support@に届くメールを個人メールとExcel台帳で回すのは、担当者が休んだ日に破綻します。メールを自動でチケットにするヘルプデスクを、月数百円のレンタルサーバーで動かす方法を、実際に構築した立場から解説します。
問い合わせ管理システムはこれを「メールが自動でチケットになる」ことで解決します。転記という工程自体がなくなるのが本質です。
「無料のOSSはVPSやDockerが要るんでしょう?」——いいえ。当社が実際に、月数百円クラスの共有レンタルサーバー(PHP 8.3・MySQL)にFreeScout 1.8.236を構築し、次を実測で確認しました。
| 日本語UI | ログイン画面から管理画面・チケット画面まで日本語。設定は.envに1行 |
|---|---|
| メール受信 | 実在のメールボックス(IMAP)から受信→自動でチケット化→一覧表示まで確認 |
| かかる費用 | サーバー代のみ。ソフトは無料・人数課金なし |
| ただし | 公式手順(VPS前提)に無い罠が10か所。Webインストーラーが動かない、画面が真っ白の500、CSSだけ403で崩れる——など。全部踏んで回避策を確立しました |
| 自分でやる(無料) | FreeScoutはGitHubから無料で入手できます。VPSに慣れたエンジニアがいるなら公式手順でどうぞ |
|---|---|
| 導入キット(税込5,500円) | FreeScout 日本語導入キット(共有レンタルサーバー編) — 当社の実測記録から起こした構築手順書(落とし穴10個の回避込み)+サーバー要件チェックツール+403修正スクリプト+Claude Code等のAIに設置を任せるための指示書。メール質問3か月つき |
| 構築ごと任せる(税込110,000円〜) | バイブOSSカスタマイズ — サーバー選定から設置・メールボックス設定・運用設計まで当社が代行します |
より高機能なOSSヘルプデスクとの比較はZendesk代替の解説ページ(Frappe Helpdesk日本語化の話)もどうぞ。チャットボットで問い合わせ自体を減らす選択肢はKurage Light ChatBotにまとめています。
FreeScout本体は無料(AGPL-3.0)です。かかるのはレンタルサーバー代(月数百円〜)と、受信用メールアドレスの用意だけ。当社の導入キット(5,500円)は手順書とツールの対価で、無くても構築自体は可能です。
ユーザー数無制限です。人数課金がないのがSaaSとの一番の違いです。
使えます。support@等の既存アドレスのIMAP/SMTP情報を登録すると、そのアドレス宛のメールがチケットになります。メールアドレスの変更や移行は不要です。
ブラウザ対応でスマホからも返信できます。公式のモバイルアプリもあります。
最終更新: 2026年8月26日。筆者: 株式会社エクスブリッジ(名古屋のAIシステム開発会社)。FreeScoutを実際に共有レンタルサーバーへ構築し、導入キットとして販売している立場から実測に基づいて書いています。