Valhallaとは?
Valhallaとは、OpenStreetMap用の経路探索エンジン。到達圏(isochrone)APIで「徒歩10分圏」を道路網ベースで描けるため、商圏分析の到達圏計算に使えます。商圏分析・エリアマーケティングの用途に使えるオープンソースで、ソースコードが公開されているため自社のサーバーに置いて動かせます。ソフト自体の費用はかかりません。
GitHubでの公開は2016年1月、主な開発言語はC++、GitHubスターは6,159、最終更新は2026年9月です(当社がGitHubの公開情報から確認した値、2026年09月05日時点)。
Valhallaには日本語のファイルがありません。日本語化から始める必要があります。
商圏分析・エリアマーケティングとは?
商圏分析・エリアマーケティングとは、出店や営業エリアを勘で決めているという状態を、仕組みで解消することです。Valhallaは、この用途に使えるオープンソースのひとつです。
- 商圏分析の到達圏(徒歩・車N分圏)計算
- 配送・訪問経路の最適化
- 地図サービスの経路検索
Valhallaを使うと何が変わるのか
Valhalla(MIT)は経路探索・行列・到達圏(isochrone)のAPIを持つC++製のルーティングエンジンです。商圏分析では、店舗を中心に徒歩・車N分で到達できる範囲を円ではなく道路網で求める用途に使えます。Kurage 商圏分析は到達圏の計算にValhallaを採用し、当社のサーバーで日本全国の道路網を動かしています(2026年9月時点・GitHubスター約6,100)。
すでに世界で使われている完成品を土台にするので、同じものをゼロから作るより短い期間で済みます。当社は、この土台に対して日本語化、画面や項目の変更、権限、帳票、既存システムとの連携を加えて、御社の業務に合う状態にします。
Valhallaの日本語対応(実測)
Valhallaには日本語のファイルがありません。日本語化から始める必要があります。
| ライセンス | MIT |
|---|---|
| 主な言語 | C++ |
| GitHubスター | 6,159 |
| 日本語ロケール | 日本語ファイルなし |
| 公開開始 | 2016年1月 |
| 最終更新 | 2026年9月 |
GitHubの公開ファイル一覧から日本語ロケールの実ファイルを数えた結果です。配布用のビルド成果物は除いています。技術的な詳細はValhallaのOSS情報にまとめています。
進め方は?
進め方とは、現場を見て対象を決め、動くものを見ていただきながら作り、御社の環境へ導入するまでの流れのことです。書類で仕様を固めてから作る進め方はしません。
1日目(無料)
現場に伺い、いまのやり方を見せていただきます。商圏分析・エリアマーケティングのどこから手を付けるかを決めます。
2〜4日目
Valhallaを土台に、御社のPCで目の前で開発します。動くものを見ながらその場で直します。
5日目
御社の環境へ導入し、ソースコードと開発ノウハウをお渡しします。以後は自社で改造できます。
その後
追加の作り込みが必要なら、範囲を決めてあらためてお見積もりします。延長を前提にした進め方はしません。
この方法が向かないのは?
向かないのは、基幹システムの全面刷新や、複数部門にまたがる大規模な仕組みのことです。15時間という枠では作り切れません。また、決まった手順を正確に繰り返すだけの処理は、AIを使わないほうが速く確実です。当社ではその部分は普通のプログラムとして作ります。
商圏分析・エリアマーケティングを、まず15時間で試す
名古屋市内なら、1日3時間×5日間の計15時間・税別15万円で試せます。初日3時間のヒアリングと提案は無料です。御社のPCと御社名義のAIエージェントで目の前で開発するので、作り方ごと社内に残ります。成果物とソースコードはお客様のものです。
AI導入お試し実験を見る 動くデモを先に見る(110,000円〜) Valhallaについて相談する商圏分析・エリアマーケティングに使える他のオープンソース
同じ用途に使える土台は他にもあります。ライセンス、日本語対応、規模を比べて選べます。
| 名前 | できること | 日本語 | デモ |
|---|---|---|---|
| Kurage 商圏分析 | 住所を入れると、徒歩・車N分の到達圏に対して国勢調査500mメッシュの人口・年齢構成・世帯数と経済センサスの事業所数を1画面で出す商圏分析システムです。 | 日本語で開発・提供。 | 触れる |
| QGIS | 地図上で人口メッシュや到達圏を重ねて商圏分析ができる、デスクトップ型のオープンソースGISです。無料で、日本語UIが公式に含まれます。 | 日本語ファイルが一部のみ | — |
| PostGIS | PostgreSQLで地理空間データを扱う拡張。商圏ポリゴンと人口メッシュの交差面積で按分する、商圏分析の計算基盤に使えます。 | 日本語ファイルあり | — |
| H3 | 地球を六角形のグリッドに分けて位置を索引する仕組み。人口や売上を六角形単位で集計・比較でき、商圏分析やエリアマーケティングの単位に使えます。 | 日本語ファイルなし | — |
| openrouteservice | OpenStreetMapの道路網で経路・到達圏(isochrones)を計算できるルートプランニングAPI。商圏分析の「徒歩10分圏」を円ではなく道路網で描けます。 | 日本語ファイルなし | — |