
肥満や糖尿病、脂肪肝等の生活習慣病は、従来は代謝疾患と捉えられてきたが、現在では、過栄養が誘導する慢性炎症性疾患としての一面が広く認識されている。一方、免疫細胞の分化・活性化における細胞内代謝の役割が見出され、イムノメタボリズムは細胞レベルや臓器・個体レベルの様々な階層で複雑に構成されることが明らかになった。さらに、副交感神経刺激による炎…
本研究の目的は、ポストコロナにおける統合失調症患者の概日リズム及び身体活動量と精神・身体症状との関連を明らかにすることである。統合失調症は、健常人と比較して概日リズム異常を指摘されていること、また自閉、感情鈍麻などの陰性症状や薬剤による過鎮静によって身体活動量は低下している。結果として、これらの状態が精神・身体症状に悪影響を及ぼしている。…
我々は舌を被覆・密着させるカプセルの改良を重ね、表面張力とカプセル内弱陰圧とにより睡眠時における舌の沈下を防ぐ装置を考案した。本研究ではこの新規デバイスのOSAに対する有効性を検証する。さらに舌位置と無呼吸低呼吸発現との関係性を解析することにより、現装置の改良目標を明らかにし、実用性の向上を目指す。
持続する過栄養は代謝臓器に慢性炎症を惹起し、生活習慣病の病態基盤となる。例えば、NASHでは、蓄積する脂質の“量”に加えて“質”の重要性が明らかになったが、代謝変化は臓器レベルで捉えられ、臓器局所の微小代謝環境には注意が払われてこなかった。研究代表者は、細胞死に陥った肝細胞を核としてマクロファージが集積する特徴的な組織像を同定し、これを起…
肥満に伴う脂肪肝が進行すると、炎症と線維化を特徴とする非アルコール性脂肪性肝炎(NASH) を発症するが、その発症機序は未だ不明であり、当該分野の喫緊の課題と位置づけられている 。 本研究の目的は、NASHの病態形成に及ぼす免疫シグナル分子DAP12の病態生理的意義を解明することであり、本研究の成果により、DAP12を標的としたNASHに…
αフェトプロテイン(AFP)は、肝臓癌(肝細胞癌)の腫瘍マーカーとして日常診療で広く使われている。一方で急性肝障害において血清AFPが高いと患者の予後が良いという報告があり、AFPを多く発現するAFP陽性細胞は細胞増殖能が高いであろうことが経験的に知られている。 近年我国では非アルコール性の脂肪肝からの発癌の割合が増加傾向であるが、これは…
近年、非アルコール性脂肪肝から肝線維化や肝炎症を伴う脂肪性肝炎(NASH)へと進行後、肝癌を発症する患者が増加し世界的な問題となっているが、NASH発癌のメカニズム全容は明らかにされていない。 申請者らは、核内輸送受容体タンパク質(KPNA)が癌転写因子を核内に輸送するだけでなく、細胞増殖を制御することを明らかにした。 そこで本研究では、…
日本では生活習慣病患者が増加傾向にあり、それに伴い脂肪肝罹患者も年々増加している。現在脂肪肝患者数は2000万人以上、成人の3分の1が罹患していると推定され、最も多い肝疾患である(日本肝臓学会, 2020年)。コーヒーは肝機能庇護作用があり、脂肪肝を予防する可能性が示唆される。本計画ではコーヒー摂取と脂肪肝を中心に各種肝疾患(肝機能障害・…
体内時計が明暗環境の変化に適応できる時差ぼけと, 体内時計が変化に適応できない時差ぼけの2つのCJL状態を2タイプの明暗飼育環境下で作り出す. それぞれのCJLマウス歯周組織の変化を比較する.
小児睡眠時無呼吸について治療は手術が第一選択であり無呼吸が原因で身体が劣成長の場合は手術後に回復すると言われている。 一方で無呼吸があっても肥満気味の小児では手術後に肥満となるリスクがある。肥満は生活習慣病のリスクでもあり肥満を予防する大切な介入時期である幼児期の無呼吸治療後に肥満とならない工夫が望まれる。 今回は手術後に肥満となりやすい…
低酸素に対する生体の反応には日内変動がある。我々は夜行性のマウスで日中の低酸素による直後の夜間活動期の活動量の低下、活動終了期での上昇という2相性の反応を見出した。不眠を伴う睡眠時無呼吸症候群(COMISA)では夜間の睡眠時無呼吸による日中の眠気と夜間の不眠が混在する。この類似性から我々はこれをCOMISAのモデル動物と考え脳内遺伝子発現…
本研究では閉塞性睡眠時無呼吸(Obstructive Sleep Apnea: OSA)を歯科領域より積極的に発見し、内科的・歯科的加療へ結びつけるための方策を新規に開発する。OSAの発症には顎顔面形態の異常が大きく関与し、近年のこのエビデンスに基づけば、歯科用画像とAI解析を利活用することによってOSAを高い精度で検出できる可能性がある…
肥満の脂肪組織と非アルコール性脂肪肝炎の肝臓において、細胞死を核としてマクロファージが集積した微小環境(CLS: crown-like structure)が、慢性炎症の起点となることが明らかになってきた。しかし、CLS形成の分子メカニズムは、未だ不明の点が多い。研究代表者は、免疫シグナル分子DAP12が、脂肪組織と肝臓の両方においてCL…
近年、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)症例における鉄過剰が報告されているが、その機序や肝臓内における責任細胞は明らかになっていない。研究代表者は、独自の動物モデルを用いて、肝細胞死を起点として肝常在性マクロファージが活性化し、肝線維化が生じることを明らかにしてきた。本研究では、NASHの病態形成においてマクロファージに鉄が過剰に蓄積し、…
脂肪肝から非アルコール性脂肪肝炎(NASH)への進展は酸化ストレスが主因の1つと考えられており、生体内代謝を可視化する超偏極技術(DNP-MRI)が応用可能な領域である。本研究では、DNP-MRIを用いてNASH病態の肝ミトコンドリア代謝をはじめとした生体内代謝を可視化することで、線維化前診断法を確立することを目的とする。Carbamoy…
近年、肥満による肝臓の病気(脂肪肝、肝不全、癌)やサルコペニア(筋肉量の減少や筋力低下)のリスクが危惧されている。特にサルコペニアと肥満が合併するサルコペニア肥満は、糖尿病などの代謝異常や機能障害、心血管イベントのリスクも強いため、早期介入が必要な病態である。 本研究では、大学生・大学院生を対象に入学時から在学中の健康診断で得られた情報や…
鉄代謝は、やせ型NAFLD/NASHと動脈硬化性疾患の進展に関する共通項であるが、それらを結びつける研究はこれまで行われていない。本課題の学術的問いは、「鉄代謝は、やせ型NAFLD/NASHと動脈硬化性疾患の新たなリスク因子となりうるか?」である。本研究では、我々が有する特殊な「やせ型NASH-動脈硬化モデル」であるSHRSP5/Dmcr…
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、循環器疾患を合併し生命予後の悪化が明らかになったため、近年広く認知され始めている。しかし、治療が必要なOSAの大半が未診断であることが問題視されているため、OSAの早期発見・早期治療、さらには循環器疾患合併への予防対策が重要課題である。近年、DNAメチル化は疾病発生に重要な役割を果たし、疾患の発症予測、診断…
世界中の肥満、メタボの急増が、スクロース・フルクトースの過剰摂取にあることが最近明らかになった。従来フルクトースが「肝臓」に素早く流れ込み、肝脂質や血中脂質が増加すると説明されてきた(旧パラダイム)。フルクトースによる脂肪肝、高中性脂肪血症は、「やせ型」メタボのモデルでもある。申請者は、フルクトース代謝の中心臓器は、消化管であり、腸内細菌…
哺乳類における概日時計の中枢は、視床下部に位置する「視交叉上核」に存在し、時計遺伝子群の転写・翻訳を介したフィードバックループにより24時間のリズムが生成される。そのリズムは外界の明暗環境に同調し、最終的に睡眠・覚醒や体温リズムなど様々な生理機能の時間的調節を行う。これまで研究から、現象的に概日時計がこれらの生理機能を調節している事が示さ…
これまでに、グルコースより内因性に産生される過剰なフルクトース代謝が糖尿病性腎臓病(DKD)およびメタボリック症候群・脂肪肝を進展させることを報告し、フルクトース代謝酵素KHK-Cを抑制する治療法の開発に取り組んできた。本研究は、①腎尿細管のKHK-C依存的フルクトース代謝の抑制によるDKDの進展抑制効果およびその機序を解明し、②高い酵素…
肝内胆管癌は、その発癌や進展の機序について分子生物学的な研究が進んでいない。また、肝内胆管癌モデルの報告は少なく、適切な動物モデルは確立されていない。申請者らはこれまで、脂肪肝を背景とした肝内胆管癌マウスモデルを見出したほか、胆管上皮特異的なレチノイド(ビタミンA) 受容体遺伝子の変異による、新規肝内胆管癌モデルの樹立を試みてきた。本研究…
本研究では,果糖が誘導する単純性脂肪肝およびそれが食品成分によって予防された肝臓において,脂肪酸合成系遺伝子のプロモーターからgene bodyにおけるエピゲノム情報(特にヒストンアセチル化)やこれらの誘導・抑制因子(HAT,HDAC,BRD4,CDSK9など)がどのように変動するかをin vivoで検証する。
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)は病態の進行機序に不明な点が多く、有用な診断法、治療法も定まっていない。NAFLDは良性の経過をたどる単純性脂肪肝と非アルコール性脂肪肝炎(NASH)に大別され、NASHは肝硬変、肝細胞癌へと進展する。そのため、病態進行リスクを正確に評価することが重要である。本研究は、NASH進行の一因である生体レド…
ポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)阻害薬は消化器癌における新たな分子標的薬 として注目を集めているが、PARP自体は細胞内タンパクであり細胞内のエネルギー供給源で あるATPの重要な調節因子である。また過度の組織障害が起こるとPARPが過剰発現すること により細胞壊死が助長されることが知られている。肝癌における肝切除や肝移植などの…
近年、交代制勤務者のがんや循環器疾患などの健康障害との関連が指摘されている。夜勤に食事や睡眠のパターンが不規則になり、生体リズムの変調や疲労の増大がみられる。本研究は、交代制勤務の看護師において、生体リズムの食事と睡眠の両側面に焦点を当てる。まず、交代制勤務の看護師の心身の健康状態に影響を与える食事や睡眠の関連要因を明らかにする。その上で…
三重大学病院に勤務する多職種医療者を対象とし、ウェアラブルを装着し、1ヶ月間データを取得する。クライシス・コミュニケーションのあり方次第で、医療者のメンタルヘルスに与える影響が大きく異なることのメカニズム解明のために、コミュニケーションとメンタルヘルスの相関関係の理解を深める。 【臨床研究1】クライシス・コミュニケーションにおけるICU多…
シフトワーカーは様々な疾患に罹患しやすいと報告されているが、その原因として生体リズムの攪乱等が示唆されている。本研究では経口血糖降下薬であるDPP-4阻害薬及びSGLT2阻害薬に着目し、基礎・臨床研究を併せて行い、シフトワーカーを含む糖尿病患者のQOL向上を目指す。動物実験では各医薬品において、投与時刻の違いが薬効や糖鎖代謝に及ぼす影響を…
臨床の現場にて,RBDと閉塞性睡眠時無呼吸症との間には多くの共通点が報告されており,この二つが合併している者を数多く見ることが出来る.現在,OSAの治療では口腔内装置(Oral Appliance:OA)が重要な役割を担っている.しかし,OSAと合併したRBDに対しOA治療を実施し,その治療効果をPSGにて評価検討した報告はない.そのため…
肝癌の原因として非肥満型非アルコール性脂肪肝炎(NASH)が増えており、今後ますます増加することが推測されている。我々は、高脂肪・高コレステロール(HFC)飼料の摂取期間を変えるだけで肝臓の脂肪沈着・炎症・肝細胞肥大に加え、重度線維化へ進行する、非肥満型NASHモデルラット(SHRSP5/Dmcr)を作製してきた。その後、経時変化、性差、…
近年先進国では糖尿病や脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)などの生活習慣病の患者増加が社会問題となっている。本研究では様々な生理的役割が近年明らかとなりつつある細胞外小胞(エクソソーム)と、肝臓での糖・脂質代謝の関係について解析する。特に肝臓での糖・脂質代謝の主要制御因子であるPeroxysome proliferator-act…
乾癬および肝硬変は外刺激に対する自己防衛反応が過剰となった結果発症する疾患である。この炎症反応にはIL-17が重要な役割を果たしているが、免疫細胞の抗原特異性のためにそれぞれの臓器でエフェクター細胞が異なる。我々はこれまで乾癬が過剰な自己修復の結果発症することに着目し、乾癬と糖尿病の関連性やIL17の関与について解明した。さらに、近年乾癬…
NASHモデルマウスを用いて、歯周病および ANGPTL2が NASHの進行に及ぼすメカニズムを解明することを目的とし、ANGPTL2をターゲットとした新規治療薬の開発に向けた基礎研究を行い、今後の臨床応用へ発展させる。
地球上の殆どの生物には24時間周期の概日リズムが存在している。この概日リズムをコントロールするものとして細胞の中で時を刻む時計遺伝子が知られている。歯の移動のしやすさは昼と夜とで異なるという報告があるが、これに時計遺伝子は関与しているのか?本研究では骨細胞に焦点をあて、骨細胞のメカニカルストレス応答性に時計遺伝子は関与するか否か明らかにす…
日中の「眠気」は、リハビリテーションへの意欲を低下させ、また、集中力の欠如から訓練効果を低下させる。この「眠気」の原因は、睡眠時無呼吸による断眠や痛みによる不眠などの睡眠障害であるが、これら疾患の神経学的なメカニズムはいまだ不明な点が多い。そこで本研究では、眠気の原因となる睡眠障害を引き起こす神経機構を形態学的・機能学的に解明する。そして…
血行性転移をきたした胃癌の予後は極めて不良となる.そのため血行性転移機序の絶対的解明が強く望まれる.炎症は,がんの微小環境やシグナル伝達の過程を通じて悪性腫瘍の発生と進展に影響を与える.炎症反応惹起に重要な役割を果たすものにインフラマソームがある.我々は,炎症を基盤に 発症する非アルコール性脂肪肝炎の発癌に関わり得る遺伝子としBex1を同…
看護師の離職理由の1つにストレスが原因となっていることが報告されている。看護協会では対策としてセルフケアが行われ,その一つであるマインドフルネスでは,自覚的ストレスや睡眠状況などの主観的評価が多く,客観的指標を用いた研究は皆無である。本研究では,看護師の職場の違いよる自覚的ストレスと睡眠の比較を行った。そして,抑うつ傾向者および睡眠不良傾…
低酸素状態の口腔癌の研究にあたり、まずは正常組織における低酸素環境の解析が必要と考え、in vivoにおけるヒト口腔咽頭領域の低酸素環境として正常組織における閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)、あるいは口腔咽頭領域の環境に大きな影響を及ぼす唾液腺疾患の臨床的解析が必要と考えそれらについての研究を行ってきた。OSAについての臨床的な評価およびそれ…
本研究は交代制勤務の看護師における生体リズムに及ぼす光環境の影響を検証した。 交代制勤務の看護師は、夜勤や長日勤で疲労が高かった。また、夜勤中の仮眠だけでは十分に疲労が解消されず、夜勤明けの休日には十分に疲労を回復する必要性を示した。加えて、睡眠時の照明の有無も疲労回復のための睡眠の質に影響を与えていた。 夜勤当日は、午後12時過ぎに起床…
24時間医療を提供し続けるには、看護師による交替勤務が欠かせない。しかし夜勤を含む交替勤務は、体内時計を乱し、勤務中の強い眠気や入眠困難といった睡眠障害(Shift work sleep disorder:SWSD)をひき起こす。本研究では、交替勤務をしながらも環境に適応し健康的に働き続けている看護師の特徴を捉え、介入可能なSWSD要因に…
24時間周期の体内時計である概日時計は、睡眠覚醒や代謝リズムなどの約1日周期の生理リズムを制御する。視床下部の視交叉上核(SCN)は時計中枢として機能し、光情報を入力して外界のサイクルに同調する一方、全身の細胞に存在する末梢時計は、中枢時計からの同調シグナルにより適切な位相に調節され、組織特異的な生理リズムの発現を制御する。本研究では、中…
代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)は、肝硬変・肝細胞癌などの肝関連死亡リスクを高めるため、新規治療法の開発が求められている。研究代表者は、肝脂肪滴コレステロール蓄積がMASH進展の鍵となることを見出している。本研究では、コリン欠乏高脂肪食負荷マウスおよびヒト肝検体を用いて、肝プロテオーム解析と肝脂肪滴脂質解析を統合し、脂肪滴コレステロー…
脂肪肝では肝細胞内の脂肪は脂肪滴として蓄積すると考えられているが、応募者はオロト酸誘発性脂肪肝ラットにおいて、脂肪滴タンパク質ADRPの著しい低下と、小胞体膜タンパク質calnexinが脂質と共存することを見いだした。これらの知見は、脂肪が脂肪滴ではなく小胞体膜内に蓄積する新たな脂肪蓄積形態を示唆している。本研究では、この蓄積形態を実証す…
オランザピンは統合失調症の治療に有効な一方で、肥満や糖代謝異常などの副作用を伴い、生活の質や平均余命を損なうリスクがある。近年、摂食時間帯を制限する食事時間制限法が概日リズムの調整を介して代謝改善をもたらすことが報告されているが、オランザピンによる代謝異常への効果は不明である。本研究では、慢性的にオランザピンを投与したラットを用いて、食事…
シアノバクテリアの主要転写因子のうち、RpaAは概日時計による制御に、RpaBはストレス応答にそれぞれ個別に関わると考えられてきた。そのため、両者の接点や相互作用に着目した研究は乏しかった。本研究では、RpaAとRpaBの相互作用を明らかにし、それが遺伝子発現の協調、概日リズム形成、ストレス応答にどのように寄与しているかを解明することを目…
ヒト幹細胞オルガノイド(HHO)は、我々が開発した細胞自律的成熟化が可能な機能的試験管内肝細胞モデルである。乳児由来肝細胞によるHHO(nHHO)は乳児の肝臓機能を反映して試験管内での糖新生、CYP誘導・脂質代謝など様々な代謝機能が未熟である一方で、増殖および移植生着能が高い。本研究課題では生体内での成熟促進要素として概日リズム振動に注目…
がん悪液質は、進行がんに伴い体重減少や体力低下を引き起こし、生存率にも影響する病態ある。病状が進行すると治療困難となるため、発症初期の「前悪液質期」での治療が重要だが、有効な方法はまだ十分ではない。申請者は既に、体のリズムを司る「体内時計」に注目し、前悪液質期の段階ですでに異常が起きていることを明らかにしている。特に、時計遺伝子Per2の…
本研究は、Q neuron-induced hypothermic/hypometabolic state(QIH)という手法を用いて、哺乳類における低体温・低代謝状態下の脳機能を解明することを目的とする。従来は冬眠動物でのみ可能であった低温脳研究をマウスで実現し、電気生理、分子、行動解析を統合して、神経活動、シナプス動態、記憶および概日…
本研究は、網膜におけるCD73を中心としたアデノシン代謝の動態と、光刺激や概日リズムなどの環境入力に対する応答機構を解明するものである。具体的には「HIFシグナルモデル」「アデノシン代謝補償モデル」「アデノシン非依存(ドーパミン)モデル」の3つの仮説を立て、これらを検証する。scRNA-seqの公開データ再解析による定量モデル化と、bul…
概日時計は多くの組織に存在し、生体の活動や生理機能の日内リズムを形成する。骨格筋の概日時計は筋収縮などの刺激により時計遺伝子発現が変化し、全身の糖代謝リズムや睡眠調節に関与することが報告されている。 鍼通電刺激(electroacupuncture: EA)は、時計遺伝子Bmal1のmRNA発現量を変化させ、骨格筋の糖代謝に影響を及ぼすこ…
本研究は、学童・思春期、就労期、高齢期の3つのライフステージを対象に、Psychomotor Vigilance Test、スマホOSA健診、ACCEL法、InSomnograf などの最新デジタルデバイスを用いて睡眠不足、OSA、睡眠負債を客観的に評価し、それらが行動、認知、循環器疾患、事故、フレイル、認知症に及ぼす影響を大規模疫学研究…
妊娠期の閉塞性睡眠時無呼吸症(GOSA)による胎児への間欠的低酸素(IH)曝露は、出生後の成長発育に影響を与える。しかし、歯や顎骨の形成への影響とその分子基盤は未解明な課題として残されている。本研究は、妊娠期IH曝露が出生児のエナメル質形成不全症と顎骨成長障害を惹起する分子機構の解明を目的とする。具体的には、GOSA母子を対象とする前向き…
閉塞性睡眠時無呼吸症に伴う間欠的低酸素(IH)は、妊娠期に生じると胎児の出生後の成長発育に影響する可能性があるが、十分なエビデンスはない。応募者はこれまでに、妊娠期IH曝露が出生仔ラットの顎発育を抑制し、下顎頭におけるSox9低下およびHif1a上昇を示し、特に雄で影響が強いことを明らかにした。さらに臨床研究において妊婦OSAと児の発育と…
顎変形症は、顎の骨格の不調和により咬合や顔貌に異常を生じる疾患であり、外科的矯正治療によって改善が図られます。しかし、手術に伴う軟組織の変化は気道の狭窄を招き、睡眠時無呼吸のリスクとなる可能性があります。また、口腔周囲筋の機能異常や習癖が残存すると後戻りの要因となります。本研究では、これまで十分に評価されてこなかった舌骨上筋群に着目してそ…
本研究は、コリン欠乏により急速に生じる肝脂肪滴形成の分子機序を解明し、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)に対する新規治療薬開発の基盤を構築することを目的とする。研究代表者は、コリン欠乏高脂肪食開始翌日に肝細胞内で脂肪滴が形成され、脂肪滴コレステロールがMASH進展の鍵となる一方、VLDL分泌低下のみでは急速な肝脂肪蓄積を説明できないこと…
C型肝炎治療後にはウイルスが消失しても、肝臓に残った線維化のために脂肪肝が進みやすくなる場合がある。本研究では、線維化部位の主成分であるコラーゲンが肝細胞にどのような影響を与え、脂肪化の始まりを引き起こすのかを、組織観察と細胞実験を組み合わせて明らかにする。将来的には、脂肪肝や肝がんの新たな予防・治療法につながる知見を目指す。
亜鉛欠乏食を与えたマウスの肝臓を対象に、遺伝子発現と金属分布の変化を細胞レベルで空間的・時間的に追跡する。これらの多層的なデータを組み合わせて解析することで、金属バランスの異常に関わる細胞集団を特定し、その脂肪肝形成への関与を培養細胞およびモデルマウスを用いて分子レベルで明らかにする。
脂質代謝異常症は、血中LDLコレステロールや中性脂肪の増加、肝臓や骨格筋などへの異所性脂肪蓄積を特徴とし、糖尿病や肝硬変などの発症に関与する。既存薬には副作用や効果の個人差があるため、新規治療法の開発が急務である。私たちは、オルニチンが脂肪肝を抑制する一方で血中LDLコレステロールを増加させる相反的作用を持つことを見出し、オルニチン結合タ…
食生活に起因する代謝異常関連脂肪肝疾患(MASLD)では、コレステロール代謝異常が認められるが、その詳細な代謝変容は不明な点が多い。肝臓はコレステロール代謝の最も中心的な臓器であり、多様なコレステロール恒常性制御システムを有している。本研究では、体内に微量しか存在しないコレステロール中間体や代謝物に焦点を当て、MASLDにおけるコレステロ…
超低比重リポタンパク質や低比重リポタンパク質(VLDL/LDL)に分布しやすい薬物のうちのいくつかが、脂質異常症治療薬と薬物相互作用を起こす可能性が近年申請者により提唱された。しかし未だ情報は不十分であることから、本研究では、脂質異常症治療薬とVLDL/LDL分布型薬物の相互作用について、臨床への還元性をより高めた情報の構築を目指す。さら…
本研究は、腸内細菌の乱れが糖尿病や脂肪肝などの代謝疾患に与える影響に着目し、特定の細菌(病原性を持ちうる常在菌)の増減と病態との関係を明らかにすることを目的とする。さらに、薬剤治療に伴う腸内環境の変化や、細菌を制御するウイルス(ファージ)の働きを解析し、腸内細菌を標的とした新しい治療法の開発につなげる。
骨格筋由来GDF15成熟体は中枢性に機能する。一方、脂肪細胞由来GDF15前駆体は核移により脂肪組織局所でのストレス応答 (ミトホルミシス) を増強し、GDF15成熟体に対する受容体のない肝臓ではEV内包GDF15や協働する分子の作用により脂肪肝を抑制する(肝臓におけるGDF15前駆体に対する受容体の有無を検討する必要あり)。老齢マウス腎…
運動は全身臓器の炎症性障害を抑制する.一方,そのメカニズムの全容は未解明であり,運動療法の普及を制限する要因の1つとなっている.本研究では,運動の中心器官である骨格筋と炎症細胞(マクロファージ)の臓器連関に着目し,筋収縮に応答した骨格筋からマクロファージへの情報伝達が運動の抗炎症効果を全身に波及させているとの仮説を検証する.
代謝障害関連脂肪肝炎(MASH)の発症進展には,肝細胞における酸化ストレス,ミトコンドリアの選択的自食作用であるmitophagyの異常などが複雑に関与し,その進展機序の全容は未だに不明である. 本研究では,酸化ストレス応答の司令塔Nrf2と,mitophagyのアダプタータンパクp62に着目し,Nrf2遺伝子欠失(Nrf2-KO),p6…
代謝障害関連脂肪肝炎(MASH)の発症進展には,インスリン抵抗性,酸化ストレス,内臓脂肪からの炎症性サイトカイン,褐色脂肪組織の脂肪酸エネルギー代謝機能低下などの異常が複雑に関与するため,その進展機序の全容は未だに不明で,薬物治療も確立していない. 本研究では,酸化ストレス応答の司令塔Nrf2の脂肪細胞特異的遺伝子レスキューマウスを用いて…
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)は、進行すると脂肪肝炎(MASH)、肝線維化、肝硬変を経て肝細胞癌に至りうる重要な慢性肝疾患であるが、その進展抑制法や発癌予防法は十分に確立されていない。近年、腸内細菌叢の変化、腸管バリア機能の破綻、短鎖脂肪酸の低下など、腸肝連関の異常が病態進展に関与することが示されている。本研究では、短鎖脂肪酸…
本研究は、シフト労働による生体リズムの撹乱を背景とした非感染性疾患(NCD)リスクの高まりに対処するため、日本のシフト労働者を対象としたオンラインベースの多要素介入プログラムを開発・検証するものである。夜勤を含むシフト労働は、NCDリスク因子が集積しやすいことが観察研究等で明らかにされている。しかし、従来の集団健康教育プログラムは、夜勤・…
地球上のほとんどの生物は自らの行動や代謝を地球の自転周期に同期させる概日時計をもつ。概日時計を持つ最も単純な生物であるシアノバクテリアでは、KaiCのリン酸化が時計の中心的役割を担うと考えられてきた。本研究では、KaiCのリン酸化が起こらないにもかかわらず48時間周期の転写リズムを示す変異株(kaiC[EE]株)に注目し、その仕組みを解明…
細胞から人体までの熱・エネルギー代謝を統一的に理解、制御するマルチスケール生理学を開拓することを目的とする。まず、酸素・三大栄養素・温度という新基軸を導入し、生理的な新規培養系を構築する。次に、構築した培養系と動物実験の結果を比較し、エネルギー代謝を制御するメカニズムを分子レベルで明らかにする。さらに、物質と熱のバランス、フラックスをマル…
シフトワーク(交代勤務)の健康影響は生体時計特性で異なるが、観察研究が多く特性別にどのような生活行動、寝室環境の工夫が睡眠と疲労回復に有効か解明されていない。 本研究はシフトワーカーの睡眠と疲労を客観的指標で評価し、生体時計特性別に睡眠と疲労回復に関連する行動特性と寝室環境を解明する。得られた結果を基に個別化睡眠支援プログラムを開発し、プ…
概日時計は、睡眠覚醒などの行動リズムや体温・代謝リズムなどの約1日周期の生理リズムを制御する。その中で正常な体温リズムの形成は良質な睡眠に必須であり、末梢組織の概日時計の同調にも関わると言われているが、その形成メカニズムは不明である。そこで本研究では、時計中枢である視交叉上核(SCN)から投射をうける脳領域に着目して体温リズム形成の神経メ…
糖代謝において閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)で引き起こされる間欠的低酸素と睡眠分断が, 交感神経の活性化, 酸化ストレスの亢進, 炎症反応の上昇を介して, インスリン抵抗性の上昇を及ぼし, 糖尿病の発症や悪化への影響が報告されている. OSAと2型糖尿病を併発している場合, CPAP療法を行うことで, インスリン抵抗性の改善や血糖値の低下…
閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は、高血圧や日中の過度な眠気を惹起し、全身の健康および社会生活に重大な影響を及ぼす疾患である。現行の治療法には適応や侵襲性に課題があり、より低侵襲かつ広範な患者層に適応可能な治療法の確立が求められている。本研究では、上気道開大に作用する侵襲的経皮的電気刺激と口腔筋機能療法(MFT)の治療効果を比較検討し、非侵…
『口呼吸は万病の元』と言われているが、顔面の成長や小児期/成人期睡眠時無呼吸症候群等に関連すると報告されている。「口呼吸」患者の改善には、ダメージがなくかつ原因療法となり、どの年齢層にも簡便に行える改善方法の確立が必要不可欠である。 一方、「口呼吸」は「舌運動」と密接に関連していると言われている。口呼吸の舌運動を改善することで「口呼吸」の…
本研究課題では、従来の眠気評価法では捉えることが困難であった軽度の眠気操作に伴う眠気状態、眠気に耐性を持つ集団の睡眠剥奪後の眠気状態、軽症・中等症の睡眠時無呼吸症患者の眠気状態を模擬運転課題中に計測した眼瞼指標による反応速度推定の観点から捉えることができるのかを明らかにする。本研究が成功すると、既存技術では見逃されていた軽度の眠気に伴う事…
様々な代謝疾患の発症基盤となる脂肪肝の病態解明と進展予防法の確立は、社会の喫緊の課題である。我々は二次胆汁酸であるHDCAをマウスに投与すると、肝臓内のNKT細胞が活性化され、高脂肪餌による脂肪肝の発症が抑制されることを発見した。HDCA投与はGLP-1分泌を増加させることから、GLP-1を介して脂肪肝を抑制している可能性があるが、その分…
膵切除後脂肪肝(PPSLD)は膵切除術後約30%の患者が発症し、一部は肝硬変や肝細胞癌に進行する深刻な合併症である。しかし、その発症メカニズムは不明で、予防法・治療法も未確立である。一方、申請者らは重症PPSLD患者の腸内細菌叢が劇的に変化することを見出した。これらの変化は胆汁酸ホメオスタシスを乱し、脂肪肝を誘導する可能性がある。そこで本…
脂肪肝を呈する患者は増加しており、代謝機能障害関連脂肪肝炎(MASH)という概念が生まれ、該当する患者を拾い上げることに重点が置かれるようになった。しかし、かなり進行しないと症状が現れない。そこで、非侵襲的かつ簡便にMASHおよび肝癌発症のリスクを検出するため、呼気によるスクリーニング技術を確立することを目的とする。 脂肪肝を呈する患者よ…
胆汁酸代謝に着目したMASLD・MASHの病態解明を目的とする。これまでに脂肪肝の病期進行と排出型胆汁酸トランスポーター、bile salt export pump (BSEP)およびmulti-drug resistance protein 2 (MRP2)の発現との負の相関を明らかにしてきた。さらに高脂肪食摂取Bsepヘテロノックアウ…
男性ホルモン補充が有効な病態は多岐にわたるが、加齢男性性腺機能低下症候群(LOH症候群)に合併した脂肪肝に対する有効性は、背景にある複雑な分子生物学的メカニズムにより十分なエビデンスが確立されていない。 本研究では、脂肪肝に対する男性ホルモン補充の感受性に着目し、男性ホルモン補充療法の介入試験を行う。肝脂肪量の変化を主要評価項目とし、有効…
非アルコール性脂肪性肝炎は単純性脂肪肝(MASH)から発症し,最終的に肝硬変や肝癌へ進展する致死的な肝疾患である.その発症・進展には酸化ストレスが中核的な役割を果たしており,抑制がMASH予防・改善の鍵である.近年,新規抗酸化物質として水素分子が注目され,強力な抗酸化作用によりMASHへの有効性が示唆されている.しかし従来の水素水は保存期…
内因性突然死は様々な理由で生じるが、致死性不整脈の発症や心筋症、高度脂肪肝を伴う症例等では解剖検査で原因遺伝子変異が認められることがあり、遺族や社会への情報還元に役立てられる。しかし、遺伝子変異の存在が突然死を引き起こすまでの経過や機序が十分に解明されていないため、同一の遺伝子変異を有する遺族の正確な予後予測が出来ず、適切な治療法や予防法…
代謝機能障害関連脂肪性肝疾患は一般的には脂肪肝と呼ばれます。慢性肝炎・肝硬変・肝癌の原因となるばかりでなく、糖尿病や動脈硬化の原因にもなります。原因は肝臓への異常な脂肪蓄積ですが、それを正確に知るためには特別な画像検査を行うか、肝臓の組織を見る(肝生検)しかありません。我々の研究目的は、血液中の脂肪酸濃度から肝脂肪蓄積量を反映する指標を開…
本研究は、ショウジョウバエC9ALSモデルで見出した概日リズム障害と、SAM/SAH比およびPRMT5を介する病態制御機構が、C9ALS患者由来線維芽細胞においても保存されるかを検証するものである。患者由来細胞を用い、serum shock法による分子時計同期後の時計遺伝子発現解析、LUCレポーターによる発光リズム測定、LC-MSによるS…
カチオン性両親媒性薬物(CAD)による薬剤性脂肪肝の誘発機序は未解明である。これまでに申請者は、血清中で超低比重リポタンパク質や低比重リポタンパク質(VLDL/LDL)に分布したCADが、細胞内へ取り込まれたのちリソソームへ移行し、そのプロトン受容能によりリソソームを中性化する可能性を見出した。本研究では、VLDL/LDL分布型CADによ…
概日リズムはほぼ全ての組織・臓器で独自に存在し、生体の様々な生理機能の恒常性を約24時間周期で制御する。骨格筋における概日リズムは、運動や筋細胞の電気刺激による筋収縮が刺激となり時計遺伝子の発現リズム・代謝・運動能力に影響を及ぼす。 鍼通電刺激(EA)は特定の骨格筋収縮を誘導することができる。EAは概日リズムに関連する様々な全身症状に影響…
睡眠不足、睡眠時刻のずれや不眠など睡眠障害が肥満や糖尿病など代謝異常疾病のリスク要因となっており、国内外の経済的にも大きな負担になっている。本研究では、睡眠衛生指導(睡眠延長)による睡眠の改善がエネルギー代謝に及ぼす影響を検討する。食事調査やエネルギー消費量から間接的に食事摂取量を推定する方法を用い、摂取食品の内容については尿のメタボロー…
本研究は、概日リズムがレジスタンス運動に伴う代謝・循環の急性応答に及ぼす影響を検討することを目的とする。健康な成人男性14名を対象に、6種目のレジスタンス運動(60%1RM、10回/セット、3セット)を、無作為に割り付けられた順番で朝と夕方の2回実施させる。運動開始前の安静時30分、運動中の35分、運動後の2時間のエネルギー消費量と循環機…
肥満症や2型糖尿病の新たな治療標的として熱産生によりエネルギーを消費する褐色脂肪細胞が注目されている。近年シフトワーカーの増加により不規則な生活に起因する代謝疾患の増加が懸念されている。申請者は褐色脂肪細胞分化の制御因子NFIAの脂肪組織特異的なトランスジェニックマウスを解析し、NFIAが抗糖尿病作用および抗肥満作用を有することを解明した…
妊娠期閉塞性睡眠時無呼吸症(Gestational OSA: GOSA)は、間欠的に繰り返される低酸素(IH)に胎児を曝すことにより、出生児の成長発育不全や発達・機能障害を惹起し、生活習慣病の要因となる可能性がある。胎内におけるIH曝露は、エピジェネティック機構により、生涯にわたる遺伝子の変化をもたらす。本研究は、GOSA母子を対象とした…
①妊娠期の断続的低酸素が胎児及び出生後にどのような影響を与えるかを調べる。②出生後の心機能および脳の発生について経時的に評価する。③病態生理の解明し、その予防策を模索する。④複数分野にまたがった問題をまとめて各分野との協力体制を取り、発生から予防までを検証する。⑤病態をエピゲノムに着目した今までに例を見ない独創的研究である。 ⑥妊娠期の呼…
骨格の不調和からなる顎変形症の治療には顎矯正手術が行われ、上下顎骨の移動に伴い周囲の軟組織も大きく変化する。中でも気道周囲の形態変化は睡眠呼吸障害と関連し、閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)誘発の可能性がある。またOSAの合併症である認知症、脳・心筋梗塞などの疾患も高齢化が進む現在、特に注目されている。 顎変形症治療を通じて気道狭窄によるOS…
本研究の目的は、心血管イベント予防のために睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome: SAS)を治療するべき集団を検出するバイオマーカーを、代謝変容の面から探索・創出することである。7,000人規模の大規模コホートにて、代謝ネットワークを網羅的に捉えるメタボロミクスを用いて、120種以上の代謝物質の血中・尿中濃度を測定…
不眠症と睡眠時無呼吸症候群は高率に併存し、それぞれの症状の重症化を引き起こすものの、併存する二つの疾患に対する治療法は確立されて いない。このような背景から近年、Co-Morbid insomnia and Sleep Apnea(COMISA)という概念が提唱され、病態の解明と治療法の確立が望ま れている。そこで本研究では、COMISA…
我々は、肝、脂肪、筋肉、腎において、過栄養状態に伴ってプロリン異性化酵素Pin1が顕著に増加し、肥満を含めたメタボリックシンドロームの成因に関与していることを世界に先駆けて証明した。最近、我々は、Pin1 KOマウスが線維化病変の発生に強い抵抗性を示すことから、コラーゲンを産生する肝星細胞株LX-2を用いてPin1結合タンパクの網羅的スク…
Interleukin (IL) 10は非アルコール性脂肪疾患(NAFLD)の病態進展に有意に関与し、抗炎症作用以外のcell proliferation亢進等の細胞保護的な影響が報告され、代謝異常の改善も期待される。本研究では、NAFLDを想定した細胞実験にてIL10を介したlipotoxicityの抑制を評価し、糖/脂肪酸代謝への保護…
高脂肪食の摂食過多で発症する非アルコール性脂肪肝炎 (NASH) は肝硬変を惹起させる。肝硬変は骨粗鬆症や肝硬変性心筋症など肝臓以外の臓器での合併症も続発させる。しかし肝硬変が肝臓以外の臓器で発症させる合併症とその病態メカニズムに関する報告は少ない。 申請者は自身の先行研究を基に、NASHによる肝硬変とその合併症に血中の線維芽細胞増殖因子…
糖質ステロイドホルモン(GCs)は生体の恒常性維持に必須であると同時に、臨床では幅広い分野で使用されているが、副作用が克服すべき命題となっている。申請者はマウスの肝臓において、GCsが時計遺伝子の一つであるNr1d1のプロモーター領域のEboxにおいてClock/Bmal複合体へテザリング作用して発現を抑制することを見出した。 本研究課題…
乳幼児の閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は、軟骨性骨化に依存する肋骨や胸骨などの骨格の低形成とともに、小下顎症などの顎顔面の軟骨性成長障害をもたらし、乳幼児突然死症候群の誘因の一つであることが指摘されている。睡眠呼吸障害がもたらす間欠的低酸素(IH)血症による交感神経受容体の機能亢進が、乳幼児OSAが惹起する全身病態の発症の鍵である。本研究…
脂肪肝と共に近年増加傾向にある脂肪性肝炎(non-alcoholic steatohepatitis; NASH) は、その一部が肝硬変に進行し肝臓癌を発症し、有効な治療法と診断法の確立が喫緊の課題である。近年、肝臓内構成細胞の細胞間相互作用のみならず、肝臓外臓器、特に腸内細菌を介した臓器間相互作用が肝線維化、発癌の病態に関与することが明…
移植片中のLrmT細胞の機能特性を追跡することで、免疫寛容や慢性拒絶のリスクを階層化し、個別化医療へと応用できるものと期待している。その背景として、健常人ドナーにおけるLrmT細胞の機能・遺伝子特性を同定し、正常肝臓におけるLrmT細胞の機能を確認する。脂肪肝ドナーのダイエットプログラム前後におけるLrmT細胞の機能遺伝子の推移を観察し、…
肝がんは、本邦の悪性腫瘍の死因の第5位を占めており、その新規の診断法や治療法の開発は喫緊の課題である。これまでに我々は、血清Lm-γ2単鎖(Lm-γ2m)が肝がんの診断、発がん予測、遠隔転移予測のバイオマーカーになることを見出した。さらに、in vivo、in vivoの解析より、Lm-γ2mは肝発がん及び悪性化進展への寄与が示唆された。…
非アルコール性脂肪肝炎(NASH)は肥満を基盤とした肝外の複数臓器組織異常と関連する慢性肝疾患で、運動療法はNASHに対する数少ない予防・治療法であるが,そのメカニズムの詳細は不明である.我々は、運動の効果が骨格筋以外にも広がり、Nrf2転写因子の活性化に関与することを発見した。一方、細胞外小胞(EVs)は運動で抗酸化因子が全身に運搬され…
本邦における非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の有所見率は30%に達する。NAFLDは、肝硬変や肝細胞癌の基盤疾患であるだけでなく、肝臓の糖調整機能の低下により、合併症として糖尿病を引き起こすことが知られている。本研究では、健診機関と連携し、糖尿病リスクの強い曝露下にあるNAFLD有所見者のみを対象とした長期追跡コホートを作成し、糖尿…
NASHは単純性脂肪肝から発症し,肝硬変,肝癌へ進行する.酸化ストレスは,NASHの肝炎症・線維化を進行させる重要因子であり,転写因子Nrf2は酸化ストレスの消去によってNASHを防御する.一方,ferroptosisは,鉄依存的に発生した過酸化脂質が蓄積し引き起こされる細胞死であるが,NASHにおける意義や役割は不明である.酸化ストレス…
本研究では,オルガノイドのハイスループットスクリーニングを目的として,水晶振動式力線プローブを用いたオルガノイド硬さ計測を行う.脂肪肝を再現した肝臓のオルガノイドは,高いヤング率を示すことから,その機械的特徴量計測が注目を浴びている.従来,原子間力顕微鏡などで課題となっていたスループットの低さや系の統合の難しさなどを,高剛性かつワイドレン…
小腸と便の細菌叢は大きく組成が異なるが、小腸の細菌叢は研究が不足している分野である。胆汁酸は小腸の腸内細菌により代謝され、肥満や糖代謝に影響するとされる。 本研究では、高脂肪食、脂肪肝が小腸細菌叢の変化、またそれによる胆汁酸代謝の変化を評価し、体重や糖代謝との関係性を評価することを目的としている。 また、胆汁酸濃度依存的に活性を持ち、特に…
本研究は脂質異常症に伴い、そのリポ蛋白質分布パターンがHDLからLDLに大きくシフトする機能性脂質に着目し、LDLに分布した当該脂質の生理活性・標的分子・生活習慣病(動脈硬化症や非アルコール性脂肪肝)の病態進行に与える影響を明らかにすべく企画された。得られる成果は、生活習慣病に対する新たなバイオマーカー、予防/治療戦略、創薬標的の提唱に繋…
EPR効果では、腫瘍組織内の粗雑な血管壁を利用して会合体を集積させるため、がん以外の全身性疾患ではEPR効果を利用できない。よって、がん以外の疾患では低分子薬を中心に新奇分子を探索せざるを得ない。低分子薬は患部組織に送達する薬物量を制御できないため、新奇分子の真の薬理活性を評価することが困難である。本研究では、新奇分子の真の薬理活性を明ら…
本研究では,閉塞性睡眠時無呼吸への口腔内装置療法における分離型口腔内装置の有効性についての診療ガイドライン作成に必要な科学的根拠を確立するために,ランダム化比較研究を実施して,分離型口腔内装置の睡眠呼吸障害への治療効果, 患者報告アウトカム(QOL,満足度)に関する有効性,副作用(咬合接触面積及び接触点の変化)を明らかにする計画を作成した…
閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)の治療法として,重度のOSAにCPAP,比較的軽度のOSAには口腔内装置(OA)が保険適用されるが,OAは重度でも有効な場合もあり,OA療法の有用性が認められつつある. しかしOAは全ての症例に有効とは言えず,処置してみなければ分からないのが現状である.OA治療の効果を事前に見極められれば,個々の症例に応じて…
脂肪肝は、より重症な脂肪性肝炎、肝硬変、肝癌へと進展する可能性を有する病態である。従って、その病態解明は急務であるが、未だ有効な治療法はない。申請者らはこれまでの解析から、正常な脂肪組織をインスリン抵抗性マウスに移植すると、抵抗性が改善し、血中の特定胆汁酸(TIBA)濃度が増加することを発見した。さらに野生型マウスにTIBAを投与すると、…
ホスホリパーゼCはリン脂質を加水分解し,生理活性脂質のジアシルグリセロール(DG)を産生する.最近,我々はホスファチジルイノシトール(PI),ホスファチジルコリン(PC)やホスファチジルエタノールアミン(PE)等の複数種のリン脂質を水解しDGを産生するmulti-glycerophospholipid PLC hydrolase(MG-P…
肝臓は人体の生命維持において非常に多岐に渡る機能を有していることから、病気などにより肝臓の機能が失われると人は生命の危機にさらされる。肝機能低下に繋がるものの一つとして非アルコール性脂肪肝炎 (NASH) があり、NASHは繊維化が進行し肝硬変や肝ガンとなる危険性を孕んでいる。今日まで正常肝からNASHへと進行する原因は不明な点が多いこと…
申請者らは食餌中に含まれるアミノ酸量を制限すると、肝臓にグリコ ーゲン・中性脂肪が蓄積することを明らかにした。また、アミノ酸制限食にオルニチンを添加すると、肝臓の糖産生・脂質分泌が誘導され脂肪肝やグリコーゲン蓄積が抑制されたため、「オルニチンはタンパク質栄養状態の変化に応答して、糖脂質代謝を切り替える代謝スイッチ分子である」可能性を示して…
マウスに脂肪肝やNASHを発症させると、肝のPin1発現量が顕著に上昇する一方、Pin1欠損マウスでは脂肪肝やNASH、さらに肥満の発症に強い抵抗性を示す。すなわち、肥満や脂肪肝の発症にはPin1が必須の役割を果たしていることが強く示唆される。本課題では、培養細胞やマウスを用いた基礎研究と、患者の肝生検サンプルと診療データを用いた臨床研究…
突然死は種々の原因で生じるが、高度脂肪肝を伴う例が知られている。脂肪肝の原因は様々であるが、脂肪酸代謝異常により生じる場合がある。申請者らの予備研究で、脂肪肝を伴う成人期突然死の複数例で同一個人の脂肪酸代謝関連遺伝子に多数の既知や新規の変異が見出され(未発表)、複数の変異が相乗的に作用し突然死に至る可能性が示された。そこで本研究では、原因…
マウス視床下部前腹側周室核のQRFP産生神経を特異的に刺激すると、36時間以上にわたる低体温・低代謝状態を誘導することが可能である。本研究では、「低体温・低代謝状態の脳内において体内時計システムがどのように時を刻み、また時間がどのように認知されているか」を明らかにすることを目的とする。中枢時計の存在するSCNにおいて時計遺伝子の発現および…
本申請では、生活習慣変化による時計変化とDNAメチル化の関係を見出すことで、生活習慣 x エピジェネテクス x クロノタイプという新たな学術テーマの芽生え研究結果を得られると考える。健康科学として、生活習慣⇒エピジェネティック修飾という考えは未開拓であり、今後の展開が大いに期待できる。これまでエピジェネティックな変化は簡単には起こらないと…
概日時計は、変動する環境に対し予測的に適応する生体恒常性維持機構である。昼夜の明暗や摂食空腹リズムに同調し、概日リズムを作り出している。シフトワークなどにより生じる概日リズム障害は、糖尿病や心血管病の危険因子であることが疫学的に知られている。しかし、母体の概日リズムが、胎児の発達および児の成育と将来の疾患感受性に与える影響は明らかではない…
LPIAT1を欠損したHuh-7細胞においてみられるPIの顕著な分解を担う分子を、PLC活性やその類縁活性を担う分子のsiRNAと阻害剤による機能阻害実験により探索する。また安定同位体ラベルされたアラキドン酸含有PIとオレイン酸含有PIを用いたin vitroのPI-PLCアッセイを用いて、PI-PLC の候補分子の中からオレイン酸含有P…
睡眠不足、睡眠時刻のずれや不眠による睡眠障害が肥満や糖尿病等代謝異常疾病のリスク要因となっている。睡眠障害の解消として薬物療法があり、特に副作用の少ないオレキシン受容体拮抗薬が睡眠導入薬として近年使われている。オレキシン系は、睡眠/覚醒リズムとエネルギー代謝を連動する仕組みの主要な構成要素と考えられているが、ヒトの研究では睡眠とエネルギー…
OSAは肥満と密接な関係を有する頻度の高い疾患であり、無呼吸による夜間CIHの状態を病態の本質とする。同様に、肥満と密接に関係するNASHは肝硬変や肝癌の原因として重要である。 申請者らは先行研究(H28年基盤研究C No.16K09564)において、夜間CIHがNAFLD発症の一因であり、CPAPによってNAFLDからNASHへの進展を…
時間制限給餌(Time Restricted Feeding;TRF)は一定時間帯にのみ給餌する方法で、概日時計遺伝子が調節されることで糖尿病や肥満などの代謝性疾患が予防される可能性が報告されている。騒音曝露に対する感受性は日内変動し、聴覚器官を保護する働きをする脳由来神経栄養因子(BDNF)とその受容体であるTrkBは概日リズムを持ち、…
顎変形症治療に伴う顎骨移動の方向によっては気道スペースが狭窄し、睡眠時無呼吸の素因になっている可能性がある。睡眠時無呼吸は、日中の眠気などを引き起こすだけでなく、成人病との関連性も報告されており、患者の健康寿命に影響する。手術を受けた若年時には顎骨移動による呼吸動態に影響はなかったものの、中高年になった時、体重増加や筋力低下により舌骨の下…
非アルコール性脂肪肝疾患は世界的に患者数が著増している。非侵襲的診断法の開発は喫緊の課題である。 超音波エラストグラフィは肝線維化診断に、脂肪減衰法は脂肪肝の定量的評価に用いられるが、確定診断には侵襲的な肝生検による組織診断が必須である。 そこで、超音波エラストグラフィでの肝線維化診断、脂肪定量、組織の粘性を反映しているイメージングバイオ…
NAFLD患者の約30%に肝鉄過剰蓄積を認め、鉄過剰が肝臓におけるROSの産生やインスリンシグナル障害を起こす。申請者はこれまでに、FDXRに着目し、細胞内の鉄蓄積を誘導することでin vivoにおける肝糖代謝を調節することを見出した。本研究では、「ミトコンドリアの鉄代謝調節分子FDXRの肝臓インスリン抵抗 性制御における役割は何か? 、…
本邦において、虚血性心疾患を含む心疾患は癌に次ぐ2番目の死亡原因であり、早期発見、早期治療介入が重要である。近年、新たな虚血性心疾患のリスク因子として、心外膜下脂肪組織(Epicardial Adipose Tissue: EAT)および非アルコール性脂肪性肝疾患(Nonalcoholic Fatty Liver Disease: NAF…
肥満人口の急増から非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の増加が必至であるが、肝硬変に至ったNASHに対する根本的な薬物治療は存在せず、重大な臨床課題となっている。近年、間葉系幹細胞を用いた再生医療が注目されており、肝硬変に対する有効性も示唆されているが、その分子機構は十分に解明されていない。本研究では、間葉系幹細胞の分泌するエクソソームが含…
我々は肝臓を用いた網羅的解析から、脂肪肝ではcAMPを細胞外に能動的に輸送するMrp4の発現が低下しcAMPレベルが上昇することを見出した。Mrp4の発現はインスリン濃度依存的に低下し、インスリンシグナルが遮断されている肝臓特異的IRS-1/IRS-2ダブル欠損マウスではその発現が有意に上昇しており、さらにcAMPレベルを上昇させると、P…
本研究は非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の検診と食事による改善策を提案するシステムを構築する。NAFLDには肝硬変や肝がんへ進行するNASH(非アルコール性脂肪肝炎)と脂肪肝の状態であるNAFL(非アルコール性脂肪肝)に分けられ、NASHと診断されると治療は非常に難しくなる。NAFLは未病の状態であり、NASHへの移行を防ぐことは極…
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は極めて有病率の高い生活習慣病の1つであるが、有効な薬物治療がなく新規創薬につながる病態解明が望まれる。 エネルギー代謝を担う遺伝子発現制御にはエピジェネティック機構が関与するが、ヒストンH3の9番目リシン(H3K9)のメチル化修飾は脂質代謝に関連した遺伝子発現制御に寄与することが知られる。我々はH…
非アルコール性脂肪肝炎(NASH) は、近い将来、肝癌の主因になると予測される生活習慣病で、有効な予防・治療法の開発は喫緊の課題である。ビタミンE投与は、弱いながらも線維化を抑制する効果が示されているものの、NASH治療においては、治療効果への期待と副作用への懸念のバランスから、未だ絶対的選択肢とはなっていないのが現状である。本研究は、食…
生活習慣病の発症原因としてミトコンドリア機能障害が注目されている。申請者らは、脂肪酸伸長酵素Elovl6の研究から、肝臓におけるElovl6の欠損が脂肪肝にともなうミトコンドリア障害を改善すること、エネルギー燃焼型脂肪細胞であるベージュ細胞におけるミトコンドリア活性化にElovl6が必須であることを見出した。本研究では、脂肪肝およびベージ…
超高齢化社会を目前として本邦では国策として加齢性疾患の病態解明を行うことが急務である認知症による、家族、介護者への人的負担や経済的損失は莫大である。iPS細胞は疾患に罹患した患者由来の細胞を得られる非常に有用な研究マテリアルであるが、in vitroでの疾患表現型や生理学的な老化をどのようにin vitroで再現するかは重要課題となってい…
近年、肥満や脂肪肝の罹患率上昇に伴い肝癌や肝硬変などの発生数は増加しており、高齢化に伴いさらに増加すると予測される。新たな機序の介入法の開発のため、今回核酸や様々な生理活性物質を含有した膜小胞を標的とした方法の確立を開発する。 <BR> 老化に伴う肝実質細胞の変化の解明の一助として、非実質細胞の細胞老化に伴う分泌性膜小胞の性状変化を網羅的…
幼児の生活リズム形成が、家庭環境や社会的要因などだけでなく、概日リズム形成に関与するいわゆる時計遺伝子(遺伝的クロノタイプ)の特性も影響を有しているか調査することを第1の目的とする。遺伝的クロノタイプを調査し、園での活動量や日内変動を示す生理的指標との関係性について定量的に調査する。そのうえで、特に夜型の遺伝子クロノタイプを有する幼児を対…
本研究では、腸管の末梢時計の乱れがバリア機構、細胞間輸送機構、免疫バランスに及ぼす影響を検証し、病態悪化前に腸内環境を整えることによってそれらの因子の悪化が抑制できる可能性を検証する。本研究を発展させ、将来的にはヒトにおいて末梢体内時計を制御することで消化管疾患を未病の段階で食い止める、もしくは再発帽子に役立てることも可能になると考えてい…
妊娠期における閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は、胎児を間欠的低酸素(IH)に曝露し、出生後に成長遅延・神経発達障害・内分泌代謝異常などの全身病態をもたらす。この一因として、中枢や末梢の細胞・組織におけるDNA変化(エピゲノム変化)が推測されている。しかし、妊娠母体の睡眠呼吸障害と、出生後における胎児の中枢および成長発育障害を結ぶエピゲノム…
夜間の間欠性低酸素(IH)血症を伴う小児の閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は、神経発達障害とともに、低身長や小顎症などの成長障害を惹起する小児疾患である。OSAの全身病態には、IH曝露による脳内セロトニン(5-HT)の分泌減少およびセロトニン受容体(5-HT受容体)の機能低下が関わる。しかし、セロトニンが軟骨細胞の増殖・分化を促すことは知ら…
近年、低酸素状態という環境がおよぼす様々な影響が注目されている。中でも睡眠中に低 酸素状態をくりかえす閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は成人だけでなく、小児にも発生する。 しかし、小児OSAは成人と同じ方法でスクリーニングを実施できず、潜在的な小児OSAが見逃されている。本研究では矯正歯科が培ってきた顎顔面形態の定量的評価法に加え、上気道の…
糖代謝において閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)で引き起こされる間欠的低酸素と睡眠分断が, 交感神経の活性化, 酸化ストレスの亢進, 炎症反応の上昇を介して, インスリン抵抗性の上昇を及ぼし, 糖尿病の発症や悪化への影響が報告されている. OSAと2型糖尿病を併発している場合, CPAP療法を行うこと で, インスリン抵抗性の改善や血糖値の低…
閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSA)は、睡眠時の気道閉塞により生じる疾患であり、高血圧症や虚血性脳血管障害の危険因子である。また、合併症である過度の眠気は、日常業務支障や交通事故発生の原因となり、社会生活に与える影響も大きい。標準的治療法として、経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP)と口腔内装置(OA)治療が実施されているが、いずれも対症療法で…
肝切除や肝移植では、脂肪肝・脂肪肝炎や肝線維化を伴う肝臓(以下、障害肝)は術後肝不全のリスクが高く、手術適応が限定される。術後肝不全の回避と克服には肝再生の促進が重要である。本研究では障害肝における急性肝障害後の肝再生機構を解明し、修復性マクロファージの誘導による肝再生促進治療の開発を目指す。具体的には障害肝マウスモデルを作成し、それらに…
わが国では食習慣の欧米化や運動量の低下などライフスタイルの変化に伴い肥満人口が増加したことから、非飲酒者に生じる脂肪性肝疾患全体を示す非アルコール性脂肪性肝疾患(non-alcoholic fatty liver disease;NAFLD)は 肝疾患の中で最も頻度が高くみられる。 既存の研究でNAFLDの進展すなわち肝線維化の進行に遺伝…
骨格筋由来の代謝産物や骨格筋由来因子(マイオカイン)が異所性に他臓器機能を制御することが判明し、骨格筋は2型糖尿病や肥満など多くの疾患の治療標的として注目されている。すでに、エネルギー代謝制御における骨格筋をノードとする骨格筋―肝臓―脂肪連関を見出した。そこで、2型糖尿病や肥満などのいわばエネルギー代謝異常症の病態をかかる多臓器連関の視点…
肝硬変はコラーゲンなどの細胞外マトリックスが過剰に蓄積される線維化疾患である.肝細胞の破壊と肝臓の線維化が起こる結果,肝表面が硬くなり凹凸状の様相を呈し,肝機能の低下により,黄疸・腹水・肝性脳症など様々な症状を発症する.中でも、脂肪肝は国内で1500万人以上と言われ, NASH(非アルコール性脂肪肝炎)を経由した肝硬変の患者数が増加してい…
体脂肪蓄積は生活習慣病の原因となる。内臓脂肪はメタボリック症候群、肝脂肪は脂肪肝炎、心臓周囲脂肪は心筋梗塞との関係が指摘されている。CT、MRI、高機能超音波検査装置で脂肪蓄積を評価できるが、主に生活習慣病診療を担っている内科診療所ではこれらを利用できない。我々は少人数の2型糖尿病患者を対象とした研究で血中脂肪酸濃度を測定し、内臓脂肪や肝…
近年、小児の睡眠時無呼吸症候群(OSA)が注目されている。小児の呼吸は成人に比べ、睡眠中により障害されやすい。成長期の呼吸障害は顎顔面の成長発育にも大きな影響を与える。しかし、小児OSAを早期発見、早期治療をするためのスクリーニング法はまだ確立されていない。本研究では MRI撮影によって得られた三次元画像から上気道および上気道内の咽頭/口…
時間生物学分野での研究から食事摂取時間や一日の最初の食事から最後の食事までの時間間隔 (eating duration)と栄養代謝や体重増加の関連が明らかにされつつあります。また慨日リズムの観点からchrono-type(朝型タイプと夜型タイプ)によって食事の質が異なり、夜遅い食事や欠食は体重増加や低い満腹感に関連するという報告もあります…
ヒトにおいて最も高頻度に認められる体表の先天異常に唇顎口蓋裂(以下、CLP)がある。CLPは顎顔面を形成する複数の顔面突起の癒合が不良のため生じる。CLPの原因は遺伝子的要因、環境的要因が挙げられるも未だ全容は不明である。一方、低酸素状態は睡眠時無呼吸症候群等でも生じ得るが、重度の低酸素曝露はエピジェネティクス変化を誘導し、遺伝子発現を変…
骨格性下顎後退症患者に適用される下顎骨前方移動術においては、術後の下顎骨の後戻りに伴う上部気道の狭窄が指摘されている。しかし、この気道狭窄が単なる形態的変化にとどまるのか、機能的な変調を伴うのかは不明である。また、外科的矯正治療が通気に与える影響に対して、計算流体力学が応用される機会が増えつつあるものの、機能的評価は未だ不十分である。本研…
閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)に対する口腔内装置(OA)療法は, 構造的に上下一体型OAと上下分離型OAに分類される. 本研究は, 一体型OAと分離型OAの前向きでの比較研究を行う前に, エビデンスの評価を行うため, システマティックレビュー及びメタ解析を行い, どちらの構造が有効かを調査した. スクリーニング後, 最終的には2本の論文が残…
閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は日中傾眠による仕事の能率低下,運転事故等に加え,生活習慣病を悪化させる現代病と言える.通常重度のOSAにはCPAP,軽~中等度のOSAには口腔内装置(OA)が保険適用されるが,重度OSAにもOAが有効な場合もあり,その有用性が認められつつある.しかしOAの治療効果は予測が難しく,装着するまで効果は分からない…
骨格性下顎前突症患者では、顎骨外の舌が占める割合が大きければ大きいほど、顎矯正手術後の呼吸機能が悪くなる傾向が示された。また、顎矯正手術の術式によっても呼吸機能への影響が異なり、上下顎同時移動術では、下顎骨単独後方移動術と比較して、呼吸機能への影響が少ないことが示された。骨格性II級患者では、術前に睡眠時呼吸障害が疑われた患者は、顎骨外の…
ビタミンE投与は、非アルコール性脂肪肝炎 (NASH) 唯一の薬剤療法であるが、治療効果への期待と副作用への懸念のバランスから絶対的選択肢にはなっていない。本研究では、より効率的なビタミンE療法の確立を目指して、主に食餌誘導性NASHモデルを用い、NASH発症初期、進行過程、治癒過程のそれぞれの病態において、ビタミンE同族体による効果の違…
日中勤務と夜間勤務を繰り返す交代勤務は、心・脳血管障害発症リスクの増加と関連している。血管内血栓形成に関わる血小板機能の活性化が夜間勤務で影響を受けるか検討した。健常医療従事者11名を対象に、日中勤務翌朝と夜間勤務翌朝の2回のタイミングで、血小板機能を測定した。血小板機能の指標として、血小板凝集能と血清アラキドン酸代謝産物濃度(強い血小板…
日本語の題名と要約は、論文の要旨をもとに当社が付けたものです(要旨が公開されていない論文は題名だけ)。正確な内容は、題名のリンクから原文を確かめてください。
Differential Cardiometabolic Risk Profiles of Lean and Obese Metabolic Dysfunction–Associated Steatotic Liver Disease: A Longitudinal Health Checkup Cohort Study
痩せ型と肥満型のMASLDにおけるリスク因子の寄与度や代謝軌跡を調査し、両者は概ね同様の心代謝リスク構造を持つが、リスク因子の相対的な寄与には差異があることを明らかにした。
Nutritional and metabolic mechanisms linking low protein and low amino acid diets to fatty liver in laying hens
産卵鶏において、低タンパク質や低アミノ酸の摂取が窒素とエネルギーのバランスを崩し、脂質合成の促進や分泌障害を引き起こすことで脂肪肝を誘発するメカニズムを調査した。
Dose-dependent efficacy and renal safety of pemafibrate versus fenofibrate in patients with metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease (MASLD) and hypertriglyceridemia: a multicenter randomized controlled, open label trial
MASLDおよび高トリグリセリド血症患者を対象にpemafibrateの高・低用量とfenofibrateの有効性と安全性を比較し、pemafibrateの用量依存的な効果を確認した。
Comparison of Metabolic Dysfunction‐Associated Steatotic Liver Disease Between Individuals With Werner Syndrome and Those With Insulin‐Resistant Type 2 Diabetes: Hepatic Steatosis and Fibrosis Indices
Werner症候群患者とインスリン抵抗性2型糖尿病患者におけるMASLDを比較し、Werner症候群における肝脂肪変性の特徴と診断に有用な指標を調査した。
Low Frequency of Sexual Intercourse, Discrepancy Between Erectile Function Measures, and Sexual Satisfaction Among Japanese Men Aged 45–64 Years: A Nationwide Cross‐Sectional Study
日本の中高年男性を対象に調査を行い、EDの有病率は評価手法により大きく異なることや、EHSで定義されたEDは性的満足度が低い傾向にあることを明らかにした。
Association between early-stage systemic metabolic disorder and incident cardiometabolic treatment and cardiovascular hospitalisation in Japanese adults
日本人の成人を対象に、早期の全身性代謝異常(SMD)が将来の心血管疾患治療の開始や入院に関連するかを調査した。
Limited impact of NLRP3 inflammasome deficiency on diet-induced metabolic dysfunction-associated steatohepatitis in mice
CDAHFDモデルを用いた実験により、全身性のNLRP3欠損は食事誘発性のMASHを実質的に緩和しないことが明らかになった。
Clinical considerations for oral appliance use in obstructive sleep apnea patients with dental implants: a scoping review
Biological rhythms, sleep disturbances, and the skin – a narrative review
睡眠や光などの要因が皮膚の生理機能に与える影響を概観し、睡眠障害や概日リズムの乱れが炎症性皮膚疾患や老化に関与する可能性をまとめた。
Injury prevalence and risk factors in national-level female sprinters – 6‑month prospective observational study
国内レベルの女子短距離選手を対象に、睡眠不足やカーブ種目への特化が重大な傷害のリスク要因であることを明らかにした。
Integrative multi-omics analysis identifies stellate cell-derived complement component 7 as a predictor of fibrosis and liver-related events in MASLD
統合的なマルチオミクス解析を用いてMASLDにおけるバイオマーカーを探索し、血清中のC7レベルが線維化の程度や肝関連事象のリスクを予測することを見出した。
Association Between Locomotive Syndrome and Metabolic Dysfunction‐Associated Steatotic Liver Disease in a Health Examination Cohort: A Cross‐Sectional Study
大規模な健康診断コホートを対象に、早期の移動能力障害とMASLDとの関連を調査した結果、両者の間に独立した関連があることが明らかになった。
A data-driven framework reconstructs the molecular continuum of human MASLD progression
横断的な肝臓トランスクリプトームプロファイルからMASLDの進行を連続的な分子軌跡として再構築し、非侵襲的なバイオマーカーパネルを用いて患者の状態を予測した。
Comparative efficacy and acceptability of cognitive-behavioural therapy for insomnia and its abbreviated versions: a systematic review and network meta-analysis
不眠症に対するCBT-I、その短縮版、および対照条件の比較有効性と受容性を評価し、CBT-IやSRT&SCTなどが対照群より高い寛解率を示したことを明らかにした。
Repurposing residential facilities for child abuse prevention: case study of the Mie Hot Spot Model for multiple-birth families in Japan
三重県で開発された、既存の母子生活支援施設を多胎児家庭向けの休息拠点に転用するモデルが、親の休息を確保し児童虐待リスクを軽減する可能性を明らかにした。
Sleep Deprivation and Neuronal Hyperexcitation Share Transcriptomic Signatures
睡眠不足が神経細胞の過剰興奮によって誘発される転写産物の特徴を共有していることを、公開データの解析を通じて明らかにした。
Profiling of extracellular vesicles from primary hepatocytes, organoids, and mash patients identifies cell injury-specific signatures
患者血清や肝細胞モデルを用いてMASHに関連する細胞外小胞のタンパク質シグネチャーを特定し、非侵襲的な診断への可能性を示した。
Development and internal validation of a prediction model for sleep apnea syndrome treated with continuous positive airway pressure based on claims and health checkup data linked to personal health records
レセプト、健康診断データ、個人健康記録を用いてCPAP治療を受ける睡眠時無呼吸症候群の予測モデルを開発し、その精度を評価した。
Subtype Differences in Major Adverse Liver Outcomes and Cardiovascular Events and Mortality in Steatotic Liver Disease: A UK Biobank Analysis
UK Biobankの参加者を対象にSLDのサブタイプごとの発症率を調査し、ALDが最も高いリスクを示し、MASLDとMetALDは肝疾患のリスクで差があることを明らかにした。
Sleep duration and efficiency predict heart rate variability during work hours in intensive care unit nurses.
集中治療室の看護師を対象に主観的な睡眠の質と副交感神経活動の関係を調査した結果、睡眠時間の短さや睡眠効率の低さが勤務中の副交感神経活動の低下と関連することが分かった。
The effects of sleep deprivation on interoception accuracy measured using a heartbeat-counting task
White matter microstructural alterations in obstructive sleep apnea assessed by time-dependent diffusion MRI
ΔOGSE–PGSEを用いて閉塞性睡眠時無呼吸症の重症度と白質の微細構造の関係を調べ、ΔOGSE–PGSEが疾患に関連する微細構造の変化に敏感であることを明らかにした。
Hepatic glutathione depletion ameliorates MASLD through selective protein oxidation and inhibition of lipogenesis
Chac1の過剰発現による肝臓のGSH枯渇が、脂質合成の減少と線維化の抑制を通じてMASLDを保護することを明らかにした。
Association Between Periodontitis and Metabolic Dysfunction–Associated Steatotic Liver Disease: A Cross‐Sectional Study
歯周炎とMASLDの関連を調査した結果、女性において歯周炎がMASLDのリスクに関連していることが分かった。
Breastfeeding and children’s sleep duration at 1 year of age: A nationwide birth cohort - The Japan Environment and Children’s Study
生後6ヶ月間の母乳育児が、1歳児における短い睡眠時間のリスクを低下させることを明らかにした。
Dietary supplementation of myo-inositol for preventing fatty liver disease by altering hepatic epigenetic modifications in the transcribed regions of Fasn and Elovl6
高果糖食餌を与えたラットにおいて、ミオイノシトールの摂取がFasnおよびelowl6の転写領域におけるヒストンアセチル化やタンパク質結合を変化させ、脂肪肝疾患を緩和することを明らかにした。
Global research trends on sleep quality among workers: A 20-year bibliometric analysis (2005–2024)
労働者の睡眠の質の研究動向を計量書誌学的に分析し、出版数の増加や国際協力の状況、主要なテーマの変化を明らかにした。
Comparative effects of hypnotic agents on sleep architecture and respiratory outcomes in obstructive sleep apnea: A systematic review and network meta‐analysis
閉塞性睡眠時無呼吸症の成人を対象としたRCTを解析し、各種催眠薬が睡眠構造や呼吸転帰に与える影響を比較した結果、薬剤ごとに異なる効果があることが分かった。
Thawing “cold” tumors: The NRF2–COX2–PGE2 axis as a pathway to precision immunotherapy in HCC
MASLD由来のHCCにおける免疫療法への抵抗性メカニズムを、マウスモデルやトランスクリプトミクスを用いて解析し、NRF2–COX2–PGE2軸が腫瘍微小環境に与える影響を調査した。
Guidance for Liver Rehabilitation in Chronic Liver Disease
慢性肝疾患における肝リハビリテーションの役割に関する最新の知見をまとめ、定義や運動・栄養療法、経済的利点などを概説した。
Reduced skeletal muscle mass and elevated phase angle are linked to metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease in Japanese males
日本人の健康診断受診者を対象とした調査において、男性では骨格筋量の減少と位相角の上昇が代謝異常関連脂肪性肝疾患の独立した要因であることを明らかにした。
Short-Term Outcomes Following Night or Rotating Shift Work in Adult Workers: A Scoping Review Protocol v1
成人労働者の夜勤や交代勤務に伴う短期的なアウトカムに関する先行研究を網羅的に調査し、報告されている領域、測定方法、および評価のタイミングをまとめる。
A Simple Screening Strategy for Metabolic Dysfunction-Associated Steatotic Liver Disease in General Health Checkups
人口統計学的および生化学的パラメータに基づく新たなスコアリングシステムを開発し、既存の指標よりも高い精度で脂肪性肝疾患を推定できることを明らかにした。
Dose-Dependent Efficacy and Renal Safety of Pemafibrate versus Fenofibrate in Patients with MASLD and Hypertriglyceridemia: A Multicenter Randomized Controlled Trial
Relative importance of weight gain among cardiometabolic risk factors in the development of metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease: An observational study using large-scale health examination data
心代謝リスク因子の中で肥満関連指標がMASLD発症に最も影響すること、および基礎疾患の有無によりリスクを伴う体重増加の閾値が異なることを明らかにした。
Prevalence of liver steatosis and stiffness by transient elastography and serum markers in Japanese early adolescents
日本の児童を対象に、年齢別のカットオフ値を用いて肝脂肪変性と肝硬度の有病率を調査し、それらと身体計測や血清学的指標との関連を明らかにした。
The association between chronotype and metabolic syndrome in middle-aged Japanese civil servants: A longitudinal study from Aichi Workers’ Cohort
中高年の日本人公務人を対象とした縦断的な調査により、夜型(evening chronotype)の人が中間型と比較してメタボリックシンドロームを発症するリスクが高いことが分かった。
Investigation of intake pattern of SGLT2 inhibitors among shift workers with diabetes: a crossover study
糖尿病を患う交代勤務者を対象に、SGLT2阻害薬を起床時に服用する場合と固定時間に服用する場合での血糖変動への影響を比較し、いずれの服用方法でも安定した血糖管理が可能であることを調べた。
Vocal acoustic changes before and after adenotonsillectomy in a 3-year-old: a 6-month single-case longitudinal analysis
扁桃腺・アデノイド肥大による睡眠障害と音声障害の関係を調べるため、手術前後の3歳児の音声の変化を音響分析を用いて評価した。
Effect of D-allulose on Fructose-Induced Skeletal Muscle Insulin Resistance
D-alluloseの摂取が、果糖および高脂肪食によって引き起こされる骨格筋への中性脂肪蓄積を抑制し、インスリン抵抗性を改善することを明らかにした。
Increasing Prevalence of Steatotic Liver Disease in a Japanese Health Checkup Population, 2004–2022
岐阜県での健康診断データを用い、MASLD、MetALD、ALDの有病率を調査した結果、体格に関わらずMASLDとMetALDが増加し、痩身層ではALDも増加した。
Prevalence and health checkup-based detection of metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease in Japanese young adults
日本の若年成人のSLDおよびMASLDの有病率を調査し、健康診断データを用いたMASLDの診断能を評価した。
High Serum Thymic Stromal Lymphopoietin (TSLP) Is Characteristic of Late‐Onset, Long‐Duration, Eosinophilic Asthma
血清TSLP濃度と成人喘息の臨床的特徴を調査した結果、高いTSLPレベルは発症が遅く長期経過する好酸球性喘息の特徴と強く関連していることが分かった。
Artificial Intelligence to Detect Obstructive Sleep Apnea from Craniofacial Images: A Narrative Review
AIを用いた頭顔面放射線画像の解析により、閉塞性睡眠時無呼吸症候群の解剖学的リスク因子を高精度に特定し、早期スクリーニングや適切な診断への誘導が可能になることを示した。
[Autoimmune Encephalitis and Associated Sleep Disorders].
自己免疫性脳炎が様々な睡眠障害を引き起こすことを調べ、疾患の種類ごとに異なる症状や原因を明らかにした。
Sleep Posture and Autonomic Nervous System Activity Across Age and Sex in a Clinical Cohort: Analysis of a Nationwide Ambulatory ECG Database
日本の大規模な移動式ECGデータベースを用い、睡眠姿勢が自律神経活動に与える影響を年齢や性別ごとに分析し、姿勢が統計的に有意な独立因子であることを明らかにした。
Sleep Characteristics and Prevalence of Perceived Insufficient Sleep Across Age Groups in the Japanese Community-Based General Population: The Japan Multi-Institutional Collaborative Cohort Daiko Study
日本人の一般住民を対象に、年齢層別の客観的・主観的な睡眠特性や睡眠不足の有病率を調査し、労働世代における睡眠不足への対策の必要性を明らかにした。
Association of Metabolic‐Associated Steatotic Liver Disease With Clinical Outcomes of Durvalumab and Tremelimumab in Advanced Hepatocellular Carcinoma Patients: A Multicenter Study
肝細胞癌患者を対象にDur/Tre療法の有効性とMASLDとの関連を調査した結果、MASLDに関連する肝細胞癌においても他の病因と比較して同等の有効性が示された。
Novel glycan-related biomarker discovery by total glycomic and focused protein glycomic analyses
全糖鎖解析を用いた分析手法の概要を提示し、細胞特性の評価や疾患のバイオマーカー探索への応用可能性を論じた。
Excessive Visceral Adipose Tissue Accumulation Increases the Risk of Recurrence and Mortality After Curative Treatment for Metabolic Dysfunction‐Associated Steatotic Liver Disease‐Associated Hepatocellular Carcinoma
MASLD関連HCC患者において、体組成のうち内臓脂肪組織指数が高いほど、根治治療後の無再発生存期間および全生存期間が短縮することを明らかにした。
Disturbance on drug efficacy of dapagliflozin, an SGLT2 inhibitor, in mice
光周期を乱したマウスを用い、dapagliflozinの投与時間を比較した結果、起床後の一定時刻に投与する方が、光期終了から2時間後に投与するよりも体重減少や血糖値低下の効果が高いことが分かった。
Contribution of white matter microstructure to diffusion tensor image analysis along perivascular space in obstructive sleep apnea
閉塞性睡眠時無呼吸症患者を対象にDTI-ALPSを評価した結果、この指標は血管周囲腔だけでなく白質の微細構造や脳脊髄液関連の指標とも関連することが分かった。
Proposal and implementation of a medical device monitoring tool usingsmartmeter lines for home healthcare
スマートメーター通信ネットワークを用いて、医療機器を改造せずに稼働状況を取得・可視化するシステムを提案し、CPAPを用いた実験でその有効性を確認した。
A transient decrease in night-to-night variability of REM sleep before myocardial infarction
ウェアラブルデバイスを用いて、心筋梗塞の発症前にREM睡眠の夜間ごとの変動が一時的に減少し、その後ベースラインに戻る傾向があることを明らかにした。
EXPRESS: Chronic Intermittent Hypoxia Induces Persistent Venous Narrowing of Downstream Parenchymal Microvessels and Pial Veins in the Male Mouse Cortex
慢性的な間欠的低酸素が脳の微小循環に与える影響を調べた結果、下流の静脈径の減少により血流灌流と神経血管カップリングが低下することが判明した。
From histology to VCTE-based treatment selection in MASLD: Beyond biopsy-selected cohorts
MASLDの治療対象において、生検による選択は日常診療での非侵襲的評価を受ける広範な患者層を代表していない可能性を指摘している。
The Hypoxic Burden of Sleep Apnea Predicts Cardiovascular Outcomes in Patients with Heart Failure
急性心不全で入院した患者を対象にSASHBとAHIの予後予測能を評価し、SASHBが既存のリスク因子よりも一貫して良好な予測能を示すことを明らかにした。
Higher Cardiorespiratory Fitness Is Associated With a Lower Burden of Metabolic Syndrome Traits: A Cross‐Sectional Analysis of 39 197 UK Adults
大規模な集団を対象に心肺持久力と代謝症候群との関連を調査した結果、心肺持久力が高いほど代謝症候群の特性数や有病率が低いことが判明した。
Distinct metabolomic signatures of SGLT2 inhibitor vs. sulfonylurea in a paired human liver biopsy study
MASLDおよび2型糖尿病患者を対象に、tofogliflozinとglimepirideが肝代謝に与える影響を比較し、薬剤ごとに異なる代謝変化を明らかにした。
Longer sleep duration and the incidence and progression of diabetic nephropathy: a prospective cohort study
2型糖尿病患者を対象に睡眠時間と糖尿病性腎症の関連を調査した結果、睡眠時間が長いほど発症および進行のリスクが高まることが明らかになった。
Anterior Cervical Lipectomy for Neck Contouring in Multiple Symmetric Lipomatosis Improved Obstructive Sleep Apnea Control With Sustained Airway Decompression
重度の閉塞性睡眠時無呼吸症を伴う多発性対称性脂肪腫患者に対し、前頸部脂肪吸引術を行うことでCPAPへの反応性が向上し、症状が改善することを確認した。
Metabolic Dysfunction-Associated Steatotic Liver Disease in the Aging Population: A Narrative Review of Pathophysiological Synergy, Diagnostic Challenges, and Tailored Management
Associations of employment characteristics and psychosocial work factors with severe menopausal symptoms among working women: a longitudinal study
働く女性を対象とした縦断的な調査により、高い仕事量や低い職務コントロール、高い仕事の負荷といった心理社会的労働要因が、重度の更年期症状の発症に関連することが分かった。
Data-driven diabetes clustering in East Asians: pathological heterogeneity and personalized medicine
東アジア人の糖尿病を5つのサブタイプに分類し、人種特有の遺伝的要因や身体組成の違いに基づく合併症リスクと、それに対応した個別化医療の重要性を明らかにした。
A hyperspherical deep Bayesian model for interpretable clustering and relationship prediction in microbiome multi-omics integration
DBayesCMを提案し、マイクロバイオームと宿主のマルチオミクスデータから不確実性を定量化しつつ、データの特性に応じた自動的なクラスタリングと解釈可能な特徴選択が可能になることを示した。
Selective Pharmacological Activation of PPARα/δ/γ Alters the Triglyceride Composition of Fatty Liver in a Diet-Induced MASLD Mouse Model
食事誘発性MASLDマウスモデルを用い、PPARα/δ/γの選択的アゴニストが肝臓のトリグリセリドプロファイルに与える影響を調査し、それぞれ異なる効果があることを明らかにした。
Effects of age on association between obstructive sleep apnea and metabolic syndrome in the Japanese patient population
Immune-related liver injury: Clinical and histological subtyping defines distinct trajectories and therapeutic implications
免疫チェックポイント阻害薬による肝障害を臨床・病理的に解析し、一過性と持続性の2つのサブタイプに分類することでリスク層別化の枠組みを提案した。
A Six-Year Longitudinal Cohort Study Assessing the Association Between Social Interaction Trajectories and Sleep Health in Older Adults
日本の高齢者を対象とした6年間の調査により、社会的相互作用の減少や継続的な孤立が睡眠不足や不快な睡眠のリスクを高める一方で、交流の増加はそれらのリスクを低減することが分かった。
THE EFFECTS OF INTRODUCING MONITORING SUPPORT DEVICES ON NIGHT SHIFTS IN SUPPORT FACILITIES FOR PERSONS WITH DISABILITIES
障害者支援施設の夜勤職員に対するモニタリング支援機器の導入効果を調査し、その効果は利用者の障害の種別や施設の設計に依存することを明らかにした。
Within‐Person Seasonal Variability of Aminotransferases and Long‐Term Glycemic Control in Adults With Type 2 Diabetes ( JDDM 85)
2型糖尿病患者のアミノ転移酵素に有意な季節変動があることを明らかにし、特にASTの季節変動の大きさが良好な血糖コントロールを妨げる要因となることを示した。
Hypoxemia and hypercapnia synergistically mediate peripheral vasoconstriction, whereas hypercapnia mediates cerebral vasodilation in resting humans
低酸素血症と高二酸化炭素血症が末梢および脳の血管反応に与える相互作用を調べた結果、両者は全身性の血管収縮を増強させる一方で、高二酸化炭素血症による脳血管拡張は維持されることが分かった。
Longitudinal associations between changes in higher-level competence and sleep status among community-dwelling older adults in Japan
日本の地域在住高齢者を対象に、高次能力の変化と後の睡眠状態との縦断的な関連を調査した結果、高次能力の低下は短時間睡眠や不快な睡眠のリスクを高めることが分かった。
Perspectives on Bempedoic Acid, ATP-citrate lyase inhibitor: Targeting Lipid Metabolism and Inflammation
Bempedoic acidがACLを阻害することでLDL-Cや中性脂肪を低下させる機序をMichaelis-Menten動力学に基づき検討し、スタチンとの相乗効果や抗炎症作用等の代謝上の利点を明らかにした。
Differences in sociodemographic, lifestyle and dietary characteristics between dietary supplement users and non-users: a cross-sectional study among three generations of Japanese women
日本の女性の3世代を対象にサプリメント摂取者と非摂取者の特性を比較し、年齢層によって異なる特徴や栄養摂取状況の違いを明らかにした。
Digital Intervention Increasing Sleep Duration Among People With Type 2 Diabetes: Pilot Randomized Controlled Trial
2型糖尿病の短時間睡眠者に対し、デジタル介入による睡眠時間の延長がHbA1cを改善するかを調査したが、有意な改善は見られなかった。
A80-1-04 REM Sleep Reduction and Mild Cognitive Impairment Risk in Severe Obstructive Sleep Apnea
重症閉塞性睡眠時無呼吸症患者において、REM睡眠の減少を特徴とする特定の表現型を特定し、それが軽度認知障害のリスクに関連する可能性を検討した。
IL-10 attenuates metabolic dysfunction–associated steatotic liver disease via modulation of hepatic responses to lipotoxicity
IL-10が脂肪酸およびグルコース代謝、酸化ストレスへの反応を調節することで、MASLDにおける脂質毒性による損傷を緩和することを見出した。
Method for Selective REM Sleep Deprivation using The Selective Nose Flicking for Forgetting REM (SNiFFer)
嗅覚刺激に敏感な齧歯類に対し、AIによる脳波解析を用いてREM睡眠時のみ筆で鼻を撫でることで、低侵襲かつ選択的なREM睡眠剥奪が可能であることを明らかにした。
Loss of Posterior Occlusal Support Is Associated With Incident Steatotic Liver Disease in a Nationwide Longitudinal Analysis of the JMDC Claims Database
日本人の大規模なレセプトデータを用い、後方咬合支持の喪失がMASLDの発症に関連することを明らかにした。
Wearable sleep staging performance declines with sleep apnea severity and is sensitive to training-set composition in very severe sleep apnea
ウェアラブルデバイスを用いた睡眠段階判定の性能が睡眠時無呼吸症の重症度に伴い低下すること、および極めて重度の症例において学習データの構成が性能に影響を与えることを調べた。
The Association Between Sufficient Sleep Duration and Physical Activity in Older Adults
高齢者が十分な睡眠時間を確保することは、身体活動や持久力、可動性の維持に寄与することが示された。
Validation of an artificial intelligence-driven novel microphone-based wireless jaw movement and respiratory event detection system for home sleep apnea testing
超音波エミッターによる顎の動きと音声情報を統合したAIモデルを用いて、家庭用睡眠時無呼吸検査における無呼吸・低呼吸指標をPSGと比較検証し、中等度から重度の疾患判別の有効性を確認した。
日本の成人を対象に、睡眠の重要性の認識が健康不安と就寝先延ばしの関係を調整するかを調査した結果、睡眠の重要性の認識が高いほど就寝先延ばしが少ないことが判明した。
Metabolic factors associated with colorectal neoplasms: a single center retrospective cross-sectional analysis of colonoscopy patients
詳細な臨床および画像データを用いて、大腸腫瘍の発症と代謝因子の関連を調査し、男性、高齢、広い腹囲、脂肪肝、および複数の代謝指標の高値がリスク因子であることを明らかにした。
Chronic intermittent hypoxia reshapes circadian metabolic architecture in a model of sleep apnea
慢性的な間欠的低酸素が肝臓および全身の概日代謝プログラムを時間特異的に再構築し、酸化代謝から糖新生や脂質動員などの酸素節約プロセスへと変化させることを明らかにした。
Hospital Nurse Understaffing and Patient Mortality, Readmission, and Length of Stay
日本の病院における看護師の不足が、患者の院内死亡率、再入院率、および入院期間に与える影響を調査した。
Microcystin-LR Drives Early NAFLD Pathogenesis via Hepatic Cholesterol Accumulation: Dysregulation of Ldlr and Abcg1 Expression Uncoupled from Srebp2
微量なmicrocystin-LRへの慢性曝露が、Srebp2の転写抑制下でもLdlrの上昇とAbcg1の低下を招き、肝臓でのコレステロール蓄積を通じてNAFLDの初期病態を引き起こすことを明らかにした。
Plasma-targeted proteomic and lipidomic profiling of MASLD, MASH, and hepatitis C virus infection
日本人の患者を対象に血漿のプロテオミクスとリピドミクスの網羅的な解析を行い、MASLD、MASH、HCV感染における共通の免疫調節異常や脂質代謝の変化を明らかにした。
Temporal trends and regional variations in hepatocellular carcinoma etiology: a multinational study across Asia
アジア諸国における肝細胞癌の病因の時間的変化と地域的な差異を調査し、ウイルス性肝炎の減少に伴うMAFLD関連の増加などの動向を明らかにした。
Associations Between Late‐Night Shift Work and Perinatal Outcomes: A Nationwide Cross‐Sectional Study Using JACSIS and JASTIS Data
妊娠中の深夜交代勤務と周産期の合併症との関連を調査した結果、深夜交代勤務群で脅威流産や感染症などのリスクが高いことが判明した。
Exploration of Physiological Markers Sensitive to Sleep Restriction during the Maintenance of Wakefulness Test
Gender Differences in Patient Safety Incident Risk Among Early Career Resident Physicians: A Cross-Sectional Analysis
若手研修医を対象に、性別と患者安全事故事象の関係を調査した結果、女性研修医は男性よりもリスクが低く、特に女性では労働時間の増加に伴いリスクが高まることが分かった。
Genome-wide CRISPR screen identifies ACSL3 as a regulator of lipotoxicity and progression of MASLD
ゲノムワイドCRISPR-Cas9スクリーニングを用いてパルミチン酸誘発性の肝細胞への脂質毒性を調節する因子を調査し、ACSL3が肝細胞の生存を規定する重要な因子であることを明らかにした。
Colorectal cancer in metabolic dysfunction-associated steatotic liver disease: an international Delphi consensus statement
MASLD患者における大腸がんのリスクと病態、管理戦略について専門家パネルによる合意形成を行い、早期検診や統合的な代謝管理の重要性を明らかにした。
Health and social inequities among cisgender gay and bisexual men in Japan: a nationwide cross-sectional study using a large-scale web-based survey
日本のゲイおよびバイセクシュアル男性を対象に、異性愛者の男性と比較して社会・生活習慣・健康特性を調査し、社会的困難や精神疾患との関連を明らかにした。
Reconstructing Sleep and Stress Management Programs for People with Dementia
認知症における睡眠障害やストレスへの対応として、複雑な自己管理を排し、生活リズムの固定や要因除去、DICEアプローチに基づく標準的な対応に焦点を当てたD-SSMフレームワークを提案した。
Renalase deficiency suppresses hepatic triglyceride accumulation in the progression to MASLD / MASH by GAN diet in male mice
Renalase欠損がAkt-Srebf1経路を介して肝臓の脂質代謝を調節し、MASLDへの進行過程におけるトリグリセリドの蓄積を抑制することを明らかにした。
Association of the Fibrosis‐4 Index With Indices of Atherosclerosis in Patients With Type 2 Diabetes: An Exploratory Subanalysis of a Prospective Observational Cohort Study
2型糖尿病患者を対象にFIB-4 Indexと動脈硬化およびCGM指標との関連を調査し、FIB-4が頸動脈の肥厚や動脈硬化度、高血糖の持続期間と関連することを見出した。
Component Analysis of High-frequency Liver Echoes Using a High-order Amplitude Envelope Statistics Model
DNモデルを用いて、正常な肝臓、脂肪肝、肝炎を模したコンピュータファントムから得られる散乱信号を解析し、脂肪組織と線維組織の独立した成分を識別できることを明らかにした。
Efficacy and Safety of Multi-Targeted GLP-1/GIP and GLP-1/GCG Receptor Agonists in Patients with MASLD: A Network Meta-Analysis
Night-to-night Variability of Overnight Pulse Oximetry in Children with Underlying Medical Conditions
基礎疾患を有する小児を対象に、夜間パルスオキシメトリー指標の夜毎の一致度を評価し、単一の夜の検査では診断が不正確になる可能性があることを明らかにした。
Metabolomic profiling of HepG2/C3A liver-on-chip model exposed to oleic acid, palmitic acid and oleic/palmitic acids mixture
HepG2/C3Aを用いたorgan-on-chip技術により脂肪酸への曝露による代謝変化を解析し、各脂肪酸特有の代謝応答や潜在的なバイオマーカーを明らかにした。
276 | Continuous Positive Airway Pressure can improve night-time urinary frequency in Parkinson’s disease with sleep apnea.
Impact of aldehyde dehydrogenase 2 polymorphism on lipid profile alterations in alcohol-abstinent adolescents stratified by steatotic liver disease status
アルコール非摂取の若年者を対象に、SLDの有無とALDH2活性の違いによる代謝関連因子の関連を調査し、GG遺伝子型がHDL-CやLDL-Cレベルに関連することを明らかにした。
Serum mercury, lead, cadmium, and arsenic and incidence of type 2 diabetes among adults: A nested case–control study
血清中の重金属濃度と2型糖尿病の発症との関連を調査した結果、血清水銀濃度が高いほど2型糖尿病の発症リスクが高まることが分かった。
Circadian regulation of metabolic homeostasis in physiology and disease
生活習慣による概日リズムの乱れが代謝疾患のリスク因子となる背景を、主要な代謝器官における分子メカニズムや人間での研究から考察し、治療への可能性を検討した。
Associations of self-reported sleep quality and duration with dietary eating behaviours: a cross-sectional study of 27,263 UK adults
英国人の成人を対象に、睡眠の質や睡眠時間と食事行動の関連を調査した結果、質の低い睡眠や短い睡眠時間は、感情的な摂食や食事制限の低下といった肥満リスクを高める傾向があることが分かった。
A computational model of inflammation reveals crosstalk among energy metabolism, oxidative stress, insulin, and cytokines in hepatocytes during early MASLD progression
MASLDの複雑なメカニズムを解明するため、代謝や炎症等の要素を統合した数学モデルを構築し、血中代謝物や酵素活性の変化が肝細胞への影響を与える動態を明らかにした。
Association of sleep patterns assessed by a smartphone application with work productivity loss among Japanese employees
スマートフォンのデータを用いて、睡眠時間や質などの指標と仕事の生産性低下との関連を調査し、睡眠の質や規則性が職場での機能に関連することを確認した。
The nondipping blood pressure pattern induced by chronic intermittent hypoxia and its renal mechanism
慢性的な間欠的低酸素がNCCおよびNKCC2の活性化を介して血圧の生理的なディッピングパターンを阻害することを明らかにしました。
Sleep loss differentially reconfigures neural circuits governing pain and neuropsychological homeostasis
睡眠不足が痛み、炎症、薬物反応性に関する神経回路を再構成し、その多くは回復睡眠で改善するが一部のドーパミン系や皮質の変化は持続することを見出した。
Liver Sinusoidal Endothelial Cells Promote Metabolic Dysfunction-associated Steatohepatitis Progression via Interleukin-1R1-mediated Chemokine Production Induced by Macrophage-derived Interleukin-1β
マクロファージ由来のIL-1βがLSECのIL1R1を介してケモカイン産生を促進し、炎症や線維化を引き起こすことでMASHの進行に寄与することを明らかにした。
Shivering During Transurethral Ureterolithotripsy Predicted Postoperative Sepsis: A Case Report
経尿道的前立腺尿管結石破砕術中に発生した震えが菌血症の初期症状として敗血症を予測し、早期介入につながったことを報告する。
Parental educational aspirations and children’s sleep: a mediation analysis
日本の学童を対象に、親の教育的志向が子供の睡眠時間に与える影響を調べた結果、中学生において塾への通塾を介して睡眠時間が短縮することが明らかになった。
Imeglimin ameliorates MASLD by targeting PEN2 to activate AMPK pathway
ImegliminがPEN2を標的としてAMPK経路を活性化することで、高脂肪食誘発性のMASLDにおける肝機能の改善や炎症の抑制をもたらすことを明らかにした。
Association between urinary organophosphate pesticide metabolites and blood lipid levels in US children
小児の尿中DAP濃度と血中脂質レベルの関連を調査し、高濃度のdiethylthiophosphateが総コレステロール値の上昇と関連すること、およびPPARαやPPARγの標的遺伝子の発現上昇がそのメカニズムに関与する可能性を明らかにした。
Cluster analysis with body composition data for health risk assessment in children
身体計測および体組成データの統合的な解析により、高い健康リスクを持つ子供のサブグループを特定した。
Clustering of health behaviors in male workers and comparisons of incidences of insomnia, sleep apnea, and depression between non-restorative sleep and restorative sleep
男性労働者の健康行動に基づくクラスタを特定し、非回復睡眠と回復睡眠の背景にある健康行動の違いが、睡眠時無呼吸症候群やうつ病の発症リスクに与える影響を調べた。
Sugar Rationing in the First 1000 Days After Conception and Long-Term Risk of Metabolic Dysfunction-Associated Steatotic Liver Disease and Major Adverse Liver Outcomes: A Natural Experiment Study
英国の砂糖配給政策による初期の砂糖制限が、成人期のMASLDや関連する肝疾患のリスクを低下させるかを調査し、代謝プロファイルの改善を介して保護的に作用することを見出した。
Sleep Misalignment and Cognitive Decline in Everyday Life—Social Jet Lag as a Proxy for Chronic Sleep Deprivation
Social Jet Lagが日常生活における軽度の慢性的な睡眠不足の代替指標となり、認知機能に影響を与えることを調査し、SJLが認知機能への影響において最も説明力の高い要因であることを明らかにした。
Octopamine signaling regulates the intracellular pattern of the presynaptic active zone scaffold within Drosophila mushroom body neurons
Drosophilaのキノコ体において、Octopamineシグナルが軸索末端のBrpの分布を調節し、生理的ストレスに応じてこのパターンを再編成することを明らかにした。
Causal role of persistent neural activity in the mouse medial prefrontal cortex in promotion of wakefulness
長期的な覚醒がmPFCにおける神経発火の停止を引き起こすことを突き止め、mPFCの活性化が覚醒を促進し抑制が覚醒時間を減少させる因果関係を明らかにした。
PARIS/ZNF746 DNA-binding domain deficiency promotes adipose tissue hyperplasia and hepatic lipid accumulation
Znf746のDNA結合ドメインを欠損させたマウスを用いた解析により、PARISが脂肪組織の過形成抑制および肝臓での脂質合成制限という二重の役割を担うことを明らかにした。
Identification of the differential and synergic lipotoxic patterns of oleic acid, palmitic acid, and their mixture in 3D HepG2/C3A tissue using liver‐on‐chip technology
liver-on-chip技術を用いてHepG2/C3A細胞への脂肪酸曝露の影響を調査し、オレイン酸とパルミチン酸が異なるメカニズムで細胞の成長や機能不全に寄与することを明らかにした。
Computational modeling of the hepatocytes reveals new insights into alterations in drug metabolism, oxidative stress response, and glutathione detoxification in acetaminophen-induced hepatotoxicity associated with MASLD
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出典:OpenAlex(CC0)、CiNii Research・KAKEN(国立情報学研究所)、国会会議録検索システム(国立国会図書館)。データ取得 2026年11月3日。