OpenDolphinとは?
OpenDolphinとは、診療所向けの日本製オープンソース電子カルテ。ORCA(日レセ)と接続して保険請求を行う構成。本家の最終版は2018年で、いまは個人のフォークが保守しています。医療・介護の記録管理の用途に使えるオープンソースで、ソースコードが公開されているため自社のサーバーに置いて動かせます。ソフト自体の費用はかかりません。
主な開発言語はJava、GitHubスターは61です(当社がGitHubの公開情報から確認した値、2026年10月01日時点)。
OpenDolphinの日本語対応は当社が実際に立てて確かめました。日本製で、画面も用語も日本語です。
医療・介護の記録管理とは?
医療・介護の記録管理とは、診療や介護の記録が紙のままという状態を、仕組みで解消することです。OpenDolphinは、この用途に使えるオープンソースのひとつです。
- 診療所の電子カルテ(記載・処方・病名・検査結果)
- ORCA(日レセ)と接続して保険請求まで行う
- カルテのデータを自院のサーバーで持つ
OpenDolphinを使うと何が変わるのか
OpenDolphinは、国内の診療所で使われてきた日本製のオープンソース電子カルテです。医師が使うクライアント(Java)と、院内に置くサーバー(Java EE)でできていて、保険請求のレセプトは日本医師会のORCA(日医標準レセプトソフト)と接続して行います。本家(dolphin-dev/OpenDolphin)の最終版は2018年の2.7.1で、リポジトリの更新は2023年4月が最後です。いま手が入っているのは個人が保守しているフォーク(OpenDolphin-2.7m など)です。厚生労働省が進める電子カルテの標準仕様と認証制度(2027年4月から認証製品の提供を目指す)の対象はクラウド型の製品で、自院のサーバーに置くOpenDolphinは想定されていません。安全管理ガイドラインへの対応や停止時の備えも、導入する医療機関側で用意する必要があります。
すでに世界で使われている完成品を土台にするので、同じものをゼロから作るより短い期間で済みます。当社は、この土台に対して日本語化、画面や項目の変更、権限、帳票、既存システムとの連携を加えて、御社の業務に合う状態にします。
OpenDolphinの日本語対応(実測)
OpenDolphinの日本語対応は当社が実際に立てて確かめました。日本製で、画面も用語も日本語です。
| ライセンス | GPL-3.0 |
|---|---|
| 主な言語 | Java |
| GitHubスター | 61 |
| 日本語ロケール | 日本製で、画面も用語も日本語です。 |
GitHubの公開ファイル一覧から日本語ロケールの実ファイルを数えた結果です。配布用のビルド成果物は除いています。技術的な詳細はOpenDolphinのOSS情報にまとめています。
進め方は?
進め方とは、現場を見て対象を決め、動くものを見ていただきながら作り、御社の環境へ導入するまでの流れのことです。書類で仕様を固めてから作る進め方はしません。
1日目(無料)
現場に伺い、いまのやり方を見せていただきます。医療・介護の記録管理のどこから手を付けるかを決めます。
2〜4日目
OpenDolphinを土台に、御社のPCで目の前で開発します。動くものを見ながらその場で直します。
5日目
御社の環境へ導入し、ソースコードと開発ノウハウをお渡しします。以後は自社で改造できます。
その後
追加の作り込みが必要なら、範囲を決めてあらためてお見積もりします。延長を前提にした進め方はしません。
この方法が向かないのは?
向かないのは、基幹システムの全面刷新や、複数部門にまたがる大規模な仕組みのことです。15時間という枠では作り切れません。また、決まった手順を正確に繰り返すだけの処理は、AIを使わないほうが速く確実です。当社ではその部分は普通のプログラムとして作ります。
医療・介護の記録管理を、まず15時間で試す
名古屋市内なら、1日3時間×5日間の計15時間・税別15万円で試せます。初日3時間のヒアリングと提案は無料です。御社のPCと御社名義のAIエージェントで目の前で開発するので、作り方ごと社内に残ります。成果物とソースコードはお客様のものです。
AI導入お試し実験を見る 動くデモを先に見る(110,000円〜) OpenDolphinについて相談する医療・介護の記録管理に使える他のオープンソース
同じ用途に使える土台は他にもあります。ライセンス、日本語対応、規模を比べて選べます。
| 名前 | できること | 日本語 | デモ |
|---|---|---|---|
| OpenEMR | 世界で広く使われているオープンソースの電子カルテ(GPL-3.0)。予約・カルテ・請求を扱いますが、日本の保険診療のレセプトには対応していません。 | 多言語対応。日本語翻訳は部分的。 | — |
| OpenVPM | 動物病院の電子カルテ・予約・会計・在庫をまとめたオープンソース(AGPLv3)。日本語版で円・消費税10%・和暦に対応し、紙カルテは表計算のCSVで移行できます。 | 本家は英語のみ。当社の日本語版(非公式フォーク katsushi2441/openvpm-jp)で画面約3,800語を日本語化済み。 | — |
| edoc-doctor-appointment-system | 医療機関向けの予約管理システムです。 | 日本語ファイルなし | — |
| Project-Imaging-X | 医療画像の基盤モデル開発に向けて、1,000件を超えるオープンアクセスデータセットを整理した調査プロジェクトです | 日本語ファイルなし | — |
| ottehr | モジュール式で構築可能な、本番環境対応のオープンソース電子健康記録(EHR)システムです。 | 日本語ファイルなし | — |