「不登校」で探している人が知りたいこと
答え
不登校は、病気や経済的な理由以外の心理的・情緒的・身体的・社会的な要因で、学校に登校しない、または登校できない状態が続くことを指します。学校教育法に基づく義務教育の仕組みの中で、文部科学省が全体の方針を示し、実際の対応は在籍する学校と市区町村教育委員会が担います。義務教育の段階における普通教育に相当する教育の機会の確保等に関する法律(教育機会確保法)は、学校以外の場での学習も含めて、子ども一人ひとりに合った教育の機会を確保することを目的とした法律です。
子どもが学校に行きづらくなったとき、まず相談する窓口は在籍校の担任やスクールカウンセラーです。学校には心理の専門職であるスクールカウンセラーや、家庭・福祉と学校をつなぐスクールソーシャルワーカーが配置されていることが多く、文部科学省の事業として各地で活用が進められています。学校との話し合いがしづらい場合は、お住まいの市区町村の教育委員会にある教育相談窓口に直接連絡する方法もあります。誰に相談すればよいか分からないときは、まず学校に聞くか、教育委員会に電話するのが確実です。
学校に通うこと以外の学びの場として、教育委員会が設置する教育支援センター(適応指導教室)、文部科学省が認可する不登校特例校(学びの多様化学校)、民間が運営するフリースクールなどがあります。これらの施設での学習が、一定の条件のもとで在籍校の出席として扱われる場合もありますが、扱いは学校や自治体の判断によって異なります。利用を検討する際は、在籍校や教育委員会に、どの施設を利用すればどのような扱いになるかを事前に確認しておくことが大切です。
経済的な支援としては、小中学生がいる家庭向けの就学援助制度(学用品費や給食費などを補助する仕組みで、市区町村教育委員会が窓口)、高校生がいる家庭向けの高等学校等就学支援金制度(文部科学省の制度で授業料の支援にあたる)、大学等への進学を考える時期には日本学生支援機構(JASSO)の奨学金制度があります。不登校であること自体が利用の妨げになるとは限らないため、対象になるかどうかは各制度の窓口に確認するのが確実です。
どこに相談すればよいか分からないまま時間が過ぎると、学校とのつながりが薄れてしまうことがあります。まずはお住まいの市区町村の教育委員会や、学校のスクールカウンセラーに現状を伝え、利用できる制度や施設の案内を受けることから始めるとよいでしょう。市区町村によって教育支援センターやフリースクール利用への補助の有無、相談体制は異なるため、具体的な内容は必ずお住まいの市区町村で確認してください。
制度の金額・期限・要件は自治体や国の公式ページで確認してください。このページは政党・議員事務所が住民の問いにどう応えるかを整理したもので、特定の政党・候補者を支持・批判するものではありません。
学校を休んでいる間の手続きと出席の扱い
長期間学校に行かない場合でも、学籍は在籍校に残ります。教育支援センターや一定の条件を満たす民間施設での学習が、校長の判断により出席扱いとされることがありますが、認められる条件は学校や自治体によって異なります。利用を考えている施設がある場合は、通い始める前に在籍校へ相談し、出席の扱いについて確認しておくと、後から学校生活や進学の場面で困ることが少なくなります。
経済的な支援を受けるための確認先
就学援助制度や高等学校等就学支援金制度は、世帯の状況によって対象や支援の内容が決まります。所得の基準や支援額は年度によって見直されるため、最新の内容はお住まいの市区町村の教育委員会(就学援助)や、在籍する高校または文部科学省(就学支援金)に確認してください。大学等への進学を考える場合は、日本学生支援機構(JASSO)の窓口で奨学金の制度内容を確認できます。
自治体によって異なる点
教育支援センターの設置状況や利用できる時間、フリースクールへの通所費補助の有無、教育相談の受付方法などは、市区町村ごとに体制が異なります。近隣の自治体と比べて差があると感じることもありますが、まずはお住まいの市区町村の教育委員会のホームページや窓口で、利用できる施設や相談先の一覧を確認するのが近道です。
この課題は国会でどう議論されたか(国会トラッカー)
国会会議録から、だれが質問し、政府が何と答えたかを日付つきで並べています。
政党・議員事務所ができること(3ステップ)
相談窓口の情報を整理して住民に伝える
学校・教育委員会・こども家庭センターなど、相談先が複数にまたがり分かりにくいという声があります。お住まいの地域にある窓口とその役割を一覧にして案内できると、相談の最初の一歩を支える助けになります。
教育支援センターやフリースクールの利用実態を把握する
地域の教育支援センターの受け入れ状況や、フリースクールへの補助制度の有無は自治体ごとに差があります。住民からの相談を通じて実態を把握し、地域の教育委員会との情報共有につなげることができます。
経済的支援制度の周知を広げる
就学援助や高等学校等就学支援金、奨学金制度は知らずに利用していない家庭もあります。不登校を経験している家庭にも使える制度があることを、相談対応の中で具体的に案内できます。
この課題で使える、事務所に置ける道具
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不登校とはどのくらい休んだら言うのですか。
病気や経済的な理由以外の要因で、学校に登校しない、または登校できない状態が続くことを指します。具体的な期間の考え方は文部科学省の調査上の定義によるため、詳しくはお住まいの市区町村の教育委員会や学校に確認してください。
学校に行かなくても卒業や進学はできますか。
在籍校に籍を置いたまま、教育支援センターなどでの学習が出席として扱われる場合があり、卒業資格に影響しないよう対応されることがあります。扱いは学校や自治体の判断によるため、在籍校に早めに相談することをおすすめします。
フリースクールの費用に補助はありますか。
民間のフリースクールは法律上の学校ではないため、全国一律の補助制度はありません。市区町村によって通所費などへの補助を行っている場合があるため、お住まいの市区町村の教育委員会に確認してください。
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