株式会社エクスブリッジ
GMOインターネットの評判。好んで選んだ覚えがないのに、気づけば「GMOのユーザー」になっていた理由

GMOインターネットの評判。好んで選んだ覚えがないのに、気づけば「GMOのユーザー」になっていた理由

2026年11月02日約8分で読めますGMOインターネット 評判

GMOのサービスを好んで選んだことはないのに、使っていたサービスが買収されて気づけばGMOのユーザーになっていた。お名前.com・ConoHa など自前で始めたものと、決済・レンタルサーバー・電子証明書など買収やグループ入りで「GMO」の名前になったものを分け、この成長の仕方が利用者の信頼にどう効くかを考えました。

GMOインターネットのサービスの特徴や評判は?

GMOのサービスは買収やグループ入りによって名前を統一したものが多く、利用者が選んだのではなく「気づいたらGMOになっていた」という状況が多いのが特徴です。自前で開発し評価を得ているのはConoHaなどが挙げられます。

名古屋でAIシステムの開発をしている小嶋です。

GMOインターネットの「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスを追いかけていて、ふと思いました。自分は、GMOのサービスを好んで使おうと思ったことが一度もない。

それでも、いまの私は GMO のサービスの利用者です。もともと使っていたサービスが GMO に買収され、あとから「GMO◯◯」という名前になった。その結果として GMO のユーザーになっているだけです。

これは私だけの話なのか。GMO が作って、利用者に選ばれて評価されているサービスはどれなのか。公開されている沿革を見ながら整理しました。

GMO が自分で始めたサービス

GMO(お名前.com を始めた1999年当時の社名はインターキュー、のちにグローバルメディアオンライン)が自分で始めた、名の通ったサービスは多くありません。

買収やグループ入りで「GMO」の名前になったサービス

一方で、GMO の名前が付いた主なサービスの多くは、もとは別の会社が作ったものです。

整理すると、「GMO◯◯」の多くは、すでにその分野で利用者を持っていたサービスを買い、名前をそろえたものです。利用者の側から見れば、選んだのではなく「気づいたら GMO になっていた」という感覚になるのは、自然なことだと思います。

No.1 を買って名前をそろえる、という成長の仕方

GMO は、各分野で「No.1」のサービスを持つことを重んじてきた会社です。そのための主な手段が、買収とグループ入り、そして名前の統一でした。会社を大きくするやり方としては合理的です。利用者の多いサービスを買えば、その利用者ごと手に入るからです。

ただ、この成長の仕方には、利用者の信頼の面で弱いところがあると私は考えています。

  1. 信頼は借りもの: 利用者が信頼していたのは、もとのサービスと、それを作った人たちです。名前が「GMO◯◯」に変わっても、利用者が GMO を選び直したわけではありません。
  2. 名前をそろえると、ひとつの事件が全部に響く: 「お名前.com デスクトップクラウド」の件で GMO の名前に傷がつけば、ほかの「GMO◯◯」を使っている人も不安になります。どのサービスが、どの会社の、どの仕組みで動いているのかが、名前からは見分けにくいからです。
  3. 選ばれる経験が積み上がらない: 買った利用者は、選んだ利用者ほど離れにくいとは限りません。不満があっても、乗り換えが面倒だから残っているだけ、という人も多いはずです。

自前で作って選ばれるところまで育ったのが ConoHa くらいだ、という見方が当たっているなら、GMO の強さは「作る力」より「買って束ねる力」にある、ということになります。

利用者として、中小企業として

利用者の側でできることは、名前ではなく「実際にどの会社が、どの仕組みで運営しているか」を見ることだと思います。同じ「GMO」の名前でも、もとの会社や運営の体制はサービスごとに違います。何か起きたときに、自分の使っているサービスが関係するのかを、自分で確かめられるようにしておくことです。

そして、私たちのような小さな会社にとっての教訓は、逆の側にあります。私たちには、利用者ごと会社を買う力はありません。だからこそ、利用者に選んでもらえるものを作るしかない。デモを触ってもらい、納得してから使ってもらう。遠回りに見えますが、借りものではない信頼は、そこからしか積み上がらないと考えています。

この記事は、公開されている沿革(各社の有価証券報告書や発表)をもとにした私の見立てです。満足度の調査のような、裏付けのある順位ではありません。

これまでに書いた GMO の不正アクセスの記事

よくある質問

GMO が自分で作ったサービスには、どんなものがありますか?

代表的なのは、ドメイン登録の「お名前.com」(1999年開始)と、VPS・レンタルサーバーの「ConoHa」(2013年開始)です。ConoHa は速さと料金で、開発者からの評価が比較的高いサービスです。

GMOペイメントゲートウェイやロリポップは、GMO が作ったサービスですか?

いいえ、もとは別の会社のサービスです。GMOペイメントゲートウェイは1995年設立の別会社が2004年に GMO の傘下に入ったもの、ロリポップ! は2001年に別の会社が始め、運営会社が2004年に GMO の子会社になったものです。

同じ「GMO」の名前なら、仕組みや体制も同じですか?

同じとは限りません。名前はそろえられていますが、もとの会社や運営の体制はサービスごとに違います。何か起きたときは、自分の使っているサービスの運営会社と、発表の対象を確かめるのが確実です。

前後の記事

読んで、自分でやるか任せるか

記事のとおりに進めて詰まったら、そこから先は任せてください。名古屋の会社です。概算見積は無料です。

開発会社・IT販売の方へ

この記事に出てくるシステムは、御社の案件で売ったり、御社の製品に組み込んだりできます。ソースコードは MIT ライセンスで、御社のブランドでの販売もできます。販売手数料は、バイブプロトタイプ制作・バイブOSSで1件9万円(税別)、App Store の製品は本体価格の10%です。登録無料・ノルマなし。

Kurage.AIKurage.AI に相談AIが何でも答えます