2027年4月の統一地方選挙まで、約半年です。議員事務所が、AIエージェントとバイブコーディングで、短い期間と少ない費用で作れるものを5つ、優先順にまとめました。名古屋のシステム開発会社として、国会の会議録や住民相談のシステムを作ってきた経験からの提案です。
統一地方選挙とは、 都道府県と市区町村の首長・議員の選挙を、4年に1度、全国で同じ時期にまとめて行うものです。次は2027年4月です。
なぜ「短期間・低コスト」でできるのか
以前なら、議員事務所が自分たちのシステムを作るのは、費用も時間もかかりすぎました。いまは2つのことが変わりました。
- AIエージェントに作らせる(バイブコーディング)。 Claude Code や Codex のようなAIエージェントに、やりたいことを言葉で伝えて作らせます。仕様書を何週間もかけて書かなくても、動くものを見ながら直せます
- 部品がすでにある。 当社は、国会の会議録から議員の質問を集めるシステム、住民の困りごとを制度や窓口につなぐシステム、LINEの相談を記録するシステムなどを、それぞれ1本ずつ作って公開しています。ゼロから作らず、組み合わせて事務所に合わせます
1. 議会活動レポートの自動作成(いちばんおすすめ)
選挙の前に議員がいちばん困るのは、4年間の実績を短く見せることです。議会の会議録から、その議員の一般質問・執行部の答弁・その後の動きを集めて、チラシ・Webページ・短い動画にできる形に整えます。
- 土台: 国会の会議録で作った 国会トラッカー と 議員発言ログ(55,000円)の技術を、地方議会の会議録に向ける
- 注意: 地方議会の会議録は、議会ごとに検索の仕組みや利用条件が違うので、対象の議会ごとに確かめます
- 時期: 活動報告は、選挙が近づくほど配り方に気をつける必要があります。投票を頼まない「政治活動」として配れる年内〜年明けが勝負です
2. 住民相談窓口セット(すぐ出せる)
住民からの相談を受けて、制度や窓口を案内し、対応を記録します。「何件の相談に、どう対応したか」を数えられるので、1の実績にもつながります。
- Kurage LINE CRM(55,000円): LINEの相談を住民ごとに記録
- Kurage 制度ナビ(55,000円): 困りごとから使える制度・申請先・期限
- Kurage 通報先ナビ(55,000円): 困りごとから「どこに言えばいいか」
- Kurage 陳情ナビ(110,000円): 陳情の書き方と出し方
どれも出品済みなので、いちばん早く使い始められます。相談の記録は、寄附や後援会の管理とは分けておきます。
3. 選挙区データダッシュボード(地方版)
選挙区(市・区)の人口・年齢・世帯の分布、前回選挙の結果、投票所と期日前投票所の場所を、1画面で見られるようにします。
- 土台: 国会の小選挙区で作った 選挙区ダッシュボード を地方版に作り替える
- データ: 国勢調査の小地域データ、選挙管理委員会が公表している前回の結果、投票所の一覧
- 注意: 前回選挙の結果は PDF での公表が多く、読み取りに手間がかかります
4. SNS発信アシスト
地域の話題になっている投稿を見つけて、議会の会議録や公開データの事実を添えた返信や発信の案を作ります。当社が自社で毎日使っている「Xの返信候補」の仕組みを、議員事務所向けにしたものです。
- 事実は会議録と公開データに限り、AIの文案は必ず本人が確かめてから投稿する作りにします
- 選挙では、事実と違うことを発信すると大きな問題になります(公職選挙法には虚偽の事項の公表への罰則があります)
5. 政策Q&Aチャットと「AI分身」動画
議員の政策や公約の資料を根拠に、住民の質問に答えるチャットを置きます。根拠の範囲だけで答え、出典を示す作りです。東京都の「AIゆりこ」のように、本人の分身が話す動画も、声の合成と口の動きを合わせる技術で作れます。
- 土台: Kurage Light ChatBot(55,000円・月額なし)
- 注意: 分身の動画は、本人の同意、「AIで作った」ことの表示、なりすましへの対策が前提です
作らないほうがよいもの
- ポスター掲示場の地図: 需要はあります(「選挙ポスター掲示板」で月720回の検索)。ただ、すでにオープンソースで公開されているものがあり、作るより導入を手伝うほうが早いです
- 選挙のマッチング(ボートマッチ): 中立の団体がやるもので、議員事務所が出すと中立性を疑われます
公職選挙法の主な線
使い方を決めるときは、選挙管理委員会か専門家に確かめてください。
- 選挙運動ができるのは、告示日から投票日の前日までです。それより前は、投票を頼まない「政治活動」に限られます
- ウェブとSNSでの選挙運動は候補者にも認められています。電子メールでの選挙運動は候補者と政党に限られ、有料のネット広告は政党等に限られます
- 事実と違うことを発信しない。AIの文案は必ず人が確かめる
費用の目安と進め方
- 出品済みのシステムは、1本55,000円〜(税込)で、月額はかかりません
- 事務所に合わせた変更は、バイブカスタマイズ(110,000円・税込)。近いものが無い場合は、設計書から作るバイブプロトタイプ制作(330,000円・税込)
- 名古屋市内の事務所なら、月15時間・税別150,000円の AI-IT顧問契約 で、期間中に構築できる当社の販売商品は商品代金なしで構築します(キャンペーン・期限未定)
年内に1と2を始め、1〜3月に整えるのが、4月に間に合う進め方です。
よくある質問
統一地方選挙はいつですか?
次の統一地方選挙は2027年4月です。都道府県と市区町村の首長・議員の選挙を、4年に1度、全国で同じ時期にまとめて行います。
議員事務所がAIで準備できることは何ですか?
議会活動の実績のまとめ、住民相談の受付と記録、選挙区のデータの整理、SNSでの発信の下書き、政策についての住民の質問への回答などです。どれも、事実の根拠を決めて、AIはそれを整理・言い換えるだけにする作りが向いています。
バイブコーディングとは何ですか?
AIエージェントに、やりたいことを言葉で伝えてシステムを作らせる開発のやり方です。仕様書を長く書かずに、動くものを見ながら直していけるので、短い期間で始められます。
AIで作った発信は、公職選挙法で問題になりませんか?
AIで作ったこと自体ではなく、内容と時期と手段が問題になります。事実と違うことを発信しない、選挙運動の期間と手段の決まりを守る、AIの文案は必ず人が確かめる、の3つが前提です。具体的な使い方は、選挙管理委員会か専門家に確かめてください。
名古屋以外の議員事務所でも頼めますか?
頼めます。打ち合わせはZoomで行えます。AI-IT顧問契約は名古屋市内の事務所が対象です。
お問い合わせ
統一地方選挙に向けて、事務所で何から始めるのがよいかを一緒に決めます。
