地図・位置情報の活用(GIS)とは?
地図・位置情報の活用(GIS)とは、住所や位置のデータを地図で見られていないという状態を仕組みで解消することです。ゼロから作らなくても、同じ用途で世界中に使われているオープンソースがあります。当社はそれを土台に、日本語化と自社向けの変更を加えて導入します。月額のユーザー課金は発生しません。
地図・位置情報の活用(GIS)のオープンソース、まずどれを見ればよいですか?
22件すべてを比べる必要はありません。当社が実測した規模(GitHubスター)・日本語ロケールの有無・そのまま触れるデモがあるかの3点で、当てはまりの強い上位から6件を挙げます。名前がその分類の一般名詞のままのものと、1年以上更新が止まっているものは外しています。どれもソフト自体は無料なので、気になったものは自社サーバーに置いて試せます。
| 名前 | どんなものか | 選ぶ根拠(当社の実測) |
|---|---|---|
| StreetComplete | Android端末でOpenStreetMapの地図情報を編集できるアプリです。 | GitHubスター4,761/日本語ロケールは一部のみ(4ファイル)/ライセンスGPL-3.0/開発は現在も活発 |
| QGIS | 地理情報を扱うためのオープンソースなGISソフトウェアです。 | GitHubスター14,310/日本語ロケールは未調査/ライセンスGPL-2.0/開発は現在も活発 |
| Kurage 商圏分析 デモを触る | 住所を入れると、徒歩・車N分の到達圏に対して国勢調査500mメッシュの人口・年齢構成・世帯数と経済センサスの事業所数を1画面で出す商圏分析システムです。 | 日本語で開発・提供。/ライセンスMIT/開発は現在も活発/当社が日本語化したデモを公開中 |
| kepler.gl | 大規模なデータセットを分析するための強力なオープンソースの地理空間解析ツールです。 | GitHubスター11,994/日本語ロケールは未調査/ライセンスMIT/開発は現在も活発 |
| GeoServer | 地理空間データをWeb上で配信するためのオープンソースサーバーです。 | GitHubスター4,446/日本語ロケールは未調査/ライセンスGPL-2.0/開発は現在も活発 |
| PostGIS | PostgreSQLで地理空間データを扱うための拡張機能です。 | GitHubスター2,216/日本語ロケールは未調査/ライセンスGPL-2.0/開発は現在も活発 |
この並びは実測値による機械的な順位で、広告や紹介料による順位付けはしていません(2026年09月01日時点)。22件すべての一覧はこのページの下にあります。
有料のクラウドサービスと、オープンソースは何が違いますか?
違いは主に、費用のかかり方・データの置き場所・変更できる範囲の3つです。地図・位置情報の活用(GIS)を無料で始めたい場合、この表のどちらが自社に合うかを先に決めると迷わなくなります。
| 比べる点 | オープンソース(自社サーバー) | 有料のクラウドサービス |
|---|---|---|
| ソフトの費用 | 無料。ソースコードが公開されている | ユーザー数×月額。人が増えると増える |
| 実際にかかる費用 | サーバー代と、導入・日本語化・改造の費用 | 月額利用料(+初期費用) |
| データの置き場所 | 自社が決めたサーバー | 提供会社のサーバー |
| 画面・項目の変更 | ソースを直せる範囲すべて | 提供会社が用意した設定の範囲まで |
| 日本語 | 掲載22件のうち12件(55%)は日本語ロケールなし。日本語化が要る | 国内サービスなら最初から日本語 |
| サポート | 自社、または委託先が見る | 提供会社のサポート窓口 |
| やめるとき | データもソフトも手元に残る | 解約前にデータの持ち出しが要る |
当社は、この表の左側(オープンソースを自社サーバーに置く形)を選んだ会社に対して、日本語化・画面の変更・既存システムとの連携を行っています。右側のほうが向いていると判断した場合は、その旨をお伝えします。
この分類の実測データ
実測データとは、掲載している22件について当社がGitHubの公開情報から数えた内訳のことです。日本語対応は、配布用のビルド成果物を除いた日本語ロケールの実ファイル数で判定しています。
| 掲載件数 | 22件 |
|---|---|
| 日本語ロケールなし | 12件(55%)— 日本語化から着手します |
| 日本語ロケールあり | 2件 |
| GitHubスター中央値 | 264 |
| 多いライセンス | MIT(6件)、AGPL-3.0(5件)、GPL-2.0(4件) |
出所: 各リポジトリのGitHub公開情報を当社で集計(2026年09月01日時点)。ライセンスは導入前に必ず個別に確認します。
掲載している22件をすべて見る
この一覧とは、地図・位置情報の活用(GIS)という用途に当てはまるオープンソースを、当てはまりの強い順に並べたもののことです。名前をクリックすると、その土台で何をどう作るかの説明に移ります。
このうち1件は、当社が日本語化したものをデモサイトで公開しています。ログイン情報も出しているので、問い合わせなしでそのまま触れます。
| 名前 | できること | 日本語 | デモ |
|---|---|---|---|
| PostGIS | PostgreSQLで地理空間データを扱うための拡張機能です。 | 未調査 | — |
| QGIS | 地理情報を扱うためのオープンソースなGISソフトウェアです。 | 未調査 | — |
| StreetComplete | Android端末でOpenStreetMapの地図情報を編集できるアプリです。 | 日本語ファイルが一部のみ | — |
| GeoNotes | 地理情報を付与したノートを作成できるシンプルなアプリケーションです。 | 日本語ファイルなし | — |
| open-tacos | クライミングルートの情報を管理・公開するためのカタログシステムです。 | 日本語ファイルなし | — |
| geospatial | Odooと地理情報システム(GIS)を統合するアプリケーションです。 | 日本語ファイルなし | — |
| totalopenstation | トータルステーションから測量データをダウンロードおよびエクスポートするツールです。 | 日本語ファイルなし | — |
| Kurage 商圏分析 | 住所を入れると、徒歩・車N分の到達圏に対して国勢調査500mメッシュの人口・年齢構成・世帯数と経済センサスの事業所数を1画面で出す商圏分析システムです。 | 日本語で開発・提供。 | 触れる |
| GeoServer | 地理空間データをWeb上で配信するためのオープンソースサーバーです。 | 未調査 | — |
| kepler.gl | 大規模なデータセットを分析するための強力なオープンソースの地理空間解析ツールです。 | 未調査 | — |
| wq | モバイル調査や地理空間データの収集を支援するモジュール式フレームワークです。 | 日本語ファイルなし | — |
| stethoscope | 健康、位置情報、仕事などの個人および生活データを一元管理・可視化するツールです。 | 日本語ファイルなし | — |
| openplace | 地図を題材に、複数人でピクセルアートを楽しむためのオープンソースアプリです | 未調査 | — |
| HR-Management-and-Geo-Attendance-System | ジオフェンシングを利用した位置情報ベースの従業員勤怠管理システムです。 | 未調査 | — |
| mobile | スマートフォンでQGISプロジェクトを開き、オフラインでもベクトルデータを管理できるアプリです。 | 日本語ファイルなし | — |
| ekylibre | 農場管理を統合的に行うためのオープンソースの農場管理情報システムです。 | 日本語ファイルなし | — |
| yeswiki | PHPで構築された拡張機能の豊富なウィキシステムです。 | 日本語ファイルなし | — |
| inkplate10-weather-cal | Inkplate10を使用した電子ペーパーによるカレンダーと天気予報の表示アプリです。 | 未調査 | — |
| TW5-TiddlyMap | Wiki内でマップ描画やトピックの可視化を行うツールです。 | 日本語ファイルなし | — |
| NYM | 位置情報を表すジオハッシュやBluetoothメッシュを利用して、一時的かつ仮名でメッセージをやり取りできるAndroid向けチャットアプリです | 未調査 | — |
| OpenTagViewer | Android端末でAirTagやFindMyデバイスの場所を追跡するアプリケーションです。 | 日本語ファイルなし | — |
| smash | AndroidおよびiOS向けのデジタルフィールドマッピングアプリです。 | 日本語ファイルなし | — |
オープンソースで地図・位置情報の活用(GIS)をやるときの注意点は?
注意点とは、ソフトが無料であることと、導入して使い続けられることが別だという話です。当社が実際に構築して踏んだものを挙げます。
日本語が入っていないことが多い
掲載22件のうち12件(55%)は、GitHubの公開ファイルを数えた時点で日本語ロケールがありませんでした。管理画面が英語のままだと現場が使えないので、日本語化が最初の作業になります。
「実行ファイル1つ」でも周辺が要る
データベースやキャッシュを別に用意する必要があるものが多く、月数百円の共有レンタルサーバーでは動かない場合があります。どのサーバーが要るかは導入前に実測して判断します。
ライセンスは種類ごとに条件が違う
この分類で多いのはMIT(6件)、AGPL-3.0(5件)、GPL-2.0(4件)です。自社で使う分は自由でも、外部にサービスとして提供する場合に条件が付くものがあります。導入前に個別に確認します。
更新が止まっている製品がある
公開されていても開発が続いているとは限りません。当社はスター数と更新状況を見て、止まっている製品は土台に選びません。
どれを選べばよいですか?
選び方とは、機能の多さではなく、ライセンス・日本語対応・自社の業務との距離で絞ることです。一覧の「日本語」欄が「日本語ファイルなし」であれば、日本語化から着手します。当社は初日3時間の無料ヒアリングで現場を見てから、どれを土台にするかを提案します。土台選びだけを相談していただいても構いません。
地図・位置情報の活用(GIS)を、まず15時間で試す
名古屋市内なら、1日3時間×5日間の計15時間・税別15万円で試せます。初日3時間のヒアリングと提案は無料です。御社のPCと御社名義のAIエージェントで目の前で開発するので、作り方ごと社内に残ります。成果物とソースコードはお客様のものです。
AI導入お試し実験を見る 動くデモを先に見る(110,000円〜) 地図・位置情報の活用(GIS)について相談するデータ活用・分析の他のできること
関連するできることとは、同じ業務領域にあり、並べて検討されることが多いテーマのことです。地図・位置情報の活用(GIS)と一緒に手を付けると効果が出やすい範囲でもあります。
よくあるご質問
地図・位置情報の活用(GIS)のオープンソースは、無料で使えますか?
ソフト自体は無料です。掲載している22件はいずれもソースコードが公開されていて、ライセンスの条件を守れば費用をかけずに自社サーバーに置いて使えます。ユーザー数に応じた月額課金もありません。無料にならないのはサーバー代と、日本語化や自社向けの変更にかかる費用です。この2つを含めても、有料のクラウドサービスを人数分契約し続けるより安くなる場合があります。
有料のクラウドサービスと、どちらを選ぶべきですか?
人数が少なく、標準の機能でそのまま足りるなら有料のクラウドサービスのほうが手間がかかりません。オープンソースが向くのは、利用人数が多くて月額が積み上がる場合、自社の業務に合わせて画面や項目を変えたい場合、データを自社のサーバーに置きたい場合です。当社は初日3時間の無料ヒアリングで現場を見たうえで、クラウドのほうが向いていればその旨をお伝えします。
社内に技術者がいなくても導入できますか?
できます。オープンソースは置いただけでは使えず、サーバーの用意、日本語化、項目の設計、既存データの移行が必要です。その部分を当社が行います。導入後は自社で直せるように、ソースコードと手順をお渡しします。
地図・位置情報の活用(GIS)にオープンソースを使うと、何が違うのですか?
ゼロから作る場合と比べて、出来上がっている土台をそのまま使える分だけ短い期間で導入できます。ユーザー数に応じた月額課金も発生しません。当社が掲載している22件は、いずれも公開されているソースコードを自社サーバーに置いて動かせるものです。
日本語で使えますか?
掲載22件のうち12件(55%)は、GitHubの公開ファイルを数えた時点で日本語のロケールファイルがありませんでした。日本語で使う場合は日本語化から着手します。当社はこの作業を含めて導入します。
費用はどのくらいかかりますか?
名古屋市内であれば、1日3時間×5日間の計15時間・税別15万円のお試し導入があります。初日3時間のヒアリングと提案は無料で、進めるとお決めいただいた場合のみ費用が発生します。作るものが決まっている場合は税込110,000円からのプロトタイプ制作もあります。
どれを選べばよいかわからないのですが、相談だけでもよいですか?
構いません。初日3時間のヒアリングは無料です。現場のやり方を見せていただいたうえで、どれを土台にするか、そもそもオープンソースを使わないほうがよいかを含めて提案します。